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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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小川隆夫ONGAKUゼミナール
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 今年はボサノヴァ誕生50周年ということで、11月にはジョアン・ジルベルトがやってきますし、レコード会社からもいろいろなボサノヴァの作品が登場しています。ボサノヴァからジャズに入ったぼくとしては、なかなか胸のわくわくする1年でもあります。
 そういうわけで、今日はボサノヴァのアルバムを中心に、最近のお気に入りをいろいろ紹介しておきます。聴きたい作品が次々と出てくるので、そうでもしないと、そのうち忘れてしまうかもしれません。ですから、自分用の忘備録みたいなものと思ってください。

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『イリアーヌ/私のボサノヴァ』
 イリアーヌはこれまでにもボサノヴァの作品を発表していますが、これもかなりいいですね。1曲目の「イパネマの娘」。正攻法で歌っていますが、妙な小細工がなくて最高です。ストリング・オーケストラの響きも美しいですし。
 ぼくは、彼女がニューヨークに移ってきたころのライヴを何度も観ています。そのときはステップス・アヘッドの新メンバーだったんですが、あの彼女がいまではこういう風になったことに感慨を覚えます。

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『ミルトン・ナシメント&トム・ジョビン・トリオ/ノヴァス・ボッサス』
 これはアントニオ・カルロス・ジョビンにトリビュートしたアルバム。息子のトム・ジョビンとミルトン・ナシメントの共演は、オーセンティックなボサノヴァの響きを残しながら、ナシメントらしいモダンなテイストも反映されたもの。ジャケットはダサいですが、内容は最高です。
 ナシメントはポートランドのコンサート会場で初めて聴きました。バブル真っ盛りのこのときは、パリ、ポートランド、ワシントンD.C.、ニューヨーク、ウッドストックなどを取材で回ったんですが、あの時代は企業がたくさんお金を持っていたんですね。あんなにお金のかかった取材旅行は二度とないでしょう。懐かしい!

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『ローラ・アン/サマー・サンバ』
 ローラ・アンはアメリカ生まれですが、イタリアやブラジルに住んでいたことがあり、両国の言葉も流暢ということです。これはそんな彼女のデビュー作。内容は、タイトル曲をはじめ、「ジンジ」、「デサフィナード」、「トリステ」などお馴染みのものが中心で、ちょっとハスキーなヴォーカルがいい味を出しています。

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『カレン/アルアンダ』
 このひとは日本人なんでしょうか? ジャケット写真からすると、どうでしょう、国籍不明ですね。日本制作のアルバムですが、かなりいいです。タイトル曲ではカルロス・リオとデュエットしています。ほかにもいい曲がたくさん入っています。選曲のセンスにも感心させられました。

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『ハリー・アレン/ボサノヴァに乾杯』
 今度はインスト物です。テナー奏者のハリー・アレンもこれまでにボサノヴァの作品をいくつか発表していますが、これもいいですね。もともとスタン・ゲッツみたいにサックスを吹くひとですから、ボノサヴァにはぴったりの人選です。渋くてクール、しかもウォームでノスタルジック。スタン・ゲッツのボサノヴァを形容するときに使う言葉がすべてこの作品にも当てはまります。こうなったら、どこかに引っ込んでいるアストラッドとの共演盤も作ってくれないかしら。

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『スティーヴ・タイレル/バカラックへの誘い』
 ここからはボサノヴァではありませんが、最近よく聴いているヴォーカル作品です。ボサノヴァと並んでバカラックも大好きなので、このアルバムは出る前から気になっていました。渋い大人のジャズ・ヴォーカルで、こういうの、ぼくは大好きです。

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『ダイアン・リーヴス/ラヴィン・ユー』
 いまやすっかり大御所になったダイアン・リーヴスの新作にもいい曲がたくさん入っています。ここでも1曲ジョビンの「過ぎし日の恋」が取り上げられていますし、「風のささやき」はルグランの映画音楽ですね。『華麗なる賭け』のスティーヴ・マクイーンとフェイ・ダナウェイが懐かしいです。昨日は、iPod touchで『ブリット』を観ていました。

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『カサンドラ・ウィルソン/ラヴァリー』
 やっぱりブルーノートって凄いですね。ダイアン・リーヴスもこのカサンドラ・ウィルソンもブルーノート所属なんですから。しかも、一度契約すると、しつこいほど長期にわたって作品を発表し続けるケースが多いでしょ。こういうところも、ぼくは素晴らしいと思うんです。で、このアルバム、カサンドラによる久々のスタンダード集です。これもダイアンの作品と同じで、ジャズ・ヴォーカルのいまを知る上で最高の1枚だと思います。
by jazz_ogawa | 2008-07-04 10:55 | MHR | Trackback | Comments(4)
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 ちょっと気を抜いていると、次々といろいろなものが登場するので嬉しい限りです。まずは「これはなんだ?」といった代物から。
 しばらく前に発売されたベスト盤『Rolled Gold』ですが、ご時勢からか、CDでもLPでもないメディアで発売されました。USB盤といえばいいのでしょうか、それともUSB仕様というのでしょうか? UKからの発売です。
 それで買ったはいいですが、もったいなくて開けていません。もうひとつ買って、そちらを開けようかと思うのですが、5790円なので考えています。安いといえば安いですが、もったいないといえばもったいないので。

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 これ、ストーンズでは初のUSBメモリーです。内容はアルバム全曲&フォト・ギャラリーで、カード型のパッケージ+特製缶ケースに収納されています。この手のものでは、少し前に紹介したリンゴ・スターの『Liverpool 8』もありました。あのときはリストバンド型のUSBケーブルでしたが、今回は普通のUSBメモリー型になっています。

e0021965_21211983.jpg こちらは日本盤のみの発売です。というか、こんなものを開発するのは日本人だからでしょうか? SHM-CD(スーパー・ハイ・マテリアル・CD)という、日本独自の新しい高音質CDです。ストーンズ関係では『サタニック・マジェスティーズ』、『ベガーズ・バンケット』、『レット・イット・ブリード』の3タイトルが出ました。
 以下は受け売りです。自分用のメモ代わりにコピー&ペーストしておきます。


e0021965_21213923.jpg CD発売から25年、様々な形で音質の向上を目指した商品が開発されてきましたが、今回、ユニバーサル ミュージックと日本ビクターの共同開発により、新素材による高音質CDを発売します。

SHM-CDの品質特性
・通常のCD素材とは別種のポリカーボネート樹脂系で透明性を向上、さらに優れた光学特性を兼ね備えている。
・特に円周方向の複屈折特性に優れており、高流動性、高転写性でDISC成形に適した素材となっている。

e0021965_21254965.gifSHM-CDの音響特性
・従来のCDに比べ、歪度の少ない、透明感の高い音質。
・解像度が大幅に向上したことにより、よりバランスのとれた音質を実現。
・従来ありがちだった、低域の量感不足も解消。
・すべてのCDプレーヤーで再生ができます

