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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2005-12-29 「SAYURI」と「MUNICH」
 ニューヨークに来て2本映画を観ました。ひとつは原題が「MEMOIRS OF A GEISHA」の「SAYURI」で、もうひとつがスピルバーグが監督した「MUNICH」。
 「SAYURI」はわざと日本では観ずに、こちらで観ようと思っていました。アメリカ人の反応を知りたかったからです。どうなんでしょうね? 冒頭のSAYURIが置屋に売られていくところまでの会話はすべて日本語で、字幕もありません。英語のナレーションで説明はつくのですが、口減らしのために貧村の少女が売られていくのかがどこまで理解されるかなと思いました。その後も芸者とか置屋のシステムが、いろいろな形で説明されていき、観おわったら説明が中心のような印象を受けました。
 日本人のメンタリティがある程度わかっていないと、不思議な話としか思われないかもしれません。しかしある種のファンタジーと考えれば、ストーリーやその裏にあるメンタリティを描くのではなく、観た目の美しさやエキゾチックなところがとても面白いとは思いました。絶対日本人には作れない映画ですから、これはこれで楽しめました。

 ただ、登場人物のドラマが少ないところにぼくは物足りなさを覚えました。テーマがアメリカ人には理解しにくいのでは? と思ったんですね。たまたまぼくの隣にはアメリカ人の年取った女性3人組がすわっていました。彼女たちが、ときどき「ホゥ」とか「フーッ」とか「クスクス」とかやるのですが、そういうときは筋書きよりシーンの美しさとか、ドラマチックな場面展開とか、そういうところが多かったようです。
 反対のこともきっと言えるでしょうね。日本で洋画を観ているぼくたちのことです。同じようなことをアメリカ人や外国のひとも感じているかもしれません。映画とか音楽とか美術とか文学とか、そういうものってひとぞれぞれ、もっと大雑把に言えば国それぞれで感じ方が違うところが面白いですね。

 でも、映画の内容はいまいちでした。ストリーが淡々としているというか、これだけの登場人物を与えられたら、こんな展開もできる、あんな展開もできる、といくつかのストーリーがすぐに思い浮かびました。将棋の駒を沢山持っているのに、うまく使いこなせないもどかしさとでも言うんでしょうか。
 渡辺健の役も、キャラクター不足というか、ありきたりの範囲で終わっていました。「LAST SAMURAI」のインパクトが強かったので、あれと比べてしまいます。それから、これは彼だけでないのですが、大半のひとのせりふがギクシャクしていて、無理してやっている英語劇を観ている錯覚に捉われました。
 英語のことはぼくだってわかりませんが、外国人が外国訛りで英語を話しても、アメリカに住んでいるひとの英語とそうでないひとの英語の違いって、なんとなくわかるものです。
 たとえば、ヨーコさんの英語です。彼女の発音は決してネイティヴなものではありません。どこからどう聞いても日本人が話す英語です。しかし聞いていて、とてもスムースに耳に入ってきます。そんな英語を渡辺健にも桃井かおりにも求めはしませんが、だからこそ英語劇のように聞こえてしまったことも仕方がないでしょう。

 同じ外国人の英語でも、「MUNICH」に出てきたひとたちの英語は、彼らがアメリカに住んでいるひとかどうかは知りませんが、タイプ別にわけるならヨーコさんの英語でした。この映画、日本ではこれから公開だそうです。1972年のミュンヘン・オリジピックで起こったパレスチナ・ゲリラのイスラエル選手団殺害に対する報復劇です。e0021965_23125077.jpg
 これは「SAYURI」とは正反対で、イスラエル人とパレスチナ人との関係がぼくにはいまいち理解できていないので、映像から受ける衝撃やストーリー展開はわかったとしても、スピルバーグが訴えたかったことは理解できているとは思いません。人種間の抗争が何とばかげたことかというだけならぼくにもわかりますが。
 しかし、宗教感や国家のことや人種のことなどまで含めて考えてしまうと、残念ながらぼくには別世界の話で終わってしまいました。これも映画的なファンタジー(ファンタジーと呼ぶにはあまりに悲惨な内容ですが)=どこまで行っても脚色された作りもの、ということなんでしょうか。ニューヨークに住むジューイッシュはこの映画をどう観ているのでしょう?

