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「さかな と わに」のsakanatowaniさん登場!

「さかな と わに」のsakanatowaniさん登場!_c0039735_17543435.gifにこにこ、のほほ~んとおだやかな顔した「わに」くんに、いつも一緒に寄り添う「さかな」くん。1日の終わりやちょっとひと息つきたいときに覗くと、こちらまでにっこりあたたかい気持ちに包まれる、ほのぼのしたイラストに心癒されます。
イタリアでの日々や何気ない思い、小さな幸せをつづった日記に登場する、さかなとわにのかわいいキャラクターがまるで絵本の世界にいざなってくれるようです。「ここにくるといつもほっとする」という読者ファンに親しまれています。
東日本大震災後には、現地でのチャリティに参加し、日本への支援もしてくださいました。

今週は、イタリアから、疲れたときはほっとひと息ついてほしい、という願いをこめて…。「さかな と わに」のsakanatowaniさんに登場していただきました。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
sakanatowaniさん:こんにちは。こちらこそ、いつもお世話になっています。
このご連絡をいただいた時初めに思ったのは、「どうして私のこと知っているの!?」でした(笑)。
私のブログは10名ほどの心やさしきごく少数読者に支えられた、細々ブログなので…。

ブログをはじめたのは、他の方のブログにコメントを書かせていただいているうちに、「やってみたら?」とコメントのお返事ですすめられて、私にもできるかな〜と思ったのがきっかけでしょうか。

エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
sakanatowaniさん:イタリアに住む私の、日常見たこと、思ったことを、イラストで紹介しているブログです。
はじめてまだ1年足らず。他の方の記事にコメントを残す時のようなリラックスした気持ちで書いていきたいと思っているんですが、まだなかなかそれが難しく、試行錯誤しています。

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エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は?
sakanatowaniさん:人とのつながり、でしょうか。ブログを通して、身近に感じられる方と知り合える経験をいろいろな方が書いてらっしゃいますが、本当にそうなんだなあと思っています。

私ごとですが、ここ数年、本当に何をやってもうまくいかず、いろいろな意味で本当にどん底の状態でした。前向きに毎日がんばっていても、そのうちふと、気持ちが折れて、希望をなくしてしまう時があるんですよね。
そんなときに、当時、スペインのオーベルジュで働いていらっしゃった『カタルーニャバンザイ!』のtomoさんの記事にあったひまわり畑の写真を見て、「もう一度、生活を立て直してやる!」と、力をもらいました。
彼女の前向きさ、努力を続けていく姿には、いつも励まされます。今月には日本で、ご自分のレストランを開店されるんですよ。応援しています! まだお会いしたことはまだないんですが、一緒に何かしたいねと話しているんですよ。
そんな、特別なできごとと出会えるのも、ブログが教えてくれたことかなと思います。

エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
sakanatowaniさん:どっしり構えているように見えるけど、実は感情移入が激しくて、ひとりでこっそりオタオタしてることも多いかな。でも変なとこで超マイペース。腹をくくったら強いです。あ、ぜんぜんひとことじゃないですね(笑)。

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エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
sakanatowaniさん:すでに会ってるような気がしてる方は、『LA MAISON DE MOINEAU〜雀のお宿〜』のsuzumeさん。
海外在住25年のキャリアを生かして、現在、横浜でお料理教室をされています。ブログがきっかけで、お料理教室の名刺とキャラクターを作らせていただきました。おいしいものを楽しんで作って、楽しく食べる、落ちついて気さくな、大人の女性だろうなと想像してます。さばさばっとしてる彼女の文章も大好きです。

そして『カナマルミナコ イラストブログ さんたま日記』のミナコさん。おふたりのお子さんとだんなさまとの日常生活を、色鉛筆で彩色したかわいいイラストで紹介されています。さすがのイラストが私のツボ。特にお子さんのちょっとしたしぐさなどは、プロの観察力はすごいな〜と、勉強させていただいてます。彼女のものごとを見る独特な視点もいいんですよ〜。いつも楽しみに更新を待っています。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
sakanatowaniさん:版画。とくに銅版画です。
今、イタリアの美術大学の版画科にいて、毎週2日の工房での、朝から10時間、黙々と作業する日がたまらなく大好きです。
イラストで描くものとはまったく別の、抽象的なものが自分から出てくることが、驚きでもあり楽しくもあり。ずっとずっと続けていきたいです。

