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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージ シャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連 の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィ スやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形 外科医としても第一線で活躍中。

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カテゴリ:映画&DVD
  • 2012-05-25 ダーク・シャドウ@六本木「TOHOシネマズ」
    [ 2012-05-25 13:09 ]
  • 2012-04-29 映画『ヘルプ~心がつなぐストーリー』
    [ 2012-04-29 17:26 ]
  • 2012-04-13 『アーティスト』@「六本木TOHOシネマズ」
    [ 2012-04-13 09:34 ]
  • 2012-04-06 『スーパー・チューズデー』@渋谷「シネパレス」
    [ 2012-04-06 18:03 ]
  • 2012-04-05 マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
    [ 2012-04-05 12:45 ]
  • 2012-03-15 『ヒューゴの不思議な発明』
    [ 2012-03-15 09:47 ]
  • 2012-02-23 『ドラゴン・タトゥーの女』@六本木「TOHOシネマズ」
    [ 2012-02-23 15:48 ]
  • 2012-02-13 『J.エドガー』@「TOHOシネマズ」
    [ 2012-02-20 16:07 ]
  • 2012-02-02 『三丁目の夕日 '64』@六本木「TOHOシネマズ」
    [ 2012-02-02 16:49 ]
  • 2012-01-09 『Real Steel』@「六本木TOHOシネマズ」
    [ 2012-01-09 16:24 ]
 封切の翌日、20日の日曜日に観てきました。

 ティム・バートンとジョニー・デップのコンビですから、観る前から内容の想像はついていましたし、おおむね思ったとおりの作品でした。

 こういう映画、嫌いじゃありません。ときは1972年。そのころのヒット曲がふんだんに出てきて、それも楽しいです。なにせオープニングは「サテンの夜」。1972年のヒット曲ではありませんが、こういう曲を映画館の大スピーカーで聴くと実に胸が躍ります。

 一番びっくりしたのはアリス・クーパーが40年前とほとんど変わらぬ姿と雰囲気で登場してきたこと。このひと、ジョニー・デップ扮する主人公と同じで不老長寿の吸血鬼じゃないかと思ってしまいました。がちがちにメイクしたジョニー・デップと互角に渡り合えるアリス・クーパーの存在感。たいしたものです。

 あと、ティム・バートンの映画でいつも感じるのは色彩が豊かで、それが幻想的な雰囲気をかもし出していること。独特ですよね。その映像表現に最適な役者がジョニー・デップなんでしょうね。
by jazz_ogawa | 2012-05-25 13:09 | 映画&DVD | Trackback | Comments(0)
 昨日、日比谷の「TOHOシネマズシャンテ」で観てきました。心に染み入るいい映画でした。

 舞台は1960年代のミシシッピ。主人公は大学を卒業したばかりの小説家を志す白人女性スターキーと人種差別が激しかったこの地方で白人の裕福な家で働く黒人女性たち。

 いってみれば、アメリカ版『家政婦は見た』です。彼女たちが使うトイレひとつをとっても簡単ではない風潮。

 地元の新聞社になんとかもぐり込んだスターキーは、白人社会におけるメイドの立場に疑問を抱くようになります。そこで、彼女たちにインタヴューを試みますが、そう簡単には答えてくれません。そんなことがばれたら仕事はクビ、下手をすれば殺されてしまうような社会に生きているメイドたち。

 しかし徐々に彼女たちが口を開き、さまざまな問題が語られていきます。人種差別による不当な扱いもあれば、白人と黒人の心の交流もあります。人種差別とはなにか? 複雑な問題や歴史がその裏にはありますが、ひととひととの繋がりは肌の色を超え、どんな時代にも認められます。

 アメリカの嫌な部分も描かれていますが、心温まるエンディングにホロリとさせられました。

 それからエンディングのクレジットで気がついたのですが、シシリー・タイソンが老メイド役で出ています。彼女のこと、マイルス・ファンならご存知ですよね。ぼくは彼女が所有するマリブの別荘に行ったことがあります(これ、自慢)。
by jazz_ogawa | 2012-04-29 17:26 | 映画&DVD | Trackback | Comments(2)
 封切の初日に観てきました。質の高い素敵な映画だと思います。無声映画なのでシンプルかつさもありなんの内容。でも言葉では表現できないニュアンスがモノクロの映像と音楽を通し、たっぷりと描かれています。

 オールド・ファッションな雰囲気が自然に表出され、登場する役者さんの顔もみんな昔風。それから、映画と音楽が切っても切り離せない関係にあることも見事な形で伝えていました。

 それにしてもこの映画、林海象監督のデビュー作『夢みるように眠りたい』を強く連想させます。ひょっとしたら監督のミシェル・アザナヴィシウスはこの映画を観たことあるんじゃないかしら? と思ったほどです。

 いまの時代にモノクロのサイレント・ムーヴィー。これが平凡な内容なら、単なるキワモノで終わってしまいますが、さすがアカデミー賞を5部門も受賞しただけあって、さまざまな点で見ごたえがありました。映画が好きで好きで堪らない。そんなひとたちが作った作品なんでしょう。

