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「書をつま弾く、そして歌う。」のcalligraphy_mさん登場!

「書をつま弾く、そして歌う。」のcalligraphy_mさん登場!_c0039735_1334823.jpg時には、はかなげなほど繊細だったり。時には力強かったり…。墨の濃淡や筆づかいで変わる書や墨のにじみを利用した抽象的な絵を、自由な発想でとてもアーティスティックに表現。今回は、そんな感性豊かな作品を発表し続ける「書をつま弾く、そして歌う。」のcalligraphy_mさんに登場していただきました。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
calligraphy_mさん:こちらこそお世話になってありがとうございます。2006年のトリと2007年の始まりを飾るピックアップブロガーに選ばれたことにおののいていますが...よろしくお願いします。
ブログのきっかけは日々の雑事に追われっぱなしで、作品を作る余裕がなかなか持てませんでした。筆を持つ時間を増やすにはどうすれば...と考えて、気軽に発表できるブログを使えば書くことが楽しみになり励みにもなると思ったのです。

エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
calligraphy_mさん:墨という素材を使って、抽象的な絵や文字を書いています。一応「現代書」というくくりになると思うのですが、書道をされている方から見れば邪道だと一刀両断されそうです(笑)。あまり書という枠組みにとらわれることなく、「墨で書いたもの」を自由に(言葉を変えれば「適当に」!)肩肘張らずに載せています。
一応、説明になっているかなってないかわからない文章や写真をつけていますが、訪問してくださる方には自由な発想でご覧いただければ嬉しいです。

エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
また、ブログのよさは?

calligraphy_mさん:「呼吸するように書く」ということで、いつもなにかしら書いていられたらなぁというわたしの願望の助けになるのがブログだと思っています。最近はブログの更新が息切れ状態なので、ゆるゆると肩の力を抜いて、ずっと続けていければと思っています。
いろいろな方に訪問していただき、思いもよらない新鮮で心のこもった感想を残してくださって、ありがたいことだなぁとしみじみしています。
日本といわず世界のどこかで、埋もれていってしまう小さな出来事に発見があったり共感できることも、ブログならではだと思います。

エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
calligraphy_mさん:のんびりや。

エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
calligraphy_mさん:うーん、お会いしてみたい方はいっぱいいるのですが、初対面の人に会うと決まって緊張してしまい何かトンチンカンなことをやらかすので、会うときっと後悔すると思います。できればミステリアス(?)なところを残しておきたいです...。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
calligraphy_mさん:自転車レースをテレビで見ること。

エキサイトブログ編集部:夢は?
calligraphy_mさん:書きためた作品を生で見てもらえるような発表ができればと思っています。
あとは、自転車レースの最高峰、ツール・ド・フランスを現地で見てみたい!

エキサイトブログ編集部:「書」を始めたきっかけや書(墨)の魅力は? また、作品づくりで大切にしていることやこだわり、表現したいことは?
calligraphy_mさん:母が習字の先生だったので小さい頃から筆を持つことには親しんでいましたが、まさか筆文字が仕事になるとは思ってもいませんでした。仕事としての筆文字は、素材によって素朴だったり力強かったり繊細だったりと、いろいろ書き方を変えることが必要です。ブログの中の作品は、制約がなく自分の思う通りに書いてみることで、仕事への幅が広がればいいなぁと思っています。
墨という素材は、「こうしたら絶対にこうなる」という公式がないことが魅力です。墨の濃さや量、水の含ませ方や腕の動き、筆の違い、その時の天気や湿度によって、滲み方が違ってくる繊細な素材です。今日はどんな墨と出会うことができるのか...それが楽しみで続けています。

エキサイトブログ編集部:数ある写真の中でご自身が気に入っている作品や読者に評判だったポストは?
calligraphy_mさん:読者に評判だったのは…
◎11月28日「2007年カレンダー
来年用の手作りのカレンダーを作ったのですが、予想していたよりも沢山の人たちに買っていただくことができてびっくり。購入していただいた方、ありがとうございました。そしてお断りしてしまった方、申し訳ありませんでした。

私の中で思い入れのある作品は…
◎9月19日 「ちくちく。」
ずいぶん前に書いたものなんですが、こんな墨の表情がどうして出たのか今もって謎です。乾いて気づいたらこんな不思議な墨の表情になってました。これを書いて以来、墨との一期一会を意識するようになりました。

