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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
TALK EVENT■
小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
3.26: 関西国際文化センター
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TEL: 078-265-6595

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 おとといになりますが、駒場の「Orchard Bar」でゼミナールをやってきました。集客は前回よりは若干よかったですが。でも、このくらいの人数が話しやすいですし、ちょうどいいかもしれません。いらしてくださった皆さんはどうもありがとうございました。
 それで、テーマは「「私的モダン・ジャズ黄金時代~1956年 Part1」。どうして1956年がモダン・ジャズの黄金時代だったか。その理由を話しながら音楽を聴いていこうと考えていたのですが、始まったら最初に全部話してしまいました。そういうわけなので、各曲ではいつものとおり、いい加減な体験談に終始しました。おいでの皆さんには楽しんでいただけたでしょうか?
 しかも3曲目が終わったところで、すでに時間の三分の一くらいが過ぎていました。でも、次々と話すことが思い浮かんでくるので、まあかなり省略はしたんですが、そこそこは話してしまいました。最初から全部聴く気はなく、行けるところまで行きましょうという考えでしたから。
 でも、結局少しだけのオーヴァーで予定した曲は全部聴くことができました。「早く終わってくれェー」と心の中で叫んでいたひともいたかもしれませんが。

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 曲目は下記の通りでありきたりです。黄金時代の演奏ですから、ジャズ・ファンのかたならすべてお馴染みのものでしょう。凝って、妙なものをかけても意味ないですし。

【song list】
1.直立猿人(10:37)~『チャールス・ミンガス/直立猿人』(Atlantic)
2.セント・トーマス(6:49)~『ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロサス』(Prestige)
3.ブリリアント・コーナーズ(7:47)~『セロニアス・モンク/ブリリアント・コーナーズ』(Riverside)
4.慕情(4:19)~『クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ/ベイジン・ストリートのブラウン&ローチ』(EmArcy)
5.スタンド・バイ(5:48)~『リー・モーガン/インディード』(Blue Note)
6.イッツ・オールライト・ウィズ・ミー(5:03)~『ジョニー・グリフィン/イントロデューシング・ジョニー・グリフィン』(Blue Note)
7.マイ・ロマンス(2:02)~『ビル・エヴァンス/ニュー・ジャズ・コンセプションズ』(Riverside)
8.ウィーヴァー・オブ・ドリームス(4:43)~『ケニー・バレル/イントロデューシング・ケニー・バレル』(Blue Note)
9.レディ・ビー・グッド(5:49)~『ジミー・スミス/ア・ニュー・サウンド・アニュー・スター』(Blue Note)
10.マイ・ファニー・ヴァレンタイン(5:59)~『マイルス・デイビス/クッキン』(Prestige)
11.ウィロー・ウィープ・フォー・ミー(4:52)~『モダン・ジャズ・カルテット/フォンテッサ』(Atlantic)
12.ベサメ・ムーチョ~(4:03)『アート・ペッパー/アート・ペッパー・カルテット』(Tampa)
13.風と共に去りぬ(4:49)~『アート・テイタム~ベン・ウエブスター/アート・テイタム~ベン・ウエブスター・カルテット』(Pablo)

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 意図したわけじゃなく、ぼくが名演と思っているものを適当に選んでみたら、やっぱりブルーノート、プレスティッジ、リバーサイド、アトランティックが中心になりました。これも「1956年黄金時代説」を裏づける理由のひとつです。
 それで、続編は3月にやろうかなと思っています。次回はサッカーの日程と重ならないようにしなくては。
by jazz_ogawa | 2008-01-28 22:28 | ONGAKUゼミナール | Trackback | Comments(20)
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 書店なんかで売っている500円のDVDですが、Amazonで見つけて買いました。1917年のニューオリンズ、それもバーボン・ストリートなんかが舞台の映画で、ルイ・アームストロングが実名のミュージシャン役で出てきます。それも素晴らしいですが、それ以上の見物がビリー・ホリデイです。彼女はお金持ちの家に雇われているメイドですが、なんとサッチモと恋人同士の設定です。もちろんホリデイの歌も登場します。
 1947年の映画です。それより30年前のニューオリンズの雰囲気や風俗がどこまで忠実に再現されているかは知るすべもありませんが、500円でこの内容は文句なしです。
 しかもこのシリーズ、ぼくには嬉しいことがあります。安手の商品ですから、字幕が最初からフィルムに焼きつけられているんですね。お陰で、iPod touchに字幕ごと取り込むことができます。ぼくが持っている変換ソフトでは、どうしても字幕を取り込むことができません。同じソフトでもMacなら字幕が取り込めるんですが、Windowsでは駄目みたいです。でも、このシリーズならそんなことは関係ありません。映像も、touchで観た限りは非常にクリアです。そういうわけで、最近はこのメーカーのものをよく買っています。
 以下にAmazonの紹介記事を貼り付けておきます。

出演:ルイ・アームストロング、アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
監督:アーサー・ルービン

「皆さんご注目あれ、サッチモとバンドの演奏をお聴きあれ、聴くことを悪だという人々もいる。だがブルースはここで生まれた。ブルースを聴くと足でリズムを取りたくなる。ドアを開けて入ると金管楽器の音がする。他でこの音楽は聴けない。ディキシーの調べに乗って足でリズムを取れ、体を揺すれ、演奏を楽しめば何も失うものはない。胸が熱くなるブルースの演奏でベースが響くのを耳をすまして聴け、ブルースが生まれたニューオリンズで・・・」
 バーボン・ストリートで賭博場を経営するニックは、黒人ミュージシャンたちの心の拠り所であった。オペラ・シンガーのミラリーと恋に落ちた彼はニューオリンズを追われるが、賭博から足を洗い黒人音楽を世間に認めさせるためにキャンペーンに乗り出すのだった。

 こう書かれたら、ジャズ好きのひとなら気になるでしょ?

