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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 見ていただきたいのは、しわだらけの顔ではない。 頭部である。そう、この銀髪。 珍しく綺麗でしょう。これは二カ月に一回しか見られぬ現象で、女の子たちが珍しがって、カメラに収めてくれた。 決して自慢できることではないが、皆様ご承知のように僕は床屋の合間には洗髪をしない。なにも主義ではなく無精なだけである。 そして“今日こそ床屋に行ってこなければ家には入れませんよ”と配偶者に脅かされるまで不潔が漂ってくると、やむを得ず、銀座のオフィスの近くのダンヒルのバーバーショップに行く。 そこには美女軍団が待ち構えてをり、勿論、スカルプDが用意されている。 もっと頻繁にスカルプDのお世話になっていれば、今でももっとふさふさしていたはず、というのが配偶者の見解である。 確かに昔より地肌が見えるようになった。 今からでも遅くない? では、心を入れ替えて、ヘアケアに努めましょう。 ![]() 再生医療ブームの中で毛髪だけは取り残されている感がある。 心筋梗塞や脊髄損傷が緊急度が高いのは解るが、男性にとって年齢不相応の 頭髪の流失は、女性の癌による乳房喪失にも値する深刻な問題である。 今宵は毛髪再生医療をライフワークとする研究者が集い、近未来に毛髪再生医療を可能にすべく、鳩首会談した。 その成果は??? ![]()
今日は我々グループの毛髪研究の日である。
ここにきて急にメンバーが増え、広い筈の会議室も手狭になってしまった。 ![]() だが、心強いのは東京女子医大の川島教授が今年から理事に加わってくださったことである。 また今日は、慶應大学の貴志教授の、毛根培養に関する特別講演があった。 毛根培養はここ20年ほど目立った進展がなかった。 一つにはミノキシジルやプロぺシアといった発毛剤の普及にもよる。 だが、ここにきて再生医療ブームと共に、毛根培養も急に活気づいてきた。 僕もこの秋から、毛根培養のプロジェクトチームを結成しようとたくらんでいる。
若い奴等と研究の議論をするのは、二番目にいいアンチエイジングである。
一番目が何かは、このブログの読者ならお分かりでしょう。 今日の相手は慶應の形成外科のプリンス、貴志教授だった。 話題は毛根再生医療。 ぼくの毛髪研究のきっかけを作ってくれたのは、もとアートネーチャーの開発部長の田口さんだった。 “先生、毛根を増やしてください” “ああ、そりゃ簡単だよ” そして私は田口さんに、 “毛根てのはラッキョウみたいなもので、まあ、細かく分割して培養すれば、いくらでも増やすことは出来ますよ、相当な期間と十分な研究費が必要ですがね。” 我ながら無責任なもの言いである。 “いや、いくらかかっても構わんです。”と田口さんは嬉しいことをおっしゃる。 いくらかかってもと言う田口さんの言葉を、私どもは期間と研究費と両方を意味するものと、都合よく解釈し、北里とアートネーチャーの共同研究体制がスタートしたのが30年ほど前のことである。 その後一向に進捗を見なかったが、ここにきて再生医療の台頭で、臓器再生のもとである幹細胞の存在が明らかになり、急に毛根再生の実現のめどがつき始めた。 炯眼な「プリンス貴志」はすでに若い医局員に、この分野の研究を始めさせているという。 僕も及ばずながら、お手伝いをすることを約した。 一山当てれば大きいですからな。 そんな夢みたいなことを、と思われる方は、老いた山師のペテン話と聞き流してください。 ![]() 昔ダンヒルとはパイプとライターの代名詞だったが、今はメンズファッションの専門店だ。 ブランドには疎い僕だが、どういうわけか気に入いったネクタイを裏返してラベルを見ると、ダンヒルとなっていることが多い。 その銀座店の二階にはバーバー・ショップがあり、一月半ごとに僕は通っている。 魅力は、僕のことだから言うまでもないが、全員女性でしかも美少女である。 他の店のように、男性理髪師に交じって女性もいるのと違い、あたりはずれがない。 しかもシャンプーは、クリニックで推奨する(株)アンファのスカルプDが用意されている。みなさんもコマーシャルでお馴染みでしょう。しかもその高級ヴァージョン、ディグニティである。御承知のように僕は、床屋さんの合間には髪を洗わない。なにも信念があってのことではなく、不精なだけだ。 それだけに、一月半に一回のシャンプーは重大行事で、多少の贅沢は許されるだろう。 ところでエステは女性にとって、半分はリラクゼーションの場だと言うが、男にとって散髪はそれに当たる。 一時間余、僕はうつらうつらと美女の指先の感触を楽しみながら、夢心地に過ごす。たとえ呼吸のたびに轟音を立てようと僕には聞こえない。 このお店では、僕のような大物には(厚かましいですな)、カット、シャンプー、シェーヴなどそれぞれの担当がつく。カットは店長の役目である。 店長とチームの一員をフォトでご紹介します。 ![]() ![]() 彼女らに再会できるのは、来年の二月初めになるだろうか。
