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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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 昨日はサリナ・ジョーンズのコンサートを恵比寿にある「THE GARDEN HALL」で観てきました。今回は彼女といくつかの楽しい出来事もあり、ぼくにとって思い出深い来日になりました。

 サリナが来日したのは21日のことです。その翌日ですが、1月に彼女とアレンジャーのキース・マンスフィールドさんが結婚したことを祝って、恵比寿の「筑紫楼」で内輪の食事会がありました。どうしてぼくが呼ばれたのかわかりませんが、総勢16名程度の楽しい食事会になりました。

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 サリナはとっても幸せそうで、最初に挨拶をしたときに、「これからはミセス・マンスフィールドと呼んでね」なんてジョークをいっていました。食事中も、たまたまBGM(有線)で流れていたジャズを聴きながら、ふたりして「これはスタン・ゲッツだ」、「いや違う」みたいなことをずっといっていて、わからなくなるとぼくに振られるのでちょっと閉口しましたが(笑)。で、そのときの正解はバド・シャンク。そう答えたぼくの株がキースの中でちょっと上がったみたいです。

 でも、そういうところがふたりの優しさだと思いました。そうやってぼくにも気を遣ってくれるんですね。こちらがお祝いしなくちゃいけない立場なのに、この思いやり。嬉しいです。

 出席していたひとの中には、今回バック・バンドのリーダーを務めるミッキー吉野さんと奥様もいました。ミッキーさんとは初対面でしたが、ぼくは熱狂的なカップス・ファンだったので、お話できただけで光栄でした。

 彼らもいいひとだなぁと思ったのは、サリナとキースがBGMについて「ああだ」、「こうだ」といっているときに、携帯で有線放送のWEBに行き、それが誰の演奏なのかをぼくたちに教えようと、一所懸命チェックしていたことです。

 翌日からは3日間リハーサルということで、7時半スタートの食事会は10時でお開き。今回は大阪と東京だけの公演なのにリハーサルに3日間かけるのはプロモーターの熱意の賜物でしょう。とかく利益優先の世の中で、こういうバックアップをしてくれるプロモーターがいるのは素晴らしいと思います。

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 そしてオフの日曜日には、NHK-FM用のインタヴューということで、お昼過ぎにスタジオまで来てくれました。これは8月に放送予定の「真夏の夜の偉人たち」の素材録りです。

「3回目の今年はサリナでいく」

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 番組のプロデューサーが去年からこう決めていたので、昨年サリナがプロモーションで来日したときにした約束がここで実現しました。気さくなひとがらの彼女はシンガーとして成功するまでにものすごい苦労をしています。そういう時代のことや、好きなシンガーについて、さらには大好物のラーメンのことなど、話は尽きません。その模様は放送日をお楽しみに。

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 それで昨日のコンサートです。満員のお客さんを前に登場したサリナは、昨年出した新作『LOVE & INSPIRATION』からの曲も含めて、ポップなナンバーを中心に歌ってくれました。

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 右がご主人のキース・マンスフィールドさん。例の食事会の話がきっかけで、彼はぼくを「バド・シャンク」、ぼくは彼を「スタン・ゲッツ」と呼びます。

 サリナは40年ほど前にイギリスに移ったのですが、最初に訪ねた音楽事務所の階段ですれ違い、ひと目惚れしたのがキースでした。しかし当時の彼は結婚していたので、彼女はずっと自分の思いを心の中だけに閉じ込めておいたそうです。

 キースはその後に、ロバート・プラント(!)、トム・ジョーンズ、ダスティ・スプリングフィールド、ジョージィ・フェイムといったひとに曲やアレンジを提供して大成功を収めます。

 そしてサリナは、といえばその後もずっとキースのことが忘れられず、片思いのままでした。35年間ふたりは会わずにいたのですが、彼女が開いたあるコンサートで再会。そして独身となっていたキースと今年ついに結婚したのです。まるで映画のようでしょ。

 そんな裏話を知っていたので、昨日のコンサートで歌われた「追憶」では思わず目頭を熱くしてしまいました。そのほかにも、「ジェシー」とか「エヴリシング・マスト・チェンジ」とか「君の友達」とか、すべてがサリナの人生とオーヴァーラップしてしまい、個人的に大きな感動を覚えた一夜になりました。

