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カテゴリ:未分類
  • c-h 合字・t-z 合字
    [ 2012-04-01 15:25 ]
  • T-h 合字(2)
    [ 2012-03-28 20:48 ]
  • T-h 合字
    [ 2012-03-27 03:47 ]
  • リンゴ酒エクスプレス
    [ 2012-03-22 12:46 ]
  • 「パン書体」
    [ 2012-03-07 13:32 ]
  • Tシャツをデザインしました
    [ 2012-03-01 01:26 ]
  • Erbar
    [ 2012-02-28 21:53 ]
  • チーズ(2)
    [ 2012-02-23 12:24 ]
  • チーズ(1)
    [ 2012-02-19 15:55 ]
  • スイス道路標識用文字
    [ 2012-02-15 22:30 ]
c-h 合字・t-z 合字
街を歩いていて見かけた、サッカーのアイントラハト・フランクフルトのチームロゴのステッカー。


これ、こんだけ短いのに二つ間違いが。ドイツのチームなのにドイツ文字の使い方がおかしい! 4月1日に投稿したから、「冗談でしょ」って思われそうですが、本当なんです!


まず、最初の間違い。「アイントラハト」のほうは、c と h をばらばらに組んでいますが、本当は c-h 合字を使うんです。まあ、今はそんなに気にする人もいないんでしょう。でも、本当のドイツ語組版では合字を使うのが決まりです。

こういうのを見ると、私の友達だった組版工のおじいさんゲオルクが亡くなる前に街を歩いて店の看板などを見ながら私に何回も「ここでも c-h 合字を使っていない!まったく困ったもんだ」みたいな愚痴をこぼしていたのを思い出します。

二つ目の間違いは、ロゴの右側。「フランクフルト(Frankfurt)」でなくて、「フランツフルト(Frantzfurt)」になってます。k の入る場所に、間違って t-z 合字を使っちゃってます。 c-h 合字には目をつぶるとしても、これはダメでしょー。

この上段は合字でなくてバラで打ったもの、下段はちゃんとデザインされた合字です。



最近は OpenType 化が進んで、テキストを入力するか流し込むだけで自動的に合字になったりする機能が使えますが、ちょっと前の時代にはフォントのどこかに入っている合字を探して見た目で字を並べていくやりかただったので、こういう間違いも起きやすかった。

たぶん、こういうふうにしたかったんだよね。


フォントは、格調高い Wilhelm Klingspor Gotisch (ウィルヘルム・クリングシュポール・ゴティッシュ)です。でも、欲を言えば、k も昔のドイツの k を使ってほしい。ゲオルクならそう言ったと思う。

この活字見本の「zurückhaltenden」の c-k 合字は、伝統的なドイツのブラックレターの k です。ちなみに、右下に見える「Sch」でも、c-h 合字を使ってますね。





by type_director | 2012-04-01 15:25 | Comments(5)
T-h 合字(2)
そういえば、うちにある本の中にも T-h 合字の使用例があったな、と思って探してみました。

書体は、Adobe Garamond です。この本、ページによってはいろんな書体を使っていて面白いと言えば面白い。でも、ピリオドの後に2つスペースを入れていたり、要所要所でアラが目立ってしまうので、欧文組版の良いお手本とはいえないかなー。








by type_director | 2012-03-28 20:48 | Comments(1)
T-h 合字
おととい3月24日は TypeTalks でした。

テーマは、欧文組版について。私はスカイプで参加していました。経験豊富なコンさんの用意してきた組版例がとても良くて、会場のみんなもききたかったんでしょうね、いつも以上に活発な意見交換がされていて面白かった。

Adobe Caslon や Adobe Garamond を InDesign などアドビ社のグラフィック用アプリケーションで使うと、英文でよく出てくる「The」などの T-h の組み合わせが自動的に合字(ごうじ)になるように設定されているんです。下の図、左側二つがアドビのフォントを使って組んだ「The」。



これは好みの問題で、使ったから、あるいは使わないから間違いとかそういうことはないです。

24日の TypeTalks では、会場から「どうやって T-h 合字を避けるか」という質問が出ました。みんながいろいろ知恵を絞っているところとか笑ったー。そこで私がひと言。
「そんなに T-h 合字がイヤなら、別のフォント使えばいいじゃん。」

Stempel Garamond とか、たいていのライノタイプの定番フォントには T-h 合字がありません。必要性を感じないからつくっていない。

カリグラファーでデザイナーでもあるアメリカのポール・ショーさんも、T-h 合字ってどうなのって思っている。 こちら のページの真ん中あたり。彼は、カリグラフィではよく T-h をつなげてスペーシングを調整するけど、文章組になるとやっぱり違和感があるということを書いてます。

アドビのフォントにこの T-h 合字を入れる決断をしたのはロバート・スリンバックさんです。彼にこれについて直接尋ねたときの返事は、『フォントのふしぎ』173ページに載ってます。


3月28日追記:akira1975 さんが紹介してくれた Typophileのスレッド もどうぞ。




by type_director | 2012-03-27 03:47 | Comments(8)
リンゴ酒エクスプレス
こないだの日曜日、フランクフルトの街を走る観光用の電車「Ebbelwei-Express(リンゴ酒エクスプレス)」を借り切って長男の15歳の誕生パーティをしました。


