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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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小川隆夫ONGAKUゼミナール
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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


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TEL: 078-265-6595

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e0021965_16311949.jpg 有り難いことに平凡社から2002年に出版した『マイルス・デイヴィスの真実』の3刷が決定しました。これ、ぼくにとっては大変なニュースです。そもそも3800円もする本ですから、そうそう売れるものじゃありません。それが出版した直後に重版となって、それだって奇跡的なことでした。
 重版はたいてい勢いのあるうちになるものです。5年も経ったら、その本はほとんど死蔵されたようなもので、売れ行きもストップしたと考えるのが一般的です。あとは絶版を待つばかり。
 ぼくはもう『マイルス・デイヴィスの真実』が重版されることはないと思っていました。というより、考えたこともありませんでした。それがここに来て重版になるというのは、わずかずつでも売れていたんでしょう。
 本当に有り難いことですし、嬉しいことです。このブログをお読みのかたでお買い上げくださったかたもいらっしゃると思います。すべてのひとに握手したい気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

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 それでは、本日の本題です。
 どうしようもなくこらえ性のない人間なので、さんざん迷った挙句にiPod touchをとうとう買ってしまいました。2週間近く前のことです。
 先日の「ONGAKUゼミナール」で主催者のひとりから現物を見せられたら、もう居ても立ってもいられませんでした。よほど帰りに銀座のMacに寄ろうかと思いましたが、そこは踏みとどまり、一晩寝てもほしい気持ちが失せなければ買おうと自分にいい聞かせ、その日は家に帰りました。
 で、翌日は日曜日。いつも朝食後に1時間のウォーキングをするのですが、渋谷まで歩いてちょうど1時間。そう考え、そのまま直行して買ってきました。ひと晩寝てからとかいっていますが、実は前日、家に帰ってHOT SPOTの申し込みも済ませていたので、その時点で買うのは既定の事実になっていました。

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 HOT SPOTはまだあちこちで電波がキャッチできるわけじゃありません。いまのところ、タリーズ、プロント、モス・バーガーなどで使えます。地下鉄の駅でもキャッチできるとなっていますが、ぼくのタッチはどの駅でも反応しません。どういうことなんでしょう?
 偶然ですが、ぼくのアパートのとなりのビルにタリーズが入っていて、ぼくの部屋だとその電波がキャッチできます。それでもPCなら安定しているのですが、タッチだと不安定で繋がるときもあれば駄目なときもあります。ともあれ、こういうことには疎いので、さんざん苦労して、なんとかタッチでもHOT SPOTと接続できるようになりました。

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 タッチですが、使ってわかったのが文字入力のしにくさです。この大きさを考えれば、これでも最良のシステムなのかもしれません。でも、とにかく打ちづらい。英語の大文字を打つときは、一文字ずつ大文字にする変換ボタンを押さないといけないので、それが厄介です。IDとかパスワードをアルファベットと数字の組み合わせにしているので、これもいちいち変換ボタンを押さないといけません。
 あと、やっぱり16Gは少ないですね。2時間の映画なら10本以上入りますから、現実的には問題ありません。それでも、いっぱい入れておきたいぼくとしては、これの10倍はほしいところです。それとバッテリーの持ち時間も短いので、これも不満といえば不満です。
 でも「これは過渡期の商品」と納得して買ったんですから、文句はいいません。「持ってないより、持ってたほうがいい」程度の気持ちで買うことにしたのですから。なんだか自分に言い聞かせているみたいですが、このようにうじうじするのがせこいところです。それでも「ないよりあったほうが圧倒的に楽しい」日々を過ごしています。お陰で、最近は本を読む時間がすっかり減ってしまいました。

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 そういうわけで、日々稼動させているiPodが、タッチも入れて4台になりました。左から、新しい順に、タッチ、ロック号、和物号、ジャズ号です。ロック号のiPodはクラシックの160Gで、残り2台はひとつ前の第5世代です。

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 このほか、家のサウンドドックに繋いでいる古いiPodと壊れたiPodも捨てることができずに持っていますから、所有しているのは6台です。こうなると、iPodも初代からきちんとコレクションしておけばよかったと思います。

 困っているのは、ひとつのPCに複数のiTuneが入らないことです。4台のiPodを動かすとなれば、PCも4台必要になります。タッチを買ったので、使っていないPCも出してきて、狭い部屋で毎日せっせと音楽や映像を入れています。
 ぼくは外付けのHDDに、大半の音楽を保存しています。それをiTuneに連動させてiPodに音楽を入れます。そこに映像が加わったため、320GのHDDがそろそろいっぱいになってきました。

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 そこで、昨日は映像専用にしようと500GのHDDを買いました。これで400本くらいの映画は保存できるでしょう。DVDからiTune用にMPEG化するのに時間はかかりますが、iPodで映像を観るようになって1ヵ月くらいの間で100本くらいはMPEG化していますから、4台のPCを夜中にフル稼働させればどうってことないでしょう。
 あとどれくらいあるのかわかりませんが、こういうことに残りの人生の時間を使っています。幸せなんだか、無駄なことをしているんだかわかりませんが、とりあえずこらえ性がない人間ですので、やりたいことがやれているってことは幸せなんでしょう。だって、iPodのある生活が楽しくて仕方ないんですから。
by jazz_ogawa | 2007-11-29 16:39 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(11)
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 招待券をもらったので、先週ようやく観てきました。1作目がとても気に入ったので、早く観たかった映画のひとつです。これで気分が落ち着きました。ストーリーは最初から予測がつくものでしたが、1作目同様に引きずり込まれてしまいました。今回は、毎週一度は通る日本橋も出てきますし、前作以上に身近に感じられました。

