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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「ジャケ裏の真実
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小川隆夫ONGAKUゼミナール
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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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 ここしばらく、年末に出す予定の本の原稿を書いています。河出書房新社から出した『ジャズマンが愛する不朽のJAZZ名盤100』と『ジャズマンはこう聴いた! 珠玉のJazz名盤100』の続編にあたるものです。今回は、いわゆる誰もが名盤と考えるアルバムではなく、隠れ名盤的なものにスポットを当てています。
 とはいっても、ぼくしか知らないアルバムを聴いてもらっても会話が成立しませんから、そこは有名アーティストだったり、ある程度のジャズ・ファンなら持っているはずのアルバムが中心です。さらにいうなら、コメントをもらっていなければ本は書けませんから、結局はそこそこの名盤にはなってしまうんですが。

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 最初に買うアルバムではありませんが、そのアーティストが気になったら2番目、3番目(いやぁもう少しあとかな)に買うような作品と思っていただければいいと思います。もっとも選んでいるのはぼくですから、とどのつまりは自分の好きなアルバムということになるのですが。

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 例をあげると、こんなアルバムです。

『アイク・ケベック/春の如く』(Blue Note)
『アート・ファーマー/モダン・アート』(United Artists)
『アート・ペッパー/ゴーイン・ホーム』(Galaxy)
『アルバート・アイラー/ラブ・クライ』(Impulse)
『ウェザー・リポート/ライヴ・イン・トーキョー』(Sony)
『エリック・クロス/トゥ・ヒア・イズ・トゥ・シー!』(Prestige)
『オーネット・コールマン/ヴァージン・ビューティ』(Epic)
『カーティス・フラー/ニュー・トロンボーン』(Prestige)
『カーラ・ブレイ/ライヴ!』(ECM/WATT)
『グラント・グリーン/抱きしめたい』(Blue Note)

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 アート・ファーマーあたりは名盤中の名盤ですが、そこはあまり堅苦しく考えないでください。そもそも思いつきですべてを進めているので、これも急に紹介したくなって入れてしまいました。ジャズと同じでアドリブ人生です、はい。

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 これまでの本も含めて、原稿の半分くらいは『スイングジャーナル』誌で20年くらい連載していた『I Love Jazz Test』が元になっています。それで気がつくのが遅かったんですが、あるときから思いついてゲストのアーティストからサインをもらうようにしました。
 『I Love Jazz Test』は200回以上連載しました。サインをもらうようになったのは最後の70回くらいです。最初からもらっていれば、かなり貴重なコレクションになったと思います。残念ですが、そういう発想がなかったんですね。コレクターなのに、どうしてなんでしょう? 自分でもわかりません。
 これまでにインタヴューはこの何倍かやっています。そういうときにもサインはまずもらっていません。雑誌のプレゼント用とか、友人に頼まれてもらったものはあります。そんなときにぼくも、というケースはありましたが、いずれにしても滅多にもらったものはありませんね。マイルスは数少ない例外です。

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 それで今回の本を書いているときに、口絵にでも使ってみようかなと思って、サインをしてもらったCDジャケットを取り出してみました。ひとつひとつに想い出があります。あのときはこんな話で盛り上がったとか、このときはこんな意外な話が飛び出してきたとか。
 目に見える記録は、サインにしても写真にしても、あとになってみると大切な宝物になりませね。インタヴュー・テープも、いまとなっては貴重な財産です。この世にいないひともたくさんいますし。それこそ、ラジオ番組でもあればこういうテープも紹介できるんですけれどね。
by jazz_ogawa | 2007-07-29 11:49 | マイ・コレクション | Trackback(2) | Comments(10)
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 おかげさまでこのブログも今日で3年目に突入です。ぼくが遊ばせてもらっているHI-FIというDJチームがありますが、その創立者が当時exciteで仕事をしていたんですね。その彼から、それまで何度かブログをやりませんかといわれていたのですが、面倒くさそうだからと、返事を保留していました。
 ところが、exciteがその年(2005年)の「東京JAZZ」にかかわるようになって、ぼくも少なからず「東京JAZZ」とは関係があったため、その提携ブログみたいな形で、ついに重い腰をあげざるをえなくなりました。
 ですから、最初は「東京JAZZ」が終わったらやめてもいいから、みたいに説得されたんだと思います。でも彼には、ぼくがこういうことを始めたらやめない、という確信があったんでしょう。ブログを始めるにあたっては「決意表明」なるものが必要だから、まずはそれを載せましょう、と提案されました。それで2005年7月26日づけのブログに書いたのが「ブログ開設にあたって」と題した以下の文章です

ジャズの仕事を始めて20年。この間に素晴らしいコンサートを聴いたり、魅力的なミュージシャンと出会ったり、思いもよらぬ楽しいことがいろいろありました。そんな体験がこれからも続けられたらいいなぁと思っています。というわけで、ジャズや、ジャズと同じくらい大好きなロックやポップスなどにまつわるお話を、日々の雑感も交えながら、ほとんど思いつきになると思いますが、つれづれなるままに綴っていこうと思います。根がいい加減なので、どうなることやら。ああ、それと、もしよろしければ、疑問・質問などもお寄せ下さい。

