男子SL第3戦クラニスカゴラ大会ジョルジョ・ロッカが開幕から3連勝!!湯浅直樹(北海道東海大学)2本目ベストタイムで7位獲得!!
佐々木明(サロモンマテリアル使用:ガーラ湯沢)は14位
クラニスカゴラで行われた男子SL第3戦は1本目3位からジョルジョ・ロッカが怒涛の攻めで逆転を果たし、開幕3連勝を果たしました。
リザルトは以下のようになりました。
男子SL第3戦リザルト
順位 スタートビブ Name Nation 1本目 2本目 合計 タイム差
1位 4
Giorgio ROCCA ITA 46.91 49.07 1分35秒97
2位 8
Thomas GRANDI CAN 47.44 49.19 1分36秒63 +0.66
3位 12
Ted LIGETY USA 47.37 49.28 1分36秒65 +0.68
4位 2
Rainer SCHOENFELDER AUT 47.14 49.92 1分37秒06 +1.09
5位 9
Kalle PALANDER FIN 46.47 50.72 1分37秒19 +1.22
6位 24
Johan BROLENIUS SWE 48.65 48.89 1分37秒54 +1.57
7位 50
Naoki YUASA JPN 48.86
48.86 1分37秒59 +1.62
14位 14
Akira SASAKI JPN 48.08 49.79 1分37秒87 +1.90
それにしてもどのようなコース状況においてもミスターSL、ジョルジョ・ロッカの強さは本物で死角がなかなか見当たりません。1本目のリザルトは1位がベンジャミン・ライヒで、2本目コース中盤までは第1戦のビーバークリーク大会のようにライヒが優勝をさらうように見受けられたのですが、突如バランスを崩し、あせって体勢を立て直そうとして痛恨の片ハンコースアウトで沈みました。レースはゴールしてみないと本当に分からないものですね。
そしてなんといっても日本の第3の男といわれ続けた22歳の湯浅直樹選手がついにやってくれました。1本目27位からの2本目かなりダイレクトに自分の攻めを見せてくれて、2本目結局ベストタイムをたたき出して7位までジャンプアップを果たしました。このクラニスカゴラは非常に難しいコースで知られていて今日のコース状況は最初に滑ったものがやはりコース状況の良さからもいいタイムを出せる環境にあったわけですが、1本目も果敢に攻めて30位以内に残り、2本目4番スタートというアドバンテージをフルに生かして自分の持ち味を最大限に引き出したのでした。このようなチャンスをモノにできることがやはりトップに上っていくためには一番大切なことですし、それを実行に移すことのできた彼は本当に見事だったと思います。次戦もまだ30番以内のスタート順位を獲得することはできませんでしたが、この調子を続けていけば第2シード入りもそんなに遠くはないでしょう。24日に日本チームは佐々木明を除く選手が帰国しましたが、次の出発が1月1日なのでそれまでコンディションの維持をしっかりすることが大切だと思われます。

そして日本のエース、佐々木明でしたがなかなか運には恵まれず苦しみましたが、しかし2戦連続14位でポイントを18ポイント獲得したことは、実質後になって効果のある貴重なポイントだと思いますので、今は我慢の時で年明けの天王山4連戦に期待しましょう。1本目も14番スタートで少し探りを入れたような感じで滑ったことだと思います。確かにスタート順的に10番を過ぎたころからはかなりコースも磨きが入ってスリッピーな状況でした。ただ欲を言えば後半の急斜面はもっと攻めることができたはず。というよりもAKIRA的にももっとダイレクトに行きたいのはやまやまだと思います。しかし、気持ち的にまだアグレッシブに見受けられないのがそのまま滑りに出ていて、うまく後半で攻めることができず本来だとタイムを縮めて、1秒以内の差でゴールできるのが結果的に1.68秒差になりました。
2本目もコース整備後の16番スタートでしたが、ちょうどコースに磨きがかかってこの時間帯の選手は特に急斜面でタイムを大きく落としました。しかし前半部分はかなり彼本来のダイレクトなラインで攻めていたように思います。しかし、後半に失速、結果的にこの辺の順位はタイム差がまったくなく、コンマ3秒遅れたことで順位的にも7,8番は落としてしまいました。惜しい結果でしたが、でもこれこそが自然の中で行うレースです。これをガマンしていけば必ず運がめぐってくるはずです。
実際彼はスタンディングポイント(今シーズンのみの獲得ポイントランキング)で6位に入っていますし、年内の3レースで86ポイントも獲得できたことは上出来だと思います。本人はコース状況など言い訳は一切せず、耐えているのだと思いますので年明けの奮起に期待したいです。AKIRAは今回初めて帰国せずオーストリアのアパートメントを中心に完全休養に入りました。ずっと遠征続き、またレース続きでかなり体力的にも限界が来ていたと思いますので、ここはまず身体を休めて、クリーニングを行い、年明けのレースに向けてまた始動しなおして欲しいと思います。
しかし、日本チームのムードは最高です、この時期にこのように持ってこれたことはやはりスタッフに意識やプランニング、そしてそれに賛同して努力を重ねている選手の努力の結果だと思いますので、ここままの雰囲気で行ってくれたらと強く願います。
写真:田草川嘉男