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昨年に続き、恒例となりつつある、
ウェブマガジン、オウプナーズにて、正月のための特別企画が公開されました。 達人に訊く”寝正月”のための音楽・本・映画 時代の先端を駆け抜ける、そんな達人たちが薦める音楽・本・映画とは── 各界でご活躍のみなさんのひらめき、発想のみなもととなる本、音楽、映画など。 わたしもこっそり仲間に入れていただきました。 キーワードは、「友情」です。 このところ、締切に追われ、 読みたい本も封印していましたが、 どうにも、心が乾きだし、つい一冊に手を伸ばしてしまいました。 美しい言葉は、極上の美容液のように心に潤いをあたえてくれます。 それと共に感じるのは、いかに日々の我々が触れるメディアの言葉の質が低下していることか。 自戒をこめて、来年は、より美しい言葉で、 トゲを抜き、エッジをまるく、誰かの気持ちを明るくさせるような。 そんな、前向きな言葉で表現できるようになりたいと思います。 心の芯が折れそうな、一年でした。 来年はそれを力に代えて、一歩が踏み出せることを願います。 バイバイ、ウサギちゃん。 It's time to say good-bye to year 2011. ![]() ![]() 三連休のクリスマスイブ。 みなさん、どのようにお過ごしでしょうか。 写真は数年前に訪れた、ミュンヘンのクリスマスマーケット。 寒い中での、心ぬくもる空間です。 ※これ以外の写真は、連載中のwithphotoサイトに集めてみました。 きらきらと輝くツリーや、オーナメントを眺め、 子供たちはお菓子を買ってもらい、 大人たちはグリューワインと呼ぶ、 ホットワインにクローブやオレンジを加えたマーケット名物のホットドリンクを手にする。 真冬のドイツの風物詩です。 ![]() それと同時に、しんと静かな時間が流れる空間もまた、ヨーロッパのこの時期。 ミュンヘンに行く前に立ち寄った、スイス・ルツェルンの街は、 家族と共に過ごすクリスマスを前に出歩く人の姿も少なく、 ゆっくりと薄暮の風景に溶け込みます。 だいぶ昔のこと、 独りでクリスマス時をパリで迎えたことがあります。 この時期、ひとりぼっちのヨーロッパほどさびしいことはありません。 でも、華やかなイルミネーションやツリーが並び、 家族連れで寄り添う人たちを見ながら、ふと、遠くにいる大切な誰かのことを思う。 愛する人がいる。 その人たちが暮らす街に、場所に、国にもうすぐ帰る。 そんな、シアワセな孤独感をかみしめたものです。 今宵、愛する誰かと一緒に過ごす人もいるでしょう。 遠く離れていることもあるかもしれません。 会いたくても、会えないことも。 すべての人の思いが、届くことを願って。 聖なる夜を迎えます。 ![]() 早朝のフィッシュマーケット取材を終えて、わたしたちをのせたバスは西へ。 向かうのは、マオ・オーガニック・ファーム MA'O Organic Farm。 ハワイのサスティナブルなフードカルチャーをけん引する、オーガニック農園です。 先日のWPEC期間中には、オバマ大統領夫人も訪問したそう。 ![]() 周囲は非常に乾燥した大地と山並みが広がるエリア。 足元にはカエルくんのこんな姿も。。。 この後、訪れることになる北東部の肥沃な山脈との対比に、オアフ島の多様性を実感します。 ![]() われわれを迎えてくれたのは、 マネージメントディレクターのギャリー・マウナケア・フォースさん。 マウナケア四世さんですね♪ マオ・オーガニック・ファーム は、ギャリーを含め教師、住民、アントレプレナーたち地元の有志が立ち上げたWCRC(Wai‘anae Community Re-Development Corporation)と名付けた非営利団体が発足・運営しています。 WCRCの理念には、以下の5つの要素があります。 ・学校へ行けないこどもたちのケア ・持続可能な地元の経済開発 ・農業 ・ヘルス(健全なライフスタイル) ・ハワイアンカルチャー それを具現化したのが、この農場というわけです。 貧困、家庭に問題があるこどもたちに仕事を与え、 ハワイの伝統的なスタイルを踏襲した環境で、オーガニックな農産物を生産。 それを地元で販売して、収入を得る。 完璧なゴールデンサークルです。 