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![]() ![]() 冷えた白ワインや、泡ものが美味しい季節になってきました。 そんな時期の嬉しいお誘い。 5月18日にオープンしたばかりの、ワインと輸入食材の専門店、 Bon repas(ボン・ルパ)麻布十番店での小さなテイスティングパーティ。 場所はお店の2階、通常は高級ワインがディスプレイされいてるスペース。 特注のガラスのテーブルをパーティ用にみごとにセッティング。 きらめくワイングラスは贅沢にもお店で販売するリーデル社製。 ということで、我々の足元には数万円クラスのワインが箱詰めで鎮座。 営業中なので、すぐ横をワインを選ぶお客さまが通り過ぎたりと、なかなか楽しい。 ホストはこのお店を経営する会社「徳岡」の代表取締役会長の徳岡氏。 わざわざ大阪からこのために来てくださった、 ワインと食材の輸入に情熱をかける熱血経営者でいらっしゃいます。 この夜のテーマは、「Bon repas おすすめマリア−ジュ」。 ワインと生ハム、チーズなどの食材と、さらに塩やレモン、オリーブオイル、お醤油などをあわせることで変わる風味を楽しむのが目的。 シャンパンから始まり、まずは会長みずから厳選してくださった白ワインが4種類。 2種類はタンク発酵のみのデイリーワイン、2種類は樽での二次発酵をした高級ワイン。 これに水牛モツアレ−ラ、ノルウェー産スモークサーモン、サルディニア産からすみ、 チャトカ金線蟹脚肉などをいただくのですが、さらにそこにレモンをかけたり、オリーブオイルを加えることで味わいが劇的に変わることに一同、感動。 続いて同じく赤ワインが4種類。 これにはイベリコ豚の最高級ブランド、フリアンマルティン・イベリコ・べジュータや、24ケ月熟成させたフィオルッチパルマ・ハム、ドイツのグ−ゲルビアシンケン、手作りのセレクトスデカスティージャ社のフォワグラなどをマリア−ジュ。 こちらは、胡椒塩、醤油、36ケ月熟成のバルサミコ、トマトソースなどをちょっとつけてみると、さらに味に深みと複雑さが増しそれはもう、芸術的な美味しさ! 特に熟成したバルサミコと醤油との組み合わせは絶妙。 あまりのすばらしさに何度、足元のワインを蹴っとばしたことか(笑)。 Bon repasのすごいところは、商品のおよそ95%を自社輸入している点。 ワインだけで2300種類! そして、なんとキャビアは1gから販売、オリーブオイルも量り売りという良心さ。 生ハムもその場で切りたてを買うことができます。 1階はデイリーユースのワインが中心で、価格も1000〜2500円と手頃。 2階は、それとは対照的にヴィンテージなど高級ワインを揃えたスペースに。 また、ぜひ利用したいのが会員サービス。 入会金100円で会員になると、商品価格が10%オフに。 年会費1万円を払う「プレミアム会員」になると、商品価格25%オフに加えて、 来店の際、2階でグラスシャンパン1杯と1スプーンのキャビアを「ウェルカムドリンク」としてサービスしてくれるというから嬉しい。 しかも6月までは開店記念ということで、「プレミアム会員」の年会費が50%オフの5000円になるとのこと。 もちろん、わたしも当日、しっかりプレミアム会員になり、 会長おすすめのシャンパンを1本購入。 25%オフで、7500円のところが5625円に。 これはかなりお得。 そろそろワインパーティを、などと思っていたところなので、 今年はここが、活躍しそうな予感。 ホント、見ているだけでも楽しくて、今日も行きたいくらい。 ワイン好きにはもう、たまりません! ![]() シドニーでの華麗なる、ハイライフの取材を終え、 次なるデスティネーションは、メルボルン。 メルボルンは、オーストラリアの中でもひと際、大人を魅了する場所。 シックな風景に、エッジの効いたシティカルチャーが溶け合い、 本当に魅力あふれる都市。 