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書くときの数字と印刷用の数字(3)
このテーマで書いた 二回目 に続いて、また数字の話。

書き文字の数字1のサンプルがたまたま集まったので載せます。これはこないだスイスのベルンで泊まったホテルで。チェックインの時にもらうカードにホテルの人が書いてくれた「331」と「9.11」と「11.11」。331号室、11月9日から11日までの宿泊、ということです。11 がきれいにつながっている。やっぱり左のくちばしはベースラインからぐっと上に持って行くのが基本のようです。

写真はいちおう撮っておいたけど、この一枚だけじゃ記事にならないな、と思っていたら...

出張を終えて家に戻ると、うちの長男が学校から注意をもらってきた。黒字は担任の先生(フランス生まれ)が書く「11.11.」。ループが入っている。

# by type_director | 2009-11-15 14:29 | Comments(0)
AXIS フォントの欧文
Type Project の鈴木功さんの依頼で私が基本ウェイトを制作した AXIS フォントの欧文、こんど日本語の部分抜きで、欧文フォント単体として発売だそうです。その告知の載っている Type Project さんのサイトはこちら
ちなみに、コンデンス体やイタリック体などは岡野邦彦さんのデザインです。岡野さんのブログは こちら。英語版もあるので海外の人が見ているらしい。

AXIS フォント欧文、東京でも使われているのを見かけると写真に撮っておきたくなります。東京 TDC の審査会では、私も審査員として参加していたんですが、最終ラウンドで決選投票の番号札に使われていました。

これは某日、都内某所で。たまたまその鈴木功さんと夜の街を歩いていて出くわしました。
# by type_director | 2009-11-13 06:33 | 小林章の欧文書体 | Comments(0)
フルティガーさんと共同作業
11月9日から11日までスイスのベルンに行って、フルティガーさんと共同作業をしていました。

フルティガーさんに見せるために 『Pen』の「世界デザイン遺産」特集号を日本で買ってきたんですが、ベルンに持っていくのを忘れてしまいました...フルティガーさんにはその話をしただけでしたが、とてもよろこんでました。次回、たぶん11月の下旬、またベルンに行きます。そして今度こそ一冊手渡そうと思います。

フルティガーさんとの共同作業の話、日本で10月31日に出版UD研究会主催の講演で話しました。日本でも欧米でも同じように、みんな「フルティガーさんは神様」みたいに手の届かないところにいらっしゃると思っているようなので、ぐっと身近に感じてもらうように作業の合間のスナップ写真をたくさん見せたんです。それが評判が良かったみたい。また、Neue Frutiger 制作課程でのエピソード、私のミスで小文字 o の左側のアキが 61/1000 で右が 60/1000 になっていた、つまり o がほんの少し右に寄り過ぎだったのをフルティガーさんが文章組を見て「アキラ、o が真ん中になっていないぞ」と指摘したことも話しました。フルティガーさんに今回その話をしたら「まだ覚えてるよ」と言ってました。

ほんわかした、しかし品質に対しての目は厳しい、フルティガーさんの人柄を伝えることができたと思っています。

フルティガーさんとの作業は、フルティガーさんのチェックが終わってから翌日朝までが勝負です。今回は、こんなふうでした。

まず朝のうちにホテルのフロントのかたに「午後1時に戻るから、それまでに清掃を終えてもらえるようにしてください」と言っておきます。フルティガーさんのチェックが終わったら、ホテルにかんづめの覚悟で、どこかでお昼と夕食を買ってホテルに戻ります。食べながら作業です。午後6時ころ大文字・小文字・数字の修整が全部終わり、それから大文字・小文字にアクセントをつけた字種の作成。それが10時半ころ終わって寝ます。念のために目覚ましはかけますが、翌日の朝、目覚ましが鳴る前、5時前に目がひとりでに覚めます。目が覚めるともう二度寝ができないたちなので、シャワーを浴びて、朝食の時間まで、その日にフルティガーさんに見せるための印字見本用 PDF 作成。朝食はいつもホテルで一番です。印字見本用 PDF 作成中にも、見落としていたいろんなミスが見つかるので、結局は出発の時間ギリギリまで印字見本の作り直しをしてます。印字見本を USBメモリに保存して、ホテルを出る支度をして、9時に市電に乗り、駅ビルのなかのコピーセンターに行って USBメモリからレーザープリンタで見本を出力、そのあとバスに乗ってフルティガーさんのチェックを受けに行く。チェックが終わってベルン駅に向かい、午後1時の列車でドイツに戻る...という具合。

これは作業最終日にベルン郊外で撮ったものです。Frutiger がきょうも世界のどこかで働いています。
# by type_director | 2009-11-13 05:04 | Comments(0)
Schinkenzwiebelmettwurst(24文字)
日本でもドイツでも、スーパーマーケットに行くのが楽しい。
2週間の日本出張を終えてドイツに戻り、久しぶりに見るドイツの食べ物が珍しく感じます。こんなふうに長い単語を見ると、やっぱりドイツだなって思う。一つの単語で24文字だ!

これは、「シンケンツビーベルメートブルスト」=パンに塗るための豚肉の生挽肉。うちの長男の大好物です。スーパーマーケットのよりは、やっぱり肉屋さんで新鮮なのをパンに挟んでもらって食べるのがおいしい。生タマネギは食べる直前にのせます。そうでないと挽肉の色が悪くなる(肉屋さんから聞いた話の受け売りです)。

日本でこの「ドイツでは生で食べる豚挽肉がある」という話をすると、びっくりされることがあるけど、「ネギトロみたいなもんだ」と説明します。知っている人は知っていて、日本ではタルタルステーキとも言うらしいです。
# by type_director | 2009-11-06 05:14 | Comments(4)
特集「世界デザイン遺産」に Frutiger
きのうドイツに戻りました。時差ぼけで朝早く目覚めました。外は冷たい雨が降っています。

これは私の日本出張最終日の11月2日、新潟の実家から千葉にある弟の家に移動の途中、東京駅の本屋さんで撮った写真。この日発売の雑誌『Pen』の特集「世界デザイン遺産」のひとつにアドリアン・フルティガーさんの書体 Frutiger が選ばれています。もちろんこのあと買いました。


日本に来る前に、ベルリンにいる日本人ライターから私は1時間ほど電話インタビューを受けていました。ライターのかたはけっこう細かいことまで調べていて、本当はフルティガーさんにも直接インタビューしたいという意気込みだったんですが、残念ながらその時ちょうどフルティガーさんが体調を崩されたので取材はできずじまいでした。

Frutiger の記事は1ページだけですが、そういった思いが凝縮されています。
# by type_director | 2009-11-04 05:40 | Comments(1)
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