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 これはコンサート終了後にミッキー吉野さんと写した写真です。チャンスがあったら彼ともいろいろお話がしたいですね。

 それで、サリナとキースとは7月にまた会いましょうといって別れました。夏のフェスティヴァルに出るみたいです。きっといまごろはイギリスに向かう飛行機の中でしょう。
by jazz_ogawa | 2009-04-30 19:32 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(12)
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 先日の『ヴィニシウス』といい、昨日のオスカー・カストロ・ネヴィスといい、このところボサノヴァに縁があります。

 自分もギターをやっていたし、若いころはボサノヴァも含めて弾き語りで小遣い稼ぎをしていたことがあって、オスカー・カストロ・ネヴィスはアイドルのひとりです。関係ないですが、音楽ライター仲間のKちゃんが、ずっと前にわざと間違えてオスカー・スカトロ・ネヴィスといって大笑いしたことがあります。エー、下品でスイマセン。

 このひと、ジョアン・ジルベルトやセルジオ・メンデスが出演した1962年の伝説的な「カーネギー・ホール」コンサートにも出ていたんですね。日本で評判を呼ぶようになったのはずっとあとで、ボサノヴァの枠を超え、ミルトン・ナシメント、マイケル・ジャクソン、スティーヴィー・ワンダー、マンハッタン・トランスファーなどなど、さざまなフィールドのシンガーやミュージシャンの共演しています。

 で、今回の「ブルーノート東京」、なかなか豪華なラインアップでした。「ブラジリアン・ソングス&ストーリーズ・オブ・ボサノヴァ・セレブレーション」と題したステージに登場したのは、マルコ・ボスコ、パウロ・カラザンス、マルセロ・マリアーノ、そしてスペシャル・ゲストがレイラ・ピニェイロとアイアート・モレイラ。久々に聴いたレイラの歌がとくによかったです。

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 彼女は1980年代半ばにメジャー・デビューして、たしか86年だか87年に来日し、六本木の「ピットイン」で開いたミニ・ライヴに行った記憶があります。「ベサメ」がぼくの周りでは評判で、ピント外れだとは思いますが、それを聴いて「女性版フリオ・イグレシアス」のイメージを抱いたものです。このアルバム、『ベサメ~避暑地の印象』は当時繰り返し聴いた1枚でした。

 そのレイラもいまでは成熟した女性になり、ますますぼく好みの歌を聴かせてくれました。ポルトガル語の響きって、メロディに乗るとやたら切なく聴こえます。意味がわからないので楽しい歌かもしれませんが、なんだか胸がキュンとします。音楽は自分がどう感じるかですから、勝手にイメージやストーリーを思い浮かべて何らかの感情が掻き立てられるならそれでいいと思っています。

e0021965_11251344.jpg ところでアイアートのライヴには何度も接していますが、ブラジル人ばかりのグループに参加した彼ってあまり観た記憶がありません。リターン・トゥ・フォーエヴァーで初来日したアイアート。そのときの新鮮な驚きは忘れられません。いまでは当たり前になった打楽器の数々。当時は一度も見たことがないそれらを机上に置き、とっかえひっかえしてサウンドに彩りを添えていたシーンは衝撃でした。

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 オスカー・カストロ・ネヴィスは気のいいおじさん(おじいさん?)といった雰囲気で、あんまりうまくはない歌も(そこが味わいです)披露しながら、ギターの名手振りを堪能させてくれました。

 あんなに楽しげで余裕たっぷりにアコースティック・ギターが弾けたらいいなぁ。昔、レコードを聴きながら必死になってボサノヴァのギターをコピーしていたころが懐かしいです。

 店に入るときはちょっと涼しいぐらいだったんですが、終わって外に出たらそこそこ寒くなっていました。例年よりも今年は昼と夜の温度差がある気がします。いまごろのブラジルはどんなでしょうね? コパカバーナあたりのクラブでボサノヴァを聴き、外に出たら暖かいそよ風が吹いていた──そんな場面に自分を置いてみたいものです。

 気になるのは豚インフルエンザ。2日からのニューヨーク行きはどうしましょう? 目下、情勢を見守っているところです。
by jazz_ogawa | 2009-04-29 11:29 | ライヴは天国 | Trackback(2) | Comments(4)
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 ヴィニシウス・ヂ・モライス。「イパネマの娘」をはじめ、アントニオ・カルロス・ジョビンと組んで数々の名曲の作詞をした人物。外交官にしてブラジルを代表する詩人のひとり。