e0021965_14471345.jpg 舞台は、ぼくがリアルタイムで体験した時代の東京ですし、映画に登場する少年たちと世代もほとんど同じです。昔は、みんな着ているものが小汚かったです。ぼくは渋谷の道玄坂で育ちましたが、映画の舞台は、東京タワーが見える大通りの感じからして、三田3丁目あたりかな、と考えています。都電も通っていましたし、あのあたりには自動車の修理工場も結構あったように記憶しています。
 いまはその近くに住んでいて、三田3丁目のある桜田通りは毎日のように歩いています。それも親しみを感じさせる要因のひとつです。映画は実在した街を再現しているわけじゃありません。でもこういう雰囲気というか空気感はあったよな、とさまざまな場面を観ながら懐かしい気持ちに浸りました。

e0021965_14472949.jpg この映画、時代考証は必ずしも正確じゃありませんが、当時のことを思い出させてくれた点でおおいに楽しめました。あのころの自動車もいろいろ登場してきますし。こういうのはあちこちのコレクターが提供してくれたみたいです。ひとつ気がついたのは、タクシーが少ないことです。乗用車のコレクターはいても、タクシーまでコレクションしているひとはあまりいないってことでしょう。

e0021965_14475732.jpg 同じ時代の作品としては、この間の土曜と日曜に放送された『点と線』も堪能させてもらいました。ただし、こちらは「時代考証をきちんとした」と謳っていた割に、服装が駄目でした。高橋克典があまりにもばりっとしすぎています。あんなにかっこいいスーツなんて、あの時代にはありません。それが最初に気になったら、最後までそのことを引きずってしまいました。
 とにかく登場人物、とくに男性の服装が昭和30年代のものとは思えません。細身のネクタイや高級そうなワイシャツ、スーツもそうですが、あの時代はもっと野暮ったかったです。デザインなどと呼べる代物じゃなかったですから。しかも、差別するわけじゃありませんが、給料がそんなにいいとは思えない刑事ですからね。おしゃれな刑事もいたでしょうが、センスがあまりにも現代的です。
 こういうのは、列車や街並みや車に凝るより簡単なだけに、そこが残念でした。あの時代の男性は帽子をかぶっているひとが多かったですが、街中のシーンで帽子をかぶっているひとがほとんど出てきません。これはディテールに凝る以前のことでしょう。

e0021965_14481464.jpg 話は飛びますが、ぼくが素晴らしいと思ったのは、映画の『ドリームガールズ』です。登場する人物が、みんな1960年代の黒人顔をしていましたから。ビヨンセだって、映画の中でスターになる以前の顔は、ほんと、1960年代の田舎に居たような娘顔をしています。
 エディ・マーフィーがまったく60年代顔になっていたことにも驚かされましたし、ファッションはややいま風なところもありましたが、ぼくのイメージする時代がかなりそのままの感じで映し出されていました。あと、『Ray』もそうだっだですね。この間の『グッド・シェパード』も服装を見ているだけで、時代の推移がほぼわかるようになっていました。

e0021965_14483937.jpg『3丁目の夕日』は、その点でもあまり違和感を覚えませんでした。どうも子役に目が向かってしまうのですが、汚くて痩せていて、ぼくの周りにもああいう子供だらけでした。登場する大人にもそういうところがあって、貧しい時代を感じさせました。
 ところが同じ貧しい時代を描いた『点と線』では、いくらセリフのはしばしでそういうことが語られても、登場人物からそのことがあまり伝ってこなかったですね。あと、女優さんたちの眉毛もいま風でした。もっと昔は不細工だったんですけど。

 いまでもたくさんのひとが健在な時代の再現ドラマは作るのが大変だと思います。『点と線』ですが、重厚な作品という点では見ごたえがありました。西村京太郎をはじめ、日本のミステリーの原点がここにあるんでしょう。
 それから、どちらの作品でも、まだ戦争を引きずっている時代だったことが描かれていました。しつこいですが、『点と線』ではそのことが強調されていたので、まるで著名なデザイナーがカッティングしたようなデザインで、生地もよさそうなスーツを着こなしていた高橋克典演じる刑事に違和感を覚えました。
 ぼくは1960年代に興味があって、いつかその時代のことを本にしたいと思っています。そういう時代の社会現象をテーマにした映画やドラマがこれからもいろいろと出てきたら楽しいと思いませんか?
by jazz_ogawa | 2007-11-27 14:57 | 映画&DVD | Trackback | Comments(6)
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 ゴンサロ・ルバルカバのライヴを観たのは久しぶりです。メンバーはサックスのYosvany Terry(ヨスヴァニー・テリー)、トランペットのMichael Rodriguez(マイケル・ロドリゲス)、ベースのMatt Brewer(マット・ブルーワー)、そしてドラムスのMarcus Gilmore(マーカス・ギルモア)の面々。マイケルとかマットとか、同じような名前ばかりで面白かったです。