エキサイトブログ編集部:夢は?
sakanatowaniさん:目指していることは、絵本作家として働きながら、自分の工房を作って銅版画も続けること。版画工房で働けたらいいなとも思っています。
そこに夢をつけ加えるとしたら、家がほどよい田舎にあり、そこからは山々が見え、小さな畑を作って草花や果樹に囲まれていて…。近所の方ともたくさんの交流があり、工房は家から少し行った町にあって…と、そんなところに住めたらいいなと思っています。そして、仕事でもプライベートでも、たびたび旅行をする…。そんな生活に憧れています。

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エキサイトブログ編集部:「さかな」と「わに」のかわいいイラストがとてもほのぼのしていますが、イラストを描くことになったきっかけやイラストを描く楽しみは? また、自分らしさを出すために、記事アップの際に心がけていることなどがあれば…。
sakanatowaniさん:小さい頃から絵はいつも描いていました。
中学校では美術部を作って、家では食べることも忘れて絵を描いてましたね。今はこんなに食いしん坊なのに…(笑)。
イタリアに来てからは変に考えすぎてしまって、スランプの時期が長くありましたが、最近、ずいぶん自分らしい楽な気持ちで描けるようになってきたように思います。

いつのころからか、好きでいつも描いていた「わに」くんのキャラクター。東京で仕事をしていた時も、わにくんを描いたシールを、自分の仕事道具にはっていました。
それからイタリアに来て日本人が多くもなく少なくもない町に住みはじめたら、いつも町でジロジロ見られ、自分がわにになったような気がしていました。でも、気持ちはいつも自由にどこにでもいける「さかな」くんのようでいたいと思っているので、ブログのタイトルは「さかなとわに」に…。詳しいエピソードは、後で記事リンクでご紹介します。

今、絵本を出版したいと思っているんですが、絵本用に描くイラスト、ブログ用のイラスト、そして銅版画と、違うタイプのものを描いているので、自分の中のバランスがよく保てているように思います。
ブログに使うのは、ほとんどがコンピュータで描いたものです。いつもは紙に絵筆で絵を描いているのですが、コンピュータで気軽に絵が描けるようになるといいなと思ったのも、このブログをはじめたきっかけなので。

エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
sakanatowaniさん:とにかく毎日慌ただしく走り続けているので、ふとした時に公園や庭の木や花を見るのが、自分の気持ちをニュートラルにしてエネルギーをもらう大事な瞬間です。

エキサイトブログ編集部:数ある記事の中でご自身が気に入っている記事、また、読者に評判だったポストは?

sakanatowaniさん:●「頭の中のフラーッシュ!!」(2010年11月11日)
こんなこと自分だけかな?、コメントひとつもないかもな…と思っていたら、「私も!」という方が意外に多くてびっくりでした。

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●「さかなとわに」(2010年7月18日)
なぜタイトルがさかなとわになのかを、恥ずかしながら語っています。

●「そうだね、そうだね」(2011年3月16日)
人とのつながりが、本当に大事であたたかなものだと、昔からの友人やいただいたコメントで実感した記事。

●「イライラ・クリスマス」(2010年12月24日)
クリスマス前のバスの中でのちょっとしたびっくり事件。
感情丸出しのイタリア人らしいなあというエピソードです。

●「小さな中国のお針子」(2010年8月14日)
図書館で借りてきた映画のお話。「つくる」ということの本質を再確認した、思い出のエピソードです。

エキサイトブログ編集部:今一番ほしいものは?
sakanatowaniさん:イラストと版画のことだけを考えて、その作業に没頭して、そしてリラックスして料理ができる、そんな日々。

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
sakanatowaniさん:これは自分だけのニュースなのですが、つい最近、3年ぶりに自分の住む町を出て、ボローニャの国際絵本展に行ったこと。
同じ目標を持つ友人たちと再会して刺激を受け、具体的に「やるぞ!」と力がわいているところです。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
sakanatowaniさん:今、いろいろな場所で、それぞれの方が、毎日、踏ん張って、思いやりを持って、前向きに過ごそうとしていらっしゃると思います。
でもふと疲れてしまった時、なんだか怒りっぽくなっている時、この「わにくんとさかなくん」ののほほんとした世界で、ふっと笑って、他の人への思いやりや、自分への思いやりを取り戻して、また前向きにすすめられる。そんな、“ちょっとひと息つける小さな椅子”のようなブログになれたらいいなと思っています。
のんびり更新ですが、ふらりと寄ってみてくださいね。

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エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。