今回は、シドニー引き続き、誰も知らなかったような、 さらに深みのあるストーリー性を探るのが、取材テーマ。 その中のハイライトのひとつが、 今や「オーストラリア一」との声も高い、フレンチレストラン「ヴュー・デ・モンド」。 若干、31歳のオーナー・シェフ、シャノン・ベネットの店です。 ロンドンのアルバート・ルー、マルコ・ピエール・ホワイトなど名シェフのもとで修行、 モナコではアラン・デュカスの「ルイ・キャーンズ」にもいた経験を持つシャノン。 ヘアダイした金髪にデニム、派手メのスニーカーと、ちょっと見はミュージシャンのよう。 昨年は、パーク・ハイアット東京でイベントを行ったので、 覚えている方もいらっしゃるかも。 そんな彼が作り上げる料理は、呆れるほどに独創的。 オープンキッチンで忙しげに動きまわるスタッフも、平均年齢26歳とのこと。 どこか部活の様子を見ているようで、ワイルドかつエネルギッシュ。 ここ数年、バブル景気のオーストラリア。 ディナーならひとり200~300ドル予算のここも、4ヶ月後まで予約で満杯。 こういう勢いのあるレストランが人気なのは、その影響もありそうです。 インタビューでシャノンは、 「自宅では食べられない料理をサービスする」 と語ってくれました。 その言葉どおり、彼の創る料理は、 まさにミュージシャンのアドリブのよう。 予測できないサプライズに満ちていました。 ![]() ![]() ![]() 2泊3日の香港滞在の目的は、 インターコンチネンタル香港にオープンしたNOBUの取材。 日本人シェフとして国際的に知られるノブ・マツヒサ氏の、 東京を除く、アジア初のレストランとして地元香港でも話題に。 市内には氏のポスターが貼られ、メディアも連日のように取り上げています。 さすが、食通の街ホンコン。 約1時間のノブさんとのインタビューを行い、 その夜、特別に選んでいただいたメニューを参加メディアの方々と。 写真上のメニューは、最初の一品。 プロウン・バハマ・スタイル・サラダ。 南米・カリブ海などでよく見かける、酸味の効いたマリネ「セビーチェ」をイメージ。 中がレアに近いエビの甘みと、酸味のバランスのよさに驚く。 ノブさん自身がご自分で調理をして食べてもらいたい、と思っていたメニューとのこと。 そして次の写真は、 カブ・サシミ・サラダ・ウィズ・マツヒサ・ドレッシング。 カブ好きのわたしとしては、この美しいプレゼンテーションと味にノックアウト。 グリーンのドレッシングは、「ワサビ?」と思ったところ、 なんとハラペーニョを使用しているとの返事。 ワサビでは出せないさわやかな刺激が、とても新鮮。 上に乗っている身がつまったカニ肉の甘みと、カブのフレッシュな歯ざわり、 そしてハラペーニョのドレッシング。 すばらしいコンビネーションです。 NOBUの料理を「日本食」と称するのは、間違いでしょうか。 もちろん一流老舗でいただく懐石や割烹とは、 料理に対するアプローチは異なるかもしれません。 でも、ノブさんはまちがいなく「日本料理」の料理人だといえるでしょう。 それは、基本をしっかりと身につけているから。 彼の創りだす料理は、日本料理のひとつの進化形だといえるのではないでしょうか。 同じように創作和食や、モダン・ジャパニーズをうたったレストランは、 日本はもちろん世界中に点在します。 中には「?」と思うものも、残念ながらあります。 そんなレストラン、シェフとNOBU、ノブ・マツヒサが違うのは、 「技術」という形で教え込まれた日本料理の料理人の「心」を持っていること。 今回、氏とのインタビューで料理に対する真摯な姿勢を知り、 今までわたしが持っていた印象は大きく変わりました。 インターコンチネンタル香港には、 NOBU、そしてアラン・デュカスの「スプーン」があります (トップの写真は右からアラン・デュカス氏、ノブ・マツヒサ氏、ホテル総支配人のジャン・ジャック・レイベル氏)。 ちなみにNOBUでのおまかせディナーのお値段は香港ドルでHK$888(約1万4000円)。 