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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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 セルフ・バースデイ・プレゼントとして注文しておいた英国Genesis Publicationsの『Woodstock Experience』がちょっと前に届きました。今年はウッドストックから40年ということでCDも未発表トラックを含む各種が発売されています。

 1969年、ぼくは浪人していました。ウッドストックのことは新聞のニュースで読んで知ったんだと思います。浪人生のくせにロック・バンドにうつつを抜かしていたぼくは、7000マイル(くらいかな?)離れた彼の地に思いを馳せたものです。やがて、そのフェスティヴァルを見てきた成毛滋さんのインタヴューが『ニュー・ミュージック・マガジン』(現在の『ミュージック・マガジン』)に掲載され、それを読んでさらなる胸の高鳴りを覚えたものです。

 ウッドストックに触発された成毛さんは、その後、日比谷の野音で「10円コンサート」を始めます。週末の午後から夜まで、当時の日本を代表するロック・バンドの数々が10円で観られたんですから、ぼくはほとんど欠かさず行きました。そんなこんなで、ウッドストックはぼくにとって、何か胸騒ぎを覚えさせるものになっています。

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 家に送られてきたきの状態です。結構大きなパッケージです。左のCDと比べればわかるでしょ。

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 開けると、ダンボールのボックスが出てきました。

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 その中に入っていたのが、このようなエコ・バックに収められた本体です。

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 本体を取り出してみました。パッケージの表紙はジミ・ヘンドリックスのイラストじゃないですか。

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 皮のストラップで止まっています。中を開けるのがわくわくするでしょ。しないですか?

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 開くと3つ折になっていました。左右にハード・カヴァーの本が入っていて、真ん中がさまざまなオマケというか付属品です。真ん中の下にある横長のオレンジ色のものは本物のチケットです。レプリカじゃありません。どこかに残っていたんでしょうね。

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 チケットのアップです。

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 それぞれをパッケージから取り出してみました。Volume 1(左下)はエッセイ集で、Volume2(右下)は写真集になっています。

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 上のトレイの中にはこんなものが入っていました。

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 内容の説明です。

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 ジェネシス本の売り物、直筆のサインです。今回はプロデューサーのマイケル・ラングと出演者のアーロ・ガスリーです。「アリスのレストラン」、久々に聴きたくなりました。

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 ついでにこんなものも買っています。ここまでやるならウッドストックのコンプリート・ヴァージョンを出してほしいですね、ぼく以外誰も買わないかもしれませんが。10年後は50周年ですから、そのときに今回以上に盛大なことをやってくれたら嬉しいけれど。そのときまで元気でいられるかどうか、そちらが問題かもしれません。でも、夢を持っていれば元気でいられるのでは。最近はそう思っています。
by jazz_ogawa | 2009-08-29 09:17 | マイ・コレクション | Trackback | Comments(6)
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 先日ですが、恵比寿の「ガーデン・シネマ」で観てきました。予告編を観たときから気になっていた映画です。音楽ファンならお馴染み(でもないかな?)のチェス・レーベルの物語です。ジャズ・ファンならアーゴの親レーベルといえば、わかりますよね。

 主人公はチェスの創立者であるレナード・チェス。本当はフィルとのチェス兄弟でレーベルは運営されていたのですが、話がややこしくなるからか、フィルは登場しません。

 ブルースやR&B専門のチェスはポーランド移民のチェス兄弟、ジャズのブルーノートはドイツ移民のアルフレッド・ライオンが設立しています。こよなく愛した黒人音楽を、後世の遺産として記録したのがアメリカ人ではなかった──そこがアメリカの面白いところです。いろいろ考えさせられもします。

 ストーリーはレナードとマディ・ウォーターズの友情や信頼、そして不信といったものを軸に展開していきます。そこにリトル・ウォルター、ハウリン・ウルフ、エタ・ジェームス、チャック・ベリーといったチェスを代表するスターが絡み、1950年代の典型的なマイナー・レーベルのあれやこれやが描かれています。

 ついでにミネソタ・ファッツまで出てきたのはびっくりです。このひと、映画の『ハスラー』で主役のポール・ニューマンが対峙した実在の人物です(映画ではジャッキー・グリーソンが演じています)。そのひととエタがつながっていたとは知りませんでした。

 この手の映画では定番の麻薬やアルコール依存も重要な要素になっています。当時、レコードのプロデューサーやオーナーの仕事はジャンキー対応が大きなものだったのかもしれません。ライオンもそれでずいんぶん苦労したそうですし。

 『ドリーム・ガールズ』でもペイオラ(なんのことかわかりますか?)のシーンが出てきますが、レナードもペイオラでヒット曲を生み出します。こういうシーンは、知っている人が観ればにやりとするでしょう。