 彼のことはほとんど知りません。昨日、渋谷の「TSUTAYAシアター」でこの映画を観て、自分はなんて迂闊だったんだろうと思いました。ボサノヴァが大好きで、ジャズにのめり込んだのもジョビンのボサノヴァがきっかけだったのに。そのジョビンのことは興味を持っていろいろ調べたりもしました。しかしヴィニシウスに関してはノー・タッチでした。

 どうしてこんなに素敵な歌詞を書いた人物に関心を寄せなかったんでしょう? ポルトガル語ということもあって、いまいち彼について興味を覚えなかったのかもしれません。このドキュメンタリー映画を観て、ヴィニシウスの歌詞はその人生の映し鏡だということがよくわかりました。

 外務省に入り、いくつかの国に赴任したヴィニシウス。詩人仲間や批評家からは、作詞の道に進んだ彼に対し批判もありました。商業主義に堕したと見られたことも再三のようです。しかし、ヴィニシウスが書いた歌はいまでも世界中のひとに愛されています。

 9回結婚したというロマンティスト。だからこそ生まれた表現の数々。放蕩三昧の日々もありました。それも芸術家らしい感性で生きていたからこそのものと思われます。正確な文言は忘れましたが、彼が書いた歌詞にこんな一節がありました。

「片思いでもいいじゃないか。孤独でいるよりよっぽどましだから」

 こんな言葉に、恋多きヴィニシウスの人生がオーヴァーラップされます。

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 好きに生きたヴィニシウス。ぼくは彼のように破天荒な人生は歩めませんが、それでも好きに生きてきました。周囲にも迷惑をかけているだろうし、後悔したこともいろいろいります。迷惑をかけるのはまずいですが、後悔も含めていまの自分があり、その自分にはまあ満足しています。好きに生きてきたからこそのいまです。そういうことを許してくれた(許してくれないひともいたでしょうが)ひとたちのお陰です。

 思うように生きるのは難しいです。この映画を観て、改めてどれだけ自分が恵まれているかを思いました。もちろん何でもかんでも思いどおりにはいきません。いろいろな制約の中でぼくたちは生きているんですから。その中でいかに自由でいられるか。いや、いかに「自分は自由なんだ」と思って生きていられるかが大切だと思います。「心の自由」、「精神の自由」ですね。

 そういえば、以前キース・ジャレットにインタヴューをしたとき、彼はこんなことをいっていました。

「フリー・ジャズっていうのは自由に演奏することじゃない。スピリットをフリーにして演奏することだ」

 自由っていうのは、定められた世界の中でどれだけ精神が解放できるか、だと思います。それと、ひとりだけが自由ということはありません。ヴィニシウスの周りには、自分たちのやりたいことをやってきた自由人がたくさん集まっていました。

 ぼくの周りはどうでしょう。いろいろな職種や年齢のひとがいます。それだけにひとことではいえませんが、概して精神の自由人が多いですね。だから気が合うんでしょう。

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 ジョビンとヴィニシウスとジョアン・ジルベルト。そのほかにもボサノヴァ誕生の裏には重要なひとがいろいろいますが、彼らが同じ時期に同じ場所にいて出会った偶然。偶然ではなく、さまざまなファクターが重なって生まれた必然かもしれませんが、この出会いがなければボサノヴァは生まれていなかったかもしれません。それを思うと、怖くなってきます。

 リオデジャネイロ、コパカバーナ、イパネマ・・・。元気なうちに一度は行ってみたいですね。夜のさわやかな風を浴びながらイパネマの海岸通りを歩く。そのあとは小さなクラブで、名もないギター弾きやシンガーのボサノヴァを聴く。そんな贅沢もそろそろやってみたくなりました。

 でも、それには先立つものがない。と、ここで現実に引き戻されたぼくでした、嗚呼。
by jazz_ogawa | 2009-04-27 13:44 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(13)
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 前回、原稿は全部片付けたと書きましたが、原稿書き以外ではやることがいろいろあります。連日なにか予定が入っていて、こちらはいつになく忙しいです。スケジュール表をチェックしていないと肝心なことを忘れてしまいそうで、ぼくにしては今月末まで、ここ数年で一番忙しいかもしれません。