8という数字は、香港ではラッキーナンバー。 美味なる開運ディナー、 ちょっと気になりませんか? ![]() ![]() ![]() バッテリーチャージ。 わたしの場合は、断然、美味しいごはんにお酒。 ということで、今晩は執筆途中の自分にご褒美の、美食ディナー。 誘ってくれたのは有能なPRウーマンS嬢とA嬢。 仕事もご飯もお酒も、全力で対峙し思いっきり楽しむパワフルでチャーミングなふたり。 楽しくって、頼もしい大好きな彼女たち。 そんなS嬢が選んだのが、東麻布の「タワシタ」。 東京タワーの下だから、タワシタ。 電話で聞いたときは、「わした」だと思った。 沖縄料理もいいかなぁ、なんて。 ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、こちらは小山薫堂さんのプロデュースされたお店。 テレビ放映された「東京ワンダーホテル」の舞台になったスポットです。 そんなことからココ、業界人、芸能人比率めちゃくちゃ高い。 でも、レストランとしては実に誠実で愛すべき料理を出してくれるいいお店。 豚肉の煮込みや、ホワイトアスパラのグリルなどなど。 ル・クルーゼの鍋ごとテーブルに置かれたアツアツの料理をシェア。 それにあったワインも絶妙なセレクション。でも、CPはグッド。 接待なんかで利用しないで、友人やパートナーなど、大切な人と一緒に訪れてほしい。 そんなレストランです。 偶然、後から3星シェフ、ジョエル・ロブション氏がプライベートでやって来てビックリ。 前日にお会いしたばかりだったから。 恵比寿の「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」が、権威あるホテル・レストラン協会 「ルレ・エ・シャトー」に加盟した記念で、 カリスマ・シェフは、ただ今、日本訪問中なのです。 ほどなくして薫堂さんも挨拶に登場し、 ロブション氏と握手しているところを目の前で眺めていると、 何やら「東京ワンダーホテル」のワンシーンを見ているような気に・・・・。 マンウォッチング大好きなS嬢は、チラリちらりと東京セレブたちを観察。 いろんなデータをインプットしている様子でおかしい。 写真は裏メニューのカレー。 日本的なカレーなのですが、後からジワッとスパイシー。 いい炊き加減のご飯もおいしい! 「今度は卵かけご飯を食べてください」とは薫堂さんの弁。 外に出ると、目の前に東京タワー。 東京も、なかなかいいものですね。 ステキな夜に、ごちそうさまでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 今年は珍しくいまだ海外取材はナシ。 ということで、何をしているかといえば、執筆以上に多いのが会食。 特に1月はまるまる日本にいることから、勝手に「接待強化月間」といたしまして、 日頃、なかなか会えない友人、知人、仕事関係者の方々とお会いすることに。 それに加えて、記者会見、レセプションなども諸々。 で、そうやってみると、東京ってホント、食のワンダーランドだなぁ、と実感。 世界中の味があれやこれやと楽しめる。 それも、B級グルメからミシュランスターの極上ダイニングまで。 しかもレベルは本場を凌駕するほど。 こんな楽しい都市、世界でもそんなにありません。 さてさて上の写真から、 お友だちのライターT嬢と一緒に旧正月直前の横浜、中華街へ。 渋谷からみなとみらい線で行けばアッという間。お店も街のデコレーションも以前よりとってもきれいに。昔のいかがわしさが無くなり、すっかりレジャースポットに変身。 でも、たまに行くと異国情緒が楽しめて◎。 肉、海鮮、野菜料理に、紹興酒をたんといただいておひとり様2500円で大満足。 お次は、銀座にあるルーマニア料理の老舗ダリエ。これは、ババナッシュと呼ばれる伝統的なデザート。揚げたてのドーナツにサワークリームと、チェリージャム。見た目はボリュームたっぷり。でも、意外に軽くてヘビーじゃない。