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「ワルテルとソーラと小説家」の馳 星周さん登場!

c0039735_14325240.jpg軽井沢の美しい自然の中をおもいっきり走りまわるワルテル君とソーラちゃん。秋色の枯葉が落ちる森の中をお散歩したり、広い草原を走り回ったり。冬は雪とたわむれたり。走っては遊んで走っては遊んで…。躍動感あふれる写真から、その楽しさが伝わってきます。
「父ちゃんたらさ」「うちの父さんね…」と2匹が語る軽快なおしゃべりも愛らしく、とってもユーモラスです。

晴れている日も曇りの日も雨の日もそんな写真を撮り続け、楽しい文章を書きつづるのは、「不夜城」の作者として知られる小説家の馳 星周さん。犬好きファンだけでなく、多くの読者に愛されているブログを日々更新しています。
今週は、軽井沢の別荘地で、愛犬と暮らす日々を写真とともにつづる、「ワルテルとソーラと小説家」の馳 星周さんに登場していただきました。

エキサイトブログ編集部:いつもご利用いただき、ありがとうございます。ブログをはじめたきっかけは?
馳 星周さん:3年ほど前に愛犬のワルテルの想い出を残しておきたくてデジタル一眼レフカメラを購入しました。が、どうにもこうにも上手に撮れず、知識を得ようとネットを彷徨っていると、写真ブログなるものの存在を知ったのです。様々なブログを訪問し、この人の写真は凄いと感じるブログにコメントを残すようになり、写真のテクニックを教わったりしているうちに、ブログ運営のノウハウも自然に身についていきました。
ならば、自分でもブログをはじめてみようかと思ったのがきっかけです。ワルテルの写真も大量に溜まっていましたし、やはり、写真を他人の目にさらさなければ上達しないと悟ったからです。
ブログをはじめるにあたって、ひとつだけ決めたことがあります。それは、特別な事情がない限り、毎日更新する、ということです。犬たちの日常を紹介するというのがブログの一番の目的ですが、自分の写真技術の向上も目指していましたので、いい写真が撮れないから更新しないというのではいつまで経っても上手にならないと思ったからです。今は週末と休日の更新は休まさせてもらっていますが、ブログをはじめた最初の2年は、病気や留守の時以外、毎日更新を続けていました。

エキサイトブログ編集部:ご自身のブログを紹介してください。
馳 星周さん:わたしの本業は小説家です。ノワールと呼ばれる、暗い暗い小説を毎日飽きることなく書いているわけです。したがって、仕事以外の文章を書くのは苦痛でしかない。しかし、わたしが愛してやまない犬たちの気持ちを代弁するというフィクションを書くことは、自分でも驚くほど楽しかった。馳星周という小説家に貼られたラベルから自由でいることができたのです。
小説家と言っても、特別な日常を過ごしているわけではありません。というより、わたしの生活は引きこもりにほぼ近い。規則正しく寝起きし、毎日小説を書き、ただそれだけです。家の外に出るのは、息抜きを兼ねた、犬たちとの朝夕の散歩だけ。
その時目にする軽井沢の四季の自然とその変化なら、ブログで紹介する価値があるかもしれない。
最初はワルテル、一昨年の11月からソーラが加わって、二頭の視点を交互に駆使し、なおかつそこにわたしの撮った写真を入れて、今のわたしのブログのスタイルができあがりました。
犬ブログ兼写真ブログですね。ブログ開設当初からさかのぼって呼んでいくと、ひとりのど素人が日々シャッターを切り続けることによって写真が上達していく過程を垣間見ることもできます。

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エキサイトブログ編集部:ブログを通して得たもの、新しい発見は? ブログのよさは?
馳 星周さん:繰り返しになりますが、馳星周という小説家に押しつけられているイメージから自由でいることができるということです。
原稿料が出るわけでもない、写真掲載料をもらえるわけでもない。それでもほぼ毎日更新し続けているのは、やはり、この自由が得難いものだからでしょう。商業メディアでは表現できないことが表現できるのです。