 最後に、個人的なことでびっくりしたシーンがありました。ラスト・シーンです。ブルックリンに移住した主役の諜報部員が、ブルックリン側からマンハッタンを望みながら、上司と話す場面が出てきます。向うにはマンハッタンのビル群が映し出されます。そこに、ぼくのアパートが出てきたんですね。それも何度となく出てきました。
 ぼくのアパートは38丁目のファースト・アヴェニューに面していて、イースト・リヴァーのすぐ近くです。ですから、ブルックリン側から見ると一番手前に近いところに建っています。そのポイントから自分のアパートを観たことはありませんが、映画に出てくると不思議な感じですね。映画の内容とはまったく関係なく、嬉しい気持ちになりました。DVDが出たら絶対に買います。

 ニューヨークはクリスマスが終わった途端に、ニュー・イヤーズ・イヴの話題でもちきりになりました。いまや、全員がニュー・イヤーズ・イヴに向かって日々を過ごしている感じです。ニュースでもタイムズスクエアのカウントダウンの話が繰り返し流されていますし、夜のトーク・ショウでももっぱらその話題で盛り上がっています。おとといは「Late Night With Conan O'Brien 」にビリー・ジョエルが出ました、昨日は「The Tonight Show With Jay Leno」にブライアン・ウィルソンが出ました。この時期、テレビにも目が離せません。
 今晩は「The Jazz Gallery」にロイ・ハーグローヴ・ビッグ・バンドを観に行く予定です。
by jazz_ogawa | 2005-12-29 23:23 | 映画&DVD | Trackback | Comments(2)
 今日は午前中に原稿を書いてから、ウォーキングがてら昔住んでいたアパートまで行ってみました。と言っても、これまでにもしょっちゅうその前は歩いているので、特別なことじゃないんですが。
 現在のアパートは38丁目のファースト・アヴェニューで、今日行ったのは20丁目のサード・アヴェニューから少し西に入ったところです。ここはグラマシー・パーク・エリアと言って、ぼくが留学した最初の1年間を過ごしたところです。
 グラマシー・パークというのは、マンハッタンにある唯一のプライヴェート・パークなんですね。マンハッタンには大小さまざまな公園があちこちにあります。一番大きいのはセントラル・パークですが、数ブロック歩けば小さな公園にぶつかるほど、この島には沢山の公園があります。
 それでグラマシー・パークがどうしてプレイヴェート・パークかと言うと、ここは鍵を持っているひとしか入れません。普通、公園はオープン・スペースですから、誰でも自由に中に入ることができます。ところがグラマシー・パークは鉄の柵で囲まれていて、鍵で扉を開けて中に入ります。e0021965_6313869.jpg
 この鍵を手に入れるには、基本的に公園の周りに住んでいるひとで、委員会の承認を受けなければだめなようです。しかも年に1000ドルくらい取られると聞いたことがあります。ぼくは、住んでいたアパートが鍵を所有していたので自由に出入することができました。

 グラマシー・パークは南北を20丁目と21丁目にまたがるワン・ブロック、東西で言うならサード・アヴェニューとパーク・アヴェニューの間にあります。このふたつのアヴェニューの間にはレキシントン・アヴェニューがあるんですが、北から南にレキシントン・アヴェニューを下ってくると、21丁目でグラマシー・パークにぶつかって中断します。それで公園を超えて20丁目から14丁目までは、レキシントン・アヴェニューと呼ばずにアーヴィング・プレイスという名前になります。14丁目から先は行き止まりで通りがありません。
 それからグラマシー・パークはヒストリカル・エリアで、周りにある建物は外観を直すことができません。それだけに、古い建物(ほとんどがアパートです)が軒を連ねていて、マンハッタンのど真ん中にもかかわらず落ち着いたいい雰囲気です。

 ぼくが住んでいたのは26 Gramacy Park Southで、これはちょうどパークの東南の角にあたります。そこの一番上の階にある9Bがぼくの部屋でした。窓から、ちょうどパークが見下ろせていい感じだったことを覚えています。e0021965_622941.jpg
 ちなみにGramacy Park Southというのは20丁目のサード・アヴェニューからパーク・アヴェニューまでの2ブロックを言います。隣には有名なジューイッシュの教会、すぐそばにはフランクリン・D・ルーズヴェルトの生家、アーヴィング・プレイスにはO.ヘンリーが通ったレストランの「ピーツ・タヴァーン」などがあります。
 プライヴェート・パークがあることで、グラマシー・パーク・エリアはマンハッタンの中でも高級地と言われていますが、ぼくがそこにアパートを借りたことに深い理由はありません。たまたま不動産屋さんが紹介してくれた中で一番安かったからです。
 高級なのに一番安かったのは、この不動産屋さんの扱っていた物件が超の字がつく高級アパートや広大なスペースの一軒家ばかりだったからです。一番安いのがグラマシー・パークの物件というところから想像してください。とんでもない不動産屋さんを紹介されたものです。紹介してくれたのは、家賃のことなど考えなくていい一流商社マンでした。つまり、会社が家賃の全額を負担してくれるリッチな日本人商社マン相手の不動産屋さんだったのです。これはこれで、また長い話になるのでやめておきます。