 ということだそうです。

e0021965_21215938.jpg 限定発売のため、ストーンズの3種類はもう売り切れています。これも封を切っていません。どんな音がするんでしょうね?
 でも、ジャズでもSHM-CDが出ていて、それを聴く限り、家のしょぼい装置と節穴の耳では違いがわかりません。スタジオで、すごい装置を通して聴くと、きっと上に書いてあるような音がするんでしょう。その音が体験できないのなら、開封する必要はないでしょう。高音質のCDを保有していることに意義があるんですから。

 てなわけで、どんどん物が溜まっていきます。せっかくHD-DVDの撤退でメディアが統一されて喜んでいるひとには申し訳ありませんが、ストーンズやビートルズ物なら、いくらでもメディアを増やしてほしいというのがぼくの気持ちです。こういうことになるんだったら、HD-DVDで彼らのヴィデオも出しておいてくれればよかったのに、です。

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 そして、ベルリン映画祭で話題になったマーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリー『Shine A Light』。3月26日には早くもサントラ・アルバムが国内盤で出ます。これも通常盤のほかにSHM-CDの限定盤が出るみたいです。大歓迎です。いずれはDVDにもなるでしょうし。
 しかし、「冗談じゃないや!」でもあります。2006年10月29日と11月1日にニューヨークの「ビーコン・シアター」で行なわれたライヴを収録、となっています。そんなのあったんですか? 話題にもならなかったし、ぼくは知らなかったです。知っていれば何がなんでもチケットを手にいれたのですが。悔しいし残念。でも、あとの祭りです。
 この予告編、ネット(http://www.shinealightmovie.com/)で観れるのですが、これが最高にかっこいいです。ほんの一部のシーンながら、ストーンズのライヴ映像でこれだけかっこいいものはこれまでになかったんじゃないでしょうか。
 これを観たら、先日出た4枚組の『The Bigger Bang』も色褪せてしまいます。ライヴ・ヴィデオとスコセッシが監督したドキュメンタリー映画との差は歴然です。といっても予告編ですから、いいとこ取りでしょうが。
 アメリカでは4月公開となっています。月末にニューヨークに行くので、そのときまでやっているでしょうか?
by jazz_ogawa | 2008-02-20 21:26 | MHR | Trackback | Comments(14)
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 書店なんかで売っている500円のDVDですが、Amazonで見つけて買いました。1917年のニューオリンズ、それもバーボン・ストリートなんかが舞台の映画で、ルイ・アームストロングが実名のミュージシャン役で出てきます。それも素晴らしいですが、それ以上の見物がビリー・ホリデイです。彼女はお金持ちの家に雇われているメイドですが、なんとサッチモと恋人同士の設定です。もちろんホリデイの歌も登場します。
 1947年の映画です。それより30年前のニューオリンズの雰囲気や風俗がどこまで忠実に再現されているかは知るすべもありませんが、500円でこの内容は文句なしです。
 しかもこのシリーズ、ぼくには嬉しいことがあります。安手の商品ですから、字幕が最初からフィルムに焼きつけられているんですね。お陰で、iPod touchに字幕ごと取り込むことができます。ぼくが持っている変換ソフトでは、どうしても字幕を取り込むことができません。同じソフトでもMacなら字幕が取り込めるんですが、Windowsでは駄目みたいです。でも、このシリーズならそんなことは関係ありません。映像も、touchで観た限りは非常にクリアです。そういうわけで、最近はこのメーカーのものをよく買っています。
 以下にAmazonの紹介記事を貼り付けておきます。

出演:ルイ・アームストロング、アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
監督:アーサー・ルービン

「皆さんご注目あれ、サッチモとバンドの演奏をお聴きあれ、聴くことを悪だという人々もいる。だがブルースはここで生まれた。ブルースを聴くと足でリズムを取りたくなる。ドアを開けて入ると金管楽器の音がする。他でこの音楽は聴けない。ディキシーの調べに乗って足でリズムを取れ、体を揺すれ、演奏を楽しめば何も失うものはない。胸が熱くなるブルースの演奏でベースが響くのを耳をすまして聴け、ブルースが生まれたニューオリンズで・・・」
 バーボン・ストリートで賭博場を経営するニックは、黒人ミュージシャンたちの心の拠り所であった。オペラ・シンガーのミラリーと恋に落ちた彼はニューオリンズを追われるが、賭博から足を洗い黒人音楽を世間に認めさせるためにキャンペーンに乗り出すのだった。

 こう書かれたら、ジャズ好きのひとなら気になるでしょ?

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 こちらは何度も見た映画ですが、ついでに買いました。ぼくはこの作品と『ベニー・グッドマン物語』と『五つの銅貨』が大好きです。当然のことながら、ハリウッド製ですから史実に忠実でないところもあれば誇張もあります。でも、いいじゃありませんか。ジェームス・スチュアートがグレン・ミラーになりきってトロンボーンを吹いている姿なんか最高です。本当に吹いているとしか思えない動きをしますから。ミュートの使いかたも慣れた手つきです。
 この映画でも、ハーレムにあるジャズ・クラブのシーンでサッチモが登場します。1930年代だと思いますが、白人も黒人もお客さんとして来ています。このあたりは、実際のところどうだったんでしょう? 『ニューオリンズ』もそうですが、音楽の場では人種差別がありません。白人が黒人の演奏する音楽を楽しみ、ミュージシャンとも親しく接します。
 それはそうと、この映画は終盤の演奏シーンがいいですね。ここではフル・ヴァージョンで何曲も紹介されます。こういうところは、音楽好きの気持ちがわかってくれているようで嬉しいです。
 最後はグレン・ミラーの乗った軍用機が遭難して戦死するわけですが、それでも予定されていたコンサートが開かれます。ここは何度見ても胸を詰まらせてしまいます。
 こちらもAmazonの紹介をつけておきましょう。

出演:ジェームズ・スチュワート、ジューン・アリソン、ルイ・アームストロング、ベン・ポラック
監督:アンソニー・マン

 音楽に情熱を燃やす青年グレン・ミラーは苦しい生活を強いられ、商売道具のトロンボーンを質屋に入れたり出したりする生活を続けている。やがてミラーはとあるプロのバンド・メンバーに選ばれて演奏旅行に参加。大学時代の友人ヘレンと再会する。やがて二人は結婚し、ミラーは愛する妻のサポートを受けて自分のバンドを結成。独自の演奏スタイルを作り上げて続々とヒット・ソングを手掛けてゆくが・・・。1940年代のバンド時代、スウィング・ジャズの創始者として、ジャズの歴史に新しいスタイルを確立。世界中のジャズ・ファンに愛されているトロンボーン奏者グレン・ミラーの生涯を妻ヘレンとのラヴ・ロマンスを交えて描いた伝記的映画。