農場があるオアフの西部は、ハワイ先住民のみなさんが多く住むエリアですが、 乾燥した土地のため、生産性のある暮らしができず低所得者層が多い場所でもあります。 そんな環境の中、マオ・オーガニック・ファームの存在は本当に貴重です。 また、こどもたちは、単純な人的な労働要素ではなく、 生産したものをいかに高く販売して、高収入につなげるか、 といったビジネススキルも学びます。 農場を離れても、しっかりと独立できるだけのノウハウをここで習得します。 ![]() ![]() 農場のコンセプト、理念をレクチャーしてもらった後、 さっそく農場を見せてもらいます。 オーガニックなだけに、かなり雑然としていますが、 マスタードグリーン、ミズナ、ケール、ベイビーロメインレタス、ダイコン、ビーツ、バナナなど、30数種類の野菜、フルーツを生産。 ![]() ![]() その場で、ザクザクとくきを刈り取って、水洗いして 「ほら、食べてみて」とギャリー。 オーガニック野菜特融の密度のある味と風味。 こりゃ、ホンモノですね。 きちんと料理されたものを食べたいです。 ![]() スタッフの中には、農場で働くこどもたちもいました。 彼は、学校へも行かず非行に至りそうだったところを農場で働く機会を得て、 いまでは、ギャリ―たちの右腕的な存在となっています。 将来は、自分でビジネスを企業したいとのこと。 いい顔をしています。 あ、ちなみに彼のTシャツのNo Panic,Go Organicはこのファームのキャッチフレーズ。 「オーガニックに暮らせば、どうにかなるさ」 みたいなイメージかな。 ![]() ![]() 彼らの成功の理由に、 オアフのフードビジネスの進化が挙げられます。 農場から一流ホテル、レストランが集中するワイキキまで車で1時間強。 この距離感が、生産者側とホテルシェフや、オーナーシェフたちとの関係を密にし、 品質向上や、価格の安定をもたらします。 農場内の作業施設には、納品先と数量がひとめでわかるホワイトボードが。 ロイズ、シェフ・マブロ、タウン、ノブ、アラン・ウォンといったハワイのトップレストランの名前がずらり。シェフの多くは、値引きをせず、適正価格で購入してくれるといいます。 さらに、最近、ブームのファームマーケット人気もビジネスを支えます。 オアフで開催されるマーケットにも出店、 食環境に意識的になった消費者が直接、買うことができます。 ![]() ![]() 最後に記念写真を、と頼んだら、こんな感じに。 環境を変えていこうとするストイックさと、 自分らしい生き方を謳歌する自由さと、チーム力が笑顔ににじみ出ています。 Yes, No Panic, Go Organic! ![]() フランス・ブルターニュで生まれたアンリ・ルルー。 世界で唯一のキャラメリエ(キャラメル職人)の作る、 キャラメルたちは宝石のような美しさと味。 そのアンリ・ルルーが現在、フェイスブック上で行っているのが、 One Box, One Wishキャンペーン。 以下、説明です。 One Box, One Wishキャンペーンについて: カラフルなツリーのオーナメントの中に、アンリ・ルルーのスペシャリテでもあるキャラメルが隠されているクリスマス限定商品「プティ・ノエル・キャラメル」¥4,200(キャラメル6種18個入り)。 見ても、食べても楽しいこちらの商品を一つお買い上げにつき、 同オーナメント単品と、それを飾るツリーを被災地へお届けにあがります。 Facebook連動 One Box, One Wishキャンペーンへの参加をご検討されている皆さまへ プティ・ノエル・キャラメルは下記でお求めいただけます。 アンリ・ルルー オンラインショップ(~12月20日) 全国4カ所にあるアンリ・ルルーショップ(~12月25日) 12月22日の出発前に寄付数の最終集計を行い、被災地で開催されるクリスマスパーティでプレゼントするキャラメル入りオーナメント、「プティ・ノエル・キャラメル」の数が決まります。最終集計後に集まった寄付については近日中にご報告差し上げます。 すでに集まった「プティ・ノエル・キャラメル」とツリーの届け先が、陸前高田に決定。 12月22日の夜には皆さんから集まった「願い」を届けに出発。 翌日23日に陸前高田で開催されるクリスマスパーティで子供達と"一緒に"ツリーを飾りつけていく様子もFacebookでレポートされるそうです。 