 ところでエリオット・マーフィーというロッカーをご存知でしょうか? ブルース・スプリングスティーンなんかと“70年代のボブ・ディラン”と評判を呼んだひとです。いまもカルト的な人気のあるひとですが、彼が26 Gramacy Park Southには住んでいました。
 恥ずかしながら、ぼくはエリオット・マーフィーのことはそれまで知らずに、いつもギターを持って飛びきりのブロンド美人と一緒にいるあの背の小さいひとは何者? と思っていました。e0021965_6232122.jpg
 そんなある日、グリニッチ・ヴィレッジにある「ビター・エンド」というライヴ・ハウスの前を通ったら、彼の写真が出ていたんですね。それで思わず店に入り、楽屋に行ってみました。それまでにもエレヴェーターで会えば、ギターの話なんかはしていたので、「やあ、やあ」ということになり、そこでこのひとが何者だか判明したしだいです。
 以来、エリオット・マーフィーの部屋には何度かお邪魔してギターを見せてもらったり、レコードを聴かせてもらったりしました。その後に住んだブリーカー・ストリートのアパートでは、隣のアパートにウイントンとブランフォードのマルサリス兄弟やアート・ブレイキーが住んでいましたし、ニューヨークってこんなことからもエキサイティングな街だと実感していました。
by jazz_ogawa | 2005-12-28 06:32 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(0)
e0021965_137065.jpg こちらに来て4日が過ぎました。東京では忙しくしていたのですが、本業の仕事収めもしてしまったことで、ちょっと気が抜けている感じです。基本的には午前中に原稿を書き、午後からウォーキングをして、気分転換も兼ねてどこかのスターバックスで単行本のゲラをチェックしている毎日です。
 おとといはその合間に『SAYURI』を観てきました。これについては別の機会に感想を書くことにしましょう。あとは夜にどこかのレストランで食事をして、アパートに戻ってテレビを観るか、音楽を聴きながら読書かといった過ごし方です。
 それでも、昨日はミッドタウンの5番街まで行ってきました。クリスマスの翌日ということで、店はどこも賑わっていて、通りを歩くのにひとをかきわけなくてはいかず、渋谷か新宿と同じでした。東京ほど寒くないので、歩くのはそれほど苦にはなりませんが。          e0021965_135295.jpg
 そんな生活なので、ニューヨークにいてもニューヨークの情報がよくわかりません。さっきも東京からの電話で、ニュー・イヤーズ・イヴにタイムズ・スクエアでマライア・キャリーがライヴをやるけどどんな感じ? と聞かれて答えることができませんでした。さっそく調べたところ、ABC-TVのニュー・イヤーズ特番で彼女のライヴ・パフォーマンスが放送されるそうです。
 テレビでは、ここしばらくスマトラ沖地震の1周年ということで、そればかりが繰り返し放送されている印象です。

 今週のジャズ・クラブは「ヴィレッジ・バンガード」がシダー・ウォルトン、「ブルーノート」がカサンドラ・ウィルソン、「ジャズ・スタンダード」がプリザヴェーション・ホール・ジャズ・バンドで、食指が動きません。気になるのは水曜から金曜まで「ジャズ・ギャラリー」で行なわれるロイ・ハーグローヴ・ビッグ・バンドか、明日の「イリディウム」に登場するフランク・ザッパ・ビッグ・バンドでしょうか。
 大晦日のジャズ・クラブにも何年も行っていませんが、値段が高いのと超満員なのとで、今年も多分家でカウントダウンをテレビで観ながら寝てしまうでしょうね。あとは、明日か明後日にでもスピルバーグが監督した『Munich』を観ようと思っています。
 それからどうでもいいことですが、スターバックスに行ったら偶然ストーンズの『Rareities』のスターバックス仕様盤を見つけました。裏側と背中にスターバックスの音楽ロゴ(?)である「HEARMUSIC~THE SOUND OF STARBACKS」のロゴが印刷されているだけですが、コンプリート・コレクションを目指しているぼくにはいいプレゼントになりました。

 そうそう、明日(水曜日)の朝、7時20分ごろからInter FMでニューヨーク情報の話をします。時間があれば聞いてください。
by jazz_ogawa | 2005-12-27 15:43 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(4)
e0021965_555828.jpg 