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 こちらは何度も見た映画ですが、ついでに買いました。ぼくはこの作品と『ベニー・グッドマン物語』と『五つの銅貨』が大好きです。当然のことながら、ハリウッド製ですから史実に忠実でないところもあれば誇張もあります。でも、いいじゃありませんか。ジェームス・スチュアートがグレン・ミラーになりきってトロンボーンを吹いている姿なんか最高です。本当に吹いているとしか思えない動きをしますから。ミュートの使いかたも慣れた手つきです。
 この映画でも、ハーレムにあるジャズ・クラブのシーンでサッチモが登場します。1930年代だと思いますが、白人も黒人もお客さんとして来ています。このあたりは、実際のところどうだったんでしょう? 『ニューオリンズ』もそうですが、音楽の場では人種差別がありません。白人が黒人の演奏する音楽を楽しみ、ミュージシャンとも親しく接します。
 それはそうと、この映画は終盤の演奏シーンがいいですね。ここではフル・ヴァージョンで何曲も紹介されます。こういうところは、音楽好きの気持ちがわかってくれているようで嬉しいです。
 最後はグレン・ミラーの乗った軍用機が遭難して戦死するわけですが、それでも予定されていたコンサートが開かれます。ここは何度見ても胸を詰まらせてしまいます。
 こちらもAmazonの紹介をつけておきましょう。

出演:ジェームズ・スチュワート、ジューン・アリソン、ルイ・アームストロング、ベン・ポラック
監督:アンソニー・マン

 音楽に情熱を燃やす青年グレン・ミラーは苦しい生活を強いられ、商売道具のトロンボーンを質屋に入れたり出したりする生活を続けている。やがてミラーはとあるプロのバンド・メンバーに選ばれて演奏旅行に参加。大学時代の友人ヘレンと再会する。やがて二人は結婚し、ミラーは愛する妻のサポートを受けて自分のバンドを結成。独自の演奏スタイルを作り上げて続々とヒット・ソングを手掛けてゆくが・・・。1940年代のバンド時代、スウィング・ジャズの創始者として、ジャズの歴史に新しいスタイルを確立。世界中のジャズ・ファンに愛されているトロンボーン奏者グレン・ミラーの生涯を妻ヘレンとのラヴ・ロマンスを交えて描いた伝記的映画。

【作品詳細】
●製作年:1954年
●製作国:アメリカ
●収録時間:112分

【受賞歴】
●製作年:1954年
●受賞部門:アカデミー賞 録音賞

 さて、それではこれから「ONGAKUゼミナール」をやりにいってきます。
by jazz_ogawa | 2008-01-26 15:57 | MHR | Trackback | Comments(10)
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 今日は昨年後半の仕事でいくつか報告があります。

 12月に受けたインタヴューが、【NIKKEINET】日経WagaMagaの「エンタメ」(音楽)カテゴリで今週の月曜から金曜にかけて、全5回、「マイルス・デイヴィスを聴き直す方法」と題して毎日連載されています。昨年、平凡社新書として平野啓一郎さんとの共著で出版した『マイルス・デイヴィスは誰か』に関連してのものです。興味のあるかたは下記をご覧ください。なお、次週以降もバックナンバーとして残りますので、いつでもご覧になれると思います。
http://waga.nikkei.co.jp/enjoy/music.aspx?i=MMWAe3000017012008

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 昨年発刊された『男の隠れ家』の11月号と、それより1年前の同誌で特集された「ジャズを巡る旅」の特集ページを纏めた別冊が18日に発売されました。ぼくは昨年の号の東京編を担当しています。ちなみに、一昨年の号で東京を担当したのは岩浪洋三さんで、そのときは新宿や高田馬場が中心でした。それで、ぼくはそれ以外の場所にあるジャズ・クラブ、ジャズ喫茶、レコード店を担当しています。
 取材した日の「ブルーノート東京」にはシンガーのジミー・スコットが出演中で、運よく彼のインタヴューをすることもできました。そのときに聞いた話の一部は、さっそく今年全音楽譜出版社から出す本で引用させてもらっています。
 雑誌として出たときもかなりのページ数を割いた特集だったんですが、こうやって纏まったものを手にすると、たった2回の特集ですが、かなり手ごたえがあります。これは1冊に纏めて正解だったと思います。内容も豊富で、見るだけでも読むだけでも面白いですし、実用性もあります。

e0021965_20523723.jpg こちらは去年の仕事ではありませんが、今年になって『マイルス・デイヴィスの真実』と『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤 100』が増刷になりました。『マイルス~』は3800円と高額ですが、今回で3刷です。『ジャズマン~』も、出版社曰くですが「ジャズ本では例外的に初版の刷部数が多かった」本です。それが増刷になったことも「画期的」だそうです。どちらも、よくぞ売れてくれました。

e0021965_20525728.jpg どちらの本もそうですが、ぼくはいまだにどなたがお買いになってくれたんだろう? とにわかには信じがたい気持ちでいます。でも出版社から送られてきた本の奥付を見て、「本当にそうなんだ」と実感できました。文章を書いている人間にとって、まず嬉しいのは本が世に出ることです。それ以上に嬉しいのが増刷になることかもしれません。出しただけで終わってしまう本もたくさんあります。増刷になるということは、確実に初版のうちかなりの数が売れたことを意味しているからです。

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 それで、また思いついてAmazonをチェックしてみました。いままで気がつかなかったのですが、全体のランキングのほかに、ジャンル別のランキングというのもできたんですね。それで驚くなかれ、『ジャズマン~』がジャズ部門で1位になっていました。昨晩のことです。1時間毎に更新されるので、すぐに落ちてしまうでしょうが、それはそれとして、瞬間的にも1位とは嬉しいじゃありませんか。
1位  本>アート・建築・デザイン>音楽>ジャズ
175位 本>楽譜・スコア・音楽書
738位 本>エンターテイメント

 これで報告は終わりです。報告というより自慢しただけですが、自慢できることがあるっていうのは幸せですね。

 それで、こちらは自慢できずに惨憺たる結果になると思いますが、今週末は駒場で「ONGAKUゼミナール」です。小僧のSNSでも告知しましたが、所用で不参加のひとが多いみたいで、どうなることやらです。今回は「私的モダン・ジャズ黄金時代~1956年」がテーマです。先日、選曲をしたんですが、この年は本当に名盤の宝庫なので、2回にわけて行なうことにしました。次回もあれば、の話ですが。それと、今回もお土産をたっぷり用意します。
 こっちはなんだか嘆き節になってしまいましたね(笑)。ちょっと、いま演歌モードに入っています。それというのも、ここ数日テレビで盛んに宣伝している天童よしみのボックス・セットを買おうかどうしようかで迷っているからです。10枚組で200曲、3万円弱ですが、せこい性分なのでちょっと躊躇しています。

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 それというのも、昨日、衝動買いでGenesisから出るビートルズの豪華本『A Day In The Life』を注文してしまったからです。これ、相当高いです。かなり大判(430mm x 320mm)の、額窓にしてもいいような写真が24枚と64ページの本(カメラマンのサイン入り)がボックス(450mm x 340mm x 40mm)に入った750部限定のセットです。

A Day In The Life is a silk-bound box set that presents 24 rare and unseen photographs of The Beatles, reproduced as fine art, signature-embossed lithographs on varnished archival paper.
Accompanying the large-format prints is a 64 page hand-signed and numbered book by the photographer, Michael Ward, that tells the story of one winter day spent with The Beatles in Liverpool, 1963.