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 少し前の負荷心電図や先日の血液検査の結果もよかったので、気分は上々です。でもこの慢心がいけません。無理は大敵なので、食事にこれまで以上に気をつけ、ストレスをなるべく溜め込まず、睡眠も十分にとらないと。1週間後にはニューヨークですから、それまではひたすら食事に注意をしなくては、と自分を諌めています。

 食事の話が出たついでといってはなんですが、よく「デザートは別腹」っていいますよね。ぼくの場合は、「原稿は別腹」でしょうか。どんなに忙しいときでも原稿は書けます、書きます、です。いい加減なぼくですが、締め切りだけは死守してきました。その代わり、内容は伴っていないかもしれません。

 これぞ、業界で生き延びる極意ですね。締め切りを守らないひとがなんと多いことか。ぼくは医者ですから、、手術が時間どおりに始まらなかったら大変なことになります。それが体に染み込んでいるので、約束した期日は絶対に守ります。

 二重人格なんでしょうね。細かいところは徹底的に細かいんですが、どうでもいいとなると、ほんとめちゃくちゃです。問題は、このバランスです。本来は細かくあるべきところがいい加減だったり、どうでもいいことにこだわったりと、バランス感覚がはなはだよろしくありません。これってB型だからでしょうか?

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 そういうわけで昨日のDJイヴェントもいい加減の極致でした。DJ用に常備している音源を持っていって、その場で思いつきで回しただけ。ほかのひとはしっかり曲順や構成を考えてきているみたいで真面目にやっていましたが、こういうことがぼくはきちんとできない性質なんですね。

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 いつものようにアトランティック系のR&Bを回したんですが、自分の娘より若い女の子が踊ってくれていたんで、「こういうのって面白いなぁ」なんて思っていました。その中のひとりが(最近CDデビューしたシンガーらしいです)、「選曲、最高です」っていってくれたので、こちらもいい気分になったりして。

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 記録のために、ぼくが参加しているDJチーム、High-FiDelityのHPから今回のイヴェントの告知を貼り付けておきます。

【DATE】2009.4.24.fri
【PLACE】タナカクマキチTOKYO
【LINE-UP】Guest DJ : 遠藤敏文(nightmeeting,splash!!)
【TIME】OPEN/START 21:00 CLOSE 28:00
【ADMISSION】FREE!!!
さてさて世界一酒臭いイベントが久々にやってきます!!
春ということで今回は少し明るめのHI-FIを皆様にお届けします。
下北の生き証人“遠藤splash!!敏文”氏を向かえ邦楽を多目にフィーチャーします。
しかし今回もHI-FI魂は変わらずガシガシのんでガンガン踊れるイベントだということはお約束します!!
今回も最高の夜にしますのでご期待下さい!!

【Time Table】
21:00-21:30 t_gomez
21:30-22:00 doc savage
22:00-22:30 ryugo
22:30-23:00 dais_uk_e
23:00-23:30 miu
23:30-24:00 Hashi
24:00-24:30 taro
24:30-25:00 遠藤敏文(guest)
25:00-25:45 Bon Chemin a.k.a. DJ jadow
25:45-26:30 namita
26:30-27:15 arai(guest)
27:15-28:00 HIDE
28:00-28:30 tsuji
28:30-29:00 tsukasa

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 で、これは次回のフライヤー。PINFUというのはHi-FiDelity分科会みたいなもので、こちらには参加していないのでぼくは回しませんが、興味のあるかたはちょっとお寄りください。入場無料、お酒をガンガン飲むひと大歓迎です。
by jazz_ogawa | 2009-04-25 23:48 | 平凡な日々 | Trackback(1) | Comments(5)
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 ジョシュアのライヴは久しぶりでしょうか。今回は最新作と同じピアノレスのトリオで来日するというので期待していました。メンバーはリューベン・ロジャースとグレッグ・ハッチンソン。新作の『コンパス』にも参加していたお馴染みの面々です。

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 『コンパス』ではふたつのリズム・セクションを得て(もうひとつはラリー・グラナディアとブライアン・ブレイド)、計5人のミュージシャンがさまざまな顔合わせで演奏していました。2ベースとか2ドラムスとかの編成も面白いですが、昨日の「ブルーノート東京」のように、トリオのみでステージ全体を構成したほうがライヴでは聴きやすかったかもしれません。