全員、ひとり1個をぺロリ。 その下は、知る人ぞ知る赤坂キャピタル東急ホテルのレストラン、 オリガミの名物、排骨拉麺(パーコーラーメン)。 これ、なんと2200円もするのですが、日本のホテルとしてはエスニックなメニューを早くから取り入れたこのレストランの中でも歴史あるもの。 とにかくスープ、そして麺の上にドド~ンと乗ったボリュームある骨つき肉のおいしいこと。 実はこの、キャピタル東急ホテル、今年秋にクローズドされてしまうのです。東京オリンピック景気にあわせて開業した前身のヒルトンホテルから続いた、歴史的な日本のホテルがまたひとつ消えることになります。 というワケもあり、ホテルを愛してやまない職人気質な編集稼業Sと共に、センチメンタルな気分で久しぶりの訪問。食後は、こちらも名物のパンケーキをいただきフィニッシュ。 消える歴史あれば、新しい名所が次々と誕生するのも、また東京。 このみめ麗しい野菜たち、実はカレー。いただいた場所は、今最もホットなスポット、表参道ヒルズ内にオープンした、やさい家めい。目黒のウワサのパスタハウス、AWキッチンの野菜を中心した和食店。写真のカレーのほかに、野菜のバーニャカウダ、紫イモのコロッケなど、ヘルシーかつテイスティな野菜メニューが。 それにしても、表参道ヒルズ。すごい人混みで、レストランも並んで待つ人がズラリ。 このレストランに行かれる方も、予約は絶対、マストです。 さて、最後はつい数日前に訪れた、銀座のベージュ・トウキョウ。 シャネルとアラン・デュカスのコラボレーションで話題になったこちらも、オープンからすでに1年。今回はインターコンチネンタル香港のご招待で約半年ぶりに訪れたのですが、サービス、料理のクオリティがさらにブラッシュアップされていて嬉しい驚き。 レストランもホテルも、新しく誕生すると最初はいろいろと言われますが、やはりこういうホスピタリティビジネスというのは、少しずつ経験を積み、成熟して一流になるのだなぁ、 と思う。 一度訪れただけで、批判してはいけないな、と自戒。逆に店やホテルにいい影響を与えられるような、一流のゲストになりたいとしみじみ思ったわけです。 東京でグルメな諸国漫遊。 もちろん、これも楽しいけれど、そろそろ海外取材への禁断症状が。 来週から、1年ぶりのドバイへ。 う~ん・・・・。 何を食べようかしらん。 え、ラクダ? ![]() ![]() ![]() ![]() 昨年、クリスマスイブのほんの少し前。 美味しい南アフリカ・ワインをいただく会食のため、名古屋へ。 主催されたのは、ブログつながりで仲良くなった、酒店「泉屋」の三代目ひでやん。 フランスのワイナリーを自転車でまわった経験を持つ、熱血青年。 彼のブログ酒屋三代目「ひでやん」の裏日記で、今回のワイン会の参加者を募集していたので、迷わず参加。 理由は、もちろん貴重な南アワインをいただくことにあったのですが、 まず、ひでやんに会いたかったから。 彼のワインに対する愛情、顧客への心づかいをブログと、個人的にいただいたメールから 感じていたので、ぜひ、一度お会いしたかったのです。 そして、もうひとりのゲスト、南アに対する熱い想いを持ったワイン輸入業者三宅さんも参加されるということで、「これはもう、行かなくちゃ!」 とあいなった次第。 ところが、この日は記録的な大雪の日。 浜松で用事があったのですが、夕暮れ、浜松駅で名古屋方面の新幹線を待っている頃からちらほらと風花が。 途中から本格的に降りだし、名古屋駅に着いた頃はかなり積もって電車も遅れが。 結局、7時スタートのワイン会の場所、「ビストロ・ルゥ・ド・メール」に到着したのは夜の8時近く。暖かな灯りがもれるビストロのドアを開けた時、傘を持たずに行ったわたしのコート、帽子には雪がたっぷりと。 それを溶かしてくれたのは、店のぬくもりと、ひでやんの笑顔。 ブログやメールでは何度も想いを伝えていても、会うのは初めて。 こういう経験はわたしもないので、ちょっと照れるもの。 