日頃、海外、国内を問わずホテルや旅館を選ぶ際、友人・知人の紹介、パンフレット、ガイドブックや口コミ等を参考に判断をしています。
しかし、実際に宿泊して様々なトラブルを体験してみないと評価する事は難しいですよね。

6年前、友人の温泉ライターに薦められた愛知県の渥美半島にある昭和の香が漂う宿に宿泊してきました。
6年間の間にいろんな雑誌やテレビに取り上げられとても有名な旅館になったようですが、期待とは裏腹にとても散々な結果になってしまいました。今回は、ちょっとしたエピソードをご紹介いたします。
この旅館は昭和元年に建築されたとてもレトロで味のある佇まいの旅館で、本館は昨今のおしゃれな旅館とは真逆のおじいちゃんの家に遊びに来たような、昭和の時代にタイムスリップした雰囲気があり、それが今日、有名な旅館になったひとつでもありました。
さて、具体的にエピソードをご紹介いたしましょう。
1.旅館に到着時、足場が建っており、一部が緑色の養生シートで覆われていた。2日前に旅館よりリコンファームの電話があったが、そんな事は一切言っていなかったのに…
2.旅館のスタッフがだらだらと車までやって来る。私が名前を名乗り、今日宿泊する事を伝えると、挨拶もなく、荷物を運んで行かれた。
3.ハキハキ感のない、不安を身にまといながらの仲居さんがチェックインを担当する。後で聞くと彼女は入社5日目で、私達がデビュー戦との事。
ベテラン社員がトレーナーとして彼女に付く事もなく、名前も名乗らない、お部屋の設備の説明もなく、色浴衣の貸出やBarの無料券等、何を聞いても答えられない。
4.お待ちかねの夕食、この旅館は、秋は三河湾で採れる地魚と伊勢海老、冬は天然とらふぐなど、食へのこだわりで有名。量はそれほど多くはないのですが、とても美味しく頂きました。食卓に上っていた岩塩の使い方を尋ねたが、お刺身には使わないとの事。お刺身の器を下げる時に塩も一緒に下げようとしたので、もう一度聞いてみると、お刺身は塩で召し上がって頂きたかったとの事。
これは何??
5.夕食時に帳場に電話するが、11回目のコールにて「はい」と出た。「お待たせいたしました」や「帳場でございます」でなぜ出ないのだろう。
6.夕食後、明日の朝食の時間を尋ねられて、8時からとお願いした。翌朝、少し寝坊をしたので、急ぎ気味に朝風呂を楽しんでお食事処へ。
準備をしていた男性に「コーヒーでもいかがですか」と言われ、今度はこちらが「??」。「朝食を8時でお願いしていたのですが…」
なんと、8時30分で予約されていたようで、まだまだ準備の途中だった。
食前のコーヒーを楽しんで、体もすっかり冷めてしまい、朝食を頂いた。
7.出発前に一生懸命に化粧をして、電話機の前にあったティッシュボックスからティッシュを取出した時に奥に卵を産み落としたゴキブリが死んでいるのを発見。よく見ると、電話機の周りは綿埃でいっぱい。掃除が行き届いていないと実感。
私も旅行業界が長いので、旅館の店主に以上の件について書面を添えてお伝えした。
ところが、忙しかったのか、クレームを聞きなれているのか、私には真剣にお客様の声を聞こうとする姿勢には全く見えなかった。
今回は大きな勉強になりました。普通、ホテルや旅館を選ぶ時はガイドブックや口コミの情報に頼ってしまいますが、最後は自分の判断で旅館を選びたいですね。
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