 読み直してみると、割とそのとおりのことをやってきたと思います。ひとの期待(誰も期待はなどしていないでしょうが)を裏切るのがモットーのぼくとしては、これじゃいけません。想定どおりの人生に思えてきました。先の人生がわかるような生きかたを拒否してきたぼくが、結局はありきたりの人生を送っているではないですか。
 波乱万丈な人生を歩みたいわけではないですし、平々凡々な日々が一番とも思います。でも心の片隅には、せっかくの人生なんだから、ひととは違う生きかたをしたいと考える自分がいます。ありきたりの人生ではなかったと思いますが、それでもここ数年は冒険心が薄れていたかもしれません。
 やりたいことも、日常にかまけて先送りにしてきました。たまにこういう形でもいいですから、ちょっとわが身を振り返って、気持ちを一新することも必要でしょう。でも怠け者のぼくは、次の瞬間にはいつもの決まり文句を呟いています。
「まあ、悪い人生じゃなかった」

 これで満足するか、もっと欲を出すかですね。人生のフェイドアウトの仕方も考えているのですが、一方ではまだなにかやってみたい気持ちもあります。いつまでもローリングストーンでいる気持ちは失せていません。
 でもこのローリングストーン、ただ転がるだけで、極めて意志薄弱です。海の中のマンボウよろしく、口をあけて面白い話が飛び込んでくるのを待っているだけです。転がりはしても、自分からは動きません。そうやって60年近くを生きてきて、「まあ、悪い人生じゃなかった」と思える自分は幸福ものです。
 結局、なにをするのか、なにをしたいのか、自分でもわかりません。こうやって、3年目もすぎていくんでしょう。1年後にも、きっと同じようなことを書いている自分が目に浮かぶようです。あぁーあ(←溜息です)。
by jazz_ogawa | 2007-07-26 23:36 | 平凡な日々 | Trackback(1) | Comments(25)
e0021965_2022525.jpg このブログをお読みのかたはご存知かと思いますが、団塊世代向けのWEBに小僧comがあります。そこのSNSでも「ONGAKUゼミナール」というコミュがあって、その「ONゼミ」の第1回オフ会を8月6日に開催することになりました。

 ニューヨーク時代に知り合ったジャズ・ピアニストのなら春子さんが、この時期たまたま日本に戻ってくるので、彼女を囲む形でのオフ会です。今回はそのお知らせです。参加ご希望のかたは、とりあえず小僧comのSNSに会員登録(無料)をしていただく必要があります。登録はhttp://www.kozocom.com/index.htmlからできます。
 それでイヴェント参加の申し込みはhttp://www.kozocom.com/events/index.html#02をご覧ください。

 詳細は下記にも貼り付けておきます。
 この日はオフ会ですから、ぼくのトークはありません。会場でぼけっとしているだけですので、ご参加のかたは気楽に話しかけてください。

e0021965_20232366.jpg開催日時:2007年08月06日 19:00
開催場所:新橋Club Japan
詳細:小僧comアドバイザリーボードメンバーで、ニューヨーク在住のジャズ・ピアニスト・なら春子さん。以前、「今月の小僧」http://www.kozocom.com/lifestyle/thismonth/a00005.htmlでも紹介されています。

そのなら春子さんが、この夏も一時帰国されます。そこで、ならさんを囲んで、ジャズのこと、今のNYのこと、ならさんが今熱中しているアフリカの太鼓のことなど、いろいろなお話を聞かせていただこうという会が開催されます。

この機会を、「ジャズ喫茶kozo」と「ONGAKUゼミナール」第1回オフ会としたいと思います。メンバーの皆さまぜひぜひご参加いただければと思います。

ひらまっちゃんも、doc savageこと小川隆夫さんも参加の予定です。ならさんの生演奏も聴けるかも、、、。

詳細は下記の通りです。

日時:8月6日(月) 午後7時~9時
会場:新橋Club Japan
    港区新橋3-14-4 豊島ビル2階
    03-3432-1500
会費:事前のお支払の場合、5,800円
    当日お支払の場合、6,000円
    ※会費には、お食事と飲み物代が含まれます。
募集期限:2007年08月03日 18:00
by jazz_ogawa | 2007-07-23 20:26 | ONGAKUゼミナール | Trackback(2) | Comments(1)
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 こんばんは。小川隆夫です。
 「真夏の夜の偉人達」
 今夜は、マイルス・デイヴィスについて、彼がどれだけ偉人だったかを、マイルスの音楽性、人間性を通じてこれからの2時間、わたくし、小川隆夫が語っていきたいと思います。

 ちょっと、というか相当照れくさいのですが、こんな言葉(これは用意されたものです)から始まる夏の特別番組を収録するため、昨日は渋谷のNHKまでいってきました。放送日は8月8日(水)の23時から25時まで。再放送もあります。こちらはちょうど1週間後の8月15日(水)の15時15分から17時15分です。全国放送です。もしお時間があるかたは、お聞きください。といっても、かなり恥ずかしいのですが。