でも、どこか懐かしい気持ちにもなって嬉しいものですね。 席に着き、あとは集まった他の方たちと一緒に美味しいワインと料理を堪能。 みなさん、明るく社交的で、そしてワインが大好きな方ばかり。地元の方が多く、東京からはるばる、しかもこんな大雪の中をやってきた物好きを心優しく迎えてくれました。 この時のために用意されたワインの詳細は、ひでやんのブログ上に出ているので省略。 どれもバランスよく、南アワインの底力を実感。しかも、南アワインに精通した三宅さんのトーク付きという贅沢さ。最後にサーヴされた、ナポレオンが愛したとされる南ア産最高級アイスワイン「ヴィン・ド・コンスタンス」は特に秀逸でした。 お料理もよかった。 奇をてらわず、素材を大切にし丁寧に仕上げてある。シェフの愛情を感じる料理たちばかり。近所にあったらとっても嬉しい、愛すべきレストラン。 今回、雪のため5人がキャンセルされたとのこと。仕入れ、仕込みを考えたら大変だったでしょうが、とても気持ちのいいサービスをしてくれました。 美味しいワインに、おいしい料理。 でも、この大雪の夜の会食を何よりも思い出深いものにしてくれたのは、ここに集った方々とのつながりでした。 ブログやチャットなど、インターネットでのコミュニケーションの浸透性、迅速さはわたしも感じています。とはいえ、一番大切なのは人肌を感じる出会い。短い時間でしたが、実際にひでやんや三宅さんと語りあうことで、それをあらためて実感。 海外でも、国内でも、近所でも。 誰かと出会い、触れあい、語り合う。それが人生を彩り、豊かにする。 そこに美味しいワインと料理があれば、もう完璧! さよならを交わし、外に出ると雪はやみ、あたりは白銀の世界。 ぬくもった気持ちを抱えたわたしには、冷えた夜気もまた、心地よく、 思い出深い時間に、心が満たされていったのでした。 ![]() ![]() ![]() メキシコの楽しみがまた、ひとつ増えてしまいました。 メキシコ・ワインです。 今まで訪墨中、オーダーする飲み物といえば、 セルベッサ(ビール)かテキーラ、 そしてトロトロになったヒエヒエのフローズン・マルガリータ! これらを気温40℃、湿度ほぼゼロ、という乾燥した灼熱のメキシコで飲むことの なんてシアワセなことか。 今までも十分、ハッピーだったのですが。 今回の取材でメキシコでもワインを造っているということを教えてもらい。 それがかなり、すばらしく感動的なのです! メキシコでワインなんて、まったく知りませんでした。 でも調べると、実は16世紀にはスペイン人によってブドウの栽培、 ワイン造りが始まっているのです。 今回はメキシコ・ワインの一大産地、バハ・カリフォルニアへ。 その中でもアメリカとの国境の街ティファナに近い、グアダルーペを取材。 この周辺はワイン街道でもあり、いくつかのワイナリーが点在しています。 その中のひとつが、L.A.Cetto。 メキシコでは大手のワイナリーで、広大なブドウ畑に立派なテイスティングスペースを 設けたショップを持ち、さらにブドウ畑を望む独自の闘牛場まで持つという豪華さ。 取材時、気温はおそらく40℃近く。 灌漑(かんがい)をしているとはいえ、 この環境で力強く育っているブドウのたくましいこと。 テイスティングさせてもらったワインもやはり、この大地を象徴するかのように、 非常にパワフル。でも、ブドウ本来の持つエレガントさも感じさせるのは、 「ブドウの個性を引き出すのがわたしの哲学」と言い切る このワイナリーの司令塔、イタリア人ワインメーカー、マゴーニ氏の手腕。 自然の恵みと人間の叡智。 このふたつの結晶が、1本のボトルに凝縮されるワイン造り。 日本ではなかなかお目にかかれないメキシコ・ワインを求めて、 あの暑く乾燥した国へ。 ワイン好きなら、ぜひ! ![]() そろそろ忘年会、そして、クリスマスパーティの季節。 おいしいワインを楽しむ機会が増えてきますね。 最近、よく見かけるのが、コルクではなくスクリューキャップのワイン。 