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 そういうわけで、1時間強、みっちりジョシュアの演奏に没頭しました。それにしてもこのひとはうまい。しかも、すぐ曲に没入する集中力の高さにも感心させられました。おまけに端正なMCはさすがハーヴァード・グラデュエイト。しかも細マッチョです。

 アルバムの曲を中心にスタンダードやモンクの曲などを次々と演奏したんですが、キーボードやギターを加えたグループで演奏するとき以上に自在な展開からは、ジョシュアの持ち味がこれまでにないほどさまざまな形で盛り込まれている印象を覚えました。

 ピアノレスのサックス・トリオといえば、ソニー・ロリンズやジョー・ヘンダーソンやブランフォード・マルサリスの作品が好きで、いまもときどき聴いています。ほかにもこの編成で残されたアルバムはたくさんありますが、何度も繰り返して聴くにはちょっと辛いものが大半です。それだけ、サックス一本でアルバム1枚を聴かせるのは大変なんでしょう。

 だからジョシュアも『コンパス』ではトリオ編成だけにせず、ベース奏者をふたりにしたりドラムス奏者をふたりにしたりして変化を加えたのだと思います。編成を拡大することで音楽に変化が出ることも意図したんでしょうが。

 しかし昨日のライヴを聴いて、ジョシュアならトリオでアルバムを吹き込んでも十分楽しめるものが作れるのでは? と思いました。次回作がどうなるのか知りませんが、ぼくならトリオでスタジオ録音するかライヴ録音したいですね。

 ところで4月は2冊の単行本のゲラをそれぞれ数回チェックし(うち1冊は430ページくらいあるのでかなり大量)、おまけにミニ・エッセイみたいなものも含めればライナーノーツを20本ほど書き(こちらは思ったほど大変じゃありません)、いつもは月末か月初めが雑誌の締め切りですが、GW進行なのでそれが20日前後になったため、おとといまで追いまくられていました。しかし、昨日からまったく書くものがありません。全部書いちゃいましたから。この静けさはなんなのでしょう。

 こういう波があるのは好きじゃないです。貧乏性なので常になにかやるものが目の前にぶら下がっていないと落ち着きません。次の本の話もないわけじゃないですが、まだ正式に決まっていません。でも、やることがないのでその本のまとめでもしようかなぁ、と。そこで決まらなくても、いつかどこかで出せるかもしれませんし。なんか損な性格ですよね。たまにはボケッとしていたっていいのに、ねぇ。
by jazz_ogawa | 2009-04-24 23:09 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(7)
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 19日の日曜日に高校時代の友人たちと観てきました。いやぁー懐かしかったです。スタイリスティックスといえば、その昔、「ストップ、ルック、リッスン」とか「誓い」とか「ユー・アー・エヴリシング」とかを散々聴きました。

 銀座の「Kentos」に行ったのは初めてです。ステージの前がダンス・フロアになっていて、彼らが登場する直前にそこを陣取り(スペースはそんなに広くないです)、ほとんどかぶりつき状態で1時間ほどのパフォーマンスを最後まで楽しみました。

 友人たちは歳のせいで次第に脱落していきましたが、ぼくはスタンディングのライヴにも慣れているので1時間くらいは平気です。「年季が違うんだよ」ってところでしょうか。って、そんなことなんの自慢にもなりませんが。

 それにしても、こういうコーラス・グループって本当にかっこいいですね。テンプテーションズとかフォー・トップスとか、みんな曲ごとに振り付けがあって、それもそんなに難しくないのに、決まるとこれが実にかっこいい。

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 スタイリスティックスって5人組でしたよね。現在は4人組ですが、リード・ヴォーカルを務めるラッセル・トンプキンスのファルセット・ヴォイスは相変わらず気持ちがよかったです。スタイリスティックスが日本でヒットし始めたころのぼくは、ソウル・ミュージックと少しずつ距離を置くようになっていたんですが、それでも初来日コンサートには行きました。1974年のはずです。

 ソウル・ミュージックにはまっていたのは1960年代後半のことで、その時代のR&Bはいまも大好きでよく聴いています。どちらかといえばあんまり洗練されていないアトランティック系が好きなので、その後に出てきたフィリー・サウンドとかこのスタイリスティックスやバリー・ホワイトなんかは、聴いていたことは聴いていたんですが、それほどはまりませんでした。