善意の購入は100を超えているそうですが、まだキャンペーン締め切りまで時間があります。 さらに、陸前高田のこどもたちに大きなギフトと気持ちを届けられればと思っています。 ![]() あ、こんなキュートなチャームが付きますよ♪ このキャンペーンを立ち上げたのは、アンリ・ルルーの広報担当のWさん。 彼女とパートナーのMさんは震災後、 さまざまな形で現地へおもむき、支援活動を続けてきました。 来週はクリスマス。 まだ、誰かへのプレゼントを考えていらっしゃる方。 アンリ・ルルーのステキなクリスマスギフトはいかがですか? 誰かと、その先の誰かのために。 80歳で旅だった叔父を見送った日。 出棺前、喪主の叔母が、こう、話出した。 わたしたちは会社で知り合いました。 おとうさんは九州生まれ、わたしは長野。 優しい人がいるなぁ、と思っていたある日。 「W(叔父の名前)さん、わたしは長野の寒い場所で育ったので、ミカンがなるところを見たことがありません」 そう、話しかけました。 そうすると、おとうさんが、 「Aさん、僕はリンゴがなるところを見たことがありません」 そうやっておつきあいが始まり、結婚しました。 とっても幸せで、3人のかわいい男の子に恵まれ、今では3人のかわいいお嫁さんに、4人の孫もいます。 2年半前、主人が倒れました。 その兆候になんで気づかなかったのだろうと、自責の念にかられます。 お医者さまには、病院で介護治療をするように言われましたが、 自分で設計して建てた家で、ぜひ介護をしたいと、自宅にひきとりました。 それからは「チームW」と呼んでいましたが、 子供たち、孫、周囲の人たちの献身的な協力もあり、ここまでがんばってくれました。 最後は大きく息をついて、 わたしの腕まくらの中、駆けつけた長男に見守られながら、静かにゆっくりと旅立ちました。 おとうさん、わたしも、もうちょっとでそっちに行きますが、 そのときはわたしを探してみつけてくださいね。 そして、また、おとうさんのお嫁さんにしてくださいね。 おとうさん、ありがとう。 ミカンの木がリンゴと再び、来世で出会えることを信じて。 心より合掌 3月11日から今日で、9ヶ月。 この期間の意味は人それぞれ、 重み、長さ(あるいは短さ)は異なるはずです。 再びの冬を迎えて、 あのときのツラさ、今も続く不安を感じない人はいないと思います。 これは、わたしが好きだったアメリカのTV番組、ノーザン・エクスポージャーの その中でも、一番好きなエピソードです。 アラスカの小さな町を舞台に、愛すべきユニークな登場人物たちが、 ほろりとさせるストーリーを展開。 ひとりの旅先で、これを見ながら、自分のまわりいる家族、友人、大切な人たちへ思いをはせたものです。 今日はそれをみなさんへ。 日本語の訳をつけました。 一部、私なりの意訳です、ご了承ください。 少しでも誰かの心に灯りがともることを願って。 ノーザン・ライツ ~北に灯るあかりよ~ ゲーテの最後のことばは、「もっと灯りを」でした。 我々は原始的な物質から人類としての一歩を踏み出して以来、 ずっと求めてきました。 「もっと灯りを」と。 太陽の輝き、たいまつの灯り、キャンドルライト、街のネオン。 光り輝く灯りは洞窟の暗闇を追い払い、道を照らし、 冷蔵庫の中までも照らし出します。 野球場のナイターの巨大な照明、 眠りにつく前のベッドの中で本を読むためのささやかな淡い光。 光は、ワットの単位だけを意味するものではありません。 光は、我々の暮らしを浮かび上がらせる存在、メタファーです。 かの言葉が我が足元を照らす。 光を失うことに大いなる怒りを燃やせ。 道しるべとなる光よ、我を囲む恐怖と闇から、我を導きたまえ。 夜は深く暗く、そして、家路への道は遠い 立ち上がり、輝きたまえ。 なぜならば、汝を照らす光はすぐそこに 光は知識、光はいのちです。 そして、光は私たちそのものなのです。 ![]() 本日、発売のクレア1月号。 特集は、「アジアの溜め息リゾート」。 年末年始直前のまるごと旬な旅情報たっぷりの一冊です。 バリ島、タイ、シンガポール、マレーシア。 愛すべきアジアンデスティネーションを多方面から、徹底取材。 わたしは「自分史上最高のアジアンリゾート」という特集で、心に残る1軒を紹介。 