エキサイトブログ編集部:自分をひとことでいうなら、どんな人?
馳 星周さん:天の邪鬼。あるいはどS。

エキサイトブログ編集部:会ってみたいブロガーは?
馳 星周さん:人見知りする性格なので、基本的に実生活でだれかと会うのは苦手です。が、仲の良い写真ブロガーたちとは日々、コメント欄やメールなどでコミュニケーションを密に取っているので初対面という感じがせず、仕事でどこかに出かけることになると、その地で活動しているブロガーに連絡を取って飲みに行ったりしますね。

エキサイトブログ編集部:一番好きなこと(モノ)、ハマっていることは?
馳 星周さん:写真です。
小説を書くことはわたしの生業であり人生の一部ですが、写真もそうなりつつあります。これまで、趣味というものはほとんどなかった。なのに、40を過ぎてから手にしたカメラが、人生観さえ変えつつあります。
もっと写真がうまくなりたい。毎日、そればかり考えています。

エキサイトブログ編集部:夢は?
馳 星周さん:55歳で引退し、キャンピングカーで犬たちと日本全国を周り、写真を撮り歩きたい。夢です。実現不可能な夢です。多分、死ぬまで働き続けないとなりません。

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エキサイトブログ編集部:バーニーズマウンテンドッグのワルテル君、ソーラちゃんの楽しそうな散歩写真&軽井沢の自然の景色に癒されますが、軽井沢で愛犬と暮らすようになったきっかけやその楽しみは?
馳 星周さん:ワルテルの前に、同じ犬種のマージョリーという犬を飼っていました。彼女が11歳の春、不治の病の宣告を受け、最後の夏を東京で過ごさせるのは可哀想だと、軽井沢に別荘を借り、夏を過ごしました。東京ではよぼよぼの老犬だったマージョリーが、軽井沢では生き生きと歩き回るのを目の当たりにして、移住を真剣に考えたわけです。
マージョリーはその秋に他界しましたが、すでに土地を購入し、家を建てる計画が進んでいました。翌年の夏、ワルテルと共に越してきたのです。
軽井沢は「なんちゃって」田舎です。都会に比べれば自然に溢れていますが、本当の田舎と比べれば、環境破壊が進んだ華美な別荘地です。新幹線に乗れば東京まで一時間。ネオンが恋しくなればすぐに行くことができる。さらに別荘地に住めば、地元の人たちとの煩わしい人間関係からも解放される。
人間の利便性と犬の幸福を考えると、軽井沢以外に選択肢はなかったわけです。
11月から翌年4月までの軽井沢は天国です。観光客もほとんど訪れず、静寂に満ち、透明度の高い清廉な寒さに身をさらしていると肉体が活性化されていくのを感じる。元々寒いところで暮らしていた我が家の犬たちもそうです。ノーリードで自由に自然の中を駆け回ることができる。
しかし、5月から9月までの軽井沢は地獄です。観光客や別荘族が大挙して押し寄せ、普段、車で5分もかからないスーパーに行くのに一時間以上かかることさえあります。不作法な連中が大声でわめき、夜中に花火を鳴らし、ゴミを散らかし、犬を捨てていく。
最近ではもっと人里離れたところに移りたいと真剣に考えています。が、多分、女房の大反対にあって挫折するでしょう(苦笑)。 

エキサイトブログ編集部:また、写真の撮り方や記事アップの際にこだわっていることなどがあれば…。
馳 星周さん:基本的には、前日あったこと、見たことを翌日のブログで、犬たちの口調を借りて報告というスタイルを取っています。朝起きると、まずどこに散歩に行くかを決め、散歩の合間合間に写真を撮る。
時に気に入った写真が撮れると、その写真をブログに掲載したいがために、強引に話を作ることもあります。小説家ですから、書くものはフィクションです。事実をそのまま書くことはまずありえません。読んでいる人を楽しませるための文章ですから。
朝起きたときに一番気になるのが天候です。ピーカン、雲混じりの晴天、曇天、雨、雪。天候によって、散歩に行く場所を決めるわけですが、もちろんすべては写真のためです。雲ひとつない晴天や、陰影のない曇天の日は気持ちが憂鬱になります。いい写真が撮れないことがわかりますから。逆に、形のいい雲が空に浮かんでいたりすると、子供のようにはしゃいで散歩に出かけます。
ひとけのないところに行くと、リードを外して犬たちには好き勝手に歩かせる。それを風景と絡めて写真に撮っています。

