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カテゴリ:書体が特定の国の雰囲気?( 13 )
ディズニーランドのロゴもブラックレター風
先月、日本でおこなった講演の中で、印象に残った質問がありました。質問には写真が添えてあって、その写真ではイタリアの食材店の外壁にブラックレターで店の名前が書かれていました。いただいたご質問は、ブラックレターはドイツやイギリスの印象が強いのになんでイタリアに使うのか、といった内容でした。

講演の前にいただいていた質問なので、こちらにも画像を準備する時間があり、この写真をお見せしました。そして、信頼感・安定感のイメージを出したい新聞とかではブラックレターがいまだに使われてます、とお答えしました。ここにはアメリカの新聞も、ドイツのもオランダのもフランスのもあります。だから「ドイツのイメージ」とか関係ないわけです。
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書体の文字の形から一般の人が感じ取るのは、まず「時代を感じさせる」とか「近代的」みたいな、どの時代を表現するかみたいなほうが多いんじゃないでしょうか。たとえばブラックレターだったら「歴史がある」「古き良き時代の」という表現だったりもするわけで、そこから、信頼感・安定感につながったり、漠然と「古き良きヨーロッパの伝統」だったりすることもあるわけです。

そこで、講演のときは「ディズニーランドのロゴもどちらかというとブラックレター風です」ともいいました。その時はこのアメリカでもらってきたディズニーランドのパンフレットの写真が間に合わなかったのですが、ドイツに戻ってきて探したら、パンフレットあった! 調べたら、アメリカのディズニーランドはいまも同じロゴを使っているみたいです。
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ここでは、ブラックレター風ロゴが、おとぎ話に出てくるような「ちょっと昔のヨーロッパが舞台」的な演出に一役買っていると思います。ディズニーランドのシンボル的なあのシンデレラ城だってそんな雰囲気だし、シンデレラのお話に出てくるドレスだって舞踏会だって、町並みだってそう。移動の手段だって馬車とかだし。そんな設定に合うのがブラックレター風ロゴ、ぜんぜんアリです。

上の写真の左上の新聞なんか、ディズニーランドと雰囲気がちょっと近いです。

これはドイツのグラフィック雑誌に載っていた、活字のブラックレター書体。もちろんぜんぜん別の書体ですが、縦画が直線でなく少し丸みを帯びて優しい感じです。これもディズニーランドと近いなと思った。
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by type_director | 2016-03-05 17:53 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(0)
ドイツの歴史上の人物切手
先週、ネットで古本を購入しました。そのときに送られてきた封筒に貼ってあった切手です。ドイツの歴史上の重要な人物らしいです。左のほうは Bodoni で、右のは Garamond で組まれています。
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日本の人から今でもときどき尋ねられるのは、「国を象徴する書体があるって本当ですか?」「イタリアに関係するものは Bodoni、フランスに関係するものには Garamond で組むのが常識ですよね?」みたいなことです。それは、単なる都市伝説です。この切手でわかるとおり、何の問題もありません。

このブログの最初の方の記事には、「書体は特定の国の雰囲気を持ってるの?」シリーズがありました。それも参考にしてみてください。

「問題を起こしてしまう書体選び」の話は、人の注意を引きつけるので伝わりやすい。実際は、たいていの書体はどの国で使っても問題ないんです。独特のクセのある筆記体とかは、読み慣れていないと C か T かわかりづらい、みたいなのはありますけどね。

でも、「どの国で使っても全然問題ないよ」という話にはセンセーショナルな要素がないので、広まりやすいのは都市伝説の方になっちゃうんですよね。

フツーに使われている例をここで見て、やっぱり使って大丈夫ってことが伝わればいいかなと。

「Futura という書体にはナチスのイメージがまとわりついている」なんて都市伝説もありました。それについては、専用のブログ「ここにも Futura」をつくっています。

このブログが始まったのは2009年の3月6日ですから、今日でちょうどまる3年です!
by type_director | 2012-03-05 01:08 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(8)
Stempel Garamond (2)
Stempel Garamond は、1920年代にドイツの活字会社 Stempel が出して、活字の時代からけっこう評判が良くて、いまでもドイツでほとんど毎日見かける。

これは、私が持っている、活字時代の Stempel Garamond 見本帳。

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11月前半に出張で行っていた日本では、いろんなところでフォントの話をしてきました。参加者の話を聞くと、まだまだ「Garamond はフランスの国家的書体だから他の国で使うととんでもないことになる」みたいな都市伝説に振り回されている人がいるようで、そのたんびに、全然違うよって説明してきます。このブログでも時々言っとかないとダメかな。

