先週の金曜日(25日)、神田淡路町にあるワテラスの「コモン・ホール」で聴いてきました。
これは昨日の28日から3日間、同所で開催される「Jazz Auditoria 2014の前夜祭であり、畏友行方均さんがディスク・ユニオンと立ち上げた新レーベル、SOMETHIN' COOLのお披露目ミニ・ライヴでもありました。
5月になったらこのレーベルでデビュー作を吹き込むピアニスト、栗林すみれさんのトリオでまずは4曲。その後はふたりの女性トロンボーン奏者が加わっての3曲。1時間弱のライヴでした。
演奏は悪くなかったですが、もうちょっと全体に若々しさというか覇気があった方が聴いていて心地がよいかなと。
それにしてもトロンボーンは難しい楽器ですね。2トロンボーンといえばJ&Kですが、どうしても彼らの超絶技巧を連想してしまうので、それが不利かもしれません。彼らを超えることは難しいですし、比較はされちゃいますから。
でもそこに挑戦する心意気はあっぱれ。ですからなおさら勢いに溢れる演奏を期待します。小さくまとまる必要はありません。破天荒さがトロンボーンの魅力でもありますから。
ということで、7月からリリースがスタートするSOMETHIN' COOLに期待したいと思います。
「Jazz Auditoria 2014前夜祭」
【出演メンバー】
栗林すみれ(p)
杉本智和(b)
清水勇博(たけひろ)(ds)
上杉優(tb)
駒野逸美(tb)
2014年4月25日 「神田淡路町ワテラス コモン・ホール」