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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージ シャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連 の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィ スやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形 外科医としても第一線で活躍中。

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2009-07-22 ブライアン・ブレイド@「ビルボード東京」
 4日連続でライヴを観た最終日(20日)は、新作が少し前に出たブライアン・ブレイドのステージ。ドラマーとして現在もっとも注目すべき活躍をしている彼ですが、『ママ・ローザ』と題された新作ではギターの弾き語りがメインになっています。

 ライヴでもそのアルバムからの曲目が聴けました。ジャズっぽさはあまりなく、どちらかといえばフォークやルーツ・ミュージック的なサウンドといえばいいでしょうか。こういうの、ぼくは大好きです。

 キーボード兼シンガーと女性シンガー、それにブライアンのヴォーカルで、ステージではコーラスが主体になっていました(バンドはほかにエレクトリック・ギターとベースの5人編成)。このハーモニーがオーソドックスに響くんですが、よく聴くとけっこう凝っているんですね。そういうところが一筋縄ではいかないブライアンらしさかもしれません。

 シンガーとしてうまいとは思いませんが、ブライアンのヴォーカルには味があります。リッチー・ヘヴンスとまではいかなくても、ブルース・フィーリングとフォーキーな響きをうまく混ぜ合わせたヴォーカル・スタイル、そして音楽性、それとサウンドがいい感じに聴こえました。昔、キース・ジャレットが出した『レストレーション・ルーイン』に通じているような音楽でもあります。

 これまではドラマーとしての彼しか知らなかったんですが、本当はこういう音楽がやりたかったんでしょう。歌にギターに、そしてときにドラムスを叩きながら、自分の音楽を主張するブライアン。

 たぶん、ドラマーとしてリーダー作を発表したり、ライヴ活動をするほうがきちんと評価されるでしょうし、収入面でも安定すると思います。でも、自分のやりたいことを追求しているブライアンの姿勢は好きです。

 いわゆるポップスとも違うので、それほど一般受けはしないでしょう。でもシンガー・ソングライターとしてこれからもっと魅力的な作品を聴かせてもらえたらいいですね。もちろん本業のドラマーでも大活躍してほしいですが。

 ところで「ビルボード東京」は六本木の名所のひとつ、東京ミッドタウンの4階にあります。ライヴが終わって、エレヴェーターではなくエスカレーターで1階まで降りてきたんですが、途中にあるレストランがおいしそうな店ばかりで困りました。

 でもここは我慢。ぐっとこらえて、ブライアンの音楽を頭の中で反芻しながら、帰りもウォーキングでカロリー消費に努めました。どうせ、そのうちおいしいもの、食べちゃうんですから。
by jazz_ogawa | 2009-07-22 22:38 | ライヴは天国 | Trackback(1) | Comments(3)
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Tracked from メガ放談 at 2009-07-25 12:25
タイトル : Brian Blade @Billboard Live ..
ブライアン・ブレイドのライブに7月20日に出掛けた。彼は元々ドラマーでウェイン・ショーターやジョシュア・レッドマンのバンドで演奏している。私が彼を最初に観たのは2002年の東京JAZZで。彼はウェイン・ショーター・バンドの一員で、私は前から5列目くらい(たぶん)から観た。その時に彼のドラミングスタイルが好きになった。その後は、今年の2月7日のFivePeace Bandだな。...more
Commented by megawatt at 2009-07-23 00:40 x
小川さん、20日に行かれたのですね。私もです(2ndショウ)。記事も書きTBを送ったつもりが、サーバトラブルでNGでした。
私はBNTのラファエル・サーディクのライブで知り合った濃いソウル好きな人達と行きました。ショウの後のサイン会と写真撮影セッションでは係の人から「もう終わりです」と釘を刺されるまで彼らに話しかけていました(果てしなくミーハー)。ブライアンさんもやりたいことがやれてる感じが伝わりました。バンドさんもフレンドリーでした。
ブライアンさんルイジアナ出身なんですよ。で大学が同州ニューオーリンズ。ハリケーン・カトリーナのあったところです。カトリーナについてはスパイクが「When The Levees Broke」という4時間のTVドキュメンタリを作っており、ブライアンさんに「日本じゃ見れないんだよ」と言ったら「マジで?」と言ってました。9月までは諸々忙しいので、10月以降日本の有料TV局に向けて放映要請運動など起こします(若干、汗)。youtubeでexcerptは見ることができ、米国仕様のDVDが発売されていることも知っていますが、さすがに4時間英語だけじゃ私は理解不能です。
Commented by jazz_ogawa at 2009-07-23 07:56
megawattさん、相変わらずディープですね。ぼくがいったのはファースト・セットでした。この手の音楽はジャンルを超えていて、ぼくはかなり楽しめました。
Commented at 2009-07-23 22:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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