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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
与党が共謀罪を単独でも採決しそうだと聞き慄然とした。
あの忌まわしい治安維持法に通ずる法案だからだ。 なんのかんの言い逃れをしているが、意図は明白である。テロ対策に名を借りた国民の口封じだ。 本当にテロ対策なら、国境を越えた問題に限るとすればよい。 政争に明け暮れ、権力維持に汲々とするのが為政者の常である。都合の悪いことはまず隠蔽し、ばれれば論理をすり替え、それもかなわなくなると、開き直ってワンフレーズを馬鹿の一つ覚えみたいに繰り替えす。後は数の論理で押し通すだけだ。 いったんこのような悪法を通したら、スパイ行為や盗聴も合法化され、やがては言論の自由も奪われ、思想もコントロールされる。 大げさなと言わないで欲しい。 為政者の犬に過ぎぬ霞ヶ関の住人たちは、保身と出世のためなら恥も外聞もない腑抜けである。しかも税金と自分の小遣いの区別もつかぬ低脳ぞろいである テニヲハをちょっといじるだけで、法律を骨抜きにする天才集団で、国民を縛るためには法律を強行するが、同じ法律を国民の利益と保護のために適用しようとは微塵も思わない。 いったんこれが通ったら、如何に捻じ曲げられていくか、想像するだにおそろしい。 言論の自由が奪われるのはまだよい、抵抗の手段がないわけではないから。 恐ろしいのは“考える自由”を奪われることだ。思考の中枢をかき乱し麻痺させる。これだけは戦時中の思想コントロールを経験したものでなければ分かるまい。 しかもこのプロセスは徐々に進行し、気がついたときは国民が皆見えない鎖につながれている。 しかも現体制が地殻の変動で崩壊しても、おそらく共謀罪の乱用については誰も責任が問われないだろう。日本は太平洋戦争以来、開戦も敗戦もその最高責任者をかばうことで自分たちも免罪符を勝ち取った奴等が、阿吽の呼吸で支配している無責任体制の国だからである。 しかも日本には真のジャーナリズムは存在しない。あの記者クラブというぬるま湯的な馴れ合い体制を廃止して、もっと果敢に権力に立ち向かうガッツもないのか。 共謀罪を強行採決しようとする輩に、僕は狂暴罪を適用したい。
by n_shioya
| 2006-11-12 22:33
| コーヒーブレーク
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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