【作品詳細】
●製作年:1954年
●製作国:アメリカ
●収録時間:112分

【受賞歴】
●製作年:1954年
●受賞部門:アカデミー賞 録音賞

 さて、それではこれから「ONGAKUゼミナール」をやりにいってきます。
by jazz_ogawa | 2008-01-26 15:57 | MHR | Trackback | Comments(10)
e0021965_2217448.jpg 相変わらずさまざまなものが出ています。整理を兼ねて紹介しておきましょう。今回も長くなりますので覚悟のほどを。
 まずは本家のビートルズから。去年の11月でしょうか。ビートルズ主演の映画で2作目となる『ヘルプ!4人はアイドル』のDVDが新装登場しました。初の5.1chサラウンド化に加え、特典映像も満載です。





e0021965_22175827.jpg 嬉しくも困ったことに、今回はデラックス・エディションも発売されました。これが素晴らしいんですが、2万円近い金額はちょっと高すぎですね。それでEMIミュージックジャパン系列で、このDVDを出した会社の親玉に「高い!」と文句をいったんですが、「これが売れてんだよねぇ」とあっさりかわされてしまいました。豪華ボックス仕様のデラックス・エデイションにはこんなものがついてきます。



 ★約60ページのハード・カヴァー本(レア写真、映画のプロダクション・ノートを掲載)
 ★ロビーカード8枚
 ★ポスター
 ★オリジナル脚本の複製(リチャード・レスターの注釈入り)

 これで値段が通常盤の3倍以上はちょっとないかな、というのが率直な印象です。ですが、出されてしまえば買わないわけにいきません。

e0021965_22185386.jpg 次はポール・マッカートニー。
 嬉しかったのが、3枚組のDVD『ポール・マッカートニー・アンソロジー 1970-2005』が出たことです。1970年に発表された初のソロ・アルバム『マッカートニー』から、2005年の『Chaos And Creation In The Backyard』まで、ウイングス時代を含む42曲のヴィデオ・クリップが最初の2枚に収録され、3枚目がベスト・ライヴ集になっています。1991年の『Unplugged』は初登場でしょうか。しかもすべてDTS 5.1chサラウンドになっているのもいいですね。




e0021965_22204789.jpg 『Paul McCartney Amoeba's Secret 12" Vinyl EP』(US pressing)
 これはまったく事前に情報を掴んでいませんでした。ディスク・ユニオンのWEBで知り、あわてて入手したものです。ハリウッドの「AMOEBA MUSIC」で昨年6月27日に行なわれたプロモーション・ライヴが音源です。
 限定盤で、「AMOEBA MUSIC」でもひとり3枚までと制限をつけていたそうです。でもこの間ディスク・ユニオンにいったら、「どれにしましょうか?」ってごっそり棚から取り出し、角が折れていないものを選ばせてくれましたから、まだしばらくは残っているんじゃないでしょうか。詳細は以下の通りです。

A very limited edition, official release vinyl 12" EP. Four tracks recorded live at a famous secret in-store at Amoeba Music, Hollywood California June 27, 2007. Vinyl release only. Will not be released as a CD or digitally!!
Track listing:
1. Only Mama Knows.
2. C Moon.
3. That Was Me.
4. I Saw Her Standing There.

e0021965_222588.jpg 『Memory Almost Full』(US-LP)
 EUプレスのLPはすでに出ていましたが、こちらはアメリカ・プレスです。最初は9月に発売が予定されていましたが、一度延期になって最近ようやく登場しました。









e0021965_22263893.jpg 『Memory Almost Full』(US-2nd Edition)
 ジャケットの色が白からピンクに変りました。初回盤のCD全曲にプラスして、初回に発売されたデラックス・エディションのボーナスCDに収録されていた3曲も合わせて1枚のCDにまとめられています。
 DVDには2007年6月7日にロンドンの「Electric Ballroom」で行なわれた発売記念シークレット・ギグの模様を5曲、さらにはシングルの「Dance Tonight」と「Ever Present Past」のヴィデオ・クリップも収録されています。
 こちらは日本盤もつい最近リリースされました。レコード会社のひとが見本盤を送ってくれたのですが、もちろん本盤も買います。なお、EU盤は発売されていない模様です、

e0021965_22293774.jpg 『ever present last』(EU-CDS & 7inch disc)
 それで、これがセカンド・シングルです。CDと7インチ・アナログの2種類が出ました。











e0021965_2230623.jpg 『The Traveling Wilburys』(US-LP)
 これも一度発売が中止になっていたアナログ盤です。3枚組のボックス・セットとしてようやく登場しました。CDと同じで布張り風のボックスがグッドです。CDのジャケットに比べると、地の色が若干白っぽくなっています。日本で買ったボックスには、輸入元が作った日本語のステッカーが貼られています。
 「超」限定盤ということだったので、HMVで予約をしておいたんですが、それでも手に入らないケースもあると考え、アメリカのAmazonでも予約を入れておきました。そのことをすっかり失念していて、この間ニューヨークに行ったらこちらもアパートに届いていて、「そうだった!」と思い出した次第です。
 こうやって無駄に物が増えていきます。でも、こちらはステッカーが貼られていませんから、これはこれで持っていてもいいや、と自分を納得させました。なお、これもアメリカ盤のみのリリースです。しかし、悔しいのは「超」限定のくせに、まだ「レコファン」なんかで売っていることです。このあたりの見極めがぼくは非常に下手ですね。

e0021965_22332894.jpg 『The Traveling Wilburys』(US-2nd Edition)
 ポールと同じで、こちらもアメリカでのみセカンド・エディションが出ました。最初のデラックス・エディションがあっという間に売り切れたことから、内容はまったく同じでケースの色を変えての発売です。
 ぼくはこのセカンド・エディションをAmazonで予約しました。不思議なのは、あっという間に売り切れた初回盤が送られてきたことです。そちらも再プレスされたのでしょうか? ニューヨークでも両方が売られていました。それで悩んだ末に、これは返品して、よそでこの青ボックス盤を買いました。
 それとこの青ボックス盤も、今回はまだあちこちで見かけます。まあ再発売ですから、それも当然といえば当然ですが。

e0021965_22335219.jpg 次はリンゴ・スターです。『Live At Soundstage』はいまのところUS盤のみの発売です。オールスターズによるライヴもこれまでにいろいろ登場しましたが、今回はリンゴの歌を中心にした構成なので、「余計なものがなくていいや」とにんまりしています。それにしても、このひと、年々「飄々度」が高くなっていると思いませんか? 