 先ほどニューヨークに無事到着しました。ストライキもうまい具合に収まり、スムーズにマンハッタンに入ることができました。
 写真はアパートの近くから写したエムパイア・ステート・ビル(遠くに見える赤と緑の建物)とアパートのロビーに飾られたクリスマス・ツリーです。携帯で写した写真なのでクォリティは最悪ですが、雰囲気は伝わっているでしょうか?
 ニューヨークは東京よりほんの少しだけ温かい感じです。テレビに表示されている温度は華氏で46度ですから、摂氏でいくと7~8度くらい? 風がない分、東京より温かく感じるのかもしれません。
e0021965_558496.jpg 皆さんはクリスマスをどう過ごすのでしょう? ぼくは特別な予定がありません。東京にいるのと同じで、原稿を書いたり、レコード屋さんに行ったり、映画を観たりといったところです。本業がない分ゆっくりできますが、それ以外は基本的に同じです。
 日本時間ではクリスマス・イヴですね。楽しいクリスマスが過ごせることをニューヨークから祈っています。
by jazz_ogawa | 2005-12-24 12:03 | NY Mapができるまで | Trackback | Comments(8)
2005-12-23 DJ at VAL
 昨日は久しぶりにDJをやりました。場所は青山の骨董通りにある「VAL」。ここは、ぼくがメンバー入れてもらっているDJチームHi-Fidelityがしばらく前まで定期的にやっていたハコです。今年はずっと代官山の「UNIT」でやっていましたし、その前は同じく骨董通りにある「fai」の B1にある「eragu」でやっていたんで、「VAL」では久々のイヴェントになりました。
 今回は仲間内でやるクリスマス・パーティという目的もあったのでフライヤーも作らず口こみだけでしたが、結構ひとが集まってくれたみたいです。ぼくは早めに回してそのまま帰ってきたので、その後がどうなったかわかりませんが。いつもは出足の遅いHi-Fiです。でもぼくがやっている時点で、もうそこそこひとが集まっていました。
 「VAL」は地下にある小さなスペースです。ここからぼくたちのチームが出発したこともあって、昨日はとても寛げましたね。ただぼくにはちょっと音が小さくて、それが物足りない印象でした。「UNIT」はかなり広くて大きな音が出せるんで気持ちがいいんですが。e0021965_5495651.jpg
 で、どんなものを回したかと言うと、ヴァン・モリソン、アル・クーパー、サム&デイヴ、クラレンス・カーター、ロッド・スチュワート、アーサー・コンレイ、バーケイズなどで、昨日は古いR&Bやロックが中心でした。このブログで告知した王様もちゃんと回しましたよ。

 Hi-Fiのことをちょっと自慢しておくと、まったくの素人集団ながら、1昨年はニューヨーク(ブルックリンとマンハッタン)、去年はロンドン、そして今年はマルセーユ(その時期にストーンズとポールのライヴが重なったのでぼくは不参加)、来年はニューヨークとブラジル(あくまで予定というか願望)で回しています。素人でここまでやれるのは、仲間の結束力と実行力のたまものです。ぼくはただ、みんなのあとをついているだけですが。
 で、自慢というのは、外国でやっているとことではなくて、結束力と実行力のことです。ぼくより20歳は若いひとたちが中心で、音楽熱心な連中の集まりに参加させてもらっていることは、大変嬉しいし、触発されるものがあります。そこが楽しいですね。

 さてさて、この文章を書いているうちに時間も迫ってきました。これから年末・年始のニューヨークに行ってきます。ニューヨークは現在スト真っ只中なので、JFKからマンハッタンにどうやっていくのか、行ってみないとわかりません。寒い外で長時間待っているのは、体のこともあって心配です。どうなることやら。