◎9月15日 「雨冠
雨冠の文字を辞書で追っていたら書きたいという思いがむくむく。雨の文字は4つの点を工夫することでいろんな表情になるので、書くのが楽しいです。

◎8月13日 「うつせみ
夏の暑い日で頭もぼーっとしていたので、我が家のアイドルたちと記念撮影。遊んでみました。
「空蝉」という言葉が、はかなげな美しい響きだったので筆で書いてみました。

◎5月9日 「筆遊び
自分の意志で動いてる筆なのに、自分の意志を超えた何かが動かしているような気分になりました。

エキサイトブログ編集部:3日間のフリータイムをもらえたら何をしたい?
calligraphy_mさん:今年の前半は充分なくらいブログを書く余裕もあったのですが、後半は仕事が途切れずに入ってきました。ありがたいことです。元来のんびりやなので、3日ほど温泉に浸かって山ごもりしたいです。

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
calligraphy_mさん:2006年は気分が滅入るような悲しい出来事が多かった気がします。2007年は少しでも明るい話題が増えてくれればと祈っています。
あと、わたしの好きな自転車選手、ウルリッヒのドーピング問題が決着つかずに年を越しそうです。無罪になってレースに出場できることを願っています。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
calligraphy_mさん:いつも訪問してくださってありがとうございます。
情けないことですが仕事が続くと引きこもり状態の生活になってしまいます。そんなときはコメントをいただくことで、外界とのつながりを実感できています。
最近呼吸困難をきたしてて(笑)更新がまだらになっていますが、これからもよろしくお願いいたします。

エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。


【calligraphy_mさんが好きなブログ、気になるブログ】
もっと沢山ピックアップしたいんですけど...。5つじゃなきゃダメですか?
素敵なブログがいっぱいあるので、悩みながらピックアップしました。

フクシマ發、
ゑ人さんがフクシマの自然と野鳥の交流を発信しています。リズム感のある文章も大好きです。maclifeの様子も楽しいし、こじろうさんの赤いほっぺたがなんともフォトジェニック!

水曜日のノート
嬉しいとき、悲しいとき、せつないとき、いろんな場面を素敵な文章と写真でロココさんが綴っています。晴れた空もどんよりした空でも、いつでも見上げて鼻歌を歌いたくなります。こちらに集う方たちはみなさん素敵なコメントを残しているので、コメント欄を読むのも楽しいです。

極上の憂鬱
昆虫との謎の交流(?)とドキッとする真理をついた言葉の数々を綴っている柊さんのブログです。幅広い分野を網羅しているので、知識が広がること間違いなし。

トスカーナ 「進行中」 In Corso d'Opera
トスカーナから爽やかな風が吹いてくるようなjamartetruscoさんのブログ。アーティスト一家の素敵な暮らしと、絵画、彫刻などの話題を綴っています。様々な芸術家の作品を見ることができるし、鋭い批評家目線で勉強になっています。

言霊の幸わう国
本が好きで、旅が好きで、ベスパに乗って寒風と立ち向かう(想像ですが...)かっこいいコガさんのブログ。日々のつぶやきを瑞々しい言葉に替えて綴っています。自分も同じこと考えてるなぁと共感することが多々あります。



【calligraphy_mさんのライフログ】

◎書家の石飛博光氏が平成13年に開催された個展の際の作品集「石飛博光書展-愛しき世紀-」
いつも傍らに置いています。個展には行けなかったので直に作品は見ていないのですが、作品集の中の「墨海」という作品が、筆の軌跡をなぞるたびに迫力がありすぎて呼吸困難になります。たまに涙します。ぜひ実物を生で見てみたいです。

荻野丹雪―書とデザインのはざまで
荻野 丹雪 / / 光村推古書院

書家・グラフィックデザイナーである荻野丹雪氏の作品集。文字、抽象、デザインすべてにおいて魅了されてしまいます。
傍らに置くと真似してしまう誘惑にかられるので、なるべく見ないようにしているのですが...ついつい見てしまう作品集です。(笑)


マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して
ナサニエル・カーン / / レントラックジャパン

ルイス・カーンという建築家の一生と作品をたどるドキュメンタリー映画。波乱の一生を映画監督である息子が、生前関係のあった人たちにインタビューをする形で物語りが進んでいきます。建築は詳しくないのですが、精神性の高い作品がスクリーンから迫ってきました。インタビューを受ける妻と愛人の佇まいにも感動です。今年見た映画のベスト1です。

calligraphy_mさんの「書をつま弾く、そして歌う。」を読んでみましょう。
by blog_editor | 2006-12-26 15:20