e0021965_11184818.jpg 演奏は、はなからラテン・テイストのものじゃないと思っていた通りの内容でした。楽器構成のせいか、1960年代のマイルス・デイヴィス・クインテットみたいな感じで、新主流派的なテーマやホーン・アンサンブルに特徴があります。それはそれで面白かったですが、ゴンサロのソロ・スペースが短く感じられ、そこに物足りなさも覚えました。
 実際は、一番長くソロも弾いていたと思いますが、構成がよくなかったのかもしれません。どの曲でも肩透かしを食らわされるような感じでした。たとえば、ホーンがテーマを吹いて盛り上がり、さてゴンサロのソロかなと期待していると、一番手がベース・ソロだったり、その後にようやくゴンサロが登場しても、ばりばり弾くと思いきや、ポロンポロンとピアノを鳴らしたりと、こちらの思いとはかなり違う展開だったんですね。
 内容は、悪いとは思いません。グループのサウンドを重視した演奏を期待していけば、満足できたでしょう。ぼくの場合は、ピアニストとして超絶技巧の持ち主であるゴンサロのイメージが強かったため、その点で物足りなさを覚えたということです。

 でも、こちらの思いとミュージシャンの考えが一致しないことはよくあります。ぼくの期待ははぐらかされましたが、内容はとてもよかったです。ゴンサロは真面目なひと柄なので、そういう面も演奏やその音楽によく表されていました。グループのサウンドをとことん突き詰めているんでしょう。すると、こういう形になるんだろうなということがよくわかります。自分を前面に出すのではなく、グループの一員の徹する。その上でリーダーシップもきっちり発揮する。そういう音楽になっていました。

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 理詰めで来る演奏です。まるで詰め将棋を観ていた感じです。こう来ればこう行くしかない、みたいな必然的な演奏には、「今日は聴いたぞ」という充実した印象も一方で覚えました。自分が出す音を、その場で瞬時に突き詰めて、無駄を極力排除した音の連なり。これは、聴いていて快感を覚えるほどスリリングでした。きっとレニー・トリスターノもこういう感じでピアノを弾いていたんだろうな、なんて思いました。
by jazz_ogawa | 2007-11-24 11:22 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(6)
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 来年は結成20周年を迎える山下洋輔ニュー・ヨーク・トリオ。このトリオはこれまでに何度聴いたことでしょうか。最初は1989年の「スウィート・ベイジル」でした。来年が20周年ということは、これが最初のライヴだったんでしょう。ニューヨークの人気ジャズ・クラブ「スウィート・ベイジル」の肝いりで年に一度、日本のゴールデン・ウィークにあたる1週間、このトリオは店がクローズするまで毎年出演していたと記憶しています。
 GWはいつもニューヨークですから、このトリオの「スウィート・ベイジル」ライヴは一度も欠かさず、毎年観ていました。嬉しかったのは、アメリカのお客さんが多かったことです。ときどき、ニューヨークでも日本人アーティストがライヴをやっていましたが、そういうときは大半が日本人のお客さんで、「こんなに素晴らしい音楽をアメリカのひとに聴いてもらえないのは残念」と思うこともしばしばでした。
 山下さんはアメリカ人の広報担当を雇い、積極的にアメリカのメディアに取りあげてもらっていました。その結果が、こういう形で実を結んだのでしょう。

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 昨日はそのトリオのツアー最終日で、ぼくも会場の「草月ホール」に行きました。予定ではテナー・サックスの川嶋哲郎さんがゲスト出演するはずでしたが、交通事故で足を怪我したとかで、トリオだけのコンサートになりました。川嶋さんには悪いですが、トリオの演奏がたっぷり聴けたのはよかったと思います。
 20年ほど前に比べると、皆さん、見た目はそれなりの年齢になりました。とくにベースのセシル・マクビーはずいぶん老けたなぁという印象です。ぴちぴちしていたフェローン・アクラーフも、相変わらず若々しいものの、よく見るといい感じの中年になっていました。そういえば、その昔、彼がキープしていたボトルを勝手に飲んでしまったこともありましたっけ。ニューヨークのカラオケ・バーでのことで、もう覚えていないでしょうが。

e0021965_21112357.jpg このニューヨーク・トリオ、リーダーの山下さんのプレイもそうですが、ずいぶん聴きやすくなりました。思ったんですが、これ、ポルシェと同じです。ぼくはポルシェ好きで、ここ15年ほどで5台は乗り換えましたが、新しくなるたびに運転しやすくなってきます。最初のころは、クラッチが堅くて、足がつることもありました。それが新しくなるたび、一般の乗用車に近い運転のしやすさに変わってきました。それでも、相変わらず魅力的なので乗り続けています。
 山下さんのトリオもそういう感じでした。「メモリー・イズ・ア・ファニー・シング」なんか、最高に美しいバラードで、トレードマークのしっちゃかめっちゃかなフレーズは一度も登場しません。元を正せば、山下さんはビル・エヴァンス派のピアニストでしたから、こういう演奏をしても魅力的です。
 あと、岡本喜八監督が撮ろうと考えていた映画の主題曲も、とても美しく、儚いイメージがあって、大変気に入りました。この映画、監督が亡くなったため宙浮いているとのことですが、山下さんは、脚本を読んですぐに曲を書いたそうです。それだけ触発される何かがあったのでしょう。