国によって使うべき書体がキッパリ分かれるなんて思っている人は、実際にヨーロッパに来て、ヨーロッパの国々が陸続きだって実感することをオススメします。ドイツの真ん中から車で何時間か走れば、フランスとかベルギーとかオランダとか、接しているほとんどの国に入ってしまいます。

家族でよく行くフランスなんかは、国境を越えてもしばらく町並みとか木組みの家の造りとかがドイツのそれと大して変わらないし、たいていの店でドイツ語が普通に通じます。だいたい、国境だって20世紀半ばまでと今と違うし。

そういう「陸続き」感がわかっている人ならば、また、ドイツの活字会社 Stempel が質の良い Garamond を出していた、別のドイツの活字会社 Bauer が見事な Bodoni を出していた、ってことも知っている人ならば、「どこそこの国家的書体」なんていう作り話は信じられないはずです。
by type_director | 2011-12-01 18:05 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(5)
1956年製シトロエンのカタログに使われたフォントは
Wolfsburg の自動車博物館で、車とそのカタログを同時に展示しているのがありました。

シトロエン。1956年製と書いてあります。
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カタログがすぐ下のガラスケースに展示してありました。
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エアロダイナミクスについての解説文は Times New Roman Italic (タイムズ・ニュー・ローマン・イタリック)のようですね。

「Times はイギリスの新聞で使われたからイギリスの書体」なんて思っている人、そんなことないよー。
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キャディラックの Sixty-Two Eldorado 。製造年控えるのを忘れた。1959年頃?
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テイルフィンがあるよ。
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コンバーチブルモデルのカタログ。見出しは手書きレタリングだと思う。この頃のスタイル。
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本文で使っているのは Cochin(コシャン)。エレガントですね。
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by type_director | 2011-05-08 08:11 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(0)
Century は使ってはいけないのか(3)
ダブリン城で撮った写真の中にも、Century Schoolbook Bold が。

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by type_director | 2010-09-22 20:03 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(0)
Century は使ってはいけないのか(2)
1つ前の記事で、Century Old Style を使っている新聞をお見せしましたが、そういえば、「Century Old Style」と呼ばれているフォントと、「Century Schoolbook」または単に「Century」と呼ばれているフォントってデザインが違うんですよね。

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たまたまダブリン出張のときに買ってきたDVDの映画『Precious』です。タイトル部分に使われているのは Century Schoolbook か Century です。
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いい映画でした。マライア・キャリーが意外な脇役をやっていて、しかも抑えめのいい演技してました。
by type_director | 2010-09-22 18:33 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(1)
Century は使ってはいけないのか
ちょっと前の記事 「履歴書と書体」 へのコメントが今でもときどきありますね。

Century を使って履歴書を書くのはやめたほうがいいとか、Century は欧米人には理解できないとかという都市伝説レベルの話がウェブサイトに載っていたりするので、私も日本でときどき尋ねられます。

Century を使って良いんですよ。だいたい世界中で使ってもらうために OS とかソフトウェアにバンドルされているわけで。

そういえば、アイルランドで、見出しも本文も Century Old Style を使って組まれた新聞の例を発見して買ってきました。
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だとするとこれは「欧米人には理解できない」フォントで組まれている英字新聞? そんなわけないだろっ。みなさん、そんな話にまどわされないようにね。
by type_director | 2010-09-20 20:44 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(7)
Gill Sans について
7月31日の記事「紙博物館で見つけた書体カード」で、こういうことを書きました。

日本でささやかれている都市伝説「ヘルベチカはスイスを感じさせる書体」とか、「どこそこの国ではあの書体は使えない」ってのもぜんぜん違いますからね(略)。

そうしたら、このブログの読者でロンドンでグラフィックデザイナーをしている Shoko A さんからコメントをいただき、数回のやりとりをしました。その内容が面白かったので、編集無しでそのまま載せることにします。Shoko A さんには許可をいただきました。Shoko A さん、ありがとうございます!