 それからアギーがいい味を出していました。アカデミー賞ものの演技です。

 ぼくはそろそろ3D映画が下火になる気配を感じていますが、その真逆を行くサイレント・ムーヴィー。こちらは流行にならないでしょうが、こういう時代だからこそ却ってインパクトがあるのかもしれません。もっとも作品の質が低ければお話になりませんが。

 3Dといえば、マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』(3Dである必要は感じませんでしたが)。これもいい映画でした。『アーティスト』といい『ヒューゴの不思議な発明』といい、どちらも過去の映画や監督に敬意の念を表しているところが好ましく感じられました。

 このところ観たくなる映画がいろいろあって楽しいです。予告編を観ていたら、5月公開の作品にも3本ほど観たいものがありました。その前にニューヨークでもいくつか映画を観てくるでしょうし、今年の春は映画三昧になりそうです。
by jazz_ogawa | 2012-04-13 09:34 | 映画&DVD | Trackback | Comments(2)
 サッチャー首相の映画はいまいちでしたが、こちらは面白かったです。ジョージ・クルーニーが監督の作品で、主役ではないですが彼も助演的なポジションで出演しています。

 題名からもわかるとおり、大統領予備選挙がテーマの映画です。民主党大統領予備選挙の裏側、というか互いの陣営にいる参謀たちがさまざまな駆け引きや情報操作をするというお話。

 ジョージ・クルーニーの役は主人公が参謀を務める大統領候補。ただし、こんな公約をしていたら大統領予備選は勝てないでしょうね。軍需産業や石油業界、さらには宗教も含めて味方にしない限り票は集まりません。

 この候補の考えはクルーニーの思いを代弁させたものかもしれません。今年はアメリカ大統領選挙が行われます。ブッシュに失望しオバマに期待したひとたちが今度はどんな結論を下すのか。その結果は日本にも大きな影響を及ぼすことでしょうから他人事じゃありません。

 映画ですが、プロデューサーのクレジットを見ていたらレオナルド・ディカプリオの名前がありました。最近、彼がプロデュースする作品も増えてきたように思います。そちらにも興味があるんでしょうね。
by jazz_ogawa | 2012-04-06 18:03 | 映画&DVD | Trackback | Comments(2)
 しばらく前に観てきました。認知症を患うサッチャーさんが過去を回想するスタイルで物語は進行していきます。

 現在と過去を何度も行ったり来たりする構成はそれなりに効果的なんでしょうが、いまいちストーリー展開に集中できなかったです。年代を追って構成したほうが、サッチャーさんの業績とか苦労とかがよりわかりやすくなったのでは? との印象かな。あとは、残念ながらサッチャーさんの人生自体がストーリーとしてあまり面白くないってこともあるかしら。

 しかしメリル・ストリープはたいした役者さんです。何度も実像とオーヴァーラップする場面がありました。それから英語の発音。作品としてはいまいちでしたが、とにかく彼女が素晴らしい。アカデミー主演女優賞にはまったく異論ありません。

 そういえばジュリア・チャイルドを演じたときもそっくりでしたね。ぼくは留学中、よく彼女の料理番組を見ていたんですが、仕草からしゃべり方までそっくり。形態模写が抜群に上手な役者さんなんでしょう。『プラダを着た悪魔』のときもアナ・ウィンターを連想させる演技を見事にこなしていましたし。

 それはそれとして、老後をどう生きるか。そろそろぼくにも無縁のことではなくなってきました。とりあえずいまは楽しく幸せに過ごせていますが、この先はどうなることやら。最後まで幸せなひとってどのくらいいるんでしょう? サッチャーさんはいま幸せなのかしら? キッチンでひとり洗い物をしている後ろ姿がとても寂しく見えました。
by jazz_ogawa | 2012-04-05 12:45 | 映画&DVD | Trackback | Comments(3)
 少し前になりますが、話題の映画を観てきました。マーティン・スコセッシといえば、ロバート・デ・ニーロが主演した数々の映画を思い浮かべます。しかしまったく違ったタッチと内容の作品で、心が温かくなりました。

 観終わったあとの味わいがいいです。ほのぼのとしていて、こういう映画は好きですね。ファンタジーとでもいえばいいでしょうか? 映画好きのひとのマニア心もくすぐりますし。スコセッシの凝り具合と映画マニアとの勝負、といった側面もあるんでしょうね。

 いい映画を観させてもらいました。 
by jazz_ogawa | 2012-03-15 09:47 | 映画&DVD | Trackback | Comments(2)
 つい先日観てきました。観てしまえばストーリーは単純なんですが、そこまで行くのに紆余曲折あり、入り組んだ人間関係ありで、ものわかりの悪いぼくとしては「このひと誰だっけ?」と、たびたび引っかかってしまいました。

 舞台がスウェーデンなので、登場人物の名前でまず混乱します。ファースト・ネームだけでは男性だか女性だがわからないひともいますし。

 最近、登場人物の多い小説を読むときは、自分なりに相関図を作って読まないとわからなくなってしまうほど、理解力が低下しています。さすがに映画館ではメモを取ったり、それを読んだりなんてことはできないので、そこがちょいと辛い。

