制作スタッフの小村です。
制作時の様子は村松さんが書いているので、私は映画の中で所々登場し、非常に重要なキャラクタである「天狗」について書いていこうと思ってます。
皆さん天狗って何者か知ってますか?
顔が赤くて鼻が高くて下駄みたいのを履いてる妖怪というイメージがありましたが、実は様々なとらえ方があるみたいですね!!
妖怪だったり、山神だったり、「傲慢偏執」で真実の知恵が働かず悟りの世界に入れない人だったり...
でも、一番生活の中で使われている「天狗」の意味って、「自慢する人」とか「偉そうな人」じゃないですかね?「あいつ最近天狗になってるよね」というような使い方しますよね?
どんな人にも天狗な部分や、天狗な部分があった時期ってあると思うんですけど、今日は僕が天狗だったな~と思った話を書きます。
小学生の頃ものすごく昆虫が好きで(今は全く触れません)、学校では昆虫博士って呼ばれてたんですよ。毎日昆虫を捕まえてたんですけど、昆虫博士として友達から崇められる様になってからは、「僕は博士だから、どんな昆虫でも捕まえられるぜ!」とか「お前らの捕まえる虫は珍しくないし、小さいし全然ダメだね」とか、思いっきり天狗になってましたね!
しかしこのチビ天狗には、後に大きな試練が待ち受けていたんですよ!
ある日昆虫仲間に、「公園ですごい虫を見つけたから、博士来てよ」と言われ、ついて行くと、人間の顔ぐらいの大きさで毛むくじゃらの大きな蜘蛛が!!
さすがの昆虫博士でも本当にびっくりしましたね。こんな化け物絶対触れない!と思ってましたが友達たちは、「博士なら捕まえられるはず」と、おもいっきりあおってきたんですよ!!
仕方なく、手で捕まえて虫かごに詰めました。昆虫博士としての面子は保ったんだけど、家に帰ってから手がパンパンに腫れ上がってしまい、病院にいくはめに...
大事には至らなかったんですけど、手は焼けるように痛いし、親にはこっぴどく怒られるし... 最悪の思い出ですね。
多分、それ以来昆虫が苦手になってしまったのではないかと。
皆さんもこんな経験ありませんか??