仕事で、東京と台湾と上海をまわってきのう夕方ドイツに戻りました。
今回、東京では「日本語を読めない外国人観光客の目線」で見てみました。
なんでかというと、日本ではなんか急に自治体や商業施設が力を入れて観光客向けのキャンペーンを展開しているのを感じたから。
都営地下鉄の入り口にも、英語をはじめ数カ国語で組まれたパンフレットとか地図、英語のガイドブックがたくさんある。
でも、街を実際に歩いてみると、「入り口だけ英語」みたいなのが多くて気になるんです。
新宿区のオフィスビルですが、「INFORMATION」の下にある社名などはすべて日本語。観光客には縁のないところかもしれないけど、仕事で来る人もいるはずです。
歩いていて、こういうのが足下に現れると、なにを「STOP!」すればいいか、迷わないのか? とか。
つまり、英文の文章から入ってくるのに、途中からは「日本語がわかることが基本だよね」的な情報がすごく多い気がしてしまう。
商業施設が力を入れて観光客向けのキャンペーンを展開している割には、意外とそこにたどり着くまでが大変だったりするんじゃないかと思ったので、観光客が行きそうなところを回ってみました。江戸東京博物館を出発して、都営大江戸線から浅草線に乗り継いでスカイツリーまで行ってみた。
地下鉄の車内にある地下鉄路線図は、英語でも「SUBWAY MAP」と書かれているけど駅名は日本語で書かれている。日本語を読めない人には厳しいんじゃないか? そろそろ、「ただの飾りだから」ではすまなくなってきているのでは?
乗り換える駅でホームに降り立つと、なんか乗り換えがややこしそうで、日本語が読めても不安になる。それなのに英語の情報がないとか、観光客はかなり心細いだろうなーと。
このあと一階分エレベーターで上って改札まできて、やっと英語の情報が出てきましたが、とってつけた的な感じが。
余談ですが、この「乗り換え」って、地上に出て普通の街の中を200メートル以上歩くんです。私の前の関西方面からと思われる3人の日本人グループもきょろきょろ標識を見ながら歩いてました。
そして、東京で撮った写真を飛行機の中で整理しながらドイツに戻ってきました。
中途半端な英語の情報に対しての記事 「外国人旅行客が戸惑う 日本のスタバの珍風景とは」が
こちら に上がってました。これは、利用者目線で書かれた貴重な意見だと思います。
もし観光客に本当によろこんでもらおうとしたら、もっとできることがたくさんあるんじゃないかな? そんなことを考えてます。