 今月はライナーノーツの依頼がたくさんあったし、年末・年始も仕事をしていたし、増刷にもなったし、というわけで自分へのご褒美があってもいいのでは? とまた都合のいい理由をつけて、天童よしみもきっと買ってしまうんでしょうね。
by jazz_ogawa | 2008-01-23 20:58 | Works | Trackback | Comments(32)
e0021965_1424280.jpg「こういう映画だったのね」というのが観終わって最初に出た言葉です。ジョニー・デップ主演、ティム・バートン監督の『スウィニー・トッド』を、公開初日の昨日、近くの映画館で観てきました。
 近くといっても六本木ですから歩くと25分くらい。これじゃウォーキングになりませんから、遠回りをして、以前住んでいたアパートがどうなっているかをついでに見てきました。
 このアパート、東京でもっとも古い外国人向けアパートのひとつだったんですが、古くなったので立て替えて分譲にすることになりました。それで立ち退き騒ぎが起こり、最初は立ち退き屋がアパートに住み着いたりして裁判沙汰になりそうになったんですが、最終的には丸く収まり、ぼくもいまのところに引越しました。
 その際、建て替わったら優先的に入居できる条件をもらったんですが、引越しがあまりにも大変だったので、場所的に魅力はあるんですが、現在のところで落ち着こうと決めました。でも、やはり以前のところに心残りもあります。
 それでどのくらい建設が進んでいるのかを、ウォーキングがてら見てきました。かなり高級なマンションということですが、途中までできた外観からは、「なんだかちょっと・・・・・・」という印象です。これで揺れていた気持ちが完全に吹っ切れました。

e0021965_1445565.jpg 話が最初から脱線しましたね。この映画、あまりにも血まみれで、参りました。これまで散々本物の大量出血に遭遇してきましたので、仕事以外でこんなに沢山の血は観たくないなぁ、というのが本音です。『ラスト・サムライ』ほどではありませんが、観ながら「ティムさん、そろそろいい加減にしません?」と思っていました。
 こういう映画、作っているほうも「またかよ」ってうんざりしないんでしょうか? それともだんだん乗ってきて、「もっとリアルにしちゃおう」なんて考えるんでしょうかね? さすがにティム・バートンとジョニー・デップのコンビだとは思いましたが。

 この映画、先日発表になったゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディー部門で「最優秀主演男優賞」と「最優秀作品賞」を受賞したそうですが、こういう作品が受賞するのかと、ちょっと驚きました。

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 ところで、ティム・バートンのこんなインタヴューを見つけました。
――ティム、あなたの作品では初のR指定になりましたけど、興行面でのリスクは考えませんでしたか。
T:もちろん、そういうリスクはいつでもある。でも最初にスタジオとミーティングした時にはっきり言ったんだ。道徳的な面を考慮して血生臭いシーンを控え目に演出したプロダクションを観たことがあるけど、この映画ではそれはやりたくないってね。そういう控え目な演出を観るたびに、失ってしまったものがあると思えてならない。この作品はリアリティーを追求するものじゃなくてメロドラマなんだから、大げさにやらなくちゃならない。噴出する血は、スウィーニー・トッドの抑圧されてきた感情の爆発なんだ。グランギニョールの劇場ではバケツで舞台に血を蒔いたっていうからさ、そういうショー本来の精神に忠実に行うべきだと思った。スタジオ側もそれを理解してくれて、何の問題もなかった。
――それにしても血の色が強烈ですよね。
T:色彩についてはいろいろ試してみた。血には鮮やかな深紅色を選び、逆にセットや衣装は色を抑えて、アクセント・カラーを一部使うだけにした。逆にフラッシュバックのシーンはスウィーニーの人生で楽しかった時のことだからカラフルにした。ミセス・ラベットのファンタジーも同じだ。つまり色をキャラクターの感情に基づいて使い分けたんだ。

 なるほど、そこまでぼくは考えて観ていませんでした。「ちょっとやり過ぎじゃない?」って思ったのは、まさしくティム・バートンの狙いどおりだったんでしょうね。
 ところで予告編で観た『アメリカン・ギャングスター』が面白そうです。デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウが主演で、しかも監督がリドリー・スコットですから。
by jazz_ogawa | 2008-01-20 14:10 | 映画&DVD | Trackback | Comments(2)
e0021965_2217448.jpg 相変わらずさまざまなものが出ています。整理を兼ねて紹介しておきましょう。今回も長くなりますので覚悟のほどを。
 まずは本家のビートルズから。去年の11月でしょうか。ビートルズ主演の映画で2作目となる『ヘルプ!4人はアイドル』のDVDが新装登場しました。初の5.1chサラウンド化に加え、特典映像も満載です。





e0021965_22175827.jpg 嬉しくも困ったことに、今回はデラックス・エディションも発売されました。これが素晴らしいんですが、2万円近い金額はちょっと高すぎですね。それでEMIミュージックジャパン系列で、このDVDを出した会社の親玉に「高い!」と文句をいったんですが、「これが売れてんだよねぇ」とあっさりかわされてしまいました。豪華ボックス仕様のデラックス・エデイションにはこんなものがついてきます。



 ★約60ページのハード・カヴァー本(レア写真、映画のプロダクション・ノートを掲載)
 ★ロビーカード8枚
 ★ポスター
 ★オリジナル脚本の複製(リチャード・レスターの注釈入り)

