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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は昼まで眼科の精密検査。
週末前に発症した右の眼底の浮腫は、幸いその後進行してないが、いずれ収まるのを待って、又レーザー治療が必要になるだろうとのことだった。 レーザー治療はすでに二度受けているが今回のは黄斑部と言って一番網膜で大事な部分の近くの病変なので、今後の成り行きが気になるところである。 読書は構わなないということなので、さっそく先日買っておいた「妻を看取る日」を読み終えた。 著者が元癌センター総長ということもあり、その夫人を肺がんで亡くし、最近問題となっているグリーフケアの問題を含め、真正面から赤裸々に御自分の気持ちを買っているので話題になっている。 それ以上に僕は、著者が東大医学部の42年卒業と知って、感無量であった。 僕がアメリカ留学から変えて3年後。東大に卒後教育の嵐が吹きまくったさなかの卒業生である。 僕も連中と一緒に、日本の医学の改革を目指してやっさ、もっさとやったものだった。 その時の一人がもう、癌センター総長となり、医者としての自分のキャリアを終え、配偶者を癌で亡くし、回想記を表す。何とも複雑な気持ちである。 彼の同期には元形成外科の教授や、元救命救急の教授もいるので、時代の変遷と言えばそれまでだが。 肝心の彼のグリーフケアの期間だが、壮絶な戦いだったようだ。いやまだ終わったわけではない。 自死も考えたという。当然だろう。 我々夫婦も常々言っている、できることなら飛行機事故でもなんでもいい、伴にこの世におさらばを告げたいと。 この期に及んで神様にお願いするのはそれだけである。
by n_shioya
| 2010-04-26 21:48
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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