e0021965_22364432.jpg 『Liverpool 8』
 予定されていながら発売が延び延びになっていたリンゴのオリジナル・アルバムです。今回はEurythmicsのDave Stewartとの共同制作というところがポイントでしょう。いつになく「ビートルズ度」がアップした内容で、これ、とてもいいです。アルバムのタイトルはリバプールにあるリンゴの家の郵便番号だそうです。これはUS盤とEU盤を入手しました。あとは来月発売の日本盤『哀愁のリヴァプール』で三者が揃います。


e0021965_2239426.jpg そしてこれが、アメリカのみで発売されたリストバンド型のUSBケーブルです。腕に巻くとリストバンドになるUSBケーブル(MP3フォーマット)で、ニュー・アルバム全12曲が収録されています。リンゴのインタヴューと各トラックのコメント、フォトなども収録されています。
 こういうフォーマットでの発売が、今後も出てくるのでしょうか? リンゴは以前もDual Discを出していますから、新しいメディアに関心があるのかもしれません。

e0021965_22393316.jpg 『Liverpool 8』(EU-CDS & 7inch disc)
 これはCDとアナログで先行発売されたシングルです。アナログの7インチ盤は赤色のカラー・ヴィナルでした。それでこのアナログ盤は、文字通り「あっという間に」売り切れました。ポールのシングルはまだ売れ残っているのに、「どうして?」という感じです。



e0021965_2240420.jpg 最後はそれのプロモ盤CDS。EMIミュージックのひとがプレゼントしてくれました。サンキューです。
by jazz_ogawa | 2008-01-17 22:43 | MHR | Trackback(2) | Comments(25)
 このところ愛聴しているアルバムをいくつか紹介しておきます。

e0021965_2103670.jpg『ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス/FLYING SAUCER 1947』
 2005年から始めた細野晴臣さんの歌物プロジェクト「東京シャャイネス」の発展形のような作品です。以前からのテーマだった1940~50年代あたりの雰囲気を湛えながら、レトロでモダンなサウンドが最高です。
 バックを固めるワールド・シャイネス(徳武弘文、高田漣、伊賀航、コシミハル、浜口茂外也)のメンバーを見ればわかるひとにはわかる内容でしょう。マーティン・デニー風エキゾティック・サウンドもあれば、ジャズ・ソングもあるし、カントリー&ウエスタン調もある。細野流ルーツ・ミュージックの集大成的作品という内容で、買う前から愛聴盤になることはわかっていました。

e0021965_2105440.jpg『和幸/ゴールデン・ヒッツ』
 ニューヨークで一番聴いていたのがこのアルバムです。加藤和彦と坂崎幸之助のユニットで、フォーク・クルセイダーズあるいはポーク・クルセイダーズからの派生ユニットといったところでしょうか。
 遊び心に溢れたふたりです。このユニットは欧米で活躍する架空スーパー・デュオ・グループみたいな扱いで、ブックレットの解説もまったく出鱈目な内容になっています。それぞれの曲はシングル盤として発売された設定で、ジャケット写真まで掲載されているから笑えます。
 S&G風やサイケデリック風、あるいはビートルズ風など、音楽とリンクしたジャケット写真や解説も楽しめました。パロディ風ではありますが、音楽自体はどれも素晴らしいし、いかにもふたりがやりそうな遊び心が一杯で、9月に行なわれたライヴに行けなかったのがかえすがえすも残念でなりません。

e0021965_2111477.jpg『あがた森魚/タルホロジー』
 今年はデビュー35周年ということで、この新作をはじめ過去の作品もいろいろと再発されています。あがたさんはデビューしたときから好きでした。独特のヴォーカルとサウンドは、それまでにもそのあとにも聴いたことのない「あがたサウンド」「あがたミュージック」になっています。
 久保田麻琴さんがプロデュースしたこの新作は、あがたさんの大好きな稲垣足穂的世界が展開されたものです。1曲目の「東京節」なんて、ぼくと同じ世代のひとなら子供のころにさんざん歌ったんじゃないでしょうか? すっかり忘れていましたが、一番はソラで一緒に歌えました。やっぱり子供のころに覚えたものは忘れないんですね。

e0021965_211305.jpg『あがた森魚コンサート~『永遠の遠国』at 渋谷ジアン・ジアン』
 もう一枚あがたさんの作品。こちらは1978年の未発表ライヴです。よくこんなテープが残っていたものだと思います。この直後から、あがたさんはヴァージンVSを結成してパンク時代に突入するのですが、この作品は本来のあがたワールドが全開したものです。
 当時は3枚組のボックス・セット『永遠の遠国』に取り掛かっていました。その内容とバックのメンバーもリンクしています。「泣き虫パンク幼年期」とこのころは呼ばれているのですが、まさにあがたさんの《泣き節》が真価を発揮した内容といえるでしょう。「金魚鉢のハムレット」や「サルビアの花」あたりは、森進一以上に《泣き節》が決まっています。持ち味の昭和浪漫より、このあたりは演歌の世界を感じました。実にいいです。
 『永遠の遠国』は、前もって購入希望者からレコード代をもらい、それを使って制作する方式が取られました。ところがいつまで経っても完成しません。そのうち、お金を払ったひとたちの両親から苦情が入るようになってきました。そんなときにあがたさんのマネージャーになったのが、このブログでもごくたまーにコメントを寄せてくれるt_gomezさんです。
 このひとがあがたさんの尻を叩かなかったら『永遠の遠国』は完成しなかったでしょう。ボックスには「20世紀少年読本」なる凝った本や、駄菓子屋で売っているようなさまざまなものがおまけとして入っています。それらの編集から手配からアセンブルから印刷からプレスから、何から何まで手がけたのがt_gomezさんでした。『永遠の遠国』が世に出たのは1985年のことです。

e0021965_2114752.jpg『ブレッド&バター/海岸へおいでよ』
 これも素敵なアルバムです。ぼくの大好きな曲のひとつに「あの頃のまま」があります。ユーミンが1979年にブレッド&バターにプレゼントした曲です。このアルバムは、その曲に登場した人物たちも30年近くが経って、いまごろどうしているんだろう? そんなコンセプトで作られました。前にもこのブログで紹介しましたが、歌詞はこんな感じです。



 ネクタイ少しゆるめ寂しげなきみが
 馴染みの店に腰すえる夜は
 陽焼けした両足を投げだしてぼくも
 "SIMON & GARFUNKEL"久しぶりにきく
 人生のひとふしまだ卒業したくないぼくと
 たあいない夢なんかとっくに切り捨てたきみ
 For Myself For Myself
 幸せの形にこだわらずに
 人は自分を生きてゆくのだから

 この歌に強いシンパシーを感じます。ぼくはどっちの人物だろう? なんてね。サラリーマンではないけれど、きちんとした仕事にはついています。でもまだ夢も追い続けていますし、SIMON & GARFUNKELもずっと聴き続けてきました。ここに歌われるふたりを足して二で割ったというか、両方を兼ね備えているのかもしれません。そういう人生が過ごせて幸せです。
 それで、今回のアルバムに出てくるさまざまなひとたちですが、やっぱりそれぞれが自分の人生を歩んでいるんですね。仕事人間だっていいですし、遊び人だっていいと思います。自分が納得できる人生を送っているのなら。アルバムを聴きながら、思わずそんなことを考えてしまいました。
by jazz_ogawa | 2007-10-11 21:12 | MHR | Trackback | Comments(14)
 中越沖地震。このブログを読んでくださっている方にも被害に遭われたひとがいるでしょうか? お大事にとしかいえませんが、昨日、些少ですがドネイションをしました。医師としてお役に立てることもあるかもしれませんが、部外者が混乱している現地に行っても却って迷惑なだけです。災害を目の当たりにするたび、手をこまねくことしかできない自分にふがいのなさを痛感しますが、いまはただ早い復旧を祈るばかりです。