ブログにたびたびご登場いただいた、美女軍団のリーダー格の一人、南美希子さんが又本を出版された。
又、というのはこのところ一月おきにサラサラっと新作を発表されているからだ。 僕みたいに、10年に一冊、それも呻吟しながら、難産の末生み出すのとはわけが違う。やはり頭の出来の問題だろうか。 そのタイトルは「美女のナイショの毛の話」。 スケベ心をくすぐられるではないか。 そして中身は十分期待にこたえるものがある。 ここでバラスのはもったいないので、ぜひ皆さん、実物を手にとってご覧ください。幻冬舎文庫です。 ![]()
無事三越のカルチャースクールの「男のアンチエイジング」を終えた。
今日のテーマは「薄毛」。 以前に僕が「毛髪最前線」と書いた頃は、丁度ミノキシジルが出現し、始めて発毛剤と呼べるものが市場に出回った。 今は、プロぺシアという男性ホルモン抑制剤が開発され、ミノキシジルをうわまわるこうかがではじめ、「発毛前線」は活気づいている。 丁度2週間ほど前には、日本皮膚科学会のガイドラインでも、ミノキシジルとプロぺシアは推奨すべき、すなわちカテゴリーAに位置づけられて、薄毛に悩む方々の朗報になった。 今後は再生医療により、毛根培養を成功させるのを最大の課題と考え、僕は昔の夢を執拗に追い続けたい。
最近の皮膚科学会で禿の治療のガイドラインが発表になった。
ところで禿は差別用語であり、正式には「男性型脱毛症診療ガイドライン(2010版)」という。 それで思い出したが、以前、NHKで禿の話を頼まれた時、事前の打ち合わせで、禿は放送禁止用語ですので、と釘を刺された。 では何と言えば? そうですね、若くして毛が薄くなったとか・・・ そっちの方がもっと侮蔑的じゃないですか、と僕。 うーん、でも先生がうっかり口を滑らしても我々は停めることはできませんね。 といかにもNHKらしい示唆があった。 だが最近では男性型脱毛症、またはAGAで一般にも通用するようになった。 ここにきて様々な禿の治療が行われているが、それらの研究成果を今はやりのEBM、エヴィデンス・ベイスト・メディシンの手法で網羅的に分析し、現時点での治療指針ということである。 要約すると、 まず推奨度の分類の説明がある。 A 行うよう強く勧められる。 B 行うよう勧められる。 C1 行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない。 C2 根拠がないので勧められない。 D 行わないよう勧められる。 Aにはいるのはミノキシジル、フィナステリド。ただし女性はフィナステリドは不可つまりDとなる。 そしてBは自毛稙毛術。 市販の育毛剤のほとんどはC1に入る。 Aに関しては我々のクリニックの方針とも一致している。 注目すべきはいわゆる人工植毛術がDとされたことである。 これは化学繊維で作られた人工毛の埋め込みで、トラブルが多く、アメリカのFDAでは人工毛自体を有害器具として指定しており、使用は事実上禁止されている。 ![]() 「西洋絵画のひみつ」と言う本で、著者は藤原えりみと言う方である。 やはり、キリストは聖なる方なので、赤子の時と言えども人間の赤ん坊のように描いてはいけないという約束事があったようである。 そのほか、この著書には宗教画のいろいろな約束事、又、その後の絵画の発展に伴い、種々の縛りが徐々にはずされていくさまが、わかりやすく説明されているようだ。 ようだというのは、まず目にとまったのが最終章のひみつ其の三の「なぜヌードなの」であり、品性下劣なこのブログの著者は、今そこにとっついてしまい、卑しい好奇心を満足させている。 実に面白い。 全章読み終えたところで、宗教画の約束事を含め、その全貌を御紹介させていただこう。
僕が名誉院長を務めている「AACクリニック銀座は他に4つのグループクリニックがある。
「銀座クリニック」はアンチエイジング診療と発毛のクリニックだが、ほかのクリニックは発毛オンリーのクリニックで、この分野のトップランナーとして評価が高い。 その一つ、「城西クリニック福岡」が天神の新社屋に移転したのを記念して、内覧会とホテルオークラ福岡での開院記念パーティが昨日行われた。 その模様はフォトでどうぞ。 ![]() ![]() 開院後11年でここまで発展したのは驚異的である。それほど毛で悩む方が多いということだろうか。 < 前のページ次のページ >
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日) by n_shioya 以前の記事
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