主にオーストラリア、ニュージーランドなど新世界ワインに多いのですが、 どうですか、コレ? 実は日本ではまだ主流ではないですが、このスクリューキャップ。 ワイン業界では、かなりホットな話題なのです。 先日、オーストラリアワイン事務局が、このスクリューキャップのセミナーを行いました。 場所は、オーストラリア大使館。 ゲストスピーカーは、それはそれはエレガントで秀逸なワインを造る、 豪州トップクラスのワインメーカー、ジェフリー・グロセット氏、ワインライターのタイソン・ステルザー氏、そして日本からは田崎真也氏。 セミナーの主旨は、 スクリューキャップはコルクに代わる新時代のワインスタイルである、 ということの啓蒙。 本格的なワインテイスティング仕様で、コルクを使ったワインと、 スクリューキャップのワインの試飲を行いながら、 スクリューキャップの可能性を示唆します。 結論から言いますと、 今まで、ワインの熟成はコルクを通して空気に触れ、 息をしているため、と言われてきました。 でも、研究の結果、スクリューキャップでもワインは熟成するということが、判明。 熟成に必要なのは酸素だけではない、ということがわかってきたのです。 逆にコルクの腐敗による劣化がないスクリューキャップは、 ワインの品質を損ねることのない、実に合理的で経済的なスタイル、というわけです。 通過儀礼である、ソムリエによるコルクの抜栓。 合理性、経済性だけでは語れない、培ってきた伝統や醸造家のこだわりにこそ、 ワインの美学があると思う方も多いでしょう。 わたしも、そう。 でも、グロセット氏のコメントはとても印象的でした。 「大切に育てて造り上げたワインが、コルクの劣化によって誰にも楽しまれることなく、 捨て去られるのをずっと見てきました。もう、そんなことはしたくないんです。 使い勝手がいいとか、プライスが安いからという理由でスクリューキャップを 薦めているのではありません。選んでほしいから、それが一番の理由です」 グロセット氏は自分のワインに、コルクとスクリューキャップの2種類を使っています。 自分が手塩にかけて育てたワインを最高のポテンシャルで飲んでもらいたい。 職人なら当然、思うことです。 最近はブルゴーニュ、ボルドーなど本家フランスでも、このムーヴメントに追随、 スクリューキャップを使うワイナリーが出てきました。 カチッ、と小気味いい音をたててワインを開ける。 コルクとともに長い年月を経てきた 最高級のビンテージワインを堪能するためへのステップとして、 まずは、気軽にスクリューキャップのワインを楽しむ。 そんなカジュアルさも、悪くないものです。 ![]() 先週、英国政府観光庁によるセミナー、 その名も『英国式幸福論』に参加。 現地から訪日したミッションの方々から、最新のイギリス旅行情報をうかがうことに。 イギリスの魅力は、決してロンドンだけではありません。 湖水地方、コッツウォルズ、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドなど。 小さな村や町にこそ、この国のすばらしさがある、といっても過言ではないでしょう。 自然、伝統、歴史遺産、グルメ、 そして、素朴でおだやかなライフスタイルを実践する人たち。 まさに、英国式幸福論、なのです。 わたしがロンドンを訪れたのが、今年の7月。 早いもので、もう、5ヶ月が過ぎてしまいました・・・・。 そのときの取材が、一冊の本として出版されました。 タイトルは「ロンドン美食ガイド」。 98年に出版されたものの改定版で、 最新のロンドン人気レストランをあらたにリサーチ&取材。 お店の紹介とあわせ、ゴードン・ラムゼイ、「世界一」に選ばれた「ファット・ダック」の ヘストン・ブルメンタールなど、今をときめく人気シェフたちのインタビューも掲載。 残念ながら、わたしはスケジュールがあわず上記シェフたちのインタビューは 実現できませんでしたが、 BBCで人気料理番組を持つブライアン・ターナー、 ミシュランの2つ星を堅持する「ル・ガヴローシュ」のミシェル・ルー・ジュニアなどに 話を聞くことができ、得がたい経験をさせてもらいました。 