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 しばらく前に『Make Some Noise:Campaign To Save Darfur』と題されたアルバムを買いました。これは、ジョン・レノンの歌を、R.E.M.、U2、Aerosmith、Green Day、Avril Lavigne、Christina Aguilera、Black Eyed Peas などがカヴァーした2枚組です。
 アフリカ・スーダンのダルフール地区は、現在悲惨な状況にあります。2003年にこの地区で起きた人種差別、土地、天然資源をめぐる民族間の紛争が、政府と人民の間で武装闘争に発展しました。2005年までに住民を含む28万人以上が死亡したといいます。また200万人以上のひとが国内避難民となり、20万人が国境を接するチャドで難民生活を強いられているそうです。
 ぼくは、政治的な動きや、諸外国の紛争について、それに対する思いはあっても、自分からどうこう言う気持ちはありません。実情はわかりませんし、報道だって偏ったものでしょうし、それぞれの側にそれなりの考えがあるでしょうから。
 部外者ですから余計なことは言いたくありません。しかし現実に困っているひとがいるなら、何とかしたいと願うのは誰の心にもある思いでしょう。ただしそれのひとつひとつに協力することはできませんし、手段もありません。中越沖地震だって同じことです。せいぜいドネイションをするくらいです。
 それで、このダルフールです。アルバムを買えば、一部がアムネスティの行なっているダルフール地区の救済キャンペーンに使われるとのことです。どういう使われ方をするのかなどわかりませんから、寄付をしたことで事足れりとも思いません。
 でも、ジョン・レノンのカヴァー集を買って寄付をする。いいじゃないですか。当然、EU・US・国内盤の3種類を買いました。これ、それぞれで収録されている曲(順)が微妙に違います。コレクションのためという動機は不純ですが、これまでの人生、すべて不純な動機を優先させることで、ここまでやってきたぼくです。そういうわけで、今回は誰に気兼ねをすることなく3種類を購入しました。
 内容も素晴らしいです。ほとんどがジョンのオリジナル・ヴァージョンに近いアレンジを採用しています。個人的に胸が熱くなったのはジェイコブ・ディランがダーニ・ハリソンをフィーチャーして歌う「ギミ・サム・トゥルース(真実がほしい)」です。トラヴェリング・ウィルバリーズも出たばかりですし、この2世コンビが次代を担ってくれたらどんなに楽しいでしょうか。

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 そういえば、ジェイコブが率いるザ・ウォールフラワーズは、以前ドジャーズ・スタジアムで観たストーンズのアープニング・アクトとして登場しました。去年は6枚目の新作『REBEL, SWEETHEART』も出ました。お父さんには逆立ちしたってかなわないでしょうが、ジェイコブやダーニが活躍すれば、これからのロック界も、ぼくにとっては面白くなります。
 それにしてもジェイコブはお父さんに似た声の持ち主ですし、ダーニに至っては顔も声もますますそっくりになってきました。ショーンも写真によってはお父さんと瓜二つのときがありますし、ジュリアンはまるで生き写しです。ザックはそれほど父親似ではありませんが、彼らが集まってバンドを結成したら、ぼくは世界のどこにでも飛んでいくでしょうね。
 中越沖地震から妙な方向に話が逸れました。お詫びに、明日も些少ですがドネイションをしてきます。『Make Some Noise:Campaign To Save Darfur』ももうワン・セット、永久保存版ということで買ってしまいましょうか。ちなみにEU盤はこんなラインアップです。

【ディスク1 】
1 Instant Karma / U2
2 #9 Dream / R.E.M.
3 Mother / Christina Aguilera
4 Give Peace A Chance / Aerosmith Featuring Sierra Leone's Refugee All Stars
5 Cold Turkey / Lenny Kravitz
6 Love / The Cure
7 I'm Losing You / Corinne Bailey Rae
8 Gimme Some Truth / Jakob Dylan Featuring Dhani Harrison
9 Oh, My Love / Jackson Browne
10 One Day At A Time / The Reveonettes
11 Imagine / Avril Lavigne
12 Nobody Told Me / Big & Rich
13 Mind Games / Eskimo Joe
14 Jealous Guy / Youssou N'dour

【ディスク2】
1 Working Class Hero / Green Day
2 Power To The People / Black Eyed Peas
3 Imagine / Jack Johnson
4 Beautiful Boy / Ben Harper
5 Isolation / Snow Patrol
6 Watching The Wheels / Matisyahu
7 Grow Old With Me / Postal Service
8 Gimme Some Truth / Jaguares
9 (Just Like)Starting Over / The Flaming Lips
10 God / Jack's Mannequin Featuring Mick Fleetwood
11 #9 Dream / A-Ha
12 Instant Karma / Tokio Hotel
13 Real Love / Regina Spektor
by jazz_ogawa | 2007-07-18 21:42 | MHR | Trackback(1) | Comments(10)
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 日々、気になるアルバムがたくさん登場していますが、今回はTraveling Wilburysのボックス・セットが出ましたので、そのことについて。
 Traveling Wilburysは、ジョージ・ハリソンが中心になって結成された一種の覆面ユニットでした。といっても最初から正体はばればれです。ボブ・ディランとロイ・オービンソンの声は、ちょっと音楽好きのひとならすぐにわかってしまうほど特徴的ですから。そこにトム・ペティとジェフ・リンが加わったこの架空の兄弟、それぞれにちゃんと名前もあります(ネルソン・ウィルバリーはジョージ、オーティス・ウィルバリーはジェフ・リン、レフティ・ウィルバリーはロイ・オービンソン、チャーリーT・ジュニア・ウィルバリーはトム・ペティ、ラッキー・ウィルバリーはボブ・ディラン、だったかな?)。

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 この兄弟は2枚のアルバムを発表して消滅しました。『Traveling Wilburys Vol. 1』と『Traveling Wilburys Vol. 3』です。なぜか『Vol.2』はありません。それが海賊盤業者を喜ばせました。アウトテイクなんかを集めた『Vol.2』があちこちから出されたものです。