 今回は、何も仕事をしないで、のんびりしようと思っていたのですが、結局向うでも仕事浸けになりそうです。来年出版する単行本のゲラ、それも2冊分を読まなくてはいけません。データ部分の確認も結構大変そうです。
 おまけにジャズのライナーノーツを、何と20本も頼まれてしまいました。それぞれは短いので、原稿量だけを考えれば5本分くらいでしょうか。あと、嬉しいことに、ジェフ・ベックの『ワイアード』のライナーも頼まれました。こちらは反対に普通の2.5倍くらい書いてほしいと言われているので、大変ですが楽しみです。
 でも、こうやってあちこちから仕事がもらえるのは嬉しいことです。元来、仕事がないと不安になる貧乏性なので、これはこれでプレッシャーではあっても、反面楽しみにも繋がります。スト中ですし、アパートにいる時間も長いと思うのでちょうどいいかな? といった感じです。
 ニューヨークでのことは、次のブログで報告します。では。
by jazz_ogawa | 2005-12-23 10:55 | 平凡な日々 | Trackback | Comments(9)
 さすが王様、おみそれしました。直訳ロッカーの王様がとうとうビートルズのカヴァー集『カブトムシ外伝』を出してくれました。何でもっと早く出してくれなかったんでしょう。でも待ったかいがありました。
 ビートルズのオリジナル楽曲は、日本で管理している音楽出版社から訳詞の許可が下りなかったそうで断念。しかし転んでもただでは起きない王様は、「それならビートルズのカヴァー曲なら文句ないだろう」ということで、ビートルズが初期に残したカヴァー曲に取り組んだのです。
 ユーモアたっぷり、遊び心満点の訳詞はタイトルにも表れています。「マネー」を「ゼニー」とするんなんて、王様にしかできません。「ひねってワオ!」って何だかわかります? 「ツイスト&シャウト」です。
e0021965_547528.jpg いつものことながらジャケットも凝っています。プラ・ケースの裏面には、デビュー・アルバムの『プリーズ・プリーズ・ミー』を模した写真が使われていますし、CDのレーベルはリンゴでなく西瓜になっていました。キャップのデザインも、東芝から出たビートルズのアナログ盤についていた帯の色と縁取りを真似たものです。ただし、再発盤の帯デザインを使っているところが残念至極。ぼくだったらオリジナル盤の帯デザインにするのに。
 でもこういう遊び心は大好きです。しかも、遊びだけではないところが王様です。いつものように演奏がそっくりなんですね。ビートルズのコピー・バンドは世界各国に存在しますし、そっくりに演奏した作品もいろいろあります。日本ならバッド・ボーイズが有名ですし、他にもチューリップやパロッツ、さらにはつんくまでカヴァー集を出しています。
 いずれもそっくりなサウンドを再現していますが、王様にはかないません。初期の荒々しい音が自然に飛び出してきます。空気感も含めてうり二つです。それでも、違いはビートルズ・マニアならわかっちゃいますが。

 パロディでありながら本格派。これが王様の真髄です。笑いにくるんではいますが、やっていることはどんなコピー・バンドより上を行っています。それをいとも簡単にやってのけたように見せるところが最高です。
 パロディとお笑いと遊びがぎっしり詰まった1枚。これで年末のMHRは決まりました。今日は「VAL」でDJをやりますが、何か1曲回してみましょうか? どうせほとんどお客さんもいない時間帯ですから。
 最後に『カブトムシ外伝』の曲目を紹介しておきます。ビートルズのファンであればあるほど笑える、そして奥の深いタイトルです。

収録曲
1. ひねってワオ!(Twist & Shout)
2. お願い郵便屋さん(Please Mr. Postman)
3. 踊るベートーヴェン(Roll Over Beethoven)
4. 君に首ったけ(You Really Got A Hold On Me )
5. リジーにクラクラ(Dizzy Miss Lizzy)
6. 月光おじさん(Mr. Moonlight)
7. 長身サリー(Long Tall Sally)
8. 男子(Boys)
9. ゼニー(Money)
10. 米とげ、ザ~ッと(オリジナル)
11. Hey 柔道一直線(オリジナル)
12. カブトムシキングメドレー

 なお最後のメドレーはhttp://www.barks.jp/feature/?id=1000015888でプロモ・ビデオが観れます。
by jazz_ogawa | 2005-12-22 00:51 | MHR | Trackback | Comments(3)
2005-12-17 KO Project
 昨日は浜離宮朝日ホール(小ホール)で菊地雅章とグレッグ・オズビーのデュエットを聴いてきました。8月に発売した『Beyond All』(55 records)がすごく面白かったし、ライヴはもっと期待ができそうに思えたからです。創造性をとことん追求するふたりなので、行くまでは「今日はお勉強をしてくるかな」の気持ちでした。e0021965_1420562.jpg
 ところが、このふたり、やっていることはたしかに難解ですが、とても面白い。まるで知的な会話を楽しんでいるようで、「お勉強」をするどころか、ぼくもふたりの会話にずんずんと引きずり込まれてしまいました。

 菊地さんは、ニューヨーク時代に親しくさせてもらったピアニストです。彼はどんなときでも一切の妥協をしません。演奏に意識を集中していないと、すぐに置いていかれてしまいます。その姿勢が衰えるどころか、ますます顕著になっていることが確認できたのもよかったです。
 ぼくがニューヨークに行こうと思った理由のひとつが菊地さんでした。彼がニューヨークに移り住んで数年後のことです。『スイングジャーナル』にギル・エヴァンスとの対談が載っていたんです。その内容が、ぼくにはさっぱりわかりませんでした。ジャズのことなんかほとんど話していないのです。民族音楽のことや、その他の音楽がニューヨークではいかに面白いか、そんな話で盛り上がっていました。
 そのさっぱりわからないことが、ぼくのジャズに対する思いに火をつけたんですね。日本でぬくぬくとジャズを聴いてわかったつもりになっていた自分を恥じたんです。実はジャズの奥深さがなーんにもわかっていなかった。ぼくも彼らの話についていけるようになりたい──。そんな思いがニューヨーク留学に拍車をかけました。
 そして運よく、ニューヨークで菊地さんの知己を得たのです。彼のロフトとぼくのアパートが同じ20丁目にあったので、ひところは3日と空けずに入り浸っていました。そのときに話したいろいろなことが、ぼくのジャズに対する聴き方や接し方に大きな影響を与えています。
 グレッグともいろいろなことがありましたが、それはいずれということにしておきましょう。