個性はそれぞれですが、途切れることなくあふれる言葉に、 職人としての料理への愛情を感じずにはいられない。 それが、一流シェフの存在感なのだとしみじみと実感。 さらに、それを料理のなかで表現できる才能にも、脱帽! ロンドン旅行をお考えのみなさま、ぜひ、ご活用くださいませ。 さてさて、ブログ1周年記念プレゼントへのコメント、TB、ありがとうございました。 近々、当選された方へは直接、非公開にてコメントをお送りいたします。 もうしばらくお待ちください、ね。 ![]() ![]() ![]() ![]() 香港在住の友人Kに連れられて、 向かったのは湾仔(ワンチャイ)の、ノボテル・センチュリー香港。 ここの地階に、地元では安くて美味しい上海料理の店として知られる 老上海飯店(ラオシャンハイ・レストラン)が。 特に凝ったインテリアでもない、ごく普通の店。 でも、入口にはこれぞ旬! といった風情に、上海ガニが冷蔵ケースにズラリ。 お値段は、いたってシンプル。 大きいモノが高い。 時期などにより、オスが美味しいとき、メスがおススメのときがあるようですが、 銀縁メガネでカタコト・早口のニホンゴを駆使するマネージャー氏が、 「オス、ゼッタイ、オスがオイシイよ。ミソがイッパイダカラ」と、断言。 ということで、やや大きめの1匹280香港ドル(約4000円)のオスを所望。 温めた紹興酒をちびり、ちびりと楽しみながら待っていると・・・・。 みごとに蒸しあがった上海ガニは、艶々と色ぽっくも美味しそう。 さっそくスタッフのお姉さんが手際よく、ハサミで解体。 食べやすいようにサーヴしてくれます。 上海ガニの真骨頂は、断然、ミソにあり。 蒸したての黄金色に輝くミソの濃厚にして甘みをたっぷりと含んだ味は、 三ツ星シェフでも決して表現できない美味しさ。 二人とも言葉も交わさず、ひたすら上海ガニと格闘。 意外なところに身がたっぷりとつまっているので、 それを知らずに捨てようとする私たちを見かねて、お姉さんがヘルプ。 「好吃ハオチー(おいしい)!」を連発する、 我々を見て満足げ。 思わず日本語で「おいしいっ!」と言うと、「それ、日本語で好吃って言ってるの?」 と聞くので北京語が話せる友人Kが、にわか日本語レッスン。 「オイシイ、オイシイ」とつぶやきながらカニをほぐしてくれる彼女。 「ほ~ら、おいしいからねー、たくさん食べなさーい」と、 母親にごはんをよそってもらっているような気分になって、ちょっと幸せ。 そして、最後は温めた紹興酒をミソが残っている甲羅にたらしてみる。 ああ、これぞ口福、至福のひととき。 フィニッシュは、 これもお約束のショウガを入れた甘いホットドリンクを。 カニは体を冷やす食べ物とされ、中国では必ず最後に体を温める このドリンクを飲むのが習慣。 でも、コレ、あまりおいしいものではない。 イヤな顔をして飲んでいる我々を見て、店のマネージャー氏は、 ニッコリ笑顔で、 「カラダ、アタタマレバOK、ワタシコレ、ノミマセン、いつもコレ、ノミマス」 と、紹興酒のボトルをさす。 なんだ、そうなの。 早く言ってよ。それなら、全然ウエルカム。 次回からは、そちらをさらにいただくことにしましょう。 |
筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ) トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。オーストラリア、アジアリゾート、ヨーロッパなど訪れた国は60ヶ国ほど。主に雑誌、週刊誌、新聞などに寄稿。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)、「ロンドン美食ガイド」(日経BP社 共著)、「イギリス庭園紀行」(日経BP企画社、共著)、プロデュースに「わがまