ストレッチ!2 やめるタイミング


前回、ストレッチについて書かせていただきました。
その中で何秒必要とか、必要な回数だけを書くのは変だと書きました。

しかし、実は私が書いた書籍の中にも同様に書かれているんですね。。。。
ダメですね。。。
ごめんなさい。反省します。
次回からは反応系を適切に書いた後に、
目安として回数や時間を書かせていただこうと思います。


前回に引き続き今回は、「筋肉がゆるむとはどういうことか?」について
ご説明しようと思っていましたが、ちょうどこれに関連するご質問を、
ブログの読者の方から頂きましたのでご紹介します。

「筋肉がゆるむまでストレッチを行うのは、大変時間がかかるのではないですか?」

確かに!
筋肉がゆるむという感じを得るまでには時間がかかると思います。

でも、効果がないストレッチを行っても仕方がないと思いますので、
着実に効果が実感できるやり方を、お伝えしますので、
がんばってみてください。

では、ストレッチの場合の筋肉がゆるむまでとは、どのような事かを、
できる限り分かりやすくご説明します。


ストレッチは筋肉の反射を利用しています。

筋肉はストレッチされると一時的に逆に縮もうとします。
これを「伸張反射」と言います。

これは伸ばそうとしているのに対して、逆の反応となります。
従って、短時間のストレッチでは、この反応が起こっている最中に
やめてしまう場合もあるため、返って、筋肉が縮んでしまうわけです。

ところがもう少し我慢してストレッチを行っていると、筋肉はゆるんできます。
これは伸ばされておこる筋の損傷を避けようと作用する反射によるものです。

このように筋肉の弛緩(ゆるむ)とは、ある地点で、折り返し点を過ぎてから始まります。
突然パッとゆるむものではないのです。
(特別な状況では瞬時に筋肉がゆるむ反射もあります)。
ですから感覚としては非常に繊細なものなのです。


ストレッチすると筋肉が引っ張られて痛いですよね?

そのままストレッチしていると、痛みに対して慣れるというか、我慢できるというか、
痛みが薄れていきますね?
そして徐々に筋肉が伸びていく、長くなっていくのが感じられると思います。
それで良いのです。

この感覚が始まったその時こそが、
筋肉が伸張反射により収縮しようとしているところから、逆にゆるみだした、
折り返し地点となるのです。
この状態を感じたところから2~3秒後にやめれば良いのです。

但し、もう一つ重要なことは、この反射の転換期(折り返し点)を迎えるためには、
筋肉をギリギリまでストレッチする必要が有るんです。

つまり、特定の筋肉を伸ばしたときに、これ以上伸ばすと筋肉が痛くてたまらない、
もうこれ以上は伸ばせない!と感じるところで、
筋肉の反応を待たなくてはならないんです。

まとめ
1.これ以上痛くて伸ばせない!というところまで、しっかり筋肉を伸ばす。
2.痛みが薄れてきた!あ、筋肉が少し伸びた感覚がある!
  そう思ったところから2~3秒キープする。
3.ストレッチを終了する。
この繰り返しです。


どうですか?
ご理解いただけましたでしょうか。

こう考えると、ストレッチも難しくて大変ですか?

これを読んで、難しいから止めよう・・・なんて考えないで下さい。
健康と美容のために、正しいストレッチを、頑張って続けて下さいね!


感謝   中辻 正
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中辻正 ブログ


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