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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
“一寸、これ試してみて頂戴、体にいいはずだから。だまされたと思って。”
と配偶者から「にんにく卵黄」のパックを渡されたのが3週間ほど前である。 一週間ほど飲み続けると、何となく体の調子がいい。 何となくと言うのが、サプリに付き纏うあいまいな表現だが、強いて言えば夕方の疲労感が薄らぎ、何となく、又何となくで申しわけないが、元気が残っている感じで、思いなしか頭の働きも悪くない。 ![]() “よさそうだから続けよう”と報告すると、それならと通販で申し込んでくれたのが今日また届いた。 「健康家族」という会社で北九州にあるそうだ。 にんにくに含まれるアリシンという成分のアンチエイジング効果はすでに認められているようだし、卵黄は、昔受験前に“これ飲んで、いい成績をとっておいで”と、祖母から試験のたびに飲まされた覚えがあり、ニンニク8卵黄2の組み合わせは、イメージ的には万点である。 元来僕は医者にあるまじく、薬は嫌いな方で、サプリの類もビタミンを含め全く飲んでいないから、この「元気力」はパックに書かれた効能書き通り、にんにく卵黄の御利益と言えるだろう。 毎朝三粒、当分続けてみるつもりだ。 “でも、君々、この頃仕事をさぼっているようだから、元気なのはそのせいじゃない?” という意地悪な質問には、 “僕の怠け癖は生来のもので、ここ一、二週間と言うわけではありませんので。”とだけお答えしておく。
今日は大阪日帰り。
新幹線や航空機で、交通の便が良くなったのは有難いが、日本中ほとんどどこでも日帰りが可能になったので、一泊して体を休めてといかなくなったのは善し悪しである。 今日は行政の後押しで、機能性食品、平たく言えばサプリメントの企業が、抗加齢医学の医師たちといかに共同作業を展開するかの研究会である。 委員長は抗加齢学が居の理事長の吉川教授。 まず僕が前座で、アンチエイジングの概要と、なぜ今見た目のアンチエイジングかをご説明し、飲むコラーゲンの効果も見直されていることをお話しした。 ![]() 次が認知症のお話。杏林大学の古賀教授が「脳の老化の機序と食品による予防と改善」について話された。今、アラキドン酸とチキンエッセンスについて研究がすすめられているとのことだった。 最後が鶴見歯科大学の斎藤教授が、ドライマウスの発症機序と抗酸化剤の効果について話された。 抗酸化剤はCoQ10が有効なことは立証されているが、最近では赤ワインの成分のレスヴェラトロール、さらには甲殻類から抽出されるアスタキサンチンも期待できるとのことだった。 病気になって薬に頼る前に、バランスのとれた食生活とサプリメントで、病気を未然に防ぐのが抗加齢医学の使命だというのが、吉川先生の持論である。 この研究会が行政と手を取り合って、健康日本の為に寄与することを祈っている。
藤本大三郎先生はわが国でコラーゲン研究の第一人者である。
その藤本先生が、飲むコラーゲンは体にいいようですよ、と言われたのだからこれは大ニュースである。 そのお話が聞けただけでも、今日のケロイド研究会に出席した価値はあった。 かつてファンケル研究所の顧問の頃、研究員の方達が肌によいコラーゲンサプリの開発に励んでいおられたので、そんな馬鹿な、と一笑に付した覚えがある。 コラーゲンのようなタンパク質は小腸で分解され、アミノ酸として吸収される。 だから、飲んだコラーゲンがそのまま皮膚に到達して、肌の若返りに寄与することはありえない。 だが、と藤本先生は言われる。 このところ、コラーゲンを呑むと皮膚、関節その他もろもろの臓器に若返りの効果があるという研究が、出始めている。 その理由はなんだろうか? 今のところ推察の域を出ないが、 まず、コラーゲンの主成分であるプロリンと言うアミノ酸を大量に補うからではないかと言う考えがある、。プロリンは、ほかのタンパク質にも含まれており、また体内で合成もされるが、コラーゲンを食べれば大量に補給できること。 量だけでなく、プロリンの血中濃度もまた重要らしい。 そして、タンパク質の分解産物で、アミノ酸数個が繋がったオリゴペプチドと呼ばれる物質が、何かよい働きをしているようだ。 老化の原因の一つは、コラーゲンが減少し、またその質が劣化することにある。これは皮膚にもっとも顕著に現れるが、コラーゲンはすべての臓器の支持組織であるから、コラーゲンの産生が活発になれば、皮膚だけでなく全身の若返りが期待できることになる。 たとえ利くとしても薬と違い即効性は無いが、反面薬のような副作用も無い。 また、メカニズムはこれからの解明が必要だが、効果はすでに十分なエビデンスがあるようだ。 さっそく帰ってから配偶者にこの朗報を伝えると、“あなた、なに言ってるの、今頃。そんなこと何年も前から私が言っていたことじゃない?何時も素人に何が分かるかと馬鹿にしてたくせに”とやり込められた。 ところでこのケロイド研究会、今回で14回目だが、主催者のキッセイ薬品の都合で、今年が最後だそうだ。そもそもキッセイで開発したケロイドの内服薬、リザベンの研究のために立ち上げたのだが、もうその硬貨も十分立証されたし、一般にもリザベンの効能は普及したので、と言うことらしい。 われわれケロイドに取り組むものにとってははなはだ残念なことであるが。 ![]()
