ひとつはおとといの「ONGAKUゼミナール」@駒場東大前。
雨にもかかわらず、そして何人かのキャンセルがあったにもかかわらず、急遽参加の方もいらして、ほぼ満員となりました。ありがとうございます。
今回のテーマは久々のジャズで、先月発売した単行本にちなみ、「60年代を代表するピアノ・トリオ作品を聴く」。総じて1960年代はジャズの黄金時代だったと思います。選曲をしながら、しみじみそう実感しました。それで選んだのはこの13曲。
1.モーニン/ボビー・ティモンズ
2.アイ・ウォント・トゥ・ビー・ラヴド/ホレス・パーラン
3.オン・ステージ/ウイントン・ケリー
4.アイ・アム・イン・ラヴ/レス・マッキャン
5.マイ・ロマンス/ビル・エヴァンス
6.ブルース・イン・ザ・クローゼット/ウォルター・ビショップ・ジュニア
7.キャラヴァン/デューク・エリントン
8.テーマ・フォー・アーニー/マッコイ・タイナー
9.酒とバラの日々/オスカー・ピーターソン
10.ソルフェジオ ハ短調/オイゲン・キケロ
11.シンス・アイ・フェル・フォー・ユー/ラムゼイ・ルイス
12.マトリックス/チック・コリア
13.マイ・バック・ペイジズ/キース・ジャレット
これらをいつものように、その場で思いついた話を交えて紹介しました。ということで、取り留めのない話の羅列で2時間と少しをお付き合いいただいたんですが、楽しんでいただけたのなら嬉しいです。
駒場東大前の「ONゼミ」は6月にも開催します。日にちは未定ですが、開始時間は以後、1時間早めて19時からとすることになりましたので、いままでより参加しやすいかもしれません。なにとぞよろしくお願いします。
あと、5月21日には銀座のバー「le sept」での「ONゼミ」もあります。そちらはこのようになっています。興味のある方はぜひご参加ください。
05.21. 『小川隆夫ONGAKUゼミナール』(第19回「こんなときこそ聴いてみたいジャズ」) @Bar le sept銀座 18:00~21:00PM 会費3000円(w/1 drink)
予約・お問い合わせは
http://kokucheese.com/event/index/9061/
そしてもうひとつ。
昨日は「Jazz Conversation」初の試みとして、まるまる2時間を生放送でやってみました。お聴きいただけたでしょうか? 怖いので、感想は聞きたくありません(でも、ほめ言葉なら大歓迎です)。
今回は、1曲丸ごとかけることを原則としたので、これまでのように時間に追われることはありません。でも、やっぱり混乱します。生放送なので失敗は許されない。そういう緊張感がありました。
事前から、そして放送中にもいろいろとリクエストがいただけて、こういう番組をやらせてもらっている身としてはとても嬉しかったです。時間の制約と曲の持ち合わせの関係で、リクエストにお応えできなかったリスナーの皆さんには申し訳ありませんでした。
しかし終わってみると、緊張感が心地のよい充足感に変わりました。何よりいいのは、2時間の拘束で終わってしまうこと(ちょっとは準備もしましたけど)。結果は大切ですが、終わってしまえばどうしようもできないですし、そこはそこ、潔く忘れてしまいましょう(ぼく以外の関係者はそうもいきませんが、スイマセン)。
それで、今晩は代官山の「レザール」でチャリティ・イヴェント。被災された方に義援金をと思っているかたは、お財布をいっぱいにしてかけつけてください。募金箱が大きな口をあけて待っています。
これが終わるとひと息ついて、29日からニューヨークに行ってきます。向こうでは日本のことがどう思われているのか、とても気になります。