 これまでにもラジオ放送はいろいろやりました。何年間かレギュラーで番組を持っていたこともあります。ただし、まったくひとりで話をするのは今回が初めてです。いつもお相手をしてくれるひとがいて、ふたりで話す、もしくは質問に答える形での番組でした。
 ひとに聞かれればいくらでも話せるのですが、ひとりとなると、これがまったく別人になってしまいます。トーク・イヴェントもやってきましたが、相変わらず苦手意識は消えません。でも、トーク・イヴェントはまだいいです。目の前にお客さんがいるからです。ところがスタジオでは、マイクに向かってひとりで話さないといけません。これ、ぼくは何回やったとしても慣れないでしょうね。

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 ただし、そんなことをいっても始まらないのでなんとかやってきました。放送はしろうと同然ですから、居直ったといいますか、うまくやれないのが当たり前と自分にいい聞かせながらの2時間でした。それでも、いつの間にか「うまく話そう」という気持ちが出ちゃうんですね。冷静に考えると、そういう話って面白くないものです。ですから、いつものように脱線トークを適度に交えながら、最後までいっきに突っ走りました。
 自分ではプレイバックも聞いていないので、出来映えはわかりません。まったく自信もありません。話の内容も、聞いてくださるかたにきちんと伝わるかどうか。何しろ一方通行ですから、その場で反応がわかりません。それが、話していて一番不安でした。

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 結局いつものとおり曲目だけを決めて、この曲ではこんな話をしよう、みたいなことを思いながらスタジオに入りました。ただし「こんな話」ということだけですから、その場で具体的な話にしなければいけません。どうせ事前に細かく考えておいても、話が始まったらそんなことは忘れてしまいます。ですからぶっつけ本番で行きました。トーク・イヴェントならその場で間違えてもつっかえても問題ないですが、ラジオじゃそうはいきません。ある程度、理路整然と話さなくてはいけないので、それがうまくできたかどうか、ひとりよがりの話になっていないかどうか、そこが心配です。
 いまの心境は、放送が楽しみ半分、不安が半分といったところでしょうか。まあ、ぼくの話なんかはどうだっていいのですが、マイルスのひとがらみたなものがわかってもらえたらいいなぁと思っています。
 選曲は一般的なものです。ぼくは常にストライクのど真ん中が好きですから、凝った選曲とか、マニアックな選曲はしません。それで以下のようなものになりました。いつもやっている「ONGAKUゼミナール」のラジオ版とでも思ってください。地方にお住まいのかたで「ゼミナール」に参加したいけれどできないかた、ぜひお聞きください。参加費は無料ですから(笑)
 そうそう、この週は月~金で、他にビートルズ、ストーンズ、スティーヴィー・ワンダー、ビーチ・ボーイズ(だったと思います)の特集が組まれます。それぞれのアーティストに詳しいかたが出演してお話をするそうです。そちらもよろしく。

【songlist】
1.ビリーズ・バウンス/チャーリー・パーカー・クインテット
2.バプリシティ~『クールの誕生』
3.ディア・オールドストックホルム~『マイルス・デイヴィスVol.1』
4.ザ・マン・アイ・ラヴ(テイク1)~『マイルス・デイヴィス&ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ』
5.ランド・アバウト・ミッドナイト~『ランド・アバウト・ミッドナイト』
6.マイ・ファニー・ヴァレンタイン~『クッキン』
7.シャンゼリゼの夜(テイク3)(テーマ)~『死刑台のエレヴェーター』
8.ブルー・イン・グリーン~『カインド・オブ・ブルー』
9.サエタ~『スケッチ・オブ・スペイン』
10.イントロダクション~イフ・アイ・ワー・ア・ベル~『マイルス・イン・トーキョー』
11.オービット~『マイルス・スマイルズ』
12.ブラウン・ホーネット~『キリマンジャロの娘』
by jazz_ogawa | 2007-07-21 10:34 | Works | Trackback(2) | Comments(12)
 中越沖地震。このブログを読んでくださっている方にも被害に遭われたひとがいるでしょうか? お大事にとしかいえませんが、昨日、些少ですがドネイションをしました。医師としてお役に立てることもあるかもしれませんが、部外者が混乱している現地に行っても却って迷惑なだけです。災害を目の当たりにするたび、手をこまねくことしかできない自分にふがいのなさを痛感しますが、いまはただ早い復旧を祈るばかりです。

