
ホテル・オークラが「ブルーノート東京」の協力を得て開催している「Live Index」。数えて6回目の今回は、現在最高のジャズ・オーケストラと信じてやまないクレイトン=ハミルトン・ジャズ・オーケストラに、オランダのシンガーでこれまた現在もっとも充実した歌を聴かせてくれているトレインチャの組合せ。
ナヴィゲイター役のルーシー・ケントさんは1回目からの連続登板です。まずはオーケストラの簡単な紹介とリーダー3人にひとことずつのコメントをもらい、演奏開始。
西海岸を代表するミュージシャンのジェフ・ハミルトン(ドラムス)にジェフ(アルト・サックス)とジョン(指揮&ベース)のクレイトン兄弟が組んでオーケストラを結成したのは1985年のこと。以来着実に音楽の質を向上させてきたことは瞠目に値します。
ぼくのイメージとしては、カウント・ベイシー・オーケストラを原点にサド・ジョーンズ=メル・ルイス・ジャズ・オーケストラの要素を加え、そうした音楽性を現代的なものにした、そんなところでしょうか。
楽しげな指揮者ぶりのジョン・クレイトン、それとジョニー・ホッジスを彷彿させる音色とルックスのジェフ・クレイトン。ジェフ・ハミルトンのドラミングはシェリー・マンがビッグ・バンドで叩いたときの姿を思わせてくれました。
そして後半にはトレインチャが登場。15センチはあろうかというハイヒールでよろけながらステージに上がったのはご愛嬌です。それにしてもこのひとは歌がうまい。若手(中堅?)でここまで歌えるシンガーはいないでしょう。

彼女は秋にこのオーケストラと競演した『ニューヨークの日曜日』を出したばかりです。そのライヴ・ヴァージョンが後半ではたっぷりと楽しめました。

また最新作は出たばかりのクリスマス・ソング集『ジス・イズ・ザ・シーズン』ですから、もちろんその中からも1曲聴かせてくれました。
アンコールでは例のハイヒールをぶら下げながら、裸足でステージに登場。そんな茶目っ気があるところも魅力です。
いいライヴでした。ホテルの特設会場でゴージャズなジャズが聴ける。こんな体験ができるのも幸せというものです。

終演後はオーケストラのリーダー3人とトレインチャのサイン会。それがひと段落したところで、ルーシー・ケントさんが彼女の携帯でパチリと写してくれました。
Many thanks to LUCY! Have a happy Holidays!