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「逆光のソナタ」のyukikot23さん登場!

「逆光のソナタ」のyukikot23さん登場!_c0039735_11461217.jpg夢の世界に迷い込んだような風景やどこかで見たことのあるような風景。思わず手を差し伸べてみたくなるリアリティあふれるお菓子や、季節感が伝わる美しい花々…。
そんな奥行きある3DCGアートの数々に注目。
「こんな絵が描けたら素敵だな」「私も描いてみたい」なんて、印象に残る作品もいっぱいです。
芸術の秋らしく、今週はそんなアート作品を制作し、ブログで紹介する「逆光のソナタ」のyukikot23さんに登場していただきました。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
yukikot23さん:こちらこそ、取上げていただいてありがとうございます。何かの間違いかと思ってました(笑)。
きっかけは、83歳になる父です。10年くらい前だったか、父の短歌を、同業者の方がホームページに載せて下さって、それ以来、父は自分のホームページを持ちたがってたんです。今年、父が長期入院しちゃったもので、これは早めに何とかしないと、と思いました。
「ブログなら、すぐ始められる」と聞いてたので「退院したら手続してあげるから」って父に言いました。ともかく父が退院するまでに「やり方くらいは調べとこう」という気持ちでポチッと手続の練習を。根がまじめなんで、空欄にしておけなくて、3D画像を載せました。

エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
yukikot23さん:はい。心に残った印象的な風景や、季節の花やお菓子などを3Dで作成した作品と、日常のことを綴っているブログです。ちなみにタイトルの「逆光のソナタ」は、逆光気味な光景が好きなので、「月光のソナタ」の「月光」をもじってつけました。「月光のソナタ」って、正式には「ベートーベンのピアノソナタ月光」というらしいですが、詳しくないのであまり突っ込まないで下さい(笑)。
ブログの趣旨というか方向は、始めはなかったんです。実は、父のブログができたら私のほうは終りにするつもりだったので、誰も来ないだろうと読者を想定してませんでした。ところがアップしていくうちにポツポツと来ていただけるようになりまして「わわっ、やめられないかも」が「やめたくないかも」に変わりました(笑)。
ただそのあと、自分の中にいろんな迷いが出て、来て下さる方にどう楽しんでいただけるのか、悩んでしまいました。3D制作の数値の話がいいのか、絵の経緯みたいな方が楽しんでもらえるのか、私個人の生活周りの話がいいのか。そんな時、ある方から「気楽に」というキーワードをいただきまして、それで「全部が自分なんだからその時一番書きたいことを書くのが一番かも」って、ちょっと肩の力が抜けました。
掲載作品は、今までに作りためた旧作品と、現在の新作と、作り散らかしたものの修正作品とを、織りまぜながら載せています。3Dに関する覚え書きみたいなことは、うすい文字色にしてありますので、興味のあるところだけ見ていただければ。きっちり区別にはなってないですが。ページもできるだけシンプルにしています。昔ブログを知らなかった頃、ただただ下に長いブログの中で迷子になったり、思わぬところへ飛ばされたりしたものですから(笑)。
今は、3Dをやっている方も、そうでない方も、来ていただいた方、皆さんに、居心地の良いブログであったらいいなあ、と思っています。よくばってますね(笑)。

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
yukikot23さん:こんな作品でも、見て下さる方がいらっしゃるって、ちょっとした驚異でした!
更新すると必ず来て下さる方がいて、それはもう驚くやら嬉しいやら。すっごく励みになりました。今まで中途半端になってた作品も、ガシガシ完成品になってますし。インターネットって、全国につながってるんだなーって今さら実感です。あ、世界中ですね(笑)。

エキサイトブログ編集部:ブログのよさは?
yukikot23さん:遠いところに住んでいる方とも知り合いになれるし、その考えや、思いに触れることができる。面と向かうと、現実には、年齢や性別や職業がジャマをすることってあるじゃないですか。ブログだと、そこへ行けば、そのブロガーさんの世界が広がっていて、思いが伝わってくる。居心地が良ければそっと訪問しつづけることができますし。リアルタイムで全国の今日の花を見ることができるなんて、ブログの力ですよね。

エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
yukikot23さん:「私の人生、ノーブレーキ」。もちろん、こんな気持ちで絶対に車は運転しません(笑)。そうではなくて、何かに熱中しはじめると、ガガーッとのめり込むんです。「青は進め 黄色は急げ 赤はぶっちぎれ」。自分の中にブレーキはないみたいで、カラダがついていかなくても、走り出したら止まれない。どこかに激突して動けなくなるまでやり続けちゃう。それ、最近気がついたんです。なんで具合わるくなるのかなーって、今まで不思議でした。気づくの遅すぎですね。

エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
yukikot23さん:突進するなんていうと社交的に思われるかもしれませんが、人に対してはかなり消極的です。
素敵なブロガーさんがたくさんいらっしゃって、ときどきコメントさせていただくこともあるんですが、「やっぱり迷惑かなー」なんて勝手に思いはじめて引いちゃったりとか。
私は、こっそり読ませてもらうだけで充分幸せなので、これからもこっそり、応援させていただきたいです。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
yukikot23さん:今は朝から晩まで3DCGです。和菓子作ったり、花つくったり、建物や町並み、人物、もう作ってみたいものがたくさんあって、時間も体力も足りないです。

エキサイトブログ編集部:夢は?
yukikot23さん:3DCGを、写真代わりに使いこなせるようになれたらなーと。
いつもデジカメは持ってるので、身近なのもなら写真に撮れるんですけど、唯一撮れないのが「夢でいった場所」。私、夢の中でもデジカメ、持ってるんですよ。きれいな場所とか、不思議な光景はかならず何枚もパシャパシャ撮るんですけど、目がさめると当然うつってない(笑)。だから3Dでそれを再現できればなって。実際にあるものを、きちんと再現できるようになれば、夢で見たシーンにもリアリティーがでてくると思うので、それを表現できる技術を身に付けたいです。
「逆光のソナタ」のyukikot23さん登場!_c0039735_15401678.jpg

エキサイトブログ編集部:アートな3D作品の数々ですが、3Dを始められたきっかけやその魅力、制作の楽しみは?
yukikot23さん:きっかけは、ブログにも書いたんですけど、モノクロチェックの床のCGを見てからです。
それ以前はアクリル絵の具の手描きで、人物や花などのイラストを描いてました。
でもパソコンをやるなら絶対3Dやりたいと思ってて、1996年に念願のパソコンと、3Dソフトを買いました。実際は仕事が忙しくてほとんどいじれなくて、本格的に取り組んだのは体調を崩して仕事を辞めた、6年前からです。
3Dで、形や色を決める時は、実際のものを参照します。記憶を頼りにしても、簡単な椅子ひとつ、まともに再現できませんので。3D始めてから、外に出かける時も、テレビを見ている時も、いろいろなものを、すごくこまかく観察するようになりましたね。それから自然界にあるもの、生き物も植物もすべて、とっても美しい形をしていることに気付きました。だから、どんなものを作る時も、新しい発見があるので、すごく楽しいです。

エキサイトブログ編集部:3Dはどんな風に作るのか、また、自分らしい作品作りなどがあれば…。
yukikot23さん:3Dソフトには、建築向き、風景向き、動画向きなど、目的に合わせたいろいろな種類がありますが、私が使っているのは、景色が簡単に作れるVue(ビュウ)というソフト、風景も小物もムービーも一通りできるCarrara(カラーラ)というソフト、あらかじめ用意されている人体モデルに好きな服を着せて、ポーズを取らせるPoser(ポーザー)などです。
Vue(ビュウ)というソフトは、誰でもとても簡単に作品を作ることができておすすめです。ソフトを立ち上げたら、「地形」ボタンをして山をつくり「植生」ボタンを押して木を出して好きなところに置きます。天候は晴天やうす曇りなど、いろいろ用意されているので好きなものを選ぶだけ。「レンダリングする」ボタンを押すと、ソフトが勝手に、目の前の山と木の画面を写真のように仕上げてくれます。風景ができあがると、ちょっと幸せな気分になります。段々慣れてきたら、山をべつの色に塗ったり、木の葉の色を変えるだけで、いろんな季節が表現できるので楽しみが広がります。ソフトに用意されている、家とか動物とかを置けば、ぐっとリアリティーが増して、面白くなります。それで物足りなくなったら、今では、いろいろなコミュニティーで、それこそお茶碗一個から、自動車、建物、キレイなオネーさんまで(こういうコトバ言っちゃいけないのかな)、有料無料で手に入るので、それを画面の中において、「レンダリング」。私は、子供の時からプラモデルを組み立てるのが好きだったので、自分で作るのが楽しいんですが、販売されているモデルは、完成度も高いので、見ごたえのあるシーンを作ることができると思います。無料のソフトもあるようですからお試しにぜひ、いかがでしょう!?(笑)

エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
yukikot23さん:朝の体操の時間。怠けると、すぐ背中が痛くなって制作ができないので。それから両親と一緒に過ごす時間。高齢なので、できるだけ長く一緒に、と。でもけっこうほったらかしですね。あとは寝る前の時間。ブログ更新したり、好きなサイト回ったり、3Dの手直ししたり。でも寝不足になるので最近は昼間に変えました。