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 しばらく前に『Make Some Noise:Campaign To Save Darfur』と題されたアルバムを買いました。これは、ジョン・レノンの歌を、R.E.M.、U2、Aerosmith、Green Day、Avril Lavigne、Christina Aguilera、Black Eyed Peas などがカヴァーした2枚組です。
 アフリカ・スーダンのダルフール地区は、現在悲惨な状況にあります。2003年にこの地区で起きた人種差別、土地、天然資源をめぐる民族間の紛争が、政府と人民の間で武装闘争に発展しました。2005年までに住民を含む28万人以上が死亡したといいます。また200万人以上のひとが国内避難民となり、20万人が国境を接するチャドで難民生活を強いられているそうです。
 ぼくは、政治的な動きや、諸外国の紛争について、それに対する思いはあっても、自分からどうこう言う気持ちはありません。実情はわかりませんし、報道だって偏ったものでしょうし、それぞれの側にそれなりの考えがあるでしょうから。
 部外者ですから余計なことは言いたくありません。しかし現実に困っているひとがいるなら、何とかしたいと願うのは誰の心にもある思いでしょう。ただしそれのひとつひとつに協力することはできませんし、手段もありません。中越沖地震だって同じことです。せいぜいドネイションをするくらいです。
 それで、このダルフールです。アルバムを買えば、一部がアムネスティの行なっているダルフール地区の救済キャンペーンに使われるとのことです。どういう使われ方をするのかなどわかりませんから、寄付をしたことで事足れりとも思いません。
 でも、ジョン・レノンのカヴァー集を買って寄付をする。いいじゃないですか。当然、EU・US・国内盤の3種類を買いました。これ、それぞれで収録されている曲(順)が微妙に違います。コレクションのためという動機は不純ですが、これまでの人生、すべて不純な動機を優先させることで、ここまでやってきたぼくです。そういうわけで、今回は誰に気兼ねをすることなく3種類を購入しました。
 内容も素晴らしいです。ほとんどがジョンのオリジナル・ヴァージョンに近いアレンジを採用しています。個人的に胸が熱くなったのはジェイコブ・ディランがダーニ・ハリソンをフィーチャーして歌う「ギミ・サム・トゥルース(真実がほしい)」です。トラヴェリング・ウィルバリーズも出たばかりですし、この2世コンビが次代を担ってくれたらどんなに楽しいでしょうか。

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 そういえば、ジェイコブが率いるザ・ウォールフラワーズは、以前ドジャーズ・スタジアムで観たストーンズのアープニング・アクトとして登場しました。去年は6枚目の新作『REBEL, SWEETHEART』も出ました。お父さんには逆立ちしたってかなわないでしょうが、ジェイコブやダーニが活躍すれば、これからのロック界も、ぼくにとっては面白くなります。
 それにしてもジェイコブはお父さんに似た声の持ち主ですし、ダーニに至っては顔も声もますますそっくりになってきました。ショーンも写真によってはお父さんと瓜二つのときがありますし、ジュリアンはまるで生き写しです。ザックはそれほど父親似ではありませんが、彼らが集まってバンドを結成したら、ぼくは世界のどこにでも飛んでいくでしょうね。
 中越沖地震から妙な方向に話が逸れました。お詫びに、明日も些少ですがドネイションをしてきます。『Make Some Noise:Campaign To Save Darfur』ももうワン・セット、永久保存版ということで買ってしまいましょうか。ちなみにEU盤はこんなラインアップです。

【ディスク1 】
1 Instant Karma / U2
2 #9 Dream / R.E.M.
3 Mother / Christina Aguilera
4 Give Peace A Chance / Aerosmith Featuring Sierra Leone's Refugee All Stars
5 Cold Turkey / Lenny Kravitz
6 Love / The Cure
7 I'm Losing You / Corinne Bailey Rae
8 Gimme Some Truth / Jakob Dylan Featuring Dhani Harrison
9 Oh, My Love / Jackson Browne
10 One Day At A Time / The Reveonettes
11 Imagine / Avril Lavigne
12 Nobody Told Me / Big & Rich
13 Mind Games / Eskimo Joe
14 Jealous Guy / Youssou N'dour

【ディスク2】
1 Working Class Hero / Green Day
2 Power To The People / Black Eyed Peas
3 Imagine / Jack Johnson
4 Beautiful Boy / Ben Harper
5 Isolation / Snow Patrol
6 Watching The Wheels / Matisyahu
7 Grow Old With Me / Postal Service
8 Gimme Some Truth / Jaguares
9 (Just Like)Starting Over / The Flaming Lips
10 God / Jack's Mannequin Featuring Mick Fleetwood
11 #9 Dream / A-Ha
12 Instant Karma / Tokio Hotel
13 Real Love / Regina Spektor
by jazz_ogawa | 2007-07-18 21:42 | MHR | Trackback(1) | Comments(10)
e0021965_16444659.jpg 昨日はお気に入りの六本木「TOHOシネマズ」で『パイレーツ・オブ・カリビアン~ワールド・エンド』を観てきました。積極的に観たい映画ではなかったんですが、キース・リチャーズが出ているし、以前に飛行機の中でも1本観ていたので、一応観ておこうかな? といった感じで映画館に行ってきました。
 子供向けの『ダイ・ハード』といったところでしょうか。でも話が目まぐるしく展開するので、わかったようなわからなかったような内容でした。最後はちゃんとジャック・スパロウが勝つので、その間の活劇を楽しめばいい映画です。やっぱり映画でしか表現できない世界ですから、そういうものには点数が甘くなります。

e0021965_16451411.jpg 今回は世界中の海賊が総動員されているので、律儀に物事を考えたいぼくとしては、かなり頭の中が混乱しました。誰が誰かをきちんと把握しないと楽しめない性質なので、仕方ないんですが。
 キースはほとんど地で演じているような感じで、短いシーンながらせりふもいくつかあって面白かったですね。ジャック・スパロウの父親の設定です。皺だらけの顔がメークなのか本物なのか、そんなことが気になってしまうのはストーンズのファンくらいなものでしょう。劇中でギターも爪弾きます。でもサーヴィスだったら、もうちょっとちゃんと弾いてほしかったですね。