また、「1万円代で泊まれる日本のリゾート」という特殊もあり、 こちらでも何軒かレコメンドさせていただきました。 ただいま、年末の入校をめざして鋭意編集作業中なので、 じっくりと読む時間がないのですが、 パラパラとめくっているだけで、魅力的な宿、リゾート、食がどのページにもあふれていて、たまりません(笑)。 みなさんの旅アシストをがっつりしてくれる、頼りになる一冊です。 これで650円は、絶対お得! 保存版として、ぜひご活用ください。 ![]() ハワイ・オアフ取材の続きです。 オアフに着いて、さっそく、連日みっちりタイトな取材スケジュールが組まれています。 まあ、これはいつものこと。 到着した翌日、早朝5時半に、ホテルのロビーに集合。 ホノルルの魚のセリを見学します。 ダウンタウンにある港に着いた頃、夜が明け始める。 ![]() セリ施設はそれほど広くはありません。 築地をはじめ、日本国内の港の水揚げやセリを見せてもらったことがありますが、 それよりもなんとものどかで、ハワイらしいローカル度。 二つに分かれたメディアチームは10数人いましたが、誰もそれを気にすることもなく、 わたしたちも自由に写真を撮り、インタビューをさせていただく。 あ、ちなみに一般客の見学は受け入れていません。 今回はオアフ観光局が、特別に許可を取ってくれました。 ![]() ![]() ![]() このホノルルのセリに、ハワイで水揚げされる魚の72%がかけられるとのこと。 その中でも、メインはやはりツナ=マグロです。 びんちょうマグロは、トンボと呼ばれています。 この呼び方、日本でも静岡のあたりで同じように使っています。 日系の方が多い、ハワイならではのことでしょう。 ほかに、カツオ(アク)、メバチ(ビッグアイアヒ)、 キワダ(イエローフィッシュアヒ)といった魚も見かけます。 ![]() セリの前に、仕入れ人は真剣に魚の吟味。 次々にせり落とされていきます。 ![]() 日本ではお目にかかれない、珍しい魚もいますよ。 コレは、ハワイではオパと呼ばれる魚。 英語では、ムーンフィッシュ。 見た目そのままのネーミングですね。 「あれ?」 と、びっくりしたような表情のまま。 ナントもユニークです。 オパカパカ、マヒマヒなど、ハワイのレストランのメニューでよく目にする魚も、 「あら、こんな姿なのね」と、姿形はなかなかバラエティ豊か。 ![]() ![]() 仕入れ人たちの持っているカードには、バーコードがあり、 せり落とされたはしから、機械でコードを読み取り、 外で待機している冷蔵車へと移動していきます。 すばやい。 こうして、レストランやスーパーに新鮮な地元の魚が送り届けられるのですね。 ハワイの漁業は、全米の中でも自然環境に配慮していることで知られています。 優良な漁場を確保するため、操業方法、操業エリアは厳格に規定され、 最新テクノロジーを駆使して、一定の魚の数を把握。 エコシステムで、魚の成育環境へのインパクトも最小限におさえるなど、 サスティナブルなマネージメントが行われています。 ![]() 外に出ると、美しい朝焼け。 さあ、ホテルに戻ってベッドへ。 そう、思いたいところですが、これから一路、西へ。 オアフきってのオーガニックファームへと向かいます!
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ) トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。オーストラリア、アジアリゾート、ヨーロッパなど訪れた国は60ヶ国ほど。主に雑誌、週刊誌、新聞などに寄稿。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)、「ロンドン美食ガイド」(日経BP社 共著)、「イギリス庭園紀行」(日経BP企画社、共著)、プロデュースに「わがまま歩きバリ」(実業之日本社)などがある。 ◆連載中サイト OPENERS 旅賢人の麗しきホテル選び AB-ROAD エアライン・空港ガイド 大島ナビ 東京アイランダー気分で 問い合わせメール happytraveldays@aol.com ![]() ↑ツイッター、始めてみました ネームカード
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