 これで値段が通常盤の3倍以上はちょっとないかな、というのが率直な印象です。ですが、出されてしまえば買わないわけにいきません。

e0021965_22185386.jpg 次はポール・マッカートニー。
 嬉しかったのが、3枚組のDVD『ポール・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005』が出たことです。1970年に発表された初のソロ・アルバム『マッカートニー』から、2005年の『Chaos And Creation In The Backyard』まで、ウイングス時代を含む42曲のヴィデオ・クリップが最初の2枚に収録され、3枚目がベスト・ライヴ集になっています。1991年の『Unplugged』は初登場でしょうか。しかもすべてDTS 5.1chサラウンドになっているのもいいですね。




e0021965_22204789.jpg 『Paul McCartney Amoeba's Secret 12" Vinyl EP』(US pressing)
 これはまったく事前に情報を掴んでいませんでした。ディスク・ユニオンのWEBで知り、あわてて入手したものです。ハリウッドの「AMOEBA MUSIC」で昨年6月27日に行なわれたプロモーション・ライヴが音源です。
 限定盤で、「AMOEBA MUSIC」でもひとり3枚までと制限をつけていたそうです。でもこの間ディスク・ユニオンにいったら、「どれにしましょうか?」ってごっそり棚から取り出し、角が折れていないものを選ばせてくれましたから、まだしばらくは残っているんじゃないでしょうか。詳細は以下の通りです。

A very limited edition, official release vinyl 12" EP. Four tracks recorded live at a famous secret in-store at Amoeba Music, Hollywood California June 27, 2007. Vinyl release only. Will not be released as a CD or digitally!!
Track listing:
1. Only Mama Knows.
2. C Moon.
3. That Was Me.
4. I Saw Her Standing There.

e0021965_222588.jpg 『Memory Almost Full』(US-LP)
 EUプレスのLPはすでに出ていましたが、こちらはアメリカ・プレスです。最初は9月に発売が予定されていましたが、一度延期になって最近ようやく登場しました。









e0021965_22263893.jpg 『Memory Almost Full』(US-2nd Edition)
 ジャケットの色が白からピンクに変りました。初回盤のCD全曲にプラスして、初回に発売されたデラックス・エディションのボーナスCDに収録されていた3曲も合わせて1枚のCDにまとめられています。
 DVDには2007年6月7日にロンドンの「Electric Ballroom」で行なわれた発売記念シークレット・ギグの模様を5曲、さらにはシングルの「Dance Tonight」と「Ever Present Past」のヴィデオ・クリップも収録されています。
 こちらは日本盤もつい最近リリースされました。レコード会社のひとが見本盤を送ってくれたのですが、もちろん本盤も買います。なお、EU盤は発売されていない模様です、

e0021965_22293774.jpg 『ever present last』(EU-CDS & 7inch disc)
 それで、これがセカンド・シングルです。CDと7インチ・アナログの2種類が出ました。











e0021965_2230623.jpg 『The Traveling Wilburys』(US-LP)
 これも一度発売が中止になっていたアナログ盤です。3枚組のボックス・セットとしてようやく登場しました。CDと同じで布張り風のボックスがグッドです。CDのジャケットに比べると、地の色が若干白っぽくなっています。日本で買ったボックスには、輸入元が作った日本語のステッカーが貼られています。
 「超」限定盤ということだったので、HMVで予約をしておいたんですが、それでも手に入らないケースもあると考え、アメリカのAmazonでも予約を入れておきました。そのことをすっかり失念していて、この間ニューヨークに行ったらこちらもアパートに届いていて、「そうだった!」と思い出した次第です。
 こうやって無駄に物が増えていきます。でも、こちらはステッカーが貼られていませんから、これはこれで持っていてもいいや、と自分を納得させました。なお、これもアメリカ盤のみのリリースです。しかし、悔しいのは「超」限定のくせに、まだ「レコファン」なんかで売っていることです。このあたりの見極めがぼくは非常に下手ですね。

e0021965_22332894.jpg 『The Traveling Wilburys』(US-2nd Edition)
 ポールと同じで、こちらもアメリカでのみセカンド・エディションが出ました。最初のデラックス・エディションがあっという間に売り切れたことから、内容はまったく同じでケースの色を変えての発売です。
 ぼくはこのセカンド・エディションをAmazonで予約しました。不思議なのは、あっという間に売り切れた初回盤が送られてきたことです。そちらも再プレスされたのでしょうか? ニューヨークでも両方が売られていました。それで悩んだ末に、これは返品して、よそでこの青ボックス盤を買いました。
 それとこの青ボックス盤も、今回はまだあちこちで見かけます。まあ再発売ですから、それも当然といえば当然ですが。

e0021965_22335219.jpg 次はリンゴ・スターです。『Live At Soundstage』はいまのところUS盤のみの発売です。オールスターズによるライヴもこれまでにいろいろ登場しましたが、今回はリンゴの歌を中心にした構成なので、「余計なものがなくていいや」とにんまりしています。それにしても、このひと、年々「飄々度」が高くなっていると思いませんか? 





e0021965_22364432.jpg 『Liverpool 8』
 予定されていながら発売が延び延びになっていたリンゴのオリジナル・アルバムです。今回はEurythmicsのDave Stewartとの共同制作というところがポイントでしょう。いつになく「ビートルズ度」がアップした内容で、これ、とてもいいです。アルバムのタイトルはリバプールにあるリンゴの家の郵便番号だそうです。これはUS盤とEU盤を入手しました。あとは来月発売の日本盤『哀愁のリヴァプール』で三者が揃います。


e0021965_2239426.jpg そしてこれが、アメリカのみで発売されたリストバンド型のUSBケーブルです。腕に巻くとリストバンドになるUSBケーブル(MP3フォーマット)で、ニュー・アルバム全12曲が収録されています。リンゴのインタヴューと各トラックのコメント、フォトなども収録されています。
 こういうフォーマットでの発売が、今後も出てくるのでしょうか? リンゴは以前もDual Discを出していますから、新しいメディアに関心があるのかもしれません。

e0021965_22393316.jpg 『Liverpool 8』(EU-CDS & 7inch disc)
 これはCDとアナログで先行発売されたシングルです。アナログの7インチ盤は赤色のカラー・ヴィナルでした。それでこのアナログ盤は、文字通り「あっという間に」売り切れました。ポールのシングルはまだ売れ残っているのに、「どうして?」という感じです。



e0021965_2240420.jpg 最後はそれのプロモ盤CDS。EMIミュージックのひとがプレゼントしてくれました。サンキューです。
by jazz_ogawa | 2008-01-17 22:43 | MHR | Trackback(2) | Comments(25)
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 このところめっきり寒くなってきましたが、ニューヨークの極寒に比べれば我慢できます。ただし寒さは心臓に大敵なので、今日も含めてここ数日は保温に十分気をつけながらウォーキングをしていました。