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 エタ・ジェームスを演じたビヨンセがよかったです。彼女が歌う「アット・ラスト」。これ、大好きな曲です。

 そっくりさんではミック・ジャガー(歌いっぷりが)とチャック・ベリーでしょうか。ぼくはレコーディングのシーンが興味深く、そういうディテールをじっくりと観るため、もう一度この映画は観に行ってもいいかなと思っています。

 人種差別が厳然としてあった時代です。コンサートでも白人と黒人の席は左右に分けられていました。バスだと黒人は後部の座席に追いやられるのですが、コンサートでは左右だったんですね。こういうところは妙に公平です。チャック・ベリーのコンサートでは、興奮した白人のファンが黒人席になだれ込み、その後は境界線がなくなってしまいます。

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 そういうわけで、チャック・ベリーは人種の壁を破った最初の黒人アーティストとなったんですが、この手のエピソードをいろいろと盛り込みながらの約2時間は、音楽ファンでなくとも楽しめると思います。

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 映画のタイトルは、ヒットを飛ばしたアーティストにギャラの一部として新車のキャデラックがレナードから贈られることに由来しています。あの時代、黒人がピカピカのキャデラックに乗っていてトラブルには見舞われなかったんでしょうか?

 チェスは黒人音楽のレーベルとしてかなりの成功を収めます。そうなると、アーティストはオーナーに印税を搾取されているのでは? と不信感を抱くなるようになります。これは、当時の業界ではよくあった話です。

 レナードも優雅な生活を満喫していました。実際に搾取があったかどうかは知りませんが、黒人には常に差別意識や被害者意識がありますから、自分のレコードがヒット・チャートを賑わすようになれば、誰だってそう思って不思議はありません。これがブルーノートだと、オーナーも貧乏生活をしていたので、誰もそんなことは考えなかったようですが。

 ライオンと同じようにミュージシャンと音楽を心から愛していたレナードですが、ヒットしたのが不幸だったかもしれません。ライオンはこの世を去ったいまも多くのミュージシャンから敬愛されていますが、チェス兄弟のことをよくいうひとはあまりいません。

 映画には、マディ・ウォーターズの「フーチー・クーチー・マン」の作者でベーシストのウィリー・ディクソンも登場します。このひと、チェスではかなり重要な働きをしたんですが、その一部しか紹介されなかったのは残念です。フィルのことと同じで、あんまり話を広げてもまとまりがつかなくなるからでしょうね。

 なお、チェスの事務所とスタジオがあった建物(2120 S. Michigan Ave.)は、1990年にシカゴ市のランドマークに指定されています。そしてウィリー・ディクソンの未亡人メアリーが1993年にこの建物を買い取り、1997年からはウィリーが設立したブルース・ヘヴン・ファウンデーションの本部として使用されています。シカゴに行くチャンスがあれば、ぜひのぞいてみたいです。

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 そうそう、この映画、音楽はテレンス・ブランチャードが担当しています。とはいっても大半はチェスのヒット曲ですから、彼の作品じゃありませんが。
by jazz_ogawa | 2009-08-26 11:47 | 映画&DVD | Trackback | Comments(6)
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 おかげさまで昨年に続いて『ジャケ裏の真実』の2作目が出せました。『ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実 4000番台(4001-4100番)ライナーノーツ全解説』。1冊目は1501~1600番の99枚で、今回は欠番がないので4001~4100番までの100枚を紹介しています。今回は各ページにジャケ裏の写真も配することができましたが、スペースの都合で文字が読めるほど大きくありません。もっとも文字が読めるサイズの写真を掲載するなら、本もLPサイズに近くなってしまいますから。

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 2冊並べると、いい感じです。と、自己満足。出したい本が出せるって幸せですね。

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 背表紙もいいでしょ?

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 ついでにこれまで書いたブルーノート本もまとめてみました。これはライフワークの「ブルーノート3部作」。ここまでの5冊は全部ハード・カヴァーです。ハード・カヴァー・フェチですから、ひとりでニンマリといったところです。安手じゃなくてキチンとした本を作ってきてよかったなぁとしみじみ思います。

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 背表紙です。版形がみんな違うのは、最初から意図したものです。いろいろな大きさのハード・カヴァーでこの3部作は作りたかったんですね。好きなように作らせてくれた東京キララ社には感謝しています。