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 山下さんとは、留学時代にあるひとから紹介されて、ニューヨークのジャズ・クラブを案内したのが縁になりました。そのときは、いろいろ考えて「ジャズ・マニア・ソサエティ」というジャズ・クラブでサン・ラのアーケストラを観たり、「インローズ」という、これまたソーホーにあったクラブでデヴィッド・マレイを聴きました。
 拙宅にも来ていただいたり、ぼくの家族と一緒にチャイナ・タウンに食事に行ったりと、短い日数でしたが、あちらこちら引きずり回してしまいました。
 このときの山下さんは、ジャマイカで初のピアノ・ソロによるレコーディングをするとかで、その構想を練るため、ヴァケーションを兼ねてニューヨークに来ていました。ところがそのソロ・ピアノ集がお蔵入りしたため、ぼくはレコーディングの邪魔をしちゃったんじゃないかと気にしていました。ずっとあとになって伺ったところ、別の理由があったことがわかりほっとしましたが。後年になって、このソロ・ピアノ集は発売されたはずです。

 そんなことが頭の中を駆け巡っていました。アンコールで簡潔に演奏された「マイ・フェイヴァリット・シングス」まで、満足と納得ができるいいコンサートでした。そういえば、初めて気がついたことがあります。猫好きの山下さんが書いた「トリプル・キャッツ」が演奏されたときです。ピアノの弾き方なんですが、まるで猫が鍵盤をものすごい勢いで引っ掻いているように見えました。山下さんのタッチは猫タッチだったんですね。あと、セロニアス・モンクそっくりのタッチもあったりと、ライヴを観ていると感じるものが多々あるもんだと、いまさらながらに思いました。
by jazz_ogawa | 2007-11-21 21:17 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(12)
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 昨日は、銀座にあるバー「le sept」で「ONGAKUゼミナール」をやってきました。今回のテーマは「シネ・ジャズ」。映画に使われたジャズ特集です。ご来場のみなさん、どうもありがとうございました。いつもと同じで、出たとこ勝負のいきあたりばったり。口から出まかせのいい加減な話で、どうもすいませんでした。

e0021965_13141264.jpg それでシネ・ジャズですが、ぼくの場合、一番最初にイメージされるのはマイルス・デイヴィスの『死刑台のエレヴェーター』です。
 そういうわけで、この映画を最初のほうに持ってきて、その時代のフランス映画、いわゆるヌーヴェルバーグの作品で使われたジャズをいくつか紹介しました。1950年代後半のフランス映画では、『死刑台のエレヴェーター』のルイ・マルをはじめ、ロジェ・ヴァディム、エドゥアール・モリナロなど、才気に溢れる監督がたくさんいました。彼らが好んで自分の映画音楽にジャズ・ミュージシャンを起用したのは、日本と同じで、この時期の文化人と呼ばれるフランスのひとたちが、ジャズの面白さや奥深さに目覚めたからです。
 フランスでモダンジャズが大ブームになるのは、1958年にジャズ・メッセンジャーズが渡欧し、吹き込んだばかりの「モーニン」他を演奏したのがきっかけといわれています。ぼくはその場に居たわけじゃないからわかりませんが、同じ現象は1961年のジャズ・メッセンジャーズ来日でも起こったようです。
 そのモダン・ジャズのブームに至る前兆のひとつとして、映画でマイルスやジャズ・メッセンジャーズやモダン・ジャズ・カルテットたちの演奏が使われていた事実は見逃せません。フランス映画におけるシネ・ジャズは一種のファッションでしたが、それがモダン・ジャズ・ブームに結びついたと考えるのは私論です。(少なくとも日本では)誰もそのことをきちんとした形で紹介していないので、いずれじっくりと調べてみたいと思っています。

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 それで、こんな曲をみなさんと聴きました。

1. 『大運河』(フランス、1957年) 監督:ロジャ・ヴァディム
音楽:ジョン・ルイス:スリー・ウィンドウズ(モダン・ジャズ・カルテット)

2. 『死刑台のエレヴェーター』(フランス、1958年) 監督・ルイ・マル
音楽:マイルス・デイヴィス:モーテル

3. 『殺られる』(フランス、1959年) 監督:エドゥアール・モリナロ
音楽:アート・ブレイキー&ベニー・ゴルソン:マルセルのブルース(アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ)

4. 『危険な関係』(フランス、1960年) 監督:ロジェ・ヴァディム
音楽:デューク・ジョーダン:危険な関係のブルース#1

5. 『夜の豹』(アメリカ、1958年) 監督:ジョージ・シドニー
音楽:リチャード・ロジャース:マイ・ファニー・ヴァレンタイン(フランク・シナトラ)

6. 『マンハッタンの哀愁』(フランス、1965年) 監督:マルセル・カルネ
音楽:マル・ウォルドロン:オール・アローン

7. 『アルフィー』(イギリス、1966年) 監督:ルイス・ギルバート
音楽:ソニー・ロリンズ、バート・バカラック(主題歌):アルフィーのテーマII/ソニー・ロリンズ

8. 『華麗なる賭け』(アメリカ、1968年) 監督:ノーマン・ジュイソン
音楽:ミシェル・ルグラン:風のささやき

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9. 『夜の大捜査線』(アメリカ、1968年) 監督:ノーマン・ジュイソン
音楽:クインシー・ジョーンズ:真夜中のバラード(レイ・チャールズ)

10. 『ビリー・ホリデイ物語』(アメリカ、1972年) 監督:シドニー・J・フューリー
グッドモーニング・ハートエイク(ダイアナ・ロス)

11. 『ラウンド・ミッドナイト』(フランス、1985年)監督:ベルトラン・タベルニエ
音楽:ハービー・ハンコック:身も心も(デクスター・ゴードン)