エキサイトブログ編集部:生活の中で大切にしている時間や癒される瞬間などは?
馳 星周さん:夜、食事を終え、犬たちの最後の散歩も終わらせ、シャワーを浴び、ソファに腰を下ろし、シングルモルトウィスキーをちびちび啜りながら葉巻をくゆらせる。キューバ葉巻の濃密な煙を吐き出しながら、今日も一日お疲れさん、と自分に言い聞かせています。

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エキサイトブログ編集部:数ある記事の中でご自身が気に入っている記事や写真、また、読者に評判だったポストは?
馳 星周さん:★2007年11月3日 「ソーラが来た
可愛い可愛いソーラが(苦笑)、我が家にやって来た日のエントリー。忘れられません。

★2008年2月8日 「ダイヤモンドダスト
わたしは北海道で生まれ育ちましたが、ダイヤモンドダストをこの目で見たのは軽井沢でだけ。感動しました。写真がへたれだったのがなんとも残念です。

★2008年7月24日 「朝日の中で
このエントリーに載せた最後の写真、初めて、自分の写真に手応えを感じたのです。

★2009年3月17日 「せっかく楽しかったのに
普段使っているプロ向けカメラ、Canon Eos 1D Mark IIIを修理のため、工場に送り、代わりに、3年前に買ったEOS KISS Digital Xという入門機を使って撮った写真をエントリーしている。写真は機材じゃないと再確認したエントリーです。

c0039735_14363941.jpg★2009年9月14日 「ポートレイト
普段はとにかくシャッターを切りまくっているのですが、この日はワルテルのポートレイト一枚だけ。撮った瞬間、今日はもうこれだけでいいと思えたのです。
読者の反応も凄かったな。

エキサイトブログ編集部:最近、感動したことは?
馳 星周さん:最近感動したことですか? 歯茎が炎症を起こして痛くて、頬を手で押さえてうんうん唸っていたら、ソーラが近づいてきて、ぺろっと頬を舐めてくれたんです。感動したー(苦笑)。

エキサイトブログ編集部:最近の気になるニュースは?
馳 星周さん:我が最愛のサッカークラブ、FCバルセロナが今季もリーガ・エスパニョーラとチャンピオンズ・リーグで優勝できるか。もう、気になるのはそれだけです。

エキサイトブログ編集部:ブログに訪問してくださる方にひとこと!
馳 星周さん:最近はコメント返しがなかなかできずに済みません。すべてのコメントにはちゃんと目を通していますので見捨てずにお付き合いください。


エキサイトブログ編集部:ありがとうございました。



【馳 星周さんが好きなブログ、気になるブログ】

●「Magnum Yoda Photography 日本語版」  
わたしの最初の写真の師匠。彼の犬写真を初めて見た時には本当に衝撃を受けた。今は重い病気から回復するためのリハビリ中。早く、昔のように元気になってほしい。

●「Capucci-photo」  
機材とレタッチに関するお師匠さん。写真のオールラウンダー。なにを撮ってもうまいが、小すけべなのが玉に瑕。

●「Silva & Me...sometimes talk to oneself.
押しかけ弟子のブログ。いつ、まともな写真が撮れるようになるのやら……

●「タスマニアで生きる人たち」  
ナルシストによるナルシストのための文章&写真ブログ。 どうしてあそこまでナルシストになれるのか、知りたくてしょうがないのです。

●「burgism
写真ブログ界の2大どSのひとり。もうひとりは……わたしだそうです。




【馳 星周さんのライフログ】

ミラクル7号 [DVD]

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント


わたしのペンネームの由来でもある香港映画界の大スター、チャウ・シンチーの『ミラクル7』。トイレのシーンで死ぬほど笑いました。

馳 星周さんの「ワルテルとソーラと小説家」を読んでみましょう。
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by blog_editor | 2009-10-14 20:22