コメント紹介の前に、まず Gill Sans (ギル・サンズ)について簡単な説明を。

1930 年前後にイギリスのモノタイプ社が出して以来、人気の衰えないサンセリフ体です。デザイナーは石碑や彫刻も彫ったイギリスの有名な芸術家エリック・ギルで、彼はこの他にもいくつか活字をデザインしています。Gill Sans は、ギルがある店のために描いた堂々とした大文字の看板がベースになったと言われています。
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では、ここからやりとりになります。


Shoko A :
「どこそこの国では使えない」なんてことはないですよね。FuturaやBodoniなんて特にどこの国でもいっぱい見かけます。ただGill Sansだけはどうしてもすっごいイギリスっぽいって思うんですけど、どうでしょう?やっぱりペンギン(注)のせいでしょうかね? イギリスのデザイナーもそこを意識して、イギリス的な内容のプロジェクトのときにここぞと使ってますよ。
(注:ペンギン・ブックスというペーパーバックの書籍シリーズ。表紙に Gill Sans を使っていました。)


小林:
Shoko A さんはもうご存じだからこんな説明しなくてもいいと思いますが、ちょっと補足させてください。

みなさん、上のコメントを読んで「イギリスなら何でも Gill Sans 使っておけば間違いない」みたいに勘違いしないでくださいね。

確かにイギリスでは Gill Sans はよく使われていますが、書籍の本文とかキャバレーの看板まで何でもっていうわけじゃないんですよ。Gill Sans を選ぶときに、「すっきりしたサンセリフ体」「読みやすい」「大文字が碑文のような堂々とした感じ」「見慣れていて親しみがある」みたいな要素が求められていて、そこでいくつかの候補から Gill Sans が選ばれる、というようなことだってあるはず。

どこの国でつくられた、みたいなことは最優先の条件じゃないんです。機能や見た目で選んでいる、っていうことをお忘れ無く。イギリスの書籍の本文が Garamond だったりすることもあるし、イギリスのキャバレーが必ずしも Gill Sans じゃあない。タイポグラフィって「イギリス= Gill Sans 」みたいに簡単じゃないですよ。


Shoko A :
おっしゃる通りです。説明が足りなくて誤解を招くようなコメントになってしまい、失礼しました!

もちろん「イギリス= Gill Sans」みたいに簡単ではないです。例えばDerek BirdsallとJohn MorganデサインのCommon Worship Book(教会での祈禱書)に使われているGill Sansは、イギリスらしさを意識した選択ですが、プロジェクトの初期には別の書体(Universe, Bell, News Gothic)も試した上で、識別性や、文の構造との相性、ボールド、イタリック体とレギュラー体の関係などいろいろ考慮した結果、Gill Sansが一番適していると判断した上での選択だそうです。

どこの国で作られたっていうのは、ほとんどの場合書体を選ぶ理由にならないです。見た目の印象はもちろん、キャラクターセット、スペース効率、二種類以上の書体を使わなくてはならない場合その相性など、書体を選ぶ上でもっと大切なことは沢山あります。

どの書体がいつの時代にどの国でどういう背景でもって生まれたかなんて、ヨーロッパ人のグラフィックデザイナーでもけっこうあやふやな人がいっぱいなのが現状ですよね。かえって、下手に知識がない方がいい判断ができることもあるのかもしれません。


小林:
Shoko A さん、細かいフォローを有り難うございます! やっぱりわかってましたね。

じつは日本の人からよく「学校で書体の出自が大事だと習いました」って聞くので、それは全然違うよってハッキリ言っておく必要があると思って。


コメントのやりとりは以上です。


ところで、先日フランスに行ってきました。フランスのツーリストインフォメーションは Gill Sans でした。
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これは銀行の ATM 。これは Bold Italic ですね。
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Gill Sans って、こんなふうにフランスで見るとフランスになじむんです。違和感がない。なんか、役者さんで、その役柄になりきることができる人っていますよね。演じている本人でなく、その劇の中の人がそこに実際にいるみたいな。

そういう書体が長く生き残るんじゃないでしょうか。
by type_director | 2010-08-12 06:51 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(5)
紙博物館で見つけた書体カード
遅ればせながら、7月11日の銀座アップルストアさんでのセミナーの報告です。150人から170人くらいの方が聴きにいらしたということです。

セミナー開始の時点で、すでに立ち見の人が通路にたくさん。途中からは通路と会場後ろの立ち見の方が二重に三重になって、エレベーター前まで人があふれてきたので、話を中断して座席の前の空間にも移動していただき、10人以上の方が横一列に体育座りで間近のスクリーンを見上げるという状態で聴いていただきました。

いらしてくださった皆さん、ありがとうございます。そして座席に座れなかった方、きゅうくつな思いをさせてしまってごめんなさい。

そのセミナーの中で、書体の効果的な使い方といっしょに、日本でささやかれている都市伝説「ヘルベチカはスイスを感じさせる書体」とか、「どこそこの国ではあの書体は使えない」ってのもぜんぜん違いますからね、ということも実例をたくさん挙げてお話ししました。

