月曜日に観てきました。ぼくにとってエレキギターを弾き始めたころの神様がノーキー・エドワーズ。中学時代の神様は、このひととナルシソ・イエペスとジョアン・ジルベルト。ヴェンチャーズでは何回か観ていますが、単独ライヴはこれが初めて。
今年で79歳。2年前には新橋で本当の神様になりかけたこのひと。足元はおぼつかないですが、ノーキー・エドワーズはノーキー・エドワーズ。
目の前で弾いてみせた「ウォーク・ドント・ラン」にしても「キャラヴァン」にしても、中学のときに一生懸命コピーしたのと指使いがまったくおんなじ。そこはヴェンチャーズで観たときに確認済みでしたが、やはり嬉しい。
バックはカントリー系ギタリストのケリー・マークスと日本のエル・カミーノ・スペシャル・バンド。見事にヴェンチャーズ・サウンドが再現されていました。こういうライヴはレコードと瓜ふたつであればあるほど楽しいもの。妙なアレンジはまったく必要ありません。
ヴェンチャーズが日本でこれだけの人気になったのは、コピーすればそっくりに演奏できる身近さがあったからでしょう。「キャラヴァン」など難しい曲もありましたが、ちょっと練習すれば自分もなんちゃってヴェンチャーズくらいにはなれてしまう。この敷居の低さがいいところ。改めてそんなことを実感したライヴでした。
「NOKIE EDWARDS featuring KERRY MARX with EL CAMINO SPECIAL BAND」
【出演メンバー】
Nokie Edwards(g)
Kerry Marx(g)
El Camino Special Band:戸田 健治(g)、尾形桂(b)、井上貴史(ds)
2014年9月29日 「丸の内コットン・クラブ」 ファースト・セット