 地で演技できるミュージシャンでは、なんと言ってもマイルス・デイヴィスでしょう。『ディンゴ』やTVシリーズの『マイアミ・ヴァイス』に出てきた彼は、とても演技していたとは思えません。
 デクスター・ゴードンもそうですね。『ラウンド・ミッドナイト』のデイル・ターナーは、ニューヨークの「ヴィレッジ・ヴァンガード」で、隣にすわっているぼくをからかっていたデクスターそのままの感じでした。でも『レナードの朝』では、痴呆の老人役だったので、演技はしていたようです。それでも仕草はいつものまんま。そういうのをスクリーンで観ると嬉しくなってきます。
 残念ながらキースとは個人的に面識がないので、地のまんまかどうかはわかりません。でもチャーリー・ワッツのインタヴューで一度だけ超接近遭遇したときの感じととても似ていたので、やっぱり意識的には演技していないかもしれません。なにせ、こういうひとたちは普段から立ち居振る舞いやキャラクターが役者然としていますから。

e0021965_16453390.jpg それでこの映画を観て、また課題ができたことに気がつきました。ぼくはビートルズとストーンズの音と映像に関してはコンプリート・コレクションをライフワークにしています。それも、英(最近はEUも加えました)・米・日でリリースされたものはすべて揃えます。そういうわけで、このDVDも3種類、たぶんスペシャル・エディションも出るでしょうからそれらも含めてそのうち買わねば、と決意して帰ってきました。
 馬鹿なことは重々承知です。おとといですが、ある雑誌にインタヴューされたときも、「他人から見たら無駄だ、馬鹿だ、阿呆だと思われるくらいじゃないとコレクションとはいえない」、「道楽というのはどれだけ無駄なお金を使うかで価値が決まる」、「他人には評価できないものの方がコレクションや道楽としては価値が高い」などと自分勝手な屁理屈とも自分への言い訳ともつかないことを話してしまいました。
 文化はパトロンが支えてきた歴史があります。ぼくはパトロンになれるほど大金持ちじゃありませんが、無駄を承知でお金を使い、それで少しでも文化に貢献できれば本望です。
 レコードやCDを一切買わなければ、かなりの豪邸に住んでいたことでしょう。でも豪邸はなくても、心の中には誰にも負けない豪邸を持っているつもりです。後悔はまったくしていません。これまで本当に楽しい人生が過ごせてきて、これからもきっと楽しく生きていけることを考えれば、豪邸を持つことなんてとても小さな夢に過ぎません。
 ひとの価値観はさまざまです。ぼくの場合は、ごくたまに後悔することもありますが、おおむねこういう無駄遣いがいい方向につながってきました。お金は天下の回りものです。死ぬときは死ぬんですし、働けなくなったらレコードを売って食いつないでいけばいいんです。何とかなるでしょう。
by jazz_ogawa | 2007-07-15 16:48 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(10)
e0021965_2035881.jpge0021965_2035287.jpg ぼくは小学校から高校まで成城学園という学校に通っていました。幼稚園から大学まである一貫教育の学校だったので、きわめてのんびりと育ったようです。ともだちのほとんどが大学まで進んだので、ぼくも一緒に成城大学に行きたかったのですが、ひと
e0021965_20355777.jpge0021965_20361698.jpgり進路変更をして医学部に入りました。
 成城学園は不思議な学校で、小学校の音楽の時間、普通なら縦笛みたいなものを習うんでしょうが、ぼくたちはウクレレを習いました。それでぼくは体が大きかったのでギターをやりなさいと先生に
e0021965_2037278.jpge0021965_20385045.jpgいわれ、ギターを弾くようになったんです。それが3年のときで、以後はその音楽の先生の息子さんについて中学までクラシック・ギターを週に1回習っていました。
 たまたまクラスにはトランペットを習っているひともいて、それで6年生のときは担任の先生が書いたミュージカルを「劇の会」でやったこともあります。テーマ曲は「聖者の行進」でした。
 あと「映画の時間」というのもあって、最初のうちはディズニーのアニメとか自然物のドキュメンタリーなんかを見ていたのですが、6年のときはクラスを何班かにわけて、8ミリ映画を作ることもしました。ぼくたちはプラモデルが大好きだったので、戦争映画を作って、それが案外好評だったことを覚えています。

 そんな学校なので、中学になってロック・バンドを作ったときも、先生に頼んで音楽室を練習場所に使わせてもらいました。あのころ、全国的に中学や高校は「エレキ禁止令」なるものがあって、エレキ・バンドは作ってはならぬ、ロック・コンサートに行ってはならぬ、みたいな状況でした。
 そういう時代にそんなことをやらせてくれた学校ですから、森山良子さんや、ブロードサイド・フォーや、ヴィレッジ・シンガーズなんかが生まれたんでしょう。とにかく学校に行くのが楽しくて、このまま大学まで進めたらどんなに人生ばら色かと思ったものです。