 それはそれとして、長らく廃盤になっていたこの2枚、今回めでたく未発表4曲とDVDもつけての3枚組で米Rhinoから再発されました。嬉しいのは、通常のパッケージと布張りスリップ・ケース入りのデラックス・エディションの2種類が登場したことです。
 いまのところEU盤はなくUS盤のみで、来月は国内盤が出ますが、それはUS盤のデラックス・エディションに解説をつけたものになるみたいです。もちろんそれも買います。あとは、2500枚限定で出された7インチ・シングルもあって、こちらは「Handle With Care」と「Handle With Care (EXTENDED VERSION)」のカップリングでした。それから3枚組のLPがEU盤で発売されるとHMVのWEBサイトに出ています。9440円と異常に高いですが、これも買わなくちゃ。

e0021965_22554144.jpg 今回の目玉はDVDでしょうか。24分のドキュメンタリーにPVが5曲という構成。しかもこのDVD、日本語字幕もついています。泣けるのは「End Of The Line」です。
 ロイ・オービンソンは『Vol.1』が発売された直後に急死しました。それで最初に制作されたPVの「Handle With Care」には5人が揃って登場していましたが、その後に作られたこちらは、列車の中でトム・ペティの歌うシーンが中心になっているのですが、ロイさんは写真とギターでの登場です。
 彼のヴォーカルがフィーチャーされるシーンでは、ゆり椅子にギターが立てかけられ、それがゆっくり揺れています。額に入ったポートレイトも棚に置かれています。何だかじーんとしてしまいました。そういうわけで、その後にレコーディングされた『Vol.3』は4人によるものです。ジャケットに写っているのも4人です。
 聞くところによると、ロイさんの死因は心臓病だったそうです。享年52歳。キャリアを考えるともっと年上の気がしていたのですが、思っていたより若い。母親の家で倒れて病院に運ばれたといいますが、手遅れでした。ぼくも実家で倒れたらどうなるだろう、なんて不吉なことを思うのはやめておきます。そのときはそのときですから。

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 それにしても、このデラックス・エディションはいいですね。写真でわかるでしょうか? 通常盤にハード・カヴァーのブックレットと封筒がついていて、封筒の中には写真や限定ナンバーが印刷された証明書、スティッカーなどが入っていました。こういうのにマニア心はくすぐられます。

e0021965_22564218.jpg 今月はポールの新譜も出て、久々にビートルズ関連が充実しました。こちらはUS、EU、日本盤と3種類、やはりデラックス・エディションがあり、EUから出た通常盤にもブックレットの別ヴァージョンがあり、さらにはスターバックスで売っているCDはEUの通常盤ですが、ステッカーがついているのでそのためだけで買いました。あとはアナログLPもこれから出ますし、シングルもCDと7インチ盤があります。さらにはプロモ・シングル(CD)もあって、それらを追いかけるのに嬉しい悲鳴をあげているところです。
 こちらもまだ全部は発売されていませんので、それらが揃ったらこのブログで紹介(自慢?)するかもしれません。
by jazz_ogawa | 2007-06-27 23:10 | MHR | Trackback(1) | Comments(13)
e0021965_10411256.jpg 新作ではないですが、『ハリー細野クラウン・イヤーズ 1974-1977』が最近のお気に入りです。クラウン時代に発表した『トロピカル・ダンディ』と『泰安洋行』に、今回初めてコンプリートな形で登場する伝説のプロモーション・ディナー・ライヴ『ハリー細野 & Tin Pan Alley In Chinatown』、さらにはそのライヴの模様やレコーディング風景などを収めたDVD『ハリー細野 & Tin Pan Alley 1975-1976』の4枚組がその内容です。コンパクトなボックス入りで、132ページのブックレットもつき、しかも全曲リミックスされていて6825円はお買い得でしょう。ぼくはAmazon.comでさらに15パーセント引きで買いました。

e0021965_10442984.jpg この時期の細野さんは、はっぴいえんどの音楽から離れて、国籍不明の東洋風というか、沖縄やハワイやさらにはニューオリンズあたりの音楽まで自分のサウンドとして消化していました。このあとに結成するYMOより、そしてその前のはっぴいえんどより、ぼくはこの時代が好きです。
 マーティン・デニーというエキゾティック・ミュージックの創始者がいます。そのひとの音楽から影響されるようになったのがこの時期の細野さんでした。マーティン・デニー風の細野ミュージックといったところでしょうか。とぼけた味も特徴です。

e0021965_10455625.jpg その中でとりわけ好きなのが「北京ダック」「蝶々さん」「香港ブルース」「東京シャイネス・ボーイ」あたりですが、そのほかにも名曲が盛りだくさんで、しかもアレンジもご機嫌です。チャイナタウンのライヴには無名時代の教授も参加していますし、アッコちゃんも加わっています。それもいまとなっては興味深いですね。
 ところで「東京シャイネス・ボーイ」といえば、昨年出たDVDの『東京シャイネス』も素晴らしい内容でした。これは細野さんが久々にシンガーとしてライヴ活動を行なったときのツアーを収録したものです。初回限定版には、2005年の「ハイドパーク・ミュージック・フェスティヴァル」でトリを務めたステージが全曲収録されたボーナス・ディスクも入っています。

e0021965_10471711.jpg 30年前の細野さんはまだ痩せていましたが、はにかみながら歌っている姿は『東京シャイネス』で観る現在の細野さんと同じです。とぼけた味が、いまとなっては年齢に追いついて、さらにいい雰囲気を醸し出します。それを思うと、30年前に細野さんがやっていた音楽はなんて素晴らしかったことか。ノスタルジーを感じさせる音楽でありながら、時代の先端に位置していたのですから。
 ただし、当時を振り返るとこの音楽がそれほど多くのひとに受け入れられていたとは思えません。いってみればルーツ・ミュージックの走りでしょうか。

e0021965_10481636.jpg それだけに、日本よりアメリカのミュージシャンに評価されていたみたいです。ロニー・バロンとの共演もありましたし、はっぴいえんどのラスト・アルバムをプロデュースしたヴァン・ダイク・パークスも、細野さんの音楽には相当注目していたようです。
 ブックレットによれば、ヴァン・ダイク・パークスは細野さんのレコードを聴いて、「ホソノをアメリカに入れるな」といったとかいわなかったとか。同じような音楽をやられたんじゃたまったものじゃない、と思ったんでしょう。
 そういえば、いまから発売を楽しみしている作品があります。4月に出る『細野晴臣トリビュート・アルバム』です。これは細野さんを信奉する海外のミュージシャンが彼の曲を取り上げたトリビュート物です。そのメンバーがとにかくすごい! これぞ細野さんの真骨頂です。

【参加アーティスト】
・坂本龍一+嶺川貴子
・矢野顕子+レイハラカミ
・高橋幸宏
・ヴァン・ダイク・パークス
・ジョン・サイモン、ジョン・セバスチャン、ジェフ・マルダー&ガース・ハドソン
・ジム・オルーク+カヒミ・カリィ
・テイ・トウワ+ナチュラル・カラミティ
・コーネリアス
・東京スカパラダイス・オーケストラ
・コシミハル
・高野寛+原田郁子(クラムボン)
・畠山美由紀+Bophana+林夕紀子
・リトル・クリーチャーズ
・SakeRock All Stars
・ワールドスタンダード+小池光子
・Vegabond c.p.a
・miroque
・□□□(クチロロ)