 さて、今日は1月26日の「ONGAKUゼミナール@駒場」の宣伝です。テーマは「私的モダン・ジャズ黄金時代~1956年」。
 ぼく以外で1956年がジャズの黄金時代だったと言っているひとを知りません。これ、ずっといい続けているのですが、相手にされていないのか、そこまで気がついていないのか。とにかくぼく以外にこのテーマできちんとしたことを書いているひとは知りません。いらしたらごめんなさい。

e0021965_1939199.jpg 知る限りでは、油井正一さんが、この年に録音された『ソニー・ロリンズ/サキソフォン・コロッサス』、『チャールス・ミンガス/直立猿人』、それと『セロニアス・モンク/ブリリアント・コーナーズ』をモダン・ジャズ史上における三大名盤と仰られていたことぐらいです。
 それで当日ですが、いかにこの年の作品に名盤が多いか。それを紹介しつつ、この日は2時間を楽しみたいと思います。

 2000年のことですが、『スイングジャーナル』の増刊号「20世紀ジャズ名盤のすべて」のためにアルバムのセレクションを頼まれました。そのときも、圧倒的に数が多かったのが1956年の作品でした。誰がどう見てもこれは外せないという作品の数が、群を抜いてこの年に集中していたのです。それで、漠然と考えていたことが間違っていないと実感しました。

 どうして1956年に素晴らしい作品が数多くレコーディングされたのか。理由については、これまでにあちこちで書いてきました。当時の作品を聴きながら、そのことにも触れたいと思います。とはいえ、いい加減な屁理屈かもしれませんから、あんまりマジに受け取らないでください。
 なんだか、最近、物事がどうでもよくなってきました。白黒つけるのも面倒臭いですし、すべてが適当でいいように思えています。物事は突き詰めないほうが、お互い幸せかもしれません。物事に目くじらを立てるのはほかのひとにお任せします。ですから、医師の仕事や好きなことは別ですが、それ以外は「適当」、「いい加減」で今年はいこうかなと。これまでもそうだったじゃないかといわれたら、それまでですが。

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 それで肝心のイヴェントですが、こういうことにになります。

日時:2008年1月26日(土) 午後9時~11時
会場:京王井の頭線 駒場東大前
    Orchard Bar
    目黒区駒場1-12-22
    TEL:03-6410-8324
入場料:1,500円(1ドリンク付)
テーマ:「私的モダン・ジャズ黄金時代~1956年」

 いつもがらがらですから、皆さま、お誘い合わせの上、ぜひぜひご参加ください。今回もお土産を用意しておきます。
by jazz_ogawa | 2008-01-15 19:43 | ONGAKUゼミナール | Trackback | Comments(8)
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 昨年末のことですが、ニューヨーク滞在中にオスカー・ピーターソンの訃報を聞きました。その前の年はジェームス・ブラウンがこの世を去り、たまたま「アポロ劇場」でPublic Viewingが行なわれたので、遺体に対面することができました。数年前には、たしかグローヴァー・ワシントン・ジュニアも年末になくなったんじゃなかったかしら。どうも、年の瀬は音楽家にとって鬼門のようです。

e0021965_956165.jpg みなさんもそうでしょうが、オスカー・ピーターソンの演奏には随分と楽しまさせてもらいました。一番好きなアルバムは『プリーズ・リクエスト』(原題は『We Get Request』)。前にもブログのコメントに書きましたが、このアルバムを買って家で聴いたところ、カーテンが振動してびっくりしたことがあります。レイ・ブラウンのベース・サウンドが振動を引き起こしたんですね。ピアノの音にも素晴らしいものがあり、以来このレコードはステレオを買うときなどのサウンド・チェック用に使ってきました。以下の文章は『愛しのジャズメン』からこのブログ用に書き直したものです。

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 カナダ生まれのピーターソンが、偶然のことから名プロデューサーのノーマン・グランツに見いだされ、「カーネギー・ホール」で開かれたコンサートにフィーチャーされて大きな話題をさらったのが1949年のことです。以来、彼は60年近くにわたって世界中で大きな人気を獲得してきました。
 ピーターソンといえば優れたピアニストであることはジャズ・ファンなら誰でもご存知でしょう。ところが彼は、それ以前に弾き語りのプレイヤーとしても活動していました。渋いのどにも定評があったのですが、それに見切りをつけてピアニストに専念するようになった理由はなんでしょう? あるとき、本人に聞いてみました。
「ナット・キング・コールと約束したんだよ。彼もわたしと同じで弾き語りが得意だった。プレイのスタイルも似ていたし、声もそっくりだ。これじゃあ仕事がバッティングしてしまう。お互いにそう考えていたんだね」
 コールといえば、《クルーナー》と呼ばれる深いバリトン・ヴォイスが魅力の人気シンガーです。ピアニストとしても一流で、ポピュラー・シンガーとして人気を爆発させる前は、こちらも弾き語りの名手で知られていました。
「知り合ったのはニューヨークに出たあとだから、1950年代の初めだった。ピアノ・トリオといえば、ピアノにベースにドラムスの編成が一般的だが、わたしたちのトリオはドラムスではなくギターを入れた編成だった。これは少し前に流行っていた組み合わせなんだ。あの時代にギター入りのピアノ・トリオは珍しいものになっていた。だから、それが共通しているのも互いのマイナス・ポイントになると思った」(ピーターソン)
 コールもピアノを弾かせれば相当なテクニシャンで売っていましたし、ピーターソンも歌をうたわせればやはりクルーナー系の渋いのどに特徴があります。つまり、ふたりはそっくりさんでした。そこであるとき話し合いがもたれます。
「どちらが提案したのか忘れたが、なんとなくこのままじゃまずいという雰囲気になっていた。そこでナットと会ったときに、これからはどちらかがピアニストでどちらかがシンガーに絞って活動しないかという話になった」
 ピーターソンはかなりの巨体です。お相撲さんもそうですが、体の大きなひとには美声の持ち主が多いみたいですね。彼の話し声も低音で、あたたかい響きが実に魅力的です。しかも黒人特有のなまりがほとんどありません。これはカナダ生まれが理由かもしれないですが。
「それでナットのほうが年上だから、彼に決めてもらうことにした。ナットはシンガーでいきたいというので、それならわたしはピアニストで、ということになった」