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 しかし日曜日のライヴを観て、歌詞はうる覚えでしたが、たいていのヒット曲はそこそこ歌えましたね。ということは、当時やっぱりある程度は聴いていたんでしょう。レコードも初期のものはほとんど持っていましたから。

 ノスタルジックな雰囲気に異様なほど感動できる最近のぼくは、昔の仲間とワイワイやりながらこういうライヴを聴くのが最高に楽しみです。ひとりでじっくり音楽を聴くのもいいんですが、昔の仲間と昔の音楽を聴くっていう組み合わせには格別のものがあります。誰とでも体験できることじゃありませんし。

 このところ昔の同級生と会うことが、多いときは月に数回あります。ちょっと会いすぎですが、いつまでこういうことができるかわからないので、会えるときにはいつでも会いましょうの気分です。

 今度の土曜日にもみんなでアコースティック・ライヴの会を、これまた同級生の店でやります。5月末には高校卒業40周年の同窓会「ハッピー・フォーティ」もありますし、6月にも「Kentos」でシュープリームスを観ます。それからぼくの「ONGAKUイヴェント」にもいつも何人か来てくれますし、ノスタルジー三昧ですね。あんまり楽しいと新しいことなんてどうでもよくなっちゃいそうで、それが怖いです。

 みんなともよく話すのが、この歳になってこんなに楽しい時間がすごせるようになるとは思ってもいなかった、ということです。「みんなと会うと気持ちが優しくなれるんだよね」ということで、数日前に電話で話した友人とは意見が一致しました。相手を思いやる気持ちが充満しますから。

 それもみんな元気だからこそのものです。というわけで、もうしばらくはこういう気持ちでみんなと楽しい時間が過ごせるよう、ぼくも体に気をつけねば。
by jazz_ogawa | 2009-04-23 23:02 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(10)
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 半年振りくらいでしょうか? 久々に駒場で「ONゼミ」をする気分になりました。今回はある目論見があっての再開です。この10年くらい、いつか1960年代の音楽について総括的なことを書きたいと念じてきました。それで、いくつかの原稿はたまたまそういうテーマで頼まれたこともあって、場当たり的に書いてきました。

 それを、そろそろきちんとした形にしたいなぁ、ということです。これまでの『マイルス・デイヴィスの真実』や『ブルーノートの真実』のようにかなり細かく書きたいと思っています。そこで、まずは自分の考えを整理するため、「ONゼミ」でそれをやってみようと思い立ちました。

 これまでにも「ストーンズ特集」や「アトランティック系R&B特集」などをやってきました。そういうテーマで駒場ではやっていこうと思います。ですから、ジャズはその一部になります。あとはどこまでテーマをわけるかです。ジャズだって60年代にはさまざまなスタイルがありました。軽く10項目くらいにはわけられます。ロックとなればその数倍です。2ヶ月に一度の開催ですから、そんな風にやっていたら10年以上かかってしまいます。

 そういうわけで、系統だってやるのは非現実的なので、そのときどきでやりたいテーマでいきたいと思います。基本的には自分の体験とオーヴァーラップさせていきたいので、かなり個人的な好みが出てくるでしょう。そのあたりはいつものことで、やってみないとわかりません。でも、知らないことをさも見てきたような顔で話すことはできませんから。

 で、1回目は「ザ・ヒット・パレードの時代」。ぼくの初期の洋楽体験がこの番組でした。「ザ・ヒット・パレード」についても一度でまとめるのは不可能ですが、延々とやっても仕方ないので、洋楽カヴァーの歴史みたいなことを自分なりの体験と照らし合わせて紹介していく予定です。

 イヴェントの詳細は以下のとおりです、

5月29日(金)
『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽』(第1回:ザ・ヒット・パレードの時代)@駒場東大前Orchard Bar 20:00~21:30 チャージ1500 円(w/1 drink)
問い合わせ:03-6410-8324(http://blog.livedoor.jp/nobby2jack/archives/cat_50015795.html) 
by jazz_ogawa | 2009-04-20 12:12 | ONGAKUゼミナール | Trackback | Comments(7)
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 つい先日DVDで『オール・ザ・キングス・メン』を観て、つくづくショーン・ペンはいい役者になったものだと思っていました。そして待望の『ミルク』が封切られたので、初日に渋谷の「シネマライズ」で観てきました。