 菊地さんとグレッグのデュエットには、聴くまで「どうなんだろう?」という疑問符がついていました。日野皓正=菊地雅章クインテットにもグレッグは参加していましたが、そのときの彼にあまりぴんとくるものがなかったからです。それは音楽の焦点が日野さんと菊地さんに当たっていたからで、ある程度は仕方のないことでした。
 この疑問は、菊地さんのソロ・ピアノが終わってグレッグが加わり、彼がアルト・サックスで数音を吹いたところですぐに解消されました。実に自然な形でふたりの音とフレーズが絡み合っているんですね。見事な会話になっていました。e0021965_14212543.jpg
 楽器同士のデュエットは、言葉が介在しないだけに、ひとによってはとんちんかんなやりとりになってしまいます。友人と話していても噛み合わないことがあるのと同じです。話題がずれていたり、言っていることが理解できなかったりすれば、話は噛み合いません。相手の話をきちんと聞かずに自分が言いたいことを言ってしまうこともあるでしょうし、適当に相槌を打つ場合もあるでしょう。
 デュエットもまったく同じです。この日の菊地さんとグレッグのデュエットでは、最後まで触発的でイマジネイティヴな会話が続きました。ほとんど即興だったと思いますが、互いに言いたいことを言いながら、相手の主張もしっかり受け止め、それに対してきちんと自分の考えを述べる。これはすごく上質の漫才にも通じています。ふたりの間にはぼけとつっこみも認められました。
 あっという間の2時間半。終わったあとにふたりが浮かべた表情がすべてを物語っていました。完璧主義者の菊地さんがあんなに優しい笑顔を見せたのも珍しいんじゃないでしょうか。
by jazz_ogawa | 2005-12-17 14:31 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(2)
 今日は早起きをしてInter FMまで行ってきました。毎週水曜日に電話で出演している「赤坂泰彦One On One」に出演するためです。行ってびっくりしたのは、ぼくのところからスタジオがあるビルまで歩いてたったの1分ということ。通りひとつ隔てたところにあったんですね。近いとは思っていたのですが、これほどとは。部屋からスタジオまでなら5分といったところでしょうか。

 それはそれとして、赤坂さんとは今回が初対面です。でも、毎週電話で話していることや、テレビなどでお顔を拝見しているこことで、初めてとは思えない感じでした。それは赤坂さんの気さくな人柄にもよるのでしょう。
 平野さんとの対談と同じで、赤坂さんともいくらでも話せる感じです。今日は40分ほどの出演で、前半がブルース・スプリングスティーンの『明日なき暴走』、後半がジョン・レノンについてという構成です。
 簡単な台本はあったんですが、始まってしまえば出たとこ勝負になるのはいつものとおりです。赤坂さんも台本どおりには進めません。ふたりで盛り上がって、あっという間に終わってしまいました。
 これまでの電話出演からもわかっていたのですが、嬉しかったのは赤坂さんが本物の音楽フリークだっていうことです。そういうひととお話ができるのは本当に楽しくて、スタジオで放送していることも忘れそうになりました。まるで喫茶店で音楽談義をしているような感じです。
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 スタジオもいい雰囲気でした。スタッフも互いに気心が知れているようですし、全員が音楽に詳しいひとたちの集まりです。しかも、ぼくから見ればとても若い。こういうひとたちと、短い時間でも一緒に仕事ができてよかったと思っています。ぼくの出演がいつまで続くかはわかりませんが、これからが楽しみになってきました。
 これまではスタッフの方と電話やメールでやりとりをするだけで、顔が見えませんでした。それでも別に問題はなかったのですが、こうして実際にお会いして、お話をしてみると、番組に対する親近感も増すというものです。今後はもっと面白いアイディアが出せるかもしれません。
 参考までに出演中にかかった曲を紹介しておきます。
1.明日なき暴走
2.夜に叫ぶ
3.裏通り
4.マザー
5.スターティング・オーヴァー
 最初の3曲がスプリングスティーンです。