12. 『ラジオタウンで恋をして』(1990年、アメリカ)監督:ジョン・アミエル
音楽:ウイントン・マルサリス:ビッグ・トラブル・イン・ジ・イージー

13. 『モ・ベター・ブルース』(1990年、アメリカ) 監督:スパイク・リー
音楽:ビル・リー:セイ・ヘイ(ブランフォード・マルサリス+テレンス・ブランチャード)

14. 『恋のゆくえ~ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』(1989年、アメリカ) 監督:シドニー・ポラック
音楽:デイヴ・グルーシン:メイキン・ウーピー(ミシェル・ファイファー)

15. 『ゴッド・ファーザー・パート3』(アメリカ、1990年) 監督:フランシス・フォード・コッポラ
音楽:ニノ・ロータ、カーマイン・コッポラ:ゴッド・ファーザー・パート3 愛のテーマ(プロミス・ミー・ユール・リメンバー)(ハリー・コニック・ジュニア)

16. 『フォー・ザ・ボーイズ』(1991年、アメリカ) 監督:マーク・ライデル
音楽:デイヴ・グルーシン:ベイビー、外は寒いよ(ベット・ミドラー+ジェームス・カーン)

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 現在ジャズの世界でスタンダードと呼ばれている大半の曲は、映画やミュージカルのために書かれた曲です。昨日は、それとはちょっと違って、ジャズ・ミュージシャンが書き下ろしたオリジナルを中心に聴いてもらいました。
 次回は、2008年の2月を予定しています。バレンタイン・デイのあとですが、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」など、バラードの名演・名唱を集めた特集にしようかと考えています。
by jazz_ogawa | 2007-11-18 13:18 | ONGAKUゼミナール | Trackback(2) | Comments(20)
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 ぼくは本来取材する側なんですが、この1ヵ月くらいの間に3本の取材を受けました。ひとつは、少し前に紹介した『スイングジャーナル』誌の増刊号用のもので、これは取材といっても原稿は自分で書いているので、ちょっと意味合いが違うかもしれません。
 その次が、共同通信社が11月30日に発売する『AUDIO BASIC』というMOOKのためのものです。

 担当者から以下のメールをいただき、応じたものです。

 弊社では11月30日にアナログ・レコード再生と真空管アンプを中心にしたMOOKを発売します。その中で、「アナログ・レコードの愉しみ」(仮題)という人物訪問のページがございます。アナログ・レコードで音楽を存分に楽しんでいらっしゃる方のインタビュー・ページです。
 メールを差し上げたのは、小川さんにそこでご登場いただけないかと思ったからです。小川さんは著名なジャズ評論家であると同時に貴重なレコードのコレクターでもあるとお聞きしました。何枚か大事にされている盤を紹介していただき、アナログ盤への愛情を語っていただけないかというのが企画の趣旨です。

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「著名なジャズ評論家」というところでずっこけましたが、これは社交辞令と受け取っておきましょう。それで、取材当日、インタヴューアーとカメラマンと、このメールを送ってくれた編集者がやってきました。
 編集者のかたとは初めてお会いしましたが、インタヴューアーは昔からの知人ですし、カメラマンは『愛しのジャズメン 2』でも紹介した人物です。「マイルスに手袋をはめたまま握手をした失敬なヤツ」と書けば、わかるひとにはわかるでしょう。

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 そういうわけで、取材と称して、ぼくのレコードを引っ掻き回しにきたようなものです。写真はインタヴューのフリをしているものです。カメラマン氏はレコード・コレクターでもあるので、「珍しいものを見せろ」と撮影にかこつけていろいろ要求し、挙句の果てには結局、「これ売ってくれない?」みたいなことに終始しました。
 でも、持つべきものは友です。彼らのようなひとたちにもぼくは支えられているんだなとつくづく思いました。

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 さて、もうひとつの取材は明日受けることになっています。これは平凡社新書で出した『マイルス・デイヴィスとは誰か』についての取材申し込みでした。日経新聞のメール・マガジン『NIKKEI NET』からの依頼で、このニュース・サイトは1日に1500万アクセスもあるといいます(本当かな?)。
 ただし、ぼくのインタヴューが掲載されるのは、その中の『日経WagaMaga』という大人向けサイトだそうです。どうして平野さんじゃなくてぼく? と思った疑問がこれで解決しました。大人向けっていうのは、団塊の世代向けっていうことなんでしょう。となれば、ぼくの出番です。

 内容は、本で紹介されている21人から5人のプレイヤーを選び
 ①そのプレイヤーとマイルスの関係、エピソード
 ②マイルスの音楽にどのような影響を与えたか
 ③そのひとにかかわりのある、マイルスのおすすめアルバムを語る
というものだそうです。
 どんなインタヴューになるのか? この間のラジオやイヴェントみたいにひとりで話すのは苦手ですが、相手がいればいくらでも喋れます。話し過ぎないように注意しなければ、といったところでしょうか。