 この映画、前回ニューヨークに行ったときに公開されていたんですが、見逃してしまいました。そのあとにアカデミー賞の受賞を知り、やっぱり観ておけばよかったと思った作品です。まあ、少し遅れて観ても違いはありませんが。

 『オール・ザ・キングス・メン』はルイジアナの州知事になる話で、街頭演説のシーンが何度も出てきます。昨日の映画は同性愛者であることをカムアウトした上で、アメリカで最初に公職に就いた政治家ハーヴィー・ミルクの半生を描いたドラマです。こちらでも演説シーンがいろいろ出てきます。それらを見比べて、改めてショーン・ペンの演技派ぶりを実感しました。

 ひとつのことに人生が捧げられるひとは、大変な人生だとは思いますが、見方を変えれば幸福なひとだとも思えます。ぼくなんか、あれもこれもと欲張りなので、この映画の主人公のように自分の信ずることに身を捧げて進んでいけるひとに尊敬の念を覚えます。羨ましいと書きましたが、自分にはそういう目標があったとしてもそこまで献身できないでしょうね。やっぱり人間の器が違います。

 「これまでの人生で誇れるものはひとつもない」

 40歳の誕生日を迎えた日に、主人公が呟きます。そろそろ60になるぼくには自慢するものがいくつかあっても、誇れるものはどうでしょう? ひとつもないとは思いませんが、たいしたことないです。

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 それはそれとして、ミルクは新天地を求めニューヨークからサンフランシスコに移り、同性愛者に対する平等な権利と機会を求めて市民権運動の活動家になります。やがて仲間のバックアップもあり、市政執行委員に当選。アメリカで初めて同性愛者であることを公言して公職に就くことになったのです。

 ところで、一度だけショーン・ペンを見たことがあります。ニューヨクのジャパニーズ・レストラン「NOBU」でのことです。彼は同じビルにスタジオを持っているとのことで、ちょっと立ち寄ってパッパとなにかを食べて、さっと消えていきました。15年以上前のことでしょうか。そのころはマドンナの元ダンナという以外ショーン・ペンに注目していなかったので、ほとんどなんにも感じなかったんですが。

 ぼくがいい役者だなぁと意識し始めたのは『ミスティック・リヴァー』あたりからです。監督がクリント・イーストウッドで、作品自体に強い印象を覚えました。それ以来、意識をしてショーン・ペンが出ている以前の映画もいろいろと観ました。すでに観ていたものもあれば初めて観る映画もありました。観る側の意識が変わると、作品の印象も変わります。

 音楽もそうですが、一度だけでその作品を評価してしまうのはよくないですね。前からそういうことは常々思っていましたが、あるときにショーン・ペンの映画をいろいろ観て、そういうことを肝に銘じました。でも、それって時間がないと無理です。そこが最大のネックですが。
by jazz_ogawa | 2009-04-19 00:14 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(10)
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 先日の月曜日(13日)は本業が休みだったので、朝からフル稼働しました。まずは午前中に天王洲アイルのJALに行き、打ち合わせ。

 8月から国際線で流す機内放送用のジャズ・プログラムの構成を頼まれたからです。楽曲の使用法に制限があり、2ヶ国語でナレーションも入れるので、そのための注意事項を聞くなど、簡単な打ち合わせをしてきました。単純に曲を選べばいいってもんじゃないので大変そうです。ぼくのことを推薦してくれたプロダクション側は、「とりあえず1回だけ」みたいなことを話していましたが、JAL側は「このまま2ヶ月に一度更新」という話になっていて、さあどうなるんでしょう? 

 それで、ここでも懐かしい再会がありました。担当者のひとりが昔の知人だったんです。斑尾やマウント・フジのジャズ・フェスティヴァルをプロモートした会社のかたで、あのころはいろいろなところでご一緒に仕事をさせてもらいました。たぶん15年以上は会っていなかったんじゃないでしょうか? 音楽業界、とくにジャズ業界は長いこと縮小傾向にあり、いつの間にか遠のいていったひとが多いんですが、こうやって仕事で再会できるのは楽しくもあり、嬉しくもあり、です。

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 午後は家からスイングジャーナルまで歩き、何年ぶりかで「I Love Jazz Test」をやってきました。春の臨時増刊号用(ピアノ特集)の特別企画ということで、ゲストはアキコ・グレースさん。全部で8曲、かなり考えながら興味深いことを語ってくれました。発売は5月12日だったかな?