 今回のために『明日なき暴走』を何度か聴き直してみたのですが、これは本当にいいアルバムですね。ニュージャージーに住む労働階級の若者による歌という感じでしょうか? 人生や生活が歌詞のあちこちに滲み出ています。録音は1975年。これがみそです。
 1975年と言えば、サイゴンが陥落してようやくアメリカが暗くて長いトンネルから抜け出ようとしていた時期です。しかし、単純に世の中は安泰になりません。撤兵は数年前から始まっていましたが、帰還兵の苦悩が新たな社会問題を引き起こしていました。
 そうした若者の心情もこの作品には綴られているように思われてなりません。やけっぱちな気分を吐露した曲もあればし、刹那的な内容の歌もあります。それらが若いひとたちに支持された理由だったことを思い出しました。
 翻ってみると、湾岸戦争や9.11のテロなど、それ以後もアメリカの世相は相変わらず混沌としています。そしていつの世の中にも苦悩する若者は沢山います。だから、このアルバムはいまだにひとびとの心に強く訴えかけてくるのでしょう。
 それとジョン・レノンの話。今日は楽しい朝でしたが、いろいろなことを考える朝でもありました。日ごろはノー天気に過ごしているぼくですが、たまにはこういう朝もいいかなと思いつつ、勤務先の病院に向かいました。
by jazz_ogawa | 2005-12-15 00:29 | Works | Trackback | Comments(5)
 昨日はCS放送のラジオ局ミュージック・バードで正月用の特番を平野啓一郎さんと録音してきました。場所は半蔵門にあるFM東京ビル内のスタジオ。放送日は未定です。
 ミュージック・バードというのはよくわからないのですが、有料放送で、契約するとデコーダーみたなものを接続して聴くことになるんでしょうね。デジタル放送です。ジャズとかクラシックとかロックとかいろいろなチャンネルがあって、中には歌謡曲と演歌の専門チャンネルもあります。ぼくはそちらに出てみたいのですが(自分で言うのもなんですが、こっちのレコード・コレクションもかなりのもんです)、世間的にはジャズ関係者と思われているので、ジャズ・チャンネルでの収録でした。

 平野さんとのトークは、前にも書きましたが本当に楽しめるんですね。昨日はふたりで気に入っているCDを持ち寄り、話しながら適当にかけていくというスタイル。前半がマイルスで、後半が最近のものを聴きながらこれからのジャズはどうなっていくか、みたいな話をしました。
 このブログをお読みの方でミュージック・バードと契約しているひとはいるんでしょうか? ぼくは入っていません。ぼくの周りにもいません。でも、そんなことはどうでもいいんです。平野さんとの会話が楽しめただけで満足です。
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 話はその場のなりゆきなのでどこに飛んでいくかわかりません。予定調和にならないところも楽しいですね。面白かったのは、ジャズの世界でもそうなんですが、文学の世界でも、とんでもない作品が登場してきたときに、評論家がどんな反応を示すかという話になったときです。大体どちらの評論家も、他の評論家の顔色を窺うというか、いい悪いの判断を最初にしたくない人種という点で一致しました。
 ぼくなんか雑文書きなので、いつも好き勝手なことを言っていますが、評論家と自負しているひとだとそうも行かないようです。ぼくは前言撤回を平気でします。ところが、評論家の先生方は沽券にかかわるってことなんでしょう、一度書いたらそう簡単に意見は変えられないようです。
 見方を変えれば、いかにぼくが無責任かっていうことです。これは中学時代にクレイジー・キャッツの「無責任シリーズ」ばかり見ていたせいかもしれません。
 でも、ひとの顔を窺うっていうのもおかしな話ですよね。自分も偉そうなことは言えないのですが。というか、まったく出鱈目ばかりやっているので、他人のことをとやかく言う資格はありません。いつものことですが、話が妙な方向に行きました。
 番組では、もうすぐ発売されるマイルスの『セラー・ドア・セッションズ』、「レイテッドX」のリミックス、サンタナの73年大阪ライヴ(マイルスのサウンドにそっくりな曲)、あとはジョシュア・レッドマン、ブラッド・メルドー、ザ・バッド・プラス、ダイアナ・クラール、パット・メセニーなんかをかけました。

 最後にひとつ宣伝を。
 毎週水曜の朝に電話出演している「赤坂泰彦One On One」ですが、今週はいよいよスタジオ生出演します。7時16分~7時53分までの出演です。何でこんなに細かい時間割になっているんだが、理由はわかりません。
 赤坂さんとはこれが初対面になります。どんなことになるのやら、ちょっと楽しみでもあり不安でもあります。朝早いのが辛いですね。でも、Inter FMがぼくの住んでいるところから歩いて数分ということがわかり、ぎりぎりまでは寝ていられます。
 どんなことになったかは、次回のブログで報告します。
by jazz_ogawa | 2005-12-12 23:24 | Works | Trackback | Comments(4)
2005-12-10 ジョン・レノン at「ONGAKUゼミナール」
 昨日は今年最後の「ONGAKUゼミナール」。
 今年の2月から2ヵ月に1回開催してきましたが、ものぐさなぼくとしてはよく続いたなぁと思います。これまでの5回はジャズだったので、今回は趣向を変えてジョン・レノン特集にしてみました。