 ぼくのことが雑誌に掲載されたり、本が出たりすると一番喜んでくれるのが母親です。年老いて、普段は生きる気力もないようなことを口にする母親ですが、それでもぼくのことが紹介された雑誌や本を見ると、数日間は元気になります。
 取材をするのは得意でも、受けることに違和感を覚えるぼくですが、母親の喜ぶ顔が見たくて、せっかくのチャンスは有り難く受けることにしています。単行本を節操なく出し続けている一番の理由も同じです。極私的なことにつき合わされる読者のかたは迷惑でしょうが、母親あってのぼくなので、ご勘弁ください。
 12月は、お陰で彼女の嬉しそうな顔が連続して見られることでしょう。楽しみはいろいろあるんですが、こういうのもぼくの中では結構大きいんですよ。
by jazz_ogawa | 2007-11-15 19:17 | Works | Trackback | Comments(24)
e0021965_16144265.jpg 土曜日に「シネセゾン渋谷」で観た映画です。ロバート・デ・ニーロが大好きなので、見逃すわけにいきません。デ・ニーロはそれほど登場しませんが、映画は見応えありました。『タクシー・ドライヴァー』や『レイジング・ブル』のころに比べると、ずいぶん年を取ったなぁなんて思いながら観ていました。
 CIAの誕生を描いた作品で、デ・ニーロの映画作り丁寧です。派手なところはありませんが、内容も重厚でした。ほかの監督なら、2時間くらいにまとめてしまうかもしれません。1940年代から60年代にかけての話がメインで、服装や車の時代考証(そんなにオーヴァーなものじゃないでしょうが)も、しろうと目にはきちんとしているようでした。ぼくは小道具というか周りのものがとても気になるたちなので、この映画はその点でも満足でした。

e0021965_1615497.jpg マット・デイモンもいい役者になったと思いました。彼は、『グッド・ウィル・ハンティング』の脚本も友人のベン・アフレックと書いているんですね。この間の『SMAP X SMAP』で話していましたが、学生時代に暖めていたもので、この映画でふたりしてアカデミー賞「脚本賞」を受賞し、デイモンは「主演男優賞」にもノメネートされています。
 デ・ニーロといい、デイモンといい、単なる役者ではなく映画の作り手でもあることが面白く感じました。でも、デ・ニーロによれば、デイモンの役は最初レオナルド・デカプリオに振ったみたいですね。ところが忙しかったために断られ、それでデイモンにお鉢が回ってきたとか。映画を観たあとなので、デカプリオとこの役のイメージが掴めませんが、しばらく前に観た『ブラッド・ダイアモンド』が強い印象に残っているので、彼でも面白かったかもしれません。

e0021965_16153343.jpg あとは、デイモンの妻を演じたアンジェリーナ・ジョリーがよかったですね。ときどきはっとするくらい綺麗で、妙な存在感があります。こういう雰囲気のひとは最近あまりいないので、これからどんな女優さんになっていくのか、それも楽しみになりました。
 うかつにも、映画が終わって指摘されるまでジョー・ペシが出ていることに気がつきませんでした。彼も好きな俳優なんですが、最近はあまりお目にかかっておらず、そういうことで気がつかないまま見過ごしていたんですね。
 デ・ニーロ、ジョー・ペシ、そしてこの映画の製作者に名を連ねたフランシス・フォード・コッポラ。なにやら男の友情が舞台裏にはあったように思われてなりません。こういう関係もぼくは好きです。

e0021965_16154917.jpg 物語でキーとなるのが、1961年のキューバ危機です。この時代とJFKにも興味があるので、その点でもぼくは面白く観ることができました。といっても、ピッグス湾事件のことはほとんど描かれていませんが。冷戦時代からJFK暗殺あたりの話はジェームス・エルロイや落合信彦の本に真相に近いものが書かれているんじゃないかと思っています。JFK暗殺の記録が公表されるまではなんとか生きていたいんですが。

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 ところで話はまったく違いますが、ただいま部屋をホーム・シアター化するべく、いろいろと買いこんでいます。42インチのアクオスと、やはりアクオスのDVDレコーダーが昨日は届きました。
 システムとしては、このほかにSA-CDのホーム・シアターがあるので、これとリージョン・フリーのDVDプレイヤー、さらには捨てようと思っていたVCRも捨てるのが面倒くさいので組み込むことにしました。つまり4台のレコーダーやプレイヤー、それとCATVのボックスをアクオスに繋げて、5種類のソースが使えるようにしました。
 ただし配線が苦手なので、マニュアルをいくら読んでもどう接続したらいいかがわかりません。悪戦苦闘の末、結局、自分なりの方法で配線を完了して、一応すべてが問題なく動かせています。
 あとは、そのうち買おうと思っているBOSEのホーム・シアターで音が出せれば完成ですが、もう自分じゃ設置ができないと思うので、BOSEの知り合いのかたにすべてをやり直してもらおうとお願いしています。

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 それから椅子で観るのも辛いので、ル・コルビジェのチェイサーを昨日オーダーしました。これらが全部揃うと、ぼくのAVライフも楽しいものになりそうです。
 それで、昨日ですが、まず観たのがマット・デイモン繋がりで『ボーン・スプレマシー』でした。しばらくは、iPodで極小画面、アクオスで巨大画面の映画を観ることになりそうです。これ以上眼が悪くなったらどうするんだとも思いますが、こういうのってやめられません。
by jazz_ogawa | 2007-11-12 16:26 | 映画&DVD | Trackback(2) | Comments(14)
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 iPod touchにしようかどうしようか散々迷ったのですが、classicの160Gをとりあえず買いました。今回は映像用として使うつもりです。モニターが小さいのは百も承知ですが、16Gしかないtouchではもの足りないし、どうせいずれはもっと容量の大きなモデルが出るだろうから、そのときにtouchは買えばいいやとの判断です。