 今後は不定期に「I Love Jazz Test」をやるかもしれません。その方向で編集長も考えてくれるみたいです。でも、こちらもどうなるんでしょうか? です。

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 それが終わって、次は丸の内の「コットン・クラブ」でロバート・グラスパーのインタヴュー。ブルーノートからの3作目が夏に出るので、その話を中心にいろいろ聞いてみました。日本のレコード会社にもその作品については音やインフォメーションがまったく届いていないので、その話が中心です。

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 初対面のグラスパーは好青年でした。こちらの質問にも素早く答えてくれますし、話したいことがたくさんある様子で、あっという間に時間がすぎてしまいました。「コットン・クラブ」のライヴも聴きたかったのですが、どうしても時間の都合がつかず、今回は失礼してしまいました。現在はブルックリンに住んでいるとのことなので、そのうちニューヨークで彼のライヴに接することができるかもしれません。

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 それでこの日の最終イヴェントは、恵比寿の「リキッドルーム」で開かれたメロディー・ガルドーのショウケース。1枚目の『夜と朝の間で』が好評で、先週発売された2枚目の『マイ・オンリー・スリル』がさらに大きな話題を呼んでいるところでの来日です。

 ちなみにこの作品のアレンジャーはヴィンス・メンドーサです。彼とぼくの関係、このブログを前から読んでいる方はご存知ですよね。近年の充実した活躍はぼくの誇りでもあり、自慢でもあります。

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 先週のダイアナ・クラールといい、このところユニバーサルミュージックはプロモーションに力を入れています。それでご覧のようなルックスですから、これからメロディはさらに大きな人気を呼ぶんじゃないでしょうか。

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 彼女は19歳のときに事故で目を悪くしているため、明かりに弱いそうです。それでサングラスをかけているんですが、これもよく似合っていてとてもキュートでした。30分以上遅れて始まったライヴは、CDで聴いていたよりジャジーです。曲によってはギターやピアノも弾きながらのヴォーカルは、ルックスで売るシンガーではなく実力派の登場を実感させてくれました。ここ数年、立て続けに有望な女性シンガーが登場していますが、メロディも間違いなく今後に期待ができるひとりです。

 これで長い一日は終わりました。以前はこういうことをしょっちゅうやっていたんですが、最近では珍しいことです。かなりへばりましたが、仕事の合間の空き時間はウォーキングに精を出すこともできましたし、まだしばらくは元気でいられるみたいです。この日はいろいろな収穫がありましたが、少し体に自信が持てたことも収穫のひとつです。
by jazz_ogawa | 2009-04-16 00:27 | Works | Trackback | Comments(33)
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 このところあんまり観たい映画がありません。でも、週末になると「なにか観たいなぁ」という気分になって、おとといの土曜日は渋谷の「シネパレス」でこの映画を観てきました。

 貧乏性なんで、ボケッとしてられないんですね。書かなくてはいけない原稿やチェックするべきゲラがたくさんあるんですが、前日に、次に出版する『ブルーノート大事典』の最終ゲラを出版社にわたしたこともあり、気分的にホッとしたということもあります。

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 この映画、ストーリーはどうってことありませんが、ニューヨークのグッゲンハイム美術館内の銃撃戦が凄かったです。セットだっていうことはわかっていても、本当に破壊しちゃったんじゃない? って思うほど忠実(な気がしました)に再現されていましたから。

 あと、ニューヨークが舞台の映画でいつも気になるのが、ぼくのアパートが写るかどうかです。ビンゴでした。お決まりのブルックリン側からマンハッタンを映すシーンで、一瞬ですが登場します。自分が観た映画だけで10本以上ありますから、実際はどのくらい登場するんでしょう? リストを作りたいですね。

 ところで映画とは関係ありませんが、5月から駒場で再開する「ONGAKUゼミナール」のスケジュールが決まりました。1回目は5月29日の金曜日、20時から90分。初回のテーマを「ザ・ヒット・パレードの時代」と「再現 S盤アワー」のどちらにしようか迷っています。

 近々、きちんとこのブログで告知しますが、興味ある方は是非ご来場ください。
by jazz_ogawa | 2009-04-13 13:18 | 映画&DVD | Trackback | Comments(4)
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