歴代スタッフ裏話その⑫:4th&5thアルバム中編<井上さん> |
4thアルバム 『スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ/Standing On The Shoulder Of Giants』
(00年2月23日発売)
5thアルバム 『ヒーザン・ケミストリー/Heathen Chemistry』
(02年6月26日発売)
(前回7/17付からの続き)
ちなみに、やはり『ニュース・ステーション』は生だと何が起こるかわからないため、収録だったのだそう。
井上さんは、オアシスを担当してからも、このバンドを好きだという気持ちには変わりがなかったと話す。
「なぜなら、っていう理屈がいらないんですよ。理由なく、好きなんです。歌の力もそうだけど、ステージのど真ん中にいるリアムを観るのが好きだった。微動だにしない。かっこよかったですね。『ニュース・ステーション』の収録のときも、リアムは自分のパート歌い終わったら、まだ演奏しているのに楽屋に帰っていったから。びっくりしたもん(笑)。『え、どこ行くの?』って。演奏中なのに、自分が歌い終わったらリアム、一人で楽屋に帰っていくんだもんね」
井上さんいわく「リアムは動物ですよ」。
目ん玉を見ればわかります、他人と違う目ん玉してるんです、動物の目をしてるんですよ--間近にいた人ならではのこの言葉には、説得力がある。
同時に、井上さんのリアムへの尽きぬ愛情までも、見え隠れする。
「4枚目以降は、特にリアムが取材を受けるようになってきた時期かな。(それまでの取材は)ノエルが、基本『まあ俺がやるしかねえか』って感じで動いてた。その後も当然ノエルがメインでやってるんだけど、リアムもちょいちょい俺も受けてもいいよってふうになってきたっていう。だから、ロンドンに事前に取材に行ったときとかもリアムの時間をもらえたし」
リアムの受け答えを近くで見ていて、どうでした?
「おもしろい(笑)。細かいことまでは忘れましたけど、もう、あのまんまっすよ。ほんと、リアムはあのまんま。ただ、やっぱり飽きっぽいのか、長い時間は絶対ダメだったね、彼は」
(次回へ続く)
interview & text by 妹沢奈美
by oasis_sony
| 2010-07-20 13:42
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