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2009年 09月
講演のお知らせ・10月31日 [2009-09-28 00:22 by type_director]
ユニホームの背番号 [2009-09-24 07:58 by type_director]
スクリプト体の小文字 t [2009-09-23 06:26 by type_director]
ブリングハーストさん [2009-09-19 11:16 by type_director]
パングラム [2009-09-19 11:06 by type_director]
欧文フォント・ワークショップ開きます! [2009-09-16 09:50 by type_director]
小文字の w の形 [2009-09-16 02:53 by type_director]
ドイツの書き文字 [2009-09-13 20:26 by type_director]
碑文の体験ワークショップ [2009-09-07 21:20 by type_director]
ハイフンとダーシ おまけ [2009-09-01 21:53 by type_director]
講演のお知らせ・10月31日
10月31日(土)に、出版 UD 研究会さんのお招きにより講演を行います。場所は東京神田神保町の専修大学です。

タイトルは「欧文書体の選び方・使い方」。フルティガーさんとの Neue Frutiger (ノイエ・フルティガー)共同制作のことも話す予定です。

お申し込み先などは 出版 UD 研究会ブログに載っています。定員100名ですから、お申し込みはお早めに。


(10月1日追記:定員に達したので、今後の申込みはキャンセル待ちとなります。ご了承ください)
# by type_director | 2009-09-28 00:22 | Comments(0)
ユニホームの背番号
ちょっと前の話題になっちゃいますが、読者の Chiyo さんから連絡をもらいました。『週刊ベースボール』2009.9.21 第42号で、ユニホームの背番号について書かれていた記事がすっごく面白い! もう2週間前の号なので、興味のある方は図書館とかで探してみてください。

この背番号の Optima はちょっとアレンジしてあるみたいですけど、ライターの人が Optima のことをちゃんと調べて書いているのが良くわかって感心しました。ライターさん尊敬しちゃった。他の記事はまだ読んでませんが、今度日本に行ったときにでも見てみようと思います。デザイン誌でないのに、こういうデザインについての良質な記事を週間ペースで書いているのは大変なことですよね。
# by type_director | 2009-09-24 07:58 | Comments(0)
スクリプト体の小文字 t
読者の fukamidori さんから、 Hogarth Script (ホガース・スクリプト)の小文字 tについて質問がありました。
質問の内容は「てっきり語末に使う形だと思ってました。活字書体で語末用に用意してあるのを見たことがあったので。(中略)そんなふうに断定することの方が間違ってたでしょうか?」というものです。

『The Universal Penman』にも、小文字tがいろいろな形で使われていて、fukamidori さんが疑問に思った形のtは主に手紙の本文に、単語の途中であっても使われることが多いような印象です。これを書いたのは Bickham。見出しの文章では普通のtが多い気がする。行末の the なんか分かりやすい。


ちなみに、同じ『The Universal Penman』から、Champion の書いた字。ここでも小文字 tはこんな形。こういう書き方もあった、ということですね。

ちなみに、下から2行目、 Literature の r を見てください。私の知っているこれに近い形の rの使い方は、o などの右に来るときだけだと思ってましたが、こんなふうに使ってある。現代の人の感覚からすれば読みやすくはない。他のページには、このスクリプト体で文章全部を大文字で書いたのもあるから、どちらかというと実用面を少し犠牲にして「いろんな書き方でやってみますよ」みたいなショウケース的意味合いがあったんじゃないかとも思います。

ここで私用した図版のうち二番目と三番目は、George Bickham (Dover Publications Edition), 『The Universal Penman』から引用しました。
# by type_director | 2009-09-23 06:26 | Comments(0)
ブリングハーストさん
昨日、『The Elements of Typographic Style』の著者で、私がとても尊敬しているロバート・ブリングハーストさんと話しました。この本は私もよく参考にします。こないだ紹介した『The Oxford Guide to Style』と同様、いつも手元に置いている本です。Oxford は組版ルールの本、ブリングハーストさんのはタイポグラフィの基本的な考え方と書体についての話がぎっしり詰まった本です。
よく出し入れするせいでちょっと表紙がすれてますが。実際はこれが2冊目です。最初ペーパーバック版を買ったんですが、そっちの方は何度も読むうちに表紙の紙がボロボロになってしまったので買い換えたんです。

本にサインしてもらった!! 「サインしてもらったのをブログに載っけても良いですか?」って言ったら喜んで了解してくれました。レストランで食事しながら、記号類などのことをいろいろ質問してしまいましたが、世間話よりもそういう質問を喜んでいるようでした。


ブリングハーストさんは私に会う前に私の書体 Conrad (コンラッド)に会ってます。ニューヨークTDCの2001年書体コンテストの審査員の一人として Conrad についてのコメントもTDC年鑑に書いてくれた。そういう話も昨日しました。

2001年のニューヨークTDC優秀書体審査についての記事です。
ニューヨークTDCが選んだ2001年の優秀書体
審査委員長のベリーさんによる審査結果のレポート
# by type_director | 2009-09-19 11:16 | Comments(1)
パングラム
ちょっと調べることがあってパングラムのサイトを検索しました。パングラムというのは言葉遊びの一種で、すべての文字を使ってつくった文章のこと。「いろはうた」みたいなもんです。同じ文字の重複が少ないほど難しいわけで、つまりラテンアルファベットなら文字数26でおさまるのが最短のパングラムです。

私がときどき調べ物に使う本『Questions of English』(*)では、ギネスブックにも載ったという最短の例が紹介されています。
Mr Jock, T.V. quiz PhD, bags few lynx.

書他メーカーのカタログなどでは、よくパングラムが使われます。その書体の文字がどんなデザインになっているのか、多くの文字を効率よく見せたい場合に便利なんですよ。しかも文章を組んだときにどう見えるかがわかる。ABC だと文章のイメージがつかみにくい。

おなじみなのは
The quick brown fox jumps over a lazy dog.
つぎによく見るのが
Pack my box with five dozen liquor jugs.
ドイツ語圏だと
Zwölf Boxkämpfer jagen Viktor quer über den großen Sylter Deich.

去年、会社の同僚から「アキラがパングラムになってるぞ!」と教えてもらったのを思い出した。 このサイト の#19を見てください。これを運営しているのは、毎回 TypeCon で会うクレイグさんです。

ちなみに、「いろはうた」は今うちの長男(中1)が日本人学校で宿題に出されています。けさも暗記してた。

*(complied and edited by) Jeremy Marshall and Fred McDonald, Oxford University Press, 『Questions of English』
# by type_director | 2009-09-19 11:06 | Comments(2)
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