 それで本題です。先週の金曜ですが、成城時代の友人何人かと、そのなかのひとりが経営する渋谷のバーで会いました。ちょっと相談されていることがあったんですが、すぐ近くでライヴ・ハウスをやっているひともその相談ごとに乗るからといってしばらくあとにやってきました。
e0021965_20491628.jpg そのライヴ・ハウスが伝説的な「B.Y.G」でした。「B.Y.G」は69年にオープンした店で、その昔はっぴいえんどがマンスリーで出ていたことでも知られています。ぼくは道玄坂を隔てた向いに住んでいましたので、ここで何度もはっぴいえんどを聴いています。そのオーナーが成城の先輩だったんですね。これは初めて知りました。
 しかも聞けば、その昔、小川医院の患者さんで毎日注射を打ちにきていたことがあるそうです。ぼくの周りの話ですが、だいたい成城大学を卒業したひとにまっとうなサラリーマンはいなくて、この日会った友人も家業を継いでいるひとが大半でした。
 そこが成城のいいところでもあり、悪いところでもありますが、まあそれは置いておきましょう。ぼくは、昔散々通った「B.Y.G」のオーナーが成城出身と聞いてとても嬉しく思いました。ちなみに新宿の「ピットイン」も先輩の店です。

 それで翌日のこと。この日はある雑誌に頼まれて、藤井英一さんのインタヴューをしました。藤井さんはニコンの創業者のお孫さんにあたる方で、5歳のときにNHKでモーツァルトを弾き、8歳のときには名古屋に遠征してベートヴェンやモーツァルトを弾いたという経歴の持ち主です。70代なかばの方で、聞けばやはり成城の先輩でした。高校のころからジャズ・ピアノを弾きはじめ、大学は学習院の物理学科だったそうですが、そのころからプロのジャズ・ミュージシャンとして活動されていました。

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 その後は日本テレビに就職されるのですが、隠れてはジャズ活動も続け、日本に駐留していたハンプトン・ホーズや幻のピアニストと呼ばれる守安祥太郎さんの演奏も何度となく聴いたそうです。
 デューク・エリントンが来日したときに自作の作・編曲を演奏してもらったというエピソードにも驚かされました。日本テレビを途中で退社してからはヤマハ音楽振興会でジャズ・ピアノの講師を務め、お弟子さんには向谷実、国府弘子、松居慶子、大島ミチルといったほとたちがいるそうです。個人レッスンでは大野雄二さんが有名でしょうか。
 藤井さん、とても素晴らしい経歴ですが、これもぼくから見るととても成城的です。自分の個性を伸ばすのが成城の教育方針です。「自学自習」がモットーでした。藤井さんの生き方をお聞きして、やっぱり先輩だなぁと思いました。

 話はまだ終わりません。飽きたかたはこのくらいでやめておいあてください。昨日のことです。日本橋で開かれた「フランス映画の夕べ」というパーティに行ってきました。これはユニフランス東京という団体が、今年15周年を向かえたフランス映画祭の「劇場未公開作品コレクション」を、東京国立近代美術館ナショナル・フィルムセンターに寄贈した発表会を兼ねて開かれたパーティです。
 どうしてぼくがこのパーティに呼ばれたか。主催者のひとりが、兄だったからです。彼も成城の中学から大学まで進みました。一度は就職したのですが、すぐにやめて、成城時代の友人の協力を得て旅行会社を作ります。たいした会社だとは思いませんが、細々とやってきて、いまではカンヌ映画祭をはじめ、世界中の国際映画祭のツアー企画なんかもやっているようです。このパーティも、実態はわかりませんが、兄がかなり出資したようです。成城時代の友人が仕掛け人かもしれません。
 兄は成城時代の友人をとても大切にしていて、昨晩も大盛況だったのは、それが少しは関係しているのではないでしょうか? ぼくはなるべく顔を広くしないように生きてきたのですが、兄はその反対です。友人・知人も大勢いるようです。成城のひとはたいていがそうですから、ぼくは変わり者でしょう。
 それで昨日は、兄にある方を紹介されて、そのままずっとその方とお仲間の席にいました。たぶん誰でもご存知の有名な映画監督ですが、ちょっとプライヴェートなことなので、いずれ紹介するかもしれませんが、今日は書きません。なかなか、興味深い話も聞けました。それもできたら、いつか紹介したいのですが。
by jazz_ogawa | 2007-07-12 20:56 | 平凡な日々 | Trackback(5) | Comments(16)
e0021965_1822396.jpg 昨日は、マンハッタン・トランスファーが東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団をバックに渋谷文化村の「オーチャード・ホール」で行なった「一夜限りのプレミア・コンサート」を聴いてきました。
 これまで何度も彼らのライヴは聴いています。ニューヨークの「ブルーノート」で開いた初のクラヴ・ギグも観ていますし、東京の「ブルーノート」でも一番最近は昨年のライヴを観させてもらいました。いつもはコンサート・ホールでしか観られなかったマンハッタン・トランスファーのライヴがジャズ・クラブで観られる。これも贅沢なことですが、昨日のシンフォニー・コンサートは贅沢度でいうならそれ以上でしょう。
 ステージにはどのくらいのミュージシャンがいたんでしょう? ストリング・オーケストラが両脇にいて、後方にブラス・セクション、その前にマンハッタン・トランスファーのバック・バンドが位置しています。50人以上はいたんじゃないでしょうか?

