前回の続きで、カーネギー・ホールで催された市川海老蔵さんのNY初公演から・・・。じゃじゃーん、人間国宝!!! 能楽師の亀井忠雄さん。日本の重要無形文化財。生きている国の宝ですよー。英語で言えば"
Living national treasure"。そんな肩書きでご紹介されるお方に初めてお目にかかりました。1941年(昭和16年)生まれ、今年75歳。大事な公演直前のピリっとした気配。映画のワンシーンのような威厳と風格。
この前夜、ジャパン・ソサエティであった海老蔵さんと田中傳次郎さん(亀井さんの息子さんで能楽師)の講演会で、「
歌舞伎の古典の良さである日本人ならではの発想、価値観、美徳のようなものをもっと若い世代の日本人の方々に見てもらいたい・・・」というようなお話をお伺いしていたこともありまして、この能楽師の亀井さんも、きっとそんな日本の伝統を絶やさぬよう、日々、人生を精一杯に生き抜いていらっしゃるお方なのだろうなぁ・・・と思ったら、ただただ頭が下がるばかりです。
この開演直前に開かれたレセプション・パーティには、会場であるカーネギー・ホールのお偉いさんや在NY総領事・大使の
髙橋礼一郎さんなどもいらっしゃって誠心誠意のお出迎え&歓迎のスピーチ。着物姿の方々もあちこちに。京都の酒蔵や漬物屋さんなどの方々がご協力されてるそうで、そこかしこに京風な演出も。
また、出てくる人、出てくる人、偉い人ばっかりで、とてつもなくお堅い真面目な雰囲気の中、現代のコント的なお笑い要素の強い伝統芸能の「狂言」を披露される茂山逸平さんが、スピーチでちゃんと笑いを取ってまして、いやー、すごい精神力。さすがです。
以下、現場の様子など、一応、ご参考まで。
そこかしこに京風な演出も延宝三年、1675年創業?!の京都伏見の造り酒屋の
「月の桂」さんなど日本酒ずらりこの空気の中で笑いをとりにくいプロ根性とてもお偉い方々による乾杯漫画だったら「ゴゴゴゴッ」って擬音が描かれてそうな
見るからにスペシャルな着物も展示する京風演出試しに「ゴゴゴゴッ」入れてみました(笑)
現場で生で見ると本当にこんな感じしますヤバイ着物、もう1つ
この場がまた歴史と伝統のあるカーネギー・ホールで、
背景にDuke Ellington、Billie Holiday、Charlie Parkerとか
書かれたポスターあったりするのも良い感じ・・・ってことで、こちらにも「ドドドドッ」つけてみました
やっぱりこの方が生で見た印象に近い気します
(なお擬音は小樽総合デザイン事務所さんのフリー素材から)あと、後から気づいたのですが、
右端の縞柄の着物の女性は海老蔵さんのお母様です
かすかな横顔、何気ない素振りなのにこのお美しさ
〔ご参考〕
・
http://www.zen-a.co.jp/grand-japan-theater-ny/:公式
【関連過去ログ】
・
さすがプリンス、市川海老蔵さんがニューヨーク初公演前にご講演[2016-03-01]
~この前日、Japan Societyでのご講演の様子
・
市川海老蔵さんのニューヨーク初公演の会場の様子[2016-03-07]
最初、人間国宝の亀井忠雄さんの写真に「ゴゴゴゴッ」という擬音入れてみようかなと思ったのですが、畏れ多くてやめました。でも、実際に生で拝謁するとそんな感じの印象です。というか、この現場にいらした方々はみんな「ゴゴゴゴッ」とか「ドドドドッ」という擬音のやたらに似合う方々ばかりで、どえらい雰囲気になってました。あと、領事館の方々とか、こういう時は、日本の国旗持ってきてどこかに大きく掲げた方がいいかもです。
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