 生臭いシーンがいろいろ出てくるので女性には不向きかもしれません。ぼくは自分なりに楽しめましたけど。

 これから観たい映画が目白押しなので、とにかく観れるときに観ておかなくちゃ、という心境です。
by jazz_ogawa | 2012-02-23 15:48 | 映画&DVD | Trackback(1) | Comments(2)
 1週間ほど前になりますが、この映画を観てきました。J.エドガーとはFBIのフーバー長官のこと。ぼくはリアルタイムで彼の名前を何度も聞き、ケネディ大統領暗殺のときなど、テレビの画面でもしばしば見かけました。ですからなんとなく親しみはあります。

 でも、このひとの個人的なことはまったく知りません。策謀家のイメージはありましたけど。「長いこと長官をやってるなぁ」と思ってはいましたが、その背景についてはまったく考えたこともありません。

 それで、クリント・イーストウッドの監督作品は相変わらずテンポがよくて面白い。しばらく前から「いい役者になった」と感心しきりのディカプリオも、けっこうなフーバー長官役で、ある意味でアメリカの暗部を抉り出す映画でありながら、エンタテインメントとして存分に楽しむことができました。老人メイクも自然でしたし。

 それにしても、ディカプリオ、アカデミー賞には何度かノミネートされたものの、どうしても主演男優賞は受賞できていませんね。たしか、そうでしたよね。なにか偏見があるんでしょうか。グラミー賞にしてもアカデミー賞にしても、どうも好みのようなものがあると感じてならないんですけど。

 そういえば最近発売&上映されたポールのドキュメンタリー「ポール・マッカートニー/THE LOVE WE MAKE ~9.11 からコンサート・フォー・ニューヨーク・シティへの軌跡」にも、ディカプリオ、出てましたね。
by jazz_ogawa | 2012-02-20 16:07 | 映画&DVD | Trackback | Comments(4)
 先週の末に観てきました。このシリーズも3作目。単純なストリーですが、ついディテールにこだわった時代背景に引きずり込まれてしまいます。

 笑いあり、涙ありのいい時代。当時は必死で大変だったんでしょうが、同じ時期に少年時代をすごしたひとりとして、いまは豊かな気持ちで懐かしく思い返せる自分が幸せです。

 舞台は1964年。東京オリンピックの年。開会式の10月10日にぼくは最初のバンドの初練習をしました。開会式の模様をテレビで観ながら練習したことを鮮明に覚えています。

 そのころの友人とときどき話すんですが、ぼくの世代は日本人の中で一番幸せな時期を生きてきたかもしれません。戦争はないですし、高度成長期に少年時代をすごし、日本全体が所得倍増計画で盛り上がっていました。世の中に出れば、働くだけ収入もありました。将来の不安もなく、バブル期の恩恵にも授かっています。

 いまは不安定な時代ですが、生まれてから50年近くは右肩上がりの日本経済の中にあって生活も豊かになりました。しみじみと、ぼくたち世代は幸福だったと思います。

 とはいえ、それでも困難や不自由やいやなことも多々ありました。それらも含めていまの自分がいます。そのことを考えるとプラス・マイナスですが、それでもお釣りがかなりくるほどのいい人生を送ってきました。

 貧しくたって幸せですし、金銭の多寡は豊かさの尺度になりません。やはり平和がなにより。こういう映画を観ると、ぼくはいつもそのことを思ってしまいます。幸福感は心の持ちようで決まります。

 自分が幸福だと思えるのは、そうした時代を生きたことに加え、周りにいるひとを含めて取り巻く環境が自分に豊かなものを与えてくれたからです。

 映画はひとりで観るのも友人と観るのも好きです。この映画はひとりで観てきましたが、同じ世代のひとと観ればもっとよかったかもしれません。そこがちょっと残念だったかな。

 あと、「別れという旅立ち」についてもちょっと考えました。これから先、まだぼくにも同じことが何度か起こるでしょう。送るが側にもなれば送られる側にもなる。それも、人生ですね。

by jazz_ogawa | 2012-02-02 16:49 | 映画&DVD | Trackback | Comments(4)
 しばらく前になりますが、この映画、観てきました。近未来のボクシングは人間でなくロボット同士が戦う。そういうストーリーです。

 ロボットの動きが人間みたいで面白かったです。エンド・ロールを観ていたら、ボクシングの監修にシュガー・レイ・レナードの名前がクレジットされていたので、「なるほど」と思いました。

 それと、この映画を作ったひとはきっと日本の格闘技や日本製のゲームとかアニメが好きなんじゃないかしら。入場シーンの派手な演出はPrideやK-1を連想させますし、主人公の少年とロボットのAtomが登場する際に踊るヒップホップ的なダンスは須藤元気そっくり。日本語に反応するようにプログラミングされたロボットも出てきますし。

 子供向けの映画だとは思いますが、こういうのも悪くないです。ほのぼのとした気分で映画館を出ることができましたし。

 今後の期待はクリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演の『J・エドガー』でしょうか? 1月28日の封切りです。
by jazz_ogawa | 2012-01-09 16:24 | 映画&DVD | Trackback | Comments(0)
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