e0021965_18222091.jpg コンサートは「ルート66」から始まりました。曲によっては、いつものバンドだけが伴奏に回るものもありましたが、生で聴く弦の響きはいいですね。シンセサイザーでストリングスの音を出すのとは大違い。深みもあれば厚みもあります。4人のメンバーも心からそのサウンドを楽しんでいる様子で、こちらもいつにない贅沢な時間が過ごせました。

e0021965_18223879.jpg マンハッタン・トランスファーは、昨年『ザ・シンフォニー・セッションズ』というアルバムを出しました。これが現在のところ彼らの最新作です。そちらはプラハのシンフォニーとの共演でした。プラハはクラシックの街ですから、いいストリングスが多いそうです。ピアニストの木住野佳子さんも『プラハ』で同地のストリングスとレコーディングしていますが、そのコーディネーションをしたプラハ出身のベーシスト、ジョージ・ムラツがそう教えてくれたことがあります。

 マンハッタン・トランスファーを初めて聴いたのは20年くらい前でしょうか? 1969年に結成されたときは5人組で、キャピトルから1枚アルバムを出しましたが、これはまったく受けずに終わっています。それで翌年解散し、リーダーのティム・ハウザーはニューヨークでタクシーの運転手をしながらチャンスを待ちます。
 その後にローレル・マッセイ、ジャニス・シーガル、そしてアラン・ポールを順にスカウトして、現在のスタイルが完成しました。レコード・デビューは1974年で、79年にはローレルが抜け、いまのメンバーであるシェリル・ベンティーンが参加してきます。
 そういえば、シェリルがコロムビアからソロ・アルバムを出したときに、ニューヨークの超モダンなホテルのバーでインタヴューしたことがあります。ジャニスにも何度かインタヴューしていますし、4人纏めてインタヴューしたときは、ぼくの前でアカペラ(あたり前ですが)で「ルート66」を歌ってくれました。

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 4人に囲まれて幸福そうな顔をしているのは、その歌を聴いたあとに写してもらったからです。その「ルート66」からコンサートが始まったので、ぼくは最初からノックアウトされてしまいました。それにしてもなんとゴージャスなコンサートだったことか。しかもアンコールはぼくが大好きなビートルズの「グッド・ナイト」。本当に最後までいい気持ちにさせてくれました。

e0021965_1823125.jpg アンコールはこの1曲だけです。ぼくはへそ曲がりのせいか、気持ちのいいコンサートでアンコールは何曲も聴きたくありません。1曲で十分。それでいい気持ちで家に帰れます。3曲も4曲もアンコールをするのは、昨日のようなコンサートでは野暮というものです。ストーンズじゃないんですから。
 しかも、コンサートはアンコールも含めて、途中の休憩なしで1時間半。実にスマートじゃありませんか。こういうのが大人のコンサートだと思います。長ければいいってものじゃないんです。おいしい物だってお腹がいっぱいになるまで食べたら飽きてしまいます。余韻を残して終わる。ステージ同様、最後まで粋なマンハッタン・トランスファーでした。
by jazz_ogawa | 2007-07-09 18:26 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(8)
 今月は「ONGAKUゼミナール」がありませんが、8月は2週続けての開催を予定しています。お時間があるかたはぜひお越しください。

★その1
「愛しのジャズ・シンガー」@銀座「Bar le sept」

e0021965_0323967.jpg8月18日(土) 
銀座Bar le sept 
18:00~21:00 
会費3000円(w/1 drink)
問い合わせ・予約:
HKO商会 イベント運営委員会:matc@wind.sannet.ne.jp

Bar le sept:http://www.pomum.com/

 この日はぼくが好きなジャズ・シンガーやジャズ・アルバムから選曲をしようと思っています。最近は「これこそジャズ・ヴォーカル!」みたいなものはあまり聴いていません。ジャズ・ヴォーカルに限らないのですが、どうも軟弱な音楽が心地よく感じられるようになりました。
 ジャズ・ヴォーカルに関しては、昔からそういう傾向がありましたので、今回も無理せず、見栄も張らず、好きでずっと聴いてきたものをご一緒に楽しんでいただけたらいいなぁと思っています。
 そういうわけで、このイヴェントにいらっしゃってもジャズ・ヴォーカル通にはなれないと思いますが、それでもよろしければ与太話を聞きにいらしてください。なお、こちらのイヴェントは予約が必要です。上記の問い合わせ先までメールでご連絡ください。