 ジョンには思い入れが沢山あって、それはこれまでにブログでもときどき触れてきました。今回、「ONGAKUゼミナール」で伝えたかったのは、ジョンがいかに素晴らしい曲・素敵な曲を書いてきたかということです。
 ビートルズ時代はポールの曲が目立っていた印象がありますが、実際に耳を傾けるとそうとも言えないことがわかります。ジョンは若いときから本当に素晴らしい曲を書いていました。そして生粋のロックンローラーであることも、それらの曲で示しています。またさまざまな手法でロックに新しい道をつけました。そちらはポールとの共同作業でもありますが、リアルタイムで聴いていたぼくとしては、次々に発表されるビートルズの新曲に胸をときめかせていたものです。

 そんな気持ちを追体験したくて、昨日は前半をビートルズ時代、後半をソロ時代とわけて22曲を選びました。最初は単純なラヴ・ソングをシンプルなロック・ナンバーにして歌っていたジョンですが、次第に人生を歌うようになったり、思想的なものが入ってきたりと奥が深くなってきます。しかも、すごく短い時間で変化を遂げていきます。20代のうちに、ジョンは大きな成長を遂げたんですね。そして30歳になって、それまでの過去と決別します。e0021965_5454927.jpg
 その年に発表した『ジョンの魂』。そこに入っていた「マザー」と「ゴッド」は衝撃的でした。ビートルズがどれだけがジョンの人生において大きな存在だったか、そしてそれを断ち切ることがいかに大変だったか。そんなことが忍ばれる曲です。
 30にして、ジョンはすでに老成していたと思います。当時の風貌を思い浮かべても、そう強く感じます。ヨーコさんとの出会いがとてつもなく大きかったことも、その前後からの歌を聴くとよくわかります。それでも、彼はロックンローラーであることを忘れません。残された曲から、ぼくはロッカーであることに誇りを持っていたジョンの魂を聞き取ります。
 その一方で、平和主義者でユートピアの建設を夢見ていたジョンがいます。主夫としてのジョンもいます。それらをすべてひっくるめて、ジョンはやっぱりロッカーでした。それも生粋のロッカーです。遺作の「スターティング・オーヴァー」を聴いていまもほろりとするのは、そんなジョンの姿が目に浮かぶからです。ぼくだけの思いかもしれませんが。

 最後に『ダブル・ファンタジー』から「スターティング・オーヴァー」を含む3曲を続けて聴きました。何て心が温まる音楽なんでしょう。映画や小説もそうですが、観終わって、読み終わって、そして聴き終わって、心がほのぼのとしてくる作品がぼくは大好きです。
 その世界に自分も行きたくなるような作品。例えば映画や小説なら、その登場人物のひとりになりたい気持ちにさせてくれる作品。そして音楽なら、そのひとのライヴが聴いてみたくなる作品。最後の「ビューティフル・ボーイ」を聴きながら、そんなことを思っていました。
 参考までに、昨日かけた曲目のリストを掲載しておきますね。

【Beatles】
1.Please Please Me from「Please Please Me」(1962)
2.A Hard Day's Night from「A Hard Day's Night」(1964)
3.No Reply from「Beatles For Sale」(1964)
4.Help from 「Help」(1965)
5.In My Life from「Rubber Soul」(1965)
6.Tomorrow Never Knows from「Revolver」(1966)
7.Lucy In The Sky With Diamond from「SGT. Pepper's Lonely Hearts Club Band」(1967)
8.Good Night from「White Album」(1968)
9.Come Together from「Abbey Road」(1969)
10.I've Got A Feeling from「Let It Be」(1970)

【Solo】
11.Mother from「John Lennon/Plastic Ono Band」(1970)
12.God from「John Lennon/Plastic Ono Band」(1970)
13.Imagine from「Imagine」(1971)
14.Oh My Love from「Imagine」(1971)
15.Woman Is The Nigger Of The World from「Sometime In New York City」(1972)
16.Mind Games from「Mind Games」(1973)
17.Whatever Gets You Thru The Night from「Walls And Bridges」(1974)
18.Stand By Me from「Rock'n'Roll」(1975)
19.Sweet Little Sixteen from「Rock'n'Roll」(1975)
20.(Just Like)Starting Over from「Double Fantasy」(1980)
21.Woman from「Double Fantasy」(1980)
22.Beautiful Boy from「Double Fantasy」(1980)
by jazz_ogawa | 2005-12-11 10:52 | ONGAKUゼミナール | Trackback(1) | Comments(4)
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