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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
倉本聰という名前は知っていた。
その作品の「北の国から」も耳にはしたことがある。そのころ我が家にはテレビがなく、観ることはなかったが。 その倉本聰が富良野塾という演劇塾を創ったと聞いて、一度訪ねてみたいとは思っていた。 名物のラヴェンダー畑に点在する瀟洒な丸太小屋。その中で繰り広げられる演劇教室。コーヒーとクロワッサンの朝食。 僕は勝手に牧歌風のイメージを先行させていた。 認識不足もいいところで、恥ずかしくなった。 実は今日、「谷は眠っていた~富良野塾の記録」を観てきたばかりである。 1983年夏、倉本聰は富良野塾構想を高らかに打ち上げる。 「目的: 人知への過信と傲慢を捨て、第一次産業的労働を通じて人間の原点に立ち戻り、知識より知恵を重視することで、地に足のついたシナリオライター、俳優を育てる。及び、それに類する若者を育てる。 その拠点をこの地富良野に定める」 言うはやさしい、だがそれを実行し、更に実現へ持っていこうとするのはキチガイ沙汰だ。 芝居小屋も含めすべて手作りで、月謝もない代わりに生活費は自分たちの労働で稼ぎ出す。 そして残された時間での演劇修業。 場所は冬零下30度にも達する酷寒の地富良野。 その血みどろの軌跡が今日の芝居である。 今の世にもまだ、このようなキチガイがいることは感動的である。 そのキチガイは我々にこう問いかける。 “貴方は感動を忘れていませんか?”
by n_shioya
| 2010-03-13 22:46
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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