★その2
「The Quaretet 来日記念~マイルス・デイヴィスと仲間たち」@駒場東大前「Orchard Bar」

e0021965_032591.jpg
8月25日(土) 駒場東大前Orchard Bar 21:00~23:00 
会費1500 円(w/1 drink)
http://blog.livedoor.jp/nobby2jack/?blog_id=2401927 
電話番号:03-6410-8324(変わりましたのでお間違いなきよう)

 これはぼくが宣伝部長(?)を務めている10月の来日コンサートに向けて、ちょっと予習をしておこうかなとの思いから決めたテーマです。コンサートの詳細は左側のバナーをクリックしていただければわかる仕掛けになっています。
 マイルスのグループにいたハービー・ハンコック、ウエイン・ショーター、ロン・カーター、そしてジャック・デジョネットが日本ツアーのためにカルテットを結成します。マイルスをはじめ、4人の演奏を聴きながら、ジャズの魅力はやっぱりマイルスとその周辺にあり、ということを再認識したいと思います。
 コンサートに行く予定のあるひとは予習ということで。行かないひとは、これで行った気分になってください。こちらは予約不要です。直接お越しください。

 お盆や夏休みの時期と重なるかもしれませんが、なにとぞよろしくお願いいたします。
by jazz_ogawa | 2007-07-08 00:40 | ONGAKUゼミナール | Trackback | Comments(6)
e0021965_1972797.jpg ぼくは、ダイナミックな映画は映画館の大スクリーンで観たいと考えています。その点で、この映画は最高に満足できました。これまでの3作品もそうでしたが、『ダイ・ハード』は映画館向きです。こういうのは、家のテレビでちまちま観るものじゃありません。映画というメディアを存分に活用した作品だったと思います。

 話は単純です。結果も最初からわかっています。絶対にブルース・ウィリスは死にません。しかも、死なせないことにたいした工夫もありません。とにかく、「絶対に死なないもんね」と居直った作りです。それでも楽しめるのですから、こういうのが娯楽作品の王道を行くものなんでしょう。
 友人に当たり前だって笑われましたが、ブルース・ウィリスはぼくより若かったんですね。勝手に年上だと思っていました。まあ、それほど年は離れていないようですが。それでこのアクション。鍛え方が凄いんでしょう。ロッキーのシルヴェスター・スタローンにも驚きましたが、アクション・スターはやっぱりたいしたものです。

e0021965_1982873.jpg それにしてもこの映画、最初から最後までアクション・シーンの連続です。まったく中だるみがありません。次から次へといろいろなアクシデントというか出来事が発生し、休むひまがほとんどゼロという稀有な映画でした。こういうのは凄いです。
 ぼくも、こういう本が書けたらいいなと思いながら観ていました。ジャズの本でも最初から最後まで、つまらないところがひとつもない本、そういうのが書けるなら、魂を売ったっていいですね。たいした魂は持っていませんから。
 ぼくだって、いつも面白い内容の文章を書こうとは心がけています。ところが、そればっかりで一冊にすることは逆立ちしたってできません。そこが才能のなさです。あと、面白いエピソードや体験があったとしても、それを面白く伝える文章力がありません。同じ話でも、文章がうまいひとなら何倍も面白くできるんじゃないか? と思うことがしばしばです。でもいまさら自分のスタイルを変える気はありませんし、結局は楽な道を選んで、いつものスタイルで文章を書いています。

e0021965_1911572.jpg ところで今回の『ダイ・ハード』のテーマになっていたサイバー・テロっていうのはどうなんでしょう? やる気になったら、どのくらいのテロができるのか、これは深刻な問題です。至近な例でいうなら、このブログを運営しているexciteでも、この1ヵ月ほど不具合が続いています。これもサイバー・テロによるものかもと、どなたかがどこかのブログで書いていました。
 大量に送られてくるトラックバックがサーバを重くしたとか。たしかに、無意味なトラックバックやコメントが大量に送りつけられていました。ぼくはうんざりしながらも、それを消去するのを一方で楽しんでいたんですが、スタッフは大変だったようです。
 それにしても、どうしてこんなことをやるひとがいるのか? ひとの迷惑を考えなくなった時代の象徴みたいなものでしょうか。自分さえよければいいっていうひとがずいぶん増えてきたように思います。そういう風潮も、あちこちでいろいろな問題を引き起こす要因のひとつだと思います。

e0021965_19131320.jpg ぼくだって自分が一番可愛いし、自分さえよければいいと思いがちな人間です。でもそこで踏みとどまっているのは、見栄があるからです。ひとから見られてかっこ悪いことはしたくない。そういう気持ちは誰にもあるはずです。でもかっこ悪さの基準がひとによってまちまちですから、ここは自己規制をして、自分を律しておく努力も必要でしょう。
 なんて、まったく自己規制をしないぼくが書くのもおかしな話なので、これは自分のことを棚にあげた見栄っ張りのたわごとと思ってください。でもたまにはかっこつけてみたいですし、みんなでそうしたら、少しは気持ちのいい世の中になるかもしれません。別に、現状にそれほど多くの不満を抱えているわけじゃないんですが。
by jazz_ogawa | 2007-07-05 19:16 | 映画&DVD | Trackback(2) | Comments(4)
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