このブログの最初の、2009年3月にも似たようなテーマで書いてますが、ときどき確認する必要があるみたいですね。「外国で通用しない欧文の常識」って変だろうと。それは「都市伝説」って言うだろうと。

さて、バーゼルの 紙博物館 で買った活版印刷のカード類。売り場にあった4種類全部買ってきました。左から、ルドルフ・コッホ作の Koch-Fraktur、おなじみ Helvetica、Bodoni、そして Futura です。
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裏には、書体の解説が書いてあります。別に注意書きなんかない。他の書体についても、「どこそこの国では使えない」なんてことはないわけで。
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by type_director | 2010-07-31 09:35 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(5)
履歴書と書体 
約一年前にこのブログを始めました。その時の記事には、
書体は特定の国の雰囲気を持ってるの? 3回シリーズがありました。

そして約3年前に「ここにも Futura 」を始めた目的もそうですが、「なになに書体はどこそこの国では使えない、それを知らないで使ったら大問題になる」みたいな日本でささやかれていた誤解を無くすためです。

ただ、いちど広まっちゃったのは、それがいかに事実と全然違うものであっても、なかなか無くならないんですよね。

そういえば、あれどうなったかなーと思い出したので検索してみました。

ある英文履歴書の書き方指南のサイトに、「Futura はナチスドイツで生まれた」からユダヤ系企業には使えないとか、「フランス料理のメニューには Bodoni は使わない」のようなことが欧米人の共通認識であるかのように書いてあります。

じつは、そのサイトの運営をしている会社に、事実とまったく違うから書き換えてはどうか、と提言したことがあるんです。いま文書ファイルを見たら2007年6月でした。

BBCニュースの「Helvetica 50歳」に寄せられたコメントを引き合いに出して、履歴書の書体のせいだけで不採用になることがもしあるなら、Futura について警告しているけど、Helvetica や Comic Sans を嫌う人もいることは載せないのか、落とされるのは同じでしょ、というようなことを書きました。

もちろん、言いたいのは、実際に採用を決定するのは内容であって、Helvetica や Comic Sans や Futura のせいだけで落とされるなんてありえないでしょ、ということです。ていうか Helvetica や Futura をコーポレート書体にしている大企業はけっこうあるし。

けっきょく提言は受け入れられませんでした。いまも同じような内容が載っています。

その文章を書くのに何時間もかけたんですが、水の泡でした。でも別に今すぐでなくとも、それは時間が経てば分かることだと思います。20年前から言われていた噂なら、消えるまで20年かかるのかなと。

3年前の私の文章は、こう結んであります。

「時々日本の学生から、書体デザインを海外で学びたいがどうすればいいか、と相談を受けることがあります。その人達が海外に渡り、そこで書体デザインの勉強を始めたとき、書体がイデオロギーと密接に結びついているかのような変な先入観を持っているために方向を間違うようなことがあってはいけないと思います。
 書体デザインやそれについて学ぶということは、そういうことではありません。それを伝えるために私は本も書きましたし、日本の人からの質問についてできるだけ丁寧に答えます。」

この考えは今も変わりません。
1年前をふりかえって、このブログの最初の記事を見ると、こう書いてあります。

「知らないから恐い」じゃなくて、最初は「知らなくても感じる」でいいんですよ。そのうち「知れば知るほど面白い」になりますよ。

これからも、コツコツこういう事を書きます。ちょっとカタイかもしれないけど、とっても大事だと思います。上のようなメールを書くことも、あと何十回あるかもしれないなーと気が遠くなりますが。

このブログの読者のみなさんも、変な噂を信じている人に出会ったら、笑って「違うんじゃない?」と言ってあげてください。小林ってのがこんなブログ書いてるよって。

そうすることで、「タイポグラフィの怖さ」みたいな変な噂が消えるまで20年かかるところを、15年とか10年にできるかもしれない。

(追記:私が2010年3月にこの記事を書く時見た履歴書のサイトは、2010年4月10日にもういちど見たときに無くなっていました。また、同じ管理者のウェブサイトで、2007年の私の提言を受けて改善されたページもあることがわかりました。つみれさん、情報のご提供ありがとうございます。)
by type_director | 2010-03-24 06:03 | 書体が特定の国の雰囲気? | Comments(8)