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 こちらはそれ以外のブルーノート本。似たようなものをよくぞ書いてきたものだと思います。今年だけでブルーノート本を3冊(『ジャケ裏の真実』、『読本』、『大事典』)、そこに改訂版の『ブルーノート・コレクターズ・ガイド』を加えれば4冊というのは、いったいどういうことなんでしょう。この出版不況下で、自分としては考えられないことだと思っています。これも購読してくださるみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。

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 こちらは、共著で出したブルーノート本です。ほかにも何冊かありますが、とにかくブルーノート本は日本でかなり特殊なポジションにあることがわかります。プレスティッジ本もリバーサイド本もないですからね。ジャズ・レーベルで単行本、それもかなりの数の本が出るのはブルーノート以外ありません。

 ブルーノートと出会い、音楽に惚れ込み、創立者の知遇を得、そしてこうした本が出せたこと。人生って本当に面白いし、楽しいですね。これも周囲のひとたちの優しさのおかです。いくら感謝をしてもしきれません。だからこそ今後もみなさんに読んでいただけるものを書かないと。


 で、話を元に戻すと、『ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実 4000番台(4001-4100番)ライナーノーツ全解説』はAmazonで発売中です。大きな書店でも並んでいると思いますので、ぜひよろしく。来年になったら3冊目の『4100番台編』も出したいので、そのためにも今回の本が売れてくれるといいのですが。
by jazz_ogawa | 2009-08-23 10:29 | Works | Trackback | Comments(14)
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 数日前に上原ひろみさんのインタヴューをしてきました。これは復刊なった『男の隠れ家』11月号(9月27日売り)の巻頭ページ「パーソン」用のものです。

 これまでにも上原さんとは何度か顔を合わせてはいました。ところがタイミングが合わず、一度もインタヴューはしたことがありません。デビュー直後に聴いたプレイで、ぼくがウン十年かけて体験してきたジャズ・ピアノの概念をあっさり壊してくれたのが上原さんです。

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 一般誌のインタヴューということから、「ジャズの話はどうでもいいや」という気分で彼女にいろいろうかがいました。ジャズでもクラシックでもロックでも、なんでも好きというのが面白かったですね。だからあれほど八方破れというか奔放なプレイができるんでしょう。上原さんのフランク・ザッパ好きは有名です。そんなところにも、従来とは違うピアニスト像を見た思いがしました。

 ぼくも昔から音楽をジャンルでわけることに抵抗がありましたし、なんでも好きで聴いてきました。ミュージシャンの多くもそうです。以下は上原さんの言葉。

「クラシックのひとだって、当時は一番新しい音楽を作ろうと思って曲を書いたり演奏していたのに、誰が《クラシック》なんて呼ぶようにしたんでしょうね」

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 上原さんがステージに出るときは、「誰も聴いたことのない演奏をしようと心がけている」そうです。自分の娘と同じ年齢の彼女からこういう言葉を聞くのはよても嬉しいですね。ポジティヴ・シンキングの彼女ですから、なんでも前向きに考えているのでしょう。

 ぼくが抱いていたジャズの常識をいとも簡単に覆してくれた上原さんです。その彼女が世界を股にかけて大活躍している姿を想像するだけでも嬉しくなってきます。きっと人種を超えて、世界中のひとびとを驚かせているに違いありません。

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 現在はニューヨークと東京を拠点に行ったり来たりしている上原さん。「東京JAZZ」ではニューヨークに住む大先輩の矢野顕子さんと共演します。その後はニューヨークに戻り、「ブルーノート」出演や、「カーネギー・ホール」で開催されるオスカー・ピーターソンのトリビュート・コンサートでソロ・ピアノを弾くことになっているそうです。

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 9月5日に発売される『プレイス・トゥ・ビー』は初めてのソロ・ピアノ集です。思いもよらぬ演奏の連続に心を奪われました。強力なタッチもさることながら、しっとりした表現に胸を打たれる瞬間もあります。

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 日本人であることをことさら意識しているわけじゃないですが、上原さんのワールドワイドな活躍を知るにつけ、誇らしい気分になります。新型インフルエンザを心配していた上原さん。でも、元気いっぱいの彼女ならウィルスも避けて通るんじゃないでしょうか。医者としてはまったく根拠のない物言いで申し訳ありませんが、そう思っています。
by jazz_ogawa | 2009-08-21 18:04 | Works | Trackback(1) | Comments(8)
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 って、たいしたことじゃないんですが、デジカメを買い換えました。娘が新しいカメラを買ったので、ぼくもほしくなり、「何がいい?」と聞いたら、このカメラを推薦してくれました。PanasonicのLumix TZ7というモデルです

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 これまで使っていたソニーのCyber-shotの調子が悪く、電池を内臓したままにしておくと自然に放電してしまい、毎回充電しなければならなくなったからです。それと電池を入れるたびに日時の設定が消えてしまい、設定しなおさなければならなくなっていました。

 ただし、Lumixはサイズがふた回りほど大きいです。厚さも1.5倍くらいあるでしょうか。ジャケットのポケットに入れると、かなり膨れてしまいます。

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 電源をONにするとレンズがニューっと出てきます。

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 アパートのエレヴェーター・ホールから夜景を写したらこんな感じになりました。Cyber-shotよりは写りがいいかな?

