いやぁ、今ね、飯を食ってぼーっと考えてたんだけど、アキレスと亀のあの感じはなんだったんだろうなぁって。
僕はホントに素晴らしいと思ったなぁ。
映画って色んな楽しみ方があるだろうから、ただただ楽しいってのも全然良いとおもうんだ。
でもアキレスと亀は、もちろん楽しい部分もあるけど、それだけじゃないというか、なんかね、色々思い返しちゃってね。
色彩の感じとか、敗北感のみじめったらしさとか。そいつがやけに生々しく蘇ってくるんだ。
世の中のウソくささ、(それは自分自身への苛立ちとかも含めてだけど)そいつをこの映画の生々しさが暴いてくれるというかな。
そして<敗北>や<情けない死>っていう、どうしようもなく泣きたくなるものが、芸術ってものが持ち合わせている、<時に崇高でさえある圧倒的な一面>に確実に通じているって事をまざまざと見せつけられたというか。
自分の音楽表現までも<アンチャンのやり方で間違ってないよ。それ以外にやりようがないんだから>って肯定してもらったような、そんな気がしてね。
しかもそいつを楽しく見せてもらったんだ。
僕が飯を食ってぼーっと考えてたのはそういう事でした。