
土曜日は寒い雨の中、お越しいただいたみなさん、本当にありがとうございます。今回のテーマは日本のジャズ。

ぼくは日本人ですから、当然のことながら日本人によるジャズをたくさん聴いてきました。45年ほど前に新宿の「ピットイン」が週末の3日間だけライヴをやるようになって以来のライヴ派であります。
高校のときから日本のジャズは浴びるように聴いてきました。大学も「ピットイン」があるから、という理由で新宿にある医大にしたほどです。「ピットイン友の会」の会員になって、ほとんど毎日、割引料金でライヴを聴いていました。
あのころの「ピットイン」は朝・昼・夜の3本立て。「朝の部」といっても12時スタート、「昼の部」は3時スタート、「夜の部」は7時スタート。授業の合間や、授業のあと、それから授業をサボって、など、1日に3回全部を観た日も少なくありません。
そんな話をしようと思ったのですが、話している途中で気がつきました。これは、2月の「ONGAKUゼミナール」で話すべき内容だったことを。なので、この続きに興味がある方は2月25日に駒場東大前の「オーチャード・バー」にお越しください。60年代の日本ジャズはそちらで特集します。

ということで、昨日のテーマは「日本ジャズ~黄金期」。戦後から1970年代までに残された演奏を紹介しようという内容。選曲を盛りだくさんにしたため、長い演奏は途中までとさせていただきました。
曲数が少なくてもいいから完奏したほうがいいのか、それとも途中でフェイドアウトしてでも曲数を増やしたほうがいいのか? これ、いつも迷います。演奏時間のカットはミュージシャンに失礼ですよね。でも、そうすると紹介できないミュージシャンや演奏もたくさん出てきてしまうし。
ラジオでもこの迷いは常につきまといます。結局、その都度の考えや気分で決めるしかないんですが。それで、一昨日はこんな曲を用意しました。

【曲目リスト】
1.渡辺晋とシックス・ジョーズ/9月の雨(1952年)
2.ジョージ川口&ビッグ4/ブロー・ブロー・ビッグ4(1953年)
3.秋吉敏子/アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー(1953年)
4.守安祥太郎/ジス・ラヴ・オブ・マイン(1954年)
5.松本英彦/枯葉(1957年)
6.白木秀雄/マイ・ファニー・ヴァレンタイン(1959年)
7.北村英治/シュー・シャイン・ボーイ(1960年)
8.日野皓正他/イフ・アイ・ワー・ア・ベル(1963年)
9.渡辺貞夫/アメリカ(1966年)
10.ジョージ大塚/ホット・チャ(1968年)
11.日野皓正/ライク・マイルス(1969年)
12.本田竹彦/エイント・テル・ユー・ア・グッド・ウェイ・バット(1969年)
13.宮間利之とニューハード/トゥモロー・ネヴァー・ノウズ(1969年)
14.原信夫とシャープス&フラッツ/すみ絵(1970年)
15.渡辺貞夫/サン・パウロ(1970年)
16.菊地雅章/ホロー・アウト(1972年)
17.山下洋輔/バンスリカーナ(1976年)
18.渡辺香津美/ア・チャイルド・イズ・ボーン(1974年)
19.山本剛/ミスティ(1977年)~『スター・ダスト』より

これでもぜんぜん物足りないんですけど、仕方ないですね。時間は限られていますから。もっと多くのアーティストや演奏が紹介できればよかったんですが、まあ、これで日本のジャズの発展や変化について、なんとなくわかっていただけたらそれでよしと考えています。エッ、「ぜんぜんわからなかった」って? それは困った。
それでは2月と3月の「ONGAKUゼミナール」の宣伝もしておきましょう。

2月はさっきも書きましたが25日に駒場東大前の「オーチャード・バー」で60年代の日本のジャズ特集を。

そして3月は、昨年の北鎌倉、神戸、京都&名古屋に引き続き、今回は東京・銀座でボサノヴァ・アーティスト中村善郎さんをスペシャル・ゲストに迎えた「ONGAKUゼミナール特別編~早春に聴くボサノヴァ」を開催します。
詳細は以下のとおりです。興味のある方はぜひよろしく!
02.25. 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽』(第14回:日本のジャズ黄金時代)
@駒場東大前Orchard Bar 19:00~21:00 チャージ2000 円(w/1 drink)
問い合わせ・予約:「Orchard Bar」 080-3463-1807
(
http://blog.livedoor.jp/nobby2jack/archives/cat_50015795.html)、
もしくはコチラから。
03.03. 『小川隆夫ONGAKUゼミナール特別編~早春に聴くボサノヴァ スペシャル・ゲスト:中村善郎』
@Bar le sept銀座 18:00開演 会費4000円(w/1 drink)
予約・お問い合わせは
http://kokucheese.com/event/index/25716/、もしくは「le sept」(Tel:03-5537-2388)まで。