昼間に煮干しダシで有名なラーメンを食う。店内は昔の学食みたいな感じ。昼時だからか人でごったがえしている。皆、目の前のラーメンをドンブリ飯をかきこむかのような勢いで食っている。若者は見当たらない。いかにも給仕なおばちゃんが運んできたラーメンは煮干し、醤油、お湯が渾然一体と成らずにそのまま口に入ってくるような味のスープ。毎日食ってたら、クセになりそうな初体験の味だった。
今日のハコ、青森サンシャインもこれまた初。ガレージの奥に入り口があるようなつくりで表からは目立たない。スナックか何か、酒を飲ませるような飲食店を貸しホールにしたのだろう。こういう雰囲気は大好きだ。
オープニングのSEが流れると気合いの入った声が上がる。ステージ横の楽屋にいるこちらも一気に上がる。
人数は6、70人だろうか。しかし、その誰もが夢中になって踊っている。叫んでいる。フロアの熱気が凄い。マイクスタンドが汗でぬめる。ロックンロールにはロックンロールで呼応するファンキーなソウル達。どこまでも軽々とロックンロールを遂行する。
二度目のアンコールの拍手も鳴りやまず、「WE WANT SCOOBIE!」なんていうコールまで聞こえてくる。ソウルそのものだ。応えないわけにはいかない。
サンシャインに来てくれたみんなありがとう。
ライヴ終了後、友人が企画してくれたアフターパーティーに行く。ライヴに来てた人はほぼ来てんじゃないかってくらいの入り。三年半振りに青森に来てくれた俺達を本当に歓迎してくれた。そこにいるみんなも本当に楽しそうで、そんな場所にいれる事がとても嬉しかった。
夜明け前のフェリーに乗るために、泣く泣く会場を後にする。
フェリー乗り場の待合所、二階のベランダから見える海はどこまでも真っ黒だった。昔、親戚のおじさんに連れて行ってもらった銭湯にこんな色の湯があったのを思い出した。
コヤマシュウ