 でもCyber-shotだってまだ使えますので、こちらも必要なときには登場してもらいます。
by jazz_ogawa | 2009-08-19 10:13 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(4)
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 早いもので、京都に行ってから2週間が経つんですね。ぼくは東京からめったに外に出ないので、国内旅行をほとんどしたことがありません。京都は中学の修学旅行(だったかな?)以来かもしれません。かすかな記憶を手繰り寄せると、その後に一度行ったかもしれませんが、忘れました。

 とにかく出不精です。京都に行ってもなにもしないだろうなと思っていました。ところがどんな風の吹き回しか、観光まがいのことをしてしまいました。

 1泊2日の、それも観光が目的じゃありませんから、行き当たりばったりで手近なところに数ヶ所行っただけですが。

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 着いた日は、「バー探偵」から一番近い名所、ということで下鴨神社に行ってみました。「バー探偵」から歩いて10分くらいでしょうか。夕方ということもあって、ほとんどひとはいません。

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 真ん中にいる赤いTシャツ姿はぼくじゃないですよ、念のため。

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 こんな感じで誰もいません。でも、おかげで静謐な時間がしばしすごせました。

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 翌日はホテルの近くにある、ということで京都御所へ。

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 昔はいくら土地があったといっても、この広さは尋常じゃないですね。こんなに道幅が広い必要があったのかしら? とまったく文化的じゃない疑問を覚えたぼくです。

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 その後は、国宝第一号でも見ようかと、地下鉄と電車を乗り継いぎ、太秦の広隆寺へ。

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 国宝や重要文化財に指定された仏像を何十体も見ると、なんだか有り難みが薄くなりました。信心深くないこともあり、これまた低俗な感想ですいません。でも、これって名盤ばっかり連続して何十枚も聴いたら有り難味が薄れるのと同じです。薄れないって? そりゃあ失礼しました。

 それで、たった1泊2日でしたが、京都も悪くないなと思いました。根が単純ですから、懸案のロック・バーを京都で開くのもいいかな、なんて思ったりもしています。これは「バー探偵」を見たことも大きいです。

 でも京都でお店をやるなら、本業を引退してからになりますから、いつのことになるやら、です。それならニューヨークでお店を開くのもありかと、妄想はどんどん膨れていきます。そして結局は東京で、と考えは落ち着きます。もう少し景気がよくなったら、どこかで開きたいですね。「由緒正しい(?)カーテン」もあることですし。

 こんなことを思っていて、はたと気づきました。このところ気持ちが前向きになっているみたいです。ブログを読み返してみると、今年の初めあたりまではどうも後ろ向きでした。「人生、もういいや」みたいな気持ちが強かったですから。

 でも、いまは「もうちょっとやりたいことをやって楽しんじゃおうかな?」という気分に変わってきました。どうしてでしょうね? 思い当たることはいくつかあります。まあ、これを人生の機微っていうんでしょうか。年齢を重ねるっていうのはなかなかいいものです。
by jazz_ogawa | 2009-08-16 10:41 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(21)
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 お盆休みでここ数日ぶらぶらしているんですが、昨日は銀座でイタリア映画を観てきました。1ヶ月ほど前に封切られていたんですが、ぼくの読んだ新聞でも好評だったことから、友人に誘われて行ってきました。誘われなければ観ることはなかったかもしれません。

 大作や目まぐるしい展開とは無縁の内容です。北イタリアの小さな村で起こった殺人事件をひとりの警部が解決していく話で、いわゆるミステリーとは違います。派手なところは少しもなく、淡々と話が進むうちにさまざまな人間模様が描かれていきます。

 人を愛することにはいろいろな形があります。重いテーマですが、一方でほのぼのとした気分にもなれました。といっても、寂しい気分のほうが強かったかもしれません。

 この映画、イタリアのアカデミー賞にあたる「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」で史上最多の10部門独占という快挙を達成したそうです。こういう映画に高い評価を与えるイタリアの映画人も素晴らしいと思いました。

 大画面ならではの派手な映画も好きです。しかし、この映画のように心の襞のひつひとつにジワリと染み込んでくる作品にも惹かれます。それから、この映画、実に美しく景色が描かれていました。ポスターの写真でもわかるように、湖の映像や色が綺麗で、『湖のほとりで』というタイトルそのものの印象的な作品になっていました。