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 どちらの選択も正しかったようです。ピーターソンはのちにノーマン・グランツが経営するレコード会社(クレフ、ノーグラン、ヴァーヴ、パブロ)で優れたピアノ・アルバムを連発して、ジャズ・ピアノの最高峰にのぼりつめます。コールはコールで1956年からテレビ番組の『ナット・キング・コール・ショウ』をスタートさせ、それによってジャズの世界を飛び出して国民的な人気者になりました。
「しまったと思ったのがそのころだ。シンガーのほうが一般的にアピール度は高い。そちらを選べばよかったと何度思ったことか」
 後悔したとピーターソンはいいますが、その顔を見れば本気でないこともわかります。彼はピアニストとしてキャリアを積んできたことに誇りを感じ、充分に満足していました。それは次のひとことからもわかります。
「同じころ(1956年)からわたしは多くのチャンスをもらうようになった。大物ミュージシャンとの録音やさまざまなシンガーのバックも務めるようになった。その合間に自分の吹き込みもしていたし、ツアーで世界中を回るようにもなった。こんなに充実していていいのだろうか? 恵まれたポジションを与えられたことに感謝したものだ」
 こう語るときのピーターソンは、過去を懐かしむように目を細め、笑顔を浮かべていました。慈愛に溢れた微笑みはアルバム・ジャケットで何度も目にしていたものと同じです。コールとは生涯の友だったことも教えてくれました。だから、彼が1965年にこの世を去ったときは強いショックに見舞われたといいます。
「肉親の死と同じくらい悲しかった。それであのトリビュート・アルバムを作ったんだ。尊敬の気持ちを表したくてね」

e0021965_957467.jpg それがピーターソンの弾き語り作品『ウィズ・リスペクト・トゥ・ナット』(ライムライト)です。コールのおはこをピーターソンが歌う。そのヴォーカルは、声も含めて節回しまでまさにコールそっくりです。これなら、別々の道を歩もうと決めたことも理解できるんじゃないでしょうか。
 ただし、ピーターソンはこれを最後にヴォーカル・アルバムは長いこと封印していました。
「それがナットに対してわたしが示せる敬慕の念というものだよ。ヴォーカル作品を出してほしいというリクエストはいまもある。でも、わたしはナットとの約束を大切にしたい」
 ピーターソンの冥福も心からお祈りします。
by jazz_ogawa | 2008-01-12 10:02 | 愛しのJazz Man | Trackback | Comments(6)
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 6日の毎日新聞朝刊の書評欄で、先月発刊した『ジャズマンがコッソリ愛する ジャズ隠れ名盤100』(河出書房新社)が取り上げらました。ぼくのところには写真のようなファクスが版元から送られてきたので現物は見ていませんが、かなり大きな扱いだったようです。
 評者の井上章一さんは『美人論』で知られる国立国際日本文化研究センター教授で、41歳のときからジャズ・ピアノを弾くようになり、そちらでも著作を物にされている方です。それだけに、拙著も少しはお役に立てたのかもしれません。だとしたら嬉しい限りです。

e0021965_20202016.jpg 井上さんは、こんな風に書かれています。
「しかしジャズ批評の書き手に、楽器の心得がある人は、あまりいない。どちらかと言えば、文芸的な作文にながれてしまうむきが、主流となっている。このことに、私は以前から不満をいだきだしていた。楽理のわかる人が書いた批評を、読ませてほしいと、そう思うようになっている。まあ、ピアノをすこしかじって、生意気になったというべきか。『スイングジャーナル』誌には、そんな私のかわきをうるおしてくれる欄があった。「アイ・ラヴ・ジャズ・テスト」のコーナーである」

 井上さんはこの欄を、「毎回読むのを楽しみにしていた」そうで、「雑誌そのものは買わずに、そこだけを立ち読みですませていたのだが」と続けます。SJの人が見たらがっくりでしょうが、ぼくはそれでも嬉しいですね。この頁を気にかけてくれていたひとがいたんだとわかりますから。
 「本職のミュージシャンたちが本音で語っていたかは、うたがわしい。(中略)しかし、そのあたりのことは編者の小川隆夫が、解説でおぎなってくれている。これもあわせ読めば、今のべたのようなゆがみは、いくらか修正することができる」
 そういうことなんです。ぼくも社交辞令だけじゃなく、なるべく本音を語ってもらおうと迫ったのですが、「本気でそう思っているの?」というコメントをしてくれたミュージシャンもたまにはいました。そのあたりを補足したくて、各頁に「after thoughts」という欄を設けました。ここには、自分の感想なども書いてあります。

 それで、今日、書きたかったのは、この書評のお陰だと思いますが、フト思いついてAmazonをチェックしたところ、月曜の夜の時点で、この本の売れ行きランキングが480位になっていたことです。このランキングがどういう基準で作られているかはいまもって謎ですが、ともかく3桁台はぼくにとって2度目です。いったい何冊の本をAmazonが扱っているかは知りません。それにしたって瞬間的にでも480位は凄いでしょ?
 おまけにそれ以前に出した2冊の『100』も、1冊目が1589位、2冊目が4990位と、かなり上位にランクされていました。1冊目はそれまでにもコンスタントに売れていて増刷になりましたし、2冊目もここに来ていい感じになってきました。相乗効果でしょうか。
 そして今回の3冊目は、版元によればこれまでの2冊より出足が快調で、年末・年始もコンスタントにオーダーが入っていたそうです。今回は、タイトルに少し「マニア向け」のニュアンスを込めたんですが、それがよかったのかもしれません。 
 筆者にとっては本が売れるのがなによりの励みになります。ジャズ本はそんなに売れないのが常ですが、出したからには売れてほしい――そう思うのは至極当たり前のことで、そのためには内容のある本を書かなくては。いまも新刊の執筆に取り掛かっていますが、このことを肝に銘じ、楽しみながら真剣に書いていこうと思います。
by jazz_ogawa | 2008-01-09 20:23 | Works | Trackback(1) | Comments(25)
 昨日ニューヨークから無事に帰ってきました。整備の都合で出発が1時間遅れたのはいつものことですが、その後は快調で、帰国ラッシュかと思っていたのですが、成田もガラガラでした。荷物も5分くらいで出てきました。ぼくの場合、Priorityのタグがついていても最後の最後まで出てこないこともあれば、そのタグが引きちぎられていて、やっぱり最後の最後まで出てこなかったこともあるのですが。リムジン・バスも乗り場に着いたら乗車が始まっていましたから、成田に着いて20分弱でバスに乗っていたことになります。