車輛外側のサイケデリックなイラストが、70年代っぽいです。なんかビートルズの「Yellow Submarine」のイラストに近い。



「Ebbelwei-Express」のフォントは ITC Bauhaus (バウハウス)です。


デザイン運動としてのバウハウスは1920年代なんですが、このフォントの雰囲気は制作された時代(1975年)を反映して70年代っぽい。

ちなみに、「Yellow Submarine」のロゴの元になったフォントは Amelia (アメリア)です。1965年制作。

追記:1枚目の写真、車輛前面上部の愛称の表示窓「Ebbelwei-Expreß」の文字は、別のフォント
Pump(ポンプ)です。





by type_director | 2012-03-22 12:46 | Comments(6)
「パン書体」
ドイツ語には、Brotschrift (ブロート・シュリフト)という言葉があります。直訳すると「パン書体」ということですが、本文用書体という意味で使われています。

調べてみたら、活字時代の組版工が日々のパンを手に入れる、つまり収入を得るための書体、ということらしい。

こないだパン屋で買ってきたバゲットの包装紙に使われていたのは、Futura(フツラ)でした。


Futura がドイツでもイスラエルでもよく使われているという例を集めたブログ「ここにも Futura」にもこの写真を載せようっと。

ちょっと用があって旅に出ます。次の更新は17日ころになります。




by type_director | 2012-03-07 13:32 | Comments(2)
Tシャツをデザインしました
私がデザインしたTシャツです。今年5月にバンコクで開かれるタイポグラフィ・イベント用。 こちら の下から2番目、黒のシャツで赤の「B」のやつです。

こちら で拡大図とかサイズとか見られます。注文もできます。599バーツです。

私は5月にバンコクに行くときに買ってこよう。ここでも書きましたが、本当は去年の10月に行われる予定だったんだけど、洪水で延期になりました。

私用したフォントは Akko Rounded(アッコ・ラウンデッド)です。






by type_director | 2012-03-01 01:26 | Comments(0)
Erbar
フランクフルトの新興住宅地の1930年の宣伝用印刷物『Das Neue Frankfurt』の複製版を手に入れました。


ここで使われているのは、一瞬 Futura に見えますが、Erbar(エルバー)です。


2行目「Dachterassen」3行目「Südoststadt erschließen」の、「長いs」とかエスツェット(ß)の形が、いまの普通のサンセリフ体にはなくて面白いです。


このデジタル版 Erbar には、どちらも入ってます。OpenType 機能を使って「長いs」と「ch 合字」を使ってこの組版の単語に近づけました。

DIN Next には、「長いs」は入れませんでしたが、エスツェットはこの形のと、もっとノーマルなのと2種類あります。




by type_director | 2012-02-28 21:53 | Comments(0)
チーズ(2)
これは、最近スーパーマーケットで見つけたチーズ。フランス産、バスク地方のチーズらしい。


Aのてっぺんから左右に伸びるセリフ状のがおもしろい。これを、1980年代ころのタイポグラフィ関係の記事で「Basque Serif」と呼んでいたのを見たことがあるので、手元にある資料を片っ端からめくったけど、見つからなかった。

チーズの味ですが、このレタリングみたいにクセがあるのかと思ったけど、まろやかでおいしい。






by type_director | 2012-02-23 12:24 | Comments(2)
チーズ(1)
スイス出張の時に、いつもおみやげで買ってくるのは、チョコレートとチーズ。

チーズはいつもこれを買います(手前)。ちょっとクセのある香りの強いやつ。
Gstaader Bergkäse


Gstaad(クシュタード)はベルンの近く、アルプスのふもとの地方。「gs」で始まる単語はなかなかないよ!って、どうでもいいことですが、書体デザインをしていると、そういうものの見方をしてしまいます。

それよりも、白いラベルのこの黒い細かな文様。これが見せたかったんです。

スイスのこの地方独特の切り紙細工( Scherenschnitt )です。チーズを切らないでまん丸の状態だとすっごくキレイなんですが、さすがに食べきれないから一切れだけ。

切り紙細工について検索していて、3番目くらいに見たのが このホームページ

作風がチーズの絵柄と似てるなと思って、この一切れのチーズの写真をよく見ると、それまで気づかなかったけど、ラベルにこの作者「Straubhaar」さんのサインが読み取れた。たぶん同じ人。

この Straubhaar さんのホームページの文章を読んでいたら、私が3年くらい前にスイスのベルンの本屋さんで買ってきたこの本にも彼女の作品が2点掲載されていることが書かれてました。
見たら、そうだった。なんかすごい偶然。

そういえば、この本を買ったときって、フルティガーさんと仕事をしていて切り紙細工の話になったので、参考に何か本を買って帰ろうと思って、本屋さんに入ったんだった。

店員さんに探してもらって、一冊だけこの本が見つかり、パラッとめくって、期待したような図版が載っていたので、普通に代金を払おうとしました。そうしたら、店員さんが「カバーがちょっと汚れていますから」といって値引きしてくれたんです。こっちから文句をつけたわけじゃないのに! 裏側を見たら、確かにちょっと黄ばんでいる。ベルンっていいところだな、って単純に思ってしまいました。





by type_director | 2012-02-19 15:55 | Comments(0)
スイス道路標識用文字
2月7日のスイス出張の時、こんなのも撮ってました。

フルティガーさんと打ち合わせを終えての帰り道。 Neubrück という屋根付きの橋を通ります。「新しい橋」という意味ですが、なんかいま調べたら1535年の橋だそうです。

中はこんなふう。


スイスの高速道路で。
ASTRA-Frutiger と呼ばれる、フルティガーさんの書体 Frutiger のスイス道路標識用文字。2003年ころからスイス全土で徐々に使われています。



ところどころ、まだ古い書体で組まれた標識が残っています。このうち青いのは ASTRA-Frutiger を使ってます。






by type_director | 2012-02-15 22:30 | Comments(7)