【sakanatowaniさんのお気に入り&好きなブログ】

好きなブログはものすごくたくさんあるんですが、その中からごくごく一部をあげてみました。ご紹介できなかった方、ごめんなさい。

las manitas』 
この方のリフォーム物には、その色合わせといい、思いきりのよさといい、とても刺激を受けます!
お買い物記事は、一緒にお買い物をしてるみたいでワクワク!この方とはいつかお会いする気がしています。

ビスケットの缶』  
気持ちが疲れている時、ざわざわしている時、そっと寄らせていただくと、いつも静かにやさしく迎えてくれるようなあたたかいブログです。

ミゾリン研究室』  
もうひとつのブログ『A Taste Of The Southern Home アメリカ南部の家庭料理』とともに、この方の食への探究心、研究心は素晴らしい!実は一度もコメントを残したことがないのですが、毎月はじめの「家ごはんいろいろ」を、食べた〜い!とこっそり叫びながら見ています(笑)。

通訳Mのお仕事日記』  
日独間で通訳として活躍されているMさんのブログ。もともと彼女の「よく遊ぶためによく働く!」精神が大好きで読ませていただいていました。現在、特にヨーロッパのマスコミによる大袈裟な震災・原発報道から、二次的人災と呼んでいいほどのストレスを、海外に住む日本人が受けるようになってきています。それに対して彼女が起こした行動に、同じストレスを受けている者として共感し応援しています。

West Tokyo Today
もうかなり以前から、こっそり読ませていただいていました。少し前に、私が勇気を掘り起こしてコメントさせていただいたことからおつきあいがはじまり、いつも私を元気にしてくれるコメントをくださいます。光がいっぱい集まった透明感のあるさまざまなきれいな色が集まっているような、すてきなブログです。




【sakanatowaniさんのライフログ】

アルプスのきょうだい (岩波の子どもの本)

ゼリーナ・ヘンツ / 岩波書店


小さい頃から大好きな本。特に主人公のウルスリが冒険から帰って、お母さんが作ってくれた「むしたくりにクリームをかけたもの」が食べたくて、食べたくて(笑)。挿し絵を描いたカリジェの生まれたスイスの村の近くまで行ったことがあるのですが、今度は美術館を楽しみに行きたいです。

九月姫とウグイス (岩波の子どもの本)

サマセット モーム / 岩波書店


この本も、小さい頃から何度読んだかわかりません。武井武雄の、かわいいとは違う、不思議な魅力の絵に、いつもひかれていました。

線と色彩の詩人 (別冊太陽 絵本名画館)

初山 滋 / 平凡社


ある程度以上の年齢の方なら小学校時代、彼の絵が表紙の国語の教科書で勉強したのではないでしょうか。こちらに来てからさらに、彼の絵が、知らないうちに自分の中に深くしみ込んでいるんだなあと感じる大好きな画家です。

アルケミスト (海外シリーズ)

パウロ コエーリョ / 角川書店


ひとりで前に進んでいかなければいけない時、ひとりで踏ん張り続けていかなければいけない時、何度も力をくれた本。

レンブラントと和紙

貴田 庄 / 八坂書房


17世紀のオランダの画家・版画家であるレンブラントは、当時、日本・長崎出島から日蘭貿易で渡ってきた和紙を版画に使用していました。ヨーロッパで版画をしている今だからこそ、より興味を持った和紙、そしてヨーロッパと日本のつながりを、興味深く読みました。もっと勉強してから、再度、深く読み込んでいきたい本です。

ビッグ・フィッシュ コレクターズ・エディション [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


こちらに来て数年目に、ひとりで映画館に行って観たおなじみティム・バートンの映画。あるシーンで、自分はわからないのにみんなが笑っていて、翌日クラスメートに聞いた思い出が。イタリアでは、イタリア語吹き替え上映がふつうなので(笑)。
今でも何度も何度も繰り返し観たくなります。こんなふうに楽しんでいきたい。映像を作るってすごいなあと思います。

Goldberg Variations

Bach / Dorian Recordings


オルガニスト、Jean Guillouさんのオルガン。
1030年生まれのフランスのオルガニストのジャン・ギューさんのオルガンを、近所の教会のオルガン・フェスティバルで聴いたのが、私の初めてのオルガン・コンサートでした。濃い霧の立ちこめる月夜の林の中から聞こえてくるようなそのオルガンの音は、今まで思っていたオルガンの音とはまったく違っていて、その時の気持ち、頭に浮かんできたイメージは、一生忘れられません。

sakanatowaniさんの「さかなとわに」を読んでみましょう。
by blog_editor | 2011-04-16 11:05