 それで今回観た映画を整理しておきます。

1.ニューヨークへの機上にて

e0021965_13541143.jpg ①幸せのレシピ
 観たかった映画です。舞台はマンハッタンの22 Bleecker St.にあるという設定のレストラン。ぼくは79 Bleecker St.に住んでいたので、番地から行けば目と鼻の先です。
 ついでがあったのでその住所に行ってみました。22番のハウス・ナンバーはなく、18番の次は26番でした。つまり架空の番地です。しかも、映画の中ではチャールス・ストリートとブリーカーの角となっていますが、チャールス・ストリートはもっとウエストで、7番街と8番街に間ですから、番地で行けば200番とか300番台あたりになるんじゃないでしょうか。
 お馴染みの風景が満載でした。ストーリーもよかったですが、それ以上に街並みのシーンに目が釘付けになりました。あとは、レストランの厨房の大変さもよくわかりました。
 今回もいろいろなレストランに行きましたが、同時に何種類ものアペタイザーやメインの料理が出てくるのはすごいことだと改めて思いました。ときどき誰かの料理が出てこないことがあります。それも仕方がないかなと、妙に納得しました。

e0021965_13543565.jpg ②しゃべれどもしゃべれども
 この映画も気になっていたものです。なにせ落研にいましたから。主演の国分太一も伊東四郎も落語が巧いです。映画なので断片しか演じていませんが、DVDには「蔵出し映像!本編で惜しくもカットされた落語シーン 伊東四朗『火焔太鼓』 森永悠希『まんじゅうこわい』 国分太一『火焔太鼓』(24分)」というのがついているようですが、時間からするとフル・ヴァージョンじゃないんでしょうね。
 最近の日本映画、こういうほのぼのとした内容のものにぼく好みのいい作品が多いように感じています。

e0021965_1355297.jpg ③クレイジー大作戦
 このところのANAはクレージー・キャッツの映画を連続で上映しています。これもその昔に観たはずですが、内容はすっかり忘れていました。途中で演奏シーンが少し出るんですが、やっぱりそういうところに目が行ってしまうのは悲しい性でしょうか。ドタバタに次ぐドタバタで荒唐無稽な映画ですが、こういうのを作ってヒットさせていたのが1960年代の日本映画のいいところです。

e0021965_13554864.jpg ④わたしをスキーに連れていって
 これも、その昔、映画館ではなかったと思いますが、どこかで観ましたね。いい時代でした。ぼくはこれよりひと世代上ですが、似たようなことをやっていたんで、懐かしく観ました。
 ぼくの場合は1970年代初頭が大学時代です。それほどスキーには熱中していませんでしたが、友人にスキー部の連中がいましたから、週末になると車を連ねてよく行きました。万座、湯沢、志賀高原とかですね。それでバンドもやっていましたから、そっちのバイトもやったり。まるで若大将状態です。つくづく楽しい時代でしたね。

2.ニューヨークにて

 こちらはブログで書きましたから、おさらいです。

e0021965_1356293.jpg ⑤アイ・アム・レジェンド
 見慣れた街が荒廃していたり、破壊されていたりして、現実なら大変ですが、街並みのディテールが楽しめた映画です。どうしてライフラインが使えるのか、矛盾はありますがそれはそれ、壮大な街並みのシーンに圧倒されました。ニューヨークが破壊される映画はいろいろありますが、これはトップ・クラスの出来映えと思いました。

e0021965_13572241.jpg ⑥ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
 前作が面白かったので、今回も期待していました。歴史の部分や謎解きが英語なので完璧に理解できたわけじゃありません。それでも展開がスピーディで、よく出来た映画だと思いました。アイアン・マウンテンにも行ってみたくなりました。ディープ・パープルのジャケットにも使われていることですし。

e0021965_1358914.jpg ⑦Charlie Wilson's War
 これはテレビで今週の興行成績第4位といっていたので観てきた映画です。日本公開はまだですよね。上の2作とよくわからないアニメがトップ3で、その次にランクされていました。
 チャーリー・ウィルソンは女好きで食えない下院議員ですが、ひょんなことからソ連のアフガン侵攻に憤りを感じ、議会を説得して予算を得て、武器商人から武器を調達してアフガンに送り込むことなどをします。
 当時は英雄として賞賛されたんですが、いまのアメリカを見ると、これってどうだったんでしょう。結局このときの武器がテロやアメリカを攻撃することに使われたりしているみたいです。話題の映画だったので超満員でしたが、アメリカ人にとっては複雑な心境だったのでは?

3.成田行きの便にて

 ふーぅ、記録に残すのもたくさんあって大変です。帰りもいろいろ観ました。

e0021965_1359056.jpg ⑧The Jane Austen Book Club
 これは日本で公開されたのでしょうか? ジェーン・オースティンは『エマ』『高慢と偏見』『分別と多感』といった作品を発表したイギリスの作家ですが、彼女が書いた6冊を、月に一度、一冊ずつ読んでその感想や分析をし合う読書会のお話。テーマは地味ですが、これにも引き込まれました。
 女性好みの作家なので、女性5人に男性ひとりを加えたメンバーによる読書会です。その中でいろいろな人間関係や恋愛模様が浮き上がってきます。その流れが淡々としていて、大人の映画という印象でした。これまた観終わったあとにほのぼのとした気分になれます。

e0021965_13592876.jpg ⑨3:10 To Yuma
 映画のタイトルは「3時10分発ユマ行きの列車」ということです。ラッセル・クロウが早撃ちの無法者役で主演したウエスタン。逮捕された彼をこの列車に乗せて刑務所送りにしたいのですが、その間に仲間が奪還しようとして銃撃戦になるというのが主なストーリー。話は単純ですが、彼を護送するクリスチャン・ベール扮する南北戦争で負傷した破産寸前の牧場主がよかったです。二人には妙な友情が芽生えるのですが、こういうのもわかる気がします。これは男のドラマですね。

e0021965_13595380.jpg ⑩オリヲン座からの招待状
 これもほのぼのとした映画でした。浅田次郎の原作です。宮沢リエと『それでもボクはやっていない』の加瀬亮がいいですね。宮沢リエの夫役で出ていた宇崎竜童や加瀬亮の40年後を演じた原田芳雄もいい味を出していました。
 昭和30年代にはこういう映画館が全国にたくさんあったんでしょうね。ぼくも小学生のときに同級生の家が三軒茶屋で映画館をやっていて、まったくこういう感じでした。学校の帰りによく寄っては観せてもらいました。そんな懐かしい時代のことを、この映画を観ながら思い出していました。

e0021965_1402169.jpg ⑪喜劇 駅前団地
 クレイジー・キャッツの映画がひと段落ついたのでしょうか。今度は『駅前シリーズ』からの1作です。森繁久弥が若いです。小田急線の沿線と思われる東京の外れにできた新興団地を舞台に、森繁のほかにフランキー堺や伴淳三郎など、お馴染みの面々が繰り広げるドタバタ喜劇。こういうナンセンス物、大好きです。
 人気上昇中の坂本九も大きくフィーチャーされていて、そちらもぼくは興味深くみました。、また淡島千景が女医さん役で出てきますが、淡島さんは実家の裏に住んでいたので、懐かしかったですね。お正月になると、ジャイアンツの長嶋や王といったひとたちが遊びに来て、キャッチボールをしてもらったことがいい思い出です。