エキサイトブログ編集部:数ある作品の中で、ご自身が気に入っている作品や気に入っている記事といえば? また、読者に評判だった記事は?
yukikot23さん:★2008年6月4日「TeaTime
ハートの箱づくりを思いたち、きれいな箱やチョコレートの銀紙がどうなってるのか、観察しながら夢中で作りました。

★2008年6月19日「芭蕉庵
はじめて作った和の建物。このシーンに決まるまで、紆余曲折がありました。

★2008年6月21日「プリミティブ
3DCGを始めたいと思った原点みたいなシーンです。

★2008年7月25日「庭のベンチ
ジョウロ型のフラワーポットがあると知って、さがしてみたら、注ぎ口に穴があいてるのと開いてないものがあるんですね。

★2008年8月16日「残月
3Dを始めてから、和の世界がいいなって思うようになって、花鳥風月の月で一枚。

★2008年8月22日「和菓子 秋
和菓子の美しさに魅かれて、作りはじめた最初のほうの作品です。モナカの皮の雰囲気が難しかったです。

★2008年9月3日「龍の眠る湖
景観ソフトという、風景を簡単につくることができる風景専用のソフトで作りました。枯れ木が突き出しているのは美ケ原の方のどこかの湖で見た光景です。
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エキサイトブログ編集部:最近、感動したことは?
yukikot23さん:ここ数年にわたって、母、私、父と交互に入退院を繰り返し、もうみんなで旅行には行けないだろうと思っていたのに、この5月、たった半日だけでしたが、妙義山を一周するドライブができました。この5月にしては、珍しく雲ひとつない青空で、まぶしい逆光と新緑の山々に包まれて、大自然と緑の癒しの力に感動しました。家族の健康とか、太陽のまぶしさとか、光に反射して輝く佐久平の町が、忘れられない思い出になりました。

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
yukikot23さん:どこかで聞きかじったんですが、今年は南極のオゾンホールが過去最大になるんだそうですね。異常気象で、洪水や、大地震や、海の海流が変わって熱帯魚が北上してるようですし、世界中で取り返しのつかない事件や事故ばかり。自分の面倒もまともに見られない私が、地球のためにいったい何ができるのか分からないんですけど、ググッと小さなことでいえば、できるだけの節電と、ゴミの分別はがんばっています・・。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
yukikot23さん:来て下さって本当にありがとうございます。見ていただけるだけでうれしいです。
これからも、ゆっくり更新していきますので、そうぞよろしくお願いします。

エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。


【yukikot23さんが好きなブログ、気になるブログ】
出会った順に。

駅風呂カスタマイズ本舗
ブログをはじめて、右も左もわからない頃に(今もそうですが)掲示板で質問をしたんですけど、とても丁寧にお答えいただいて、それ以来こちらでブログのハウツーを勉強させてもらっています。

大空と大地の中で
静かで、心があったかくなる語り口と、写真が魅力のブログ。出会えたことを、そっと喜びたい、しみじみサイトです。

漢は黙って三頭筋
「写真がきれいなブログ」で紹介されたので、皆さんもご存知と思いますが、本当に、ホレボレするきれいな写真ばかり。でもコメントの面白さもまた別格なのです。

いざっ!3DCG!
プロのデザイナーD51さんが仕事のこと、日常の出来事をパワフルに綴る、読んでたのしい、見て納得のブログです。CGはもちろん、とても素敵です。

まっくわぁるど
コラージュっていうんですか、なんかまったりとした独特の世界で、思わずフッと口元が緩んでしまうユーモアが魅力です。次の更新が楽しみになります。



【yukikot23さんのライフログ】

夏の魔物
鶴 / / Warner Music Japan =music=

今、毎週日曜日に放送している「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲です。
ゆっくりと、だけどウキウキ歩く時のリズム、ってありますよね。そんな明るくて気持ちのよいテンポで流れていく曲です。


ずっと一緒さ
山下達郎 / / Warner Music Japan =music=

「あなたと二人で生きていきたい、それだけで何もいらない」
どんな関係であろうと、たいせつな人と一緒にいる原点を思い出させてくれたフレーズでした。


Jungle P
5050 / / エイベックス・エンタテインメント

「船出の時の あの気持ち ずっと忘れずにいたい そうすれば何も怖くないから~」
海賊たちがお宝めざして、大海原にくり出していく歌なんですけど、カラッと晴れ渡った空みたいにシンプルな自分にもどって再出発できる、勢いがステキな一曲です。


yukikot23さんの「逆光のソナタ」を読んでみましょう。
by blog_editor | 2008-10-01 16:07