先日謎の美少女マリーのアンチエイジングパーティでお会いしたOVEの有島さんから次のようなお誘いを受けた。
有島さんはコンピューターによる自動変速機付の自転車の日本での普及に努められており、 パーティそっちのけで意気投合してしまったことは、ブログに載せたとおり。 だが、考えてみればサイクリングこそ僕にとっては最適のアンチエイジングである。 そのときお誘いを受けた明日の日曜日の武蔵野サイクリングの企画には、別件で残念ながら参加できない旨お伝えしたところ、以下のような大変ありがたい、扇情的なメールをいただいたので、ここでご紹介するとともに、同好の士を募らせていただきます。 ご興味をお持ちの方は、是非、コメント欄か、直接OVEへどうぞ! ちなみに有島さんたちと一緒に、日本にサイクリングロードを張り巡らすNPOを立ち上げようと考えていますのでそちらも宜しく。 「塩谷先生さま: 先日は、お忙しい最中、OVEアンチエイジングパーティにお越しくださり、また、自転車の楽しいお話もお聞かせいただきまして、誠にありがとうございました。 今後ともよろしくお願いいたします。 さて、ご興味をもっていただきましたOVEツアー(自転車ツアー)の件ですが、 ツアースタッフと話をしまして、是非、塩谷先生のスペシャルツアーを考えてみたい!との盛り上がりへと発展しております。 お察しいたしますところ、本当に自転車がお好きなんだな。と思われますので、我々も是非にサポートさせていただければと考えています。 具体的には以下の様に考えております。 1:塩谷先生のご都合の良い日・場所を設定し、こちらのツアーガイドと一緒に実行。 (土日以外でもかまいません。スタッフが出向きます) 2:場所は横浜界隈、あるいは八ヶ岳界隈。もしくは、興味をもっておられる場所。 こちらのストックとしては、 (東京都内ルート、江戸ルート、八ヶ岳ルート、軽井沢ルート、富士山界隈ルート等もあります。) 3:数時間~半日くらいのツアー。 (ツアールートイメージがあればお聞かせください) 4:参加者は塩谷先生、奥様、ご友人、など自由設定で5名くらいまで。 (もちろん、塩谷先生のみでもかまいません) 5:参加費は、スペシャルということで、お一人さま、3000円で結構です。 6:自転車はこちらで用意いたします。 いかがでしょうか。 以上はこちらの勝手なプランですので、お気になさらず、ご返答願えればと思います。 私としましては、こういった活動を機会に、自転車でお散歩=散走倶楽部を発足させていきたいと考えています。 こちらの方面でも、いろいろとご相談にのっていただければなと、勝手に思いを膨らませております。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。 OVEプロデューサー 有島政彦 」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー LIFE CREATION SPACE OVE 〒107-0062 東京都港区南青山3-4-8トレディカーサ1F TEL 03-5785-0403 FAX 03-5785-0412 http://www.ove-web.com
再び大内先生へ:
サプリメントの是非についてのフロアからご質問を振ってくださいましたが、それに対するお答えが不得要領だったような気がするので、改めて纏めて見るとこういうお答えすべきだったと思います。まず現状ではサプリメントの問題は混沌としており、コマーシャリズムがそれに拍車をかけていることは確かである。 本当に必要というデータもそろっていないが、全く無駄だとかいえるわけでもない。 アンチエイジングとは畢竟ライフスタイルの問題で、適度な運動とバランスの取れた食事で9割は達成できるはずだが、現在の社会生活で、特に食生活でバランスの取れた規則正しい食生活を確保することが困難である。 その意味で、ある種のビタミン剤は必須サプリと考えていいのではないか。また、CoQ10なども今後の研究で、もっと必要性が認識されるかもしれない。 ただサプリを含め、代替医療の手法は西洋医学の臓器別分析的手法の限界を補完するものであり、エビデンスのとり方にしても、それに適したパラメーターの開発が必要になるのではなかろうか。 取りあえずはアンチエイジング・ドック的な検診により、まず不足が証明されたものに関してはサプリで補うのも必要であろうし、また、高齢者の場合はとりあえずはマルチビタミンは必須と考え、場合によってはそれにCoQ10などを加えるのは許されるのではないであろうか。 しかし基本はあくまでバランスの取れた食生活で、サプリメントはあくまでサプリメント、つまり補助手段であることを忘れないで欲しい。 ま、以上のようにお答えすべきだったかと反省しております。 < 前のページ次のページ >
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日) by n_shioya 以前の記事
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