 これだけのひとが細野さんの音楽に敬愛の念を抱いているのですから、さすがとしかいいようがありません。
by jazz_ogawa | 2007-02-18 10:51 | MHR | Trackback | Comments(8)
e0021965_21323846.jpg 今年最初のMHRはカーリー・サイモンの新譜です。70年代の彼女はジェームス・テイラー絡みもあって大好きな女性シンガーのひとりでした。彼女とキャロル・キングのレコードがなければ夜も昼も明けない、というのは大袈裟にしても、ロックというかポップスというか、そういう音楽についてのイメージをぼくの中で大きく変えくれたのが彼女たちでした。
 シンガー・ソングライターというには、あまりにも存在感が大きかったといえばいいでしょうか。それまでのシンガーソングライターには、男性にしろ女性にしろ、どこか4畳半的というか家内工業的というか、あるいは自己満足的というか、好きなことをやっていればそれだけでいい、といったなりふりを構わないイメージがありました。

 しかし彼女たちの登場によって、もっと職業的っていうんでしょうか、スケールの大きなものが感じられたんですね、音楽的にもビジネス的にも。全米ナンバー・ワン・ヒットになった「うつろな愛」が、ぼくにはひとつの突破口でした。どちらかといえば、当時はジェームス・テイラーのほうがしこしこと好きなことをやっている印象で、それはそれで素晴らしいことなんですが、それとは違った表現もあるんだなということをカーリー・サイモンは示してくれたように思います。このあたりのことは、いまとなってはうまく表現できないのですが、とにかくそう感じたんですね。
 あのころは音楽に関する情報も、いまのように裏の裏まで入ってきませんから、純粋に音楽そのものを楽しんでいました。そのほうがよかったな、と思うこともあります。なぜ、そんな昔のことを思い出したかといえば、2曲目に「オー・スザンナ」が入っていたからです。ジェームス・テイラーもカントリー・ロック調にアレンジして、この曲をあのころ歌っていました。そのギターのアレンジがかっこよくてコピーしたんですけれど、これが難しい。結局は完全コピーができなくて、一部を適当に誤魔化して、何とか最後まで弾けるようにしたんですけれどね。でも、こういう誰でも知っている小学校唱歌のような曲でも、アレンジ次第でこんなにかっこよく弾けるんだと教えてくれたのがこの曲でした。
 脱線しますが、これ、フォスターの曲ですよね。ジャズでも、もう少しあとに佐藤允彦さんのアレンジでニューハードだったと思いますが、フォスター集が出ています。これもかっこよかったですね。ビッグ・バンドをやっていたら、物まね小僧(もう大人でしたが)のぼくは絶対にコピーしていたでしょうね。

e0021965_2133012.jpg 別にこのアルバムの紹介をするつもりはないんで話はさらに脱線していきます。カーリー・サイモンに浮かれていた熱も80年代に入ると醒めてしまいます。そのころから、彼女はシンガー・ソングライターというより、ヴォーカリストの印象が強くなってきました。ジャズのスタンダードを取り上げた作品も何枚か発表しています。気になる存在だったので、発表されるアルバムのすべてをきちんと聴いてきたわけではありませんが、それでも大半は買っていると思います。
 今回の作品もニューヨークで売っていたんですが、そのときは買いませんでした。そのうち日本で機会があれば買おうかな、程度の気持ちだったんです。ところが、日本に帰ってみたら、有難いことにレコード会社からサンプル盤が届いていました。
 こういう仕事をしていると、あちこちのレコード会社から毎月サンプル盤が送られてきます。これはこれでとても有難く嬉しいことです。でも、こういう形でもらったものって、何か違うんですね。気に入ったものは、自分でお金を出してもう一度買います。まったく同じものなんですけれど、そこがぼくのお馬鹿なところで、こうやって無駄使いをしてしまいます。
 でも、もらったもので事足れりと思うような音楽生活はしたくありません。音楽のことだけで食べている評論家なら、それもいいでしょう。でも、ぼくはそれ以前に音楽ファンですし、本業も別にあります。ですから、評論家と自分から名乗ったことは一度もありません。というわけで、音楽ファンであるぼくは、当たり前のことですけれど、聴きたいものは自分で買います。
 このカーリー・サイモンも、サンプル盤を聴いた途端にAmazon.comでワン・クリックしてしまいました。こうしてまた物が増え、お金が減っていきます。物が増えるのは問題ですが、音楽にお金を使うのはおおいに結構なことと考えています。
 音楽で得た収入はすべて音楽に使う。これをモットーにしてきたのは、そうすることで結局は回りまわってまた自分に何らかのものが跳ね返ってくるからです。音楽で稼いだ分は音楽業界に戻します。それで今日も気持ちよく仕事ができるなら、それに越したことありません。

e0021965_21332070.jpg そうそう、「オー・スザンナ」で懐かしい思いに耽っていたら、4曲目には「ユー・キャン・クローズ・ユア・アイズ」も入っているじゃないですか。タイトル曲はキャット・スティーヴンスの曲ですし(『父と子』なんてアルバム、どのくらいのひとが知っているでしょう?)、カーリー・サイモンがぼくと同世代であることをつくづくとこのアルバムで感じさせてもらいました。
 ほかの曲も懐かしかったり、思い出の多いものだったりで、彼女が同じ時代を生きてきたひとだなぁということを強く感じました。こういうアルバムと出会えるから人生は楽しいし、このアルバムを聴きながらいたるところでほっとしている、最近のぼくです。
 「ブラックバード」、「カーニヴァルの朝」、「さらばジャマイカ」、「スカボロー・フェア」、「虹のかなたに」、「マイ・ボニー」・・・どれもほろりとさせられます。
by jazz_ogawa | 2007-01-11 21:43 | MHR | Trackback(2) | Comments(4)
e0021965_1172022.jpg 20日の全世界一斉発売を首を長くして待っていたのはぼくだけでないでしょう。というわけで、前日にレコファンやディスク・ユニオンなら入荷しているのでは? と考えて渋谷まで行きました。無駄足でしたが。他の作品なら発売日の前日にたいていは店頭に出ますが、さすがビートルズ、このあたりの規制もしっかりしています。
 音楽の内容は予測がついていましたから、そんなに急がなくてもいいんです。でも、出るとなればやっぱり一刻も早く聴いてみたい。いつものせっかちな性格が顔を出すんですね。今回は5.1チャンネルのミックスが「スペシャル・エディション」の2枚組についてくるので、とにかく聴きたいと。
 レコード会社は「ザ・ビートルズ最新作」と謳っていますが、これはレコード会社ならではの誇張です。最新作でないことはビートルズのファンじゃなくたって知っているでしょう。まあレコード会社のご愛嬌ということで、それほど目くじらを立てる必要もありません。
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e0021965_1174872.jpg ところでこの『LOVE』は、シルク・ドゥ・ソレイユがラスヴェガスで公演しているパフォーマンスのサウンドトラックみたいなものです。そのうち日本にも来るかもしれませんが、いまのところはヴェガスのミラージュ・ホテルで上演されているだけです。これもそのうち観にいきたいと思っています。