 田舎ゆえの人間関係が軸になっていますが、ドロドロしていないところもよかったです。観終わって、素朴とか純情といったものが何かを改めて考えたりもしました。それに比べ、都会で生きている自分はなんて即物的なんだろう、なんてことも思いました。それはそれでいいというか、そういうライフスタイルなんで仕方のないことですが。

 この映画を教えてくれた友人には感謝です。この映画が描いている世界とはまったく違う日常を生きているぼく(たち?)ですが、自分(たち)のことを踏まえながら、帰りに友人関係とか人間関係のことなんかについて語り合いました。こういう会話も楽しいですし、日ごろはただただ日常のスケジュールに流されるように生きているぼくにとっては貴重で大切な時間だったと思います。

 このところ、打ち合わせや納涼会ということでおいしいものを食べる機会が多かったので、久々になりますが、以前ときどき行っていた自然食の店で夜ごはんを食べてきました。野菜中心の食事です。こういうものを苦もなく、かつおいしく食べられるようになっている自分にびっくりです。慣れは怖いというか、はたまたぼくも成長したというか・・・。自分の体を考えると悪いことじゃないので、自己満足していますが。
by jazz_ogawa | 2009-08-13 13:51 | 映画&DVD | Trackback | Comments(0)
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 今週はお盆なので本業はほとんどお休みです。この間に次回本の原稿を書こうと思っていますが、溜まっていた本を読んだり、CDを聴いたりもしているので、思ったほどはかどっていません。でも、年に一度くらいはゆったりと時間を過ごす数日があってもいいのかなとも思います。

 さて、これまでにも何かのついでに予告していた次回の「ONGAKUゼミナール」。一度ははきちんと予告をしておかないと。なにせ、気を抜くとすぐに集客が悪くなりますから。それと、今回はなんとなくひとの集まりが悪そうな予感がしています。こういう空気を読むの、得意です。

 詳細は、しつこいですが、こうなっています。

09.04. Talk Event『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽』(第2回:ボブ・ディラン~フォーク・ロックの時代)@駒場東大前Orchard Bar 20:00~21:30 チャージ1500 円(w/1 drink)
問い合わせ&予約:03-6410-8324(http://blog.livedoor.jp/nobby2jack/archives/cat_50015795.html) 

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 選曲はまだしていません。ディランの歌を中心に、それぞれの時代とリンクするアーティストの楽曲を交えつつ、自分の体験を踏まえながら当時を振り返りたいと思います。

 60年代後半は激動の時代でした。アコースティック一本で歌っていたディランもそうした時代の流れとともにやがてロック・バンドをバックに歌い始めます。その裏にはマイルスがエレクトリック路線に転換したときと似たような気持ちがありました。

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 マイルスを聴けばジャズがわかる。それと同じで、この時期のディランを聴けばさまざまなことが見えてきます。ぼくはディランより年下ですが、同じ時代を生きていて、彼の変節が実感できました。

 リアルタイムではわからなかったことも、あとになってハハーンと思うことがたくさんありました。そういうことをいろいろお話できればと思っています。ひとりよがりの考えではあるんですけど、ね。

 それでは、9月4日、みなさんとお会いできることを楽しみにしています。
by jazz_ogawa | 2009-08-10 11:59 | ONGAKUゼミナール | Trackback | Comments(6)
 ようやく最後まで来ました。ここまで観てくれた方には、有り難うございますというより、まずはご苦労様でしたとお礼をいいたいです。ほとんどそういうひとはいないと思いますが(笑)。
 
 ところでこの映像、最後が欠けてます。尻切れトンボになってしまいました。ぼくの話のあまりの面白さと素晴らしさに我を忘れ(嘘つけ)、撮影班がカメラを回すのを忘れていたそうです(なんてこった)。

 実は林海象監督ヴァージョンというのもあって、こちらはセミプロ・ユースくらいのカメラで、途中から照明も用いて撮っています。まだ観ていませんが、だからといって話の内容がグレード・アップするわけじゃありませんけれど。

 さて、次のトーク・イヴェントは9月4日の駒場東大前です。お時間と興味がある方は、ぜひお越しください。


by jazz_ogawa | 2009-08-09 10:49 | 映像 | Trackback(1) | Comments(8)
もうそろそろ飽きてきたとは思いますが、行きがかり上、しつこくアップします。これでもまだ最後じゃありません。

by jazz_ogawa | 2009-08-08 13:34 | 映像 | Trackback | Comments(0)
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