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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日もまた映画を観てしまった。
フランス映画「セラフィーヌの庭」である。 ストーリーも知らず、唯題名からフランスの牧歌的な物語を何となく期待していったのだが、暗ーい、重―い映画だった。 「20世紀の激動する時代を背景に、“描くことがいきること”であった天性の画家セラフィーヌと、彼女を初めて画家として認めたドイツ人の画商ウーデとの心の交流を感動的に描いている。画商ヴィルヘルム・ウーデは素朴派の画家アンリルソーを発見し、天才ピカソをいち早く評価した人物であった。”というのがパンフの粗筋である。 どちらも実在の人物であるが、迂闊にも僕はその存在を知らなかった。 画商ヴォラールの自伝を読みふけり、印象派からエコール・ド・パリの画家にはある時期のめり込んで、その時代のおおよその作家と作品には通暁していると自負していたのだが、 結論から言うと、運命にもてあそばれたセラフィーヌは晩年発狂してしまう。 狂気の画家というとだれしもゴッホを思うだろうが、僕はむしろ、ロダンの弟子で愛人だった、カミーユ・クローデルのことを思い出した。 芸術の中でも特に絵画・彫刻には、作家を狂気の際まで追いつめる何かがあるのだろうか。 それほど、画家の鬼気迫る心象を描き出した作品だった。
by n_shioya
| 2010-09-07 21:58
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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