 多くの曲は、他の曲の音源の一部をダビングしたコラージュ風の作りになっています。未発表録音もあるといわれていましたが、実際はジョンのデモ・テープの一部(「ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー」が使われているくらいで、これもどうって内容ではありません。
 『アンソロジー』や『レット・イット・ビー:ネイキッド』もそうでしたが、このアルバムはマニア向けと考えたほうがいいでしょう。まずはオリジナル・アルバムをしっかり聴くことです。その上でこの作品を聴くと、実に楽しめます。とにかくあちこちにいろいろな音が使われているんですから。
 たとえば「ゲット・バック」では、オープニングに「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のオーケストラ・パートが出てきます。そのあとに「ア・ハード・デイズ・ナイト」のオープニング・ギターが登場し、「ゲット・バック」「サージェント・ペパーズ~」の歓声なんかも聴こえます。
 びっくりしたのは「GNIK NUS」と題された曲です。タイトルをさかさまに読めば曲名がわかります。その曲を逆回転させたヴァージョンがこれなんですが、荘厳な響きを伴う印象的なメロディになっています。「SUN KING」よりいいかもしれないなんて、ぼくは思っているほどです。逆回転もビートルズの得意技ですし、それを使ってこのような曲にしてみせる手腕に舌を巻きました。
 プロデューサーのジョージ・マーティンと息子のジャイルが、ビートルズの音源を使って自由に遊んでみましたっていう内容です。こういう曲が次から次に出てきますから、その謎解きの面白さに、はまるひとははまるでしょう。ぼくもそのひとりです。収録されたのは26曲ですが、そのために120曲以上のビートルズの楽曲の断片が使用されているとのことです。
 プロデューサーのジャイルズ・マーティンみずからが「モナ・リザに口ひげを描き加えるような気分」といっているように、「トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ」のベースとドラムスをジョージの「ウィズイン・ユー、ウィズアウト・ユー」にミックスするなど、いってみればやりたい放題です。
 それゆえ、「ビートルズに対する冒涜」というひともいます。その気持ちもよーくわかりますが、よーくわかった上で、個人的にはこういう試みも面白いと思いました。だって原曲を否定しているわけでもなければ、この作品が出たことで原曲がなくなるわけでもないんですから。つまり、もう1枚アルバムが増えたことをぼくは単純に喜んでいます。根が単純なもので。

 それでこの作品、とくに5.1チャンネルで聴くと、あちこちからいろいろな音が出てきて楽しいですね。ぼくはサラウンド・フェチでもありますから、こういう作品が出ると嬉しくて仕方ありません。
 ただし、サラウンドの度合いがちょっと弱い感じもします。多くの5.1チャンネル・リミックスに共通している不満が、リア・スピーカーの音量がフロント・スピーカーより低いことです。うしろからもがんがん音が出てくると楽しめるんですが。
 これまでに聴いたサラウンドで一番よかったのはピンク・フロイドの『狂気』です。あと、ニール・ヤングの『ハーヴェスト』もグッドでした。居間にあるDVDプレイヤーはリア・スピーカーの音量が調節できません。寝室にも格安の装置があって、こちらは5つのスピーカーのすべてが音量調節可能です。ちゃちな装置なので音質的には落ちますが、こちらでリア・スピーカーの音を上げてきくと、『LOVE』も相当楽しめました。
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 ちなみに寝室のサラウンド・システムは総額で2万円もしません。この安さ、とても自慢です。テレビは捨てられそうになったものを使っていますし、ホーム・シアターのシステムはアマゾンでランク1位か2位だったもので、9000円台でした。これがばかにできない音です。DVDプレイヤーはKakaku.comで見つけたリージョン・フリーの中国製で6800円。総額1万5千円くらいで、寝室がホーム・シアター化しました。しかも世界中のDVDが観れます。いい時代になりました。

 それで『LOVE』ですが、今回もEU盤、アメリカ盤、国内盤を買います。それぞれ通常盤とスペシャル・エディション盤がありますから全部で6種類。ただし、国内盤のスペシャル・エディションはEU盤に解説書をつけたものなので、EU盤のスペシャル・エディションは買いません。
 というわけで5種類を購入することになりますが、いまのところアメリカ盤のスペシャル・エディションがどこにも入荷していないようで、これはニューヨークにいったときに買うかなと思っています。アメリカ盤の通常盤も、HMVでは通常出荷になっていますが、アマゾンではなぜか12月に入ってからの出荷です。
 とてもせこいのですが、ほんの少しだけアマゾンのほうが安いのでそちらでオーダーしています。ですから、現在手元にあるのは国内盤の2種類とEU盤の通常盤だけです。アメリカ盤の2種類をゲットすればコンプリートは達成です。今回はアナログ盤が発売されないようで、そこが残念です。

 この秋はビートルズ関連の作品がいろいろ出て、コレクションを増やすことができました。ジョージの『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』、ポールのクラシック・アルバム、ジョンのサントラ盤、ポールのアメリカ・ツアーのDVD、そして締めが『ラヴ』です。リンゴ関連のみありませんでしたが、そのうちまたオールスターズ物が出ることでしょう。

e0021965_1182965.jpg そうそう数日前に、イギリスの出版社Genesisからまた豪華本発刊の知らせが届きました。今回はジョージ・マーティン著の『SUMMER OF LOVE~THE MAKING OF SGT. PEPPER』です。Genesisはこれまでにもジョージやリンゴの豪華本を何冊も出しています。限定2000部くらいで、本人の直筆サイン入りです。
 今回も2000部限定でジョージ・マーティンのサインがつきます。価格は予約オーダーなら250ポンド、1月2日以降はレギュラー・プライスの295ポンドになりす。送料を入れれば6万円強でしょうか。
 迷っているところですが、迷っているときは買ってしまうのがぼくですから、多分オーダーするでしょうね。自分へのクリスマス・プレゼントかな? もうエクスキューズまで考えているんですから、困った性格です。

 だらだら書いて申し訳ありませんが、あさっての土曜は銀座でトーク・イヴェントをします。定員一杯になっているようですが、キャンセルが出る場合もありますので、興味があるかたはイベント運営委員会matc@wind.sannet.ne.jp(HKO商会)までご連絡ください。詳細は11月の「Works & Information」をご覧ください。
by jazz_ogawa | 2006-11-23 11:18 | MHR | Trackback(7) | Comments(6)
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