 これで全部です。これらのほかにもいくつか途中で観るのをやめてしまった映画もありますので、今回もかなりの映画三昧でした。
by jazz_ogawa | 2008-01-06 14:10 | 映画&DVD | Trackback | Comments(14)
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 こちらに来てから日に日に気温が下がっていますが、今朝は華氏13度、摂氏に直すとマイナス10.5度です。華氏でシングル・デジット、つまり9度(マイナス12.8度)以下になると、テレビなどで外出は控えることを呼びかけるようになります。
 留学時代にもそういうことがありました。とくに老人や心臓病(どちらも当てはまるなぁ)のひとは外出しないように、ということです。そういうわけで、朝から「Deadly Cold」とか「Dangerous Cold」などとテレビでは盛んに言っていました。
 今晩は最後の夜で、三つ星レストランの「Jean Georges」に予約を入れています。保温に気をつけ、アパートからタクシーで行きますが、どうなることやら。

 それはそれとして、最後の日も、相変わらずの1日です。朝食後に原稿とジム・ワークをいつものようにこなし、さてお昼ご飯はどうするか。外は極寒なので、一番近い「Townhouse Coffee Shop」(696 2nd Ave.)に行くしかないでしょう。

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 そこで、今日は初めてのものを食べました「Low Calorie Wrap」です。見るからにおいしくなさそうでしょ。ラップされているのは卵の白身だけを使ったオムレツ、ターキー、レタス、それにトマトです。しつこく、「黄身は使ってないのね」と確認してからオーダーしました。
 味気はないですが、見た目ほどまずくありません。オムレツといっても、ターキー・スライスに白身をまぶして焼いたものです。それとラップで、刻んだレタスとトマトを丸め込んでありました。以前食べたターキー・ラップとかツナ・サラダ・ラップよりは、白身とはいえ卵が入っているだけ好みの味になっていました。

 お昼は1~2度ほど気温が上昇したようですが、それでも寒いことに変わりありません。心臓の血管が詰まると怖いので、まさに「Deadly Cold」です。それでも銀行に行く用事があったので、32丁目とパーク・アヴェニューまで歩いて往復してきました。心臓にはまったく異変が起こらず、ひと安心です。普段ならこのまま外に出ているのですが、ゲラのチェックも終わったことだし、午後は家で原稿を書いて過ごすことにしました。

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 そして、最後の晩餐で「Jean Georges」(1 Central Park West)です。ここはカジュアルとフォーマルのふたつのダイニング・ルームがあって、前回がカジュアルだったので、今回はフォーマルにしました。フォーマルは3種類のプリフィックス・メニューから選べるようになっています。ぼくは4皿のプリフィックスにして、心臓のこともあるのでオイルと塩分を控えめに、とお願いしました。

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 これはコンプリメンタリーで、手前がツナ、後方左はオイスター、右はなんかのコンソメで、中に小さなラヴィオリが入っていました。

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 一皿目は「Bluefin Tuna Ribbons, Avocado, Spicy Radish, Ginger Marinade」というものです。ツナはコンプリメンタリーと同じもののようです。まったくの赤味ですね。最近のニューヨークでは、目の前で最後にソースをかけるのがはやりのようで、この間の「Le BERNARDIN」も今日の「Jean Georges」も、大半の料理が、仕上げはテーブルで行なわれました。

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 次は「Turbot with Chateau Chalon Sauce」ですからヒラメですね。さっきのツナもそうでしたが、こちらのソースも薄味にしてくれたみたいです。

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 メインは「Minted Rack of Lamb, Autumn Mashrooms, Red Curry Emulsion」で、これまたマッシュルームはほとんど味がついていなかったんですが、薄味好きのぼくにはちょうどよかったかも。ラムもまったくの赤味で、脂身は一切ありません。タイ・カレー味のソースも薄味で、かなり気を使ってくれたようです。

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 4皿目はデザートです。「Winter」「Citrus」「Apple」「Chocolate」のテイスティング・メニュー4つから選べるようになっていて、ぼくは「Chocolate」にしました。ひとつひとつは小さいのですが、さすがに全部は食べられません。

 オープン直後に行って以来、「Jean Georges」はすっかり気に入ってしまったレストランのひとつです。カジュアル・ラインと呼ばれるバーと一緒の部屋ではメニューがアラカルトだったんですが、現在はどうでしょう。今日行ったフォーマル・ラインは、以前はアラカルトもあったと記憶しているのですが、今回はプリフィックス・ディナーだけになっていました。
 味はさすがにミシュランの三つ星だけのことはあります。ただしミシュランによれば、三つ星は「そのためだけでも旅行したい店」となっているようですが、ぼくは「Jean Georges」や「Le BERNARDIN」に行くためだけでニューヨークには来ないでしょうね。ストーンズやポールのコンサートがあれば、そのためだけでニューヨークでもロスでもワシントンDCでも行くぼくですが。

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 最近のタクシーにはこのようなテレビがついています。NBCニュースのほかにESPNの放送が見れますし、左の画面では現在の位置がわかる地図や『ザガット』の情報も見ることができます。

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 そしてクレジット・カードも使えるようになりましたが、手数料がドライヴァー負担になるため、大不評のようです。

 これで、今回のニューヨーク滞在はおしまいです。よくぞ食べたりといった感じで、日ごろの欲求不満が解消できました。こういうのも年に何回は精神衛生上必要とセルフ・エクスキューズし、帰国後はまた体にいいものばかりを食べる生活に切り替えます。
 そういうわけで、「食事ブログ」はこれにて終了。おつき合いくださったかたはさぞ呆れていると思いますが、どうもありがとうございました。
by jazz_ogawa | 2008-01-04 14:08 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(4)
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