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 映像をそんなに詰め込んでどうする? といわれそうですが、 観なくてもたくさん入れておきたいという願望があるんですね。80GのiPODにだって、ほとんどフルに音楽を入れていますが、現実にはそんなに大量に持ち歩かなくたっていいわけです。それでも、「たくさん入れておきたい」気持ちがある以上、ぼくの場合は必然的に最大容量のモデルを常に求めることになります。

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 それでどんな映像を入れているかといえば、他人からみたらこれが実にくだらないものばかりです。真っ先に入れたのが、『若大将シリーズ』です。現在はサラリーマン編の最初の2本まで入ったところです。
 それと『古畑任三郎』。これはほとんどすべて入れて、コンプリートまであとひといきのところまで来ました。そして、目下、一生懸命になって入れているのが『アントニオ猪木全集』。これが13本くらいあって、各巻が3~4時間なので、結構時間がかかります。こういうのを、毎日3台のコンピューターを使いフル稼働でMPEG化しています。

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 そのほか、これまでに入れたのは映画の『ラウンド・ミッドナイト』、おととい届いた『ヘルプ!』、ついでに『ヤァ!ヤァ!ヤァ!』、そのほかビートルズ関係では、あちこちのライヴを集めた『Aronud The World』、ジョージの『バングラデシュ』、トラヴェリング・ウィルバリーズ、『メモリアル・コンサート』、あとは『サンタナ&フレンズ』、映画ではザ・バンドの『ラスト・ワルツ』、それで思い出してザ・バンドの6枚組についていたDVD、そのほかジョニ・ミッチェルとかストーンズやミックとか、そうそうウィリー・ネルソン、ボブ・ディラン、トニー・ベネット、細野晴臣、エルヴィスなんかも入っていますし、ゴールデン・カップスの映画『ワン・モア・タイム』も入れました。昨日もディランのニューポートのDVDを買ったので、今晩はそれも入れておくことにします。こうやって思いつくまま、手当たり次第にMPEG化しています。

 そういうわけですから、あっという間に、画像だけで119項目、4.7日、75.59Gの表示になっていました。これで、ちょうど半分ですね。iPodで観るのはさすがに辛いのですが、画像が溜まってくることと、それがちゃんと観られることに、辛さを帳消しにしてそれ以上の嬉しさを感じています。馬鹿につける薬はないといいますが、まさにその通りです。

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 とかいいながら、何となくtouchも買ってしまいそうな予感がします。「とりあえず、モニター用ということで」とかなんとか、自分に甘い理由をつけてね。でも、ネットに繋ぐのが難しそうだし、やっぱり16Gじゃ全然足りないし、結構不具合が出ているようだしと、悩みは尽きません。
 それにしても、なんてせこい男だろうとは思います。ちまちま悩むくらいなら、そんなものはどーんと買って、つまらなかったらそれでもいいやぐらい思えればいいんでしょうが、それができない。ほんと、せこくて、自分でもいやになってしまいます。
by jazz_ogawa | 2007-11-10 01:19 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(34)
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 昨日は、「丸の内ピカデリー1」で、夜の9時半から『Help!』の試写会がありました。画像のデジタル処理と5.1チャンネル化で高画質・高音質になったと噂の『Help!』です。DVDは本日発売ですが、その前夜祭として試写会が開催されました。こういうときは、業界に身を置いている有難みをつくづく感じます。
 発売元のEMIミュージック・ジャパンのひとから、「早めに来たほうがいいよ」といわれていたので、9時過ぎに到着しました。ところが、入り口でそのひととしばらく話し込んでしまったのが裏目に出ました。場内に入ったのは9時15分くらいですが、いい席はすでに空いていません。やっぱりビートルズ・ファンはあなどれません。
 5.1チャンネルなので真ん中あたりがいいんでしょうが、当然満杯です。そこで2階を覗いてみたら、一番前の真ん中近くが空いていたのでそこで観ることにしました。

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 映画は、何度も観ていますから、せりふも含めてすっかりおなじみです。DVDだって5種類以上は持っています。ヴィデオ・カセットとレーザー・ディスクを含めれば、10数本はあるでしょう。自慢にもなりませんが。
 しかしEMIの肝入りで世界的に宣伝しているだけあって、今回のリニューアルはさすがに素晴らしいものでした。もともと画質はよくありません。でも大きなスクリーンでこれだけ綺麗なら、我が家の画面で観れば、もっとクリアになるかもしれません。
 席のせいか、5.1チャンネルの威力はそれほど感じませんでしたが、ビートルズの歌になるとステレオ以上の広がりがあります。従来のものとは迫力が断然違います。

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 今回は、通常盤のほかに2万円近いデラックス・エディションも出ます。最近、こういうパターンが多いので嬉しい悲鳴を上げています。両方を合わせると2万5千円くらいです。それはいいんですが、ぼくの場合は国内盤のほかにEU盤とアメリカ盤も買いますから、大変です。

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 でも、いまさらやめるわけにいきません。ここでけちると、これまで集めてきたものにまで意味がなくなってしまいます。なんてことを考えるのは、ぼくだけでしょう。あいかわらずアホなことをやっていると思われるのはわかっています。「わかっちゃいるけどやめられない」の心境です。スーダラ人生ですから。

 今月は、ビートルズの『赤盤』とか『青盤』などのコンピレーションも1ヵ月の期間限定で、値段を下げて発売されました。それらもすべて買うことになります。さいわい、これは日本だけのことなので、少しは助かりますが。
 今日は、取りあえず届いたばかりの『HELP!』を我が家のベッド・ルーム・シアターで堪能しようと思います。この部屋の5.1チャンネルは、居間にあるものより迫力が出せますから。
by jazz_ogawa | 2007-11-07 21:55 | 映画&DVD | Trackback | Comments(14)
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 昨日は楽しみ半分、仕事半分で「銀座ジャズ」を観てきました。4時から「時事通信ホール」で開かれたポーレット・マクウィリアムスのライヴです。

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 ポーレットは、ジャズ・ファンだとちょっとご存知ないかもしれませんね。このひと、実はすごいキャリアの持ち主です。チャカ・カーン&ザ・ルーファスというコーラス・グループを知っていますか? チャカ・カーンはたぶん知ってますよね。マイルスとプリンスが彼女のアルバム『Chaka』で、最初で最後の共演(オーヴァーダビングですが)をしています。そのルーファスの初代リード・シンガーがポーレットでした。上はその時代の写真です。
 その後、彼女はクインシー・ジョーンズのオーケストラに入って、1973年にはブリンキー・ウィリアムスの名前で来日しています。そのときに、やはり日本に来ていたサラ・ヴォーンが飛び入りして一緒に歌ったライヴを観たことがあります。そんなことを思い出しながら、ポーレットのステージを観ていたら、途中で彼女もそのことに触れて、サラに捧げるといって1曲歌ってくれました。

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 ポーレットは、その後、マーヴィン・ゲイやルーサー・ヴァンドロスのバック・コーラスを長らく務めてきました。とくにルーサーとの共演は彼女のキャリアに大きな影響を与えたようです。

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 昨日のステージでは、トム・スコットをゲストに迎え、ピアノがナット・アダレイ・ジュニア、ベースが井上陽介、ドラムスが大坂昌彦という編成でした。ナット・アダレイ・ジュニアは、もちろんナット・アダレイの息子さんです。彼が現在のポーレットの伴奏者で、このひとはルーサー・ヴァンドロスの音楽監督を20年以上も務めてきたそうです。

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 ルーサーが亡くなったあとは、ポーレットと組むことが多く、彼女が最近出したソロ・アルバム『Flow』のプロデューサーも務めています。それで現在の彼女はソウル寄りのジャズ、あるいはジャズ・オリエンテッドなソウル・ミュージックといった感じの歌をうたっています。

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 そして、もうひとりの目玉であるトム・スコット。ライヴ終了後に彼のインタヴューをしました。来年の1月にキャノンボール・アダレイをトリビュートした新作が出るからです。ナット・アダレイはキャノンボールの弟ですから、そのジュニアはキャノンボールの甥になります。そのひとと、今回は図らずも東京で共演ということになりました。

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 インタヴューではジュニアのことも聞きました。トムが彼の存在を知ったのはレコーディングを終えたあとだったんですね。それに付随して、面白い話も教えてくれました。1970年代のことです。トムとポーレットは何度かデートしたことがあるそうです。当時はどちらも独身だったと、顔を赤くしながら、どうしてぼくにそんなことまで話してくれたのかわかりませんが、照れながら語ってくれました。

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 彼女はニューヨーク、自分はロスだったため、この付き合いは自然消滅したようです。そしていまから半年前、トムは偶然ポーレットがサンタモニカのジャズ・クラブに出演していることを知ります。そして、再会。そのときにジュニアとも知り合ったそうです。
 今回の来日は、そういう縁も重なってこのメンバーになりました。トムのインタヴュー後に少しだけポーレットにもインタヴューをしたんですが、彼女もトムと再会できてとても嬉しそうでした。そして、こんなことも教えてくれました。現在は彼女もロスに住んでいるそうです。といっても、下衆の勘ぐりみたいな関係ではありません。

 おたがい、そこそこの年齢になると、昔のほろ苦い体験(彼らがそうかは知りませんが)もスウィートな思い出に変わります。何十年ぶりかの再会って、とくにそんな気持ちになりませんか? 
 ぼくにも、この数年、何十年ぶりかの再会がいくつかありました。そういうときは、瞬時に高校のころや中学のころの自分に戻れます。一緒に遊んだり勉強したりした仲間が、その後、何十年かそれぞれの人生を歩んで、いま目の前にいる。きっといろいろなことがあったと思います。それでも、すぐに昔の自分たちになってしまうところが嬉しいですね。
 こういう喜びは、60近くになってやっとわかったことです。それを思うと、年を取るのも悪いことじゃありません。幸い、ぼくの友人はみんないい年の取り方をしているので、会えばいつでも無邪気な気分になれます。

 トム・スコットの新作『CANNONBALL RE-LOADED』ですが、メンバーがすごいです。テレンス・ブランチャード、ジョージ・デューク、マーカス・ミラー、スティーヴ・ガッド、そして2曲にナンシー・ウィルソン(彼女が参加した理由もわかるひとにはわかると思います)、あと、ラリー・ゴールディングスのオルガンも曲によっては加わっています。
 メンバーが全員そろってのツアーは難しいと思いますが、来年は是非、このグループで日本に来てくださいと頼んでおきました。機会があれば、「東京JAZZ」のプロデューサーにでも猛烈に推薦しておこうと思います。
by jazz_ogawa | 2007-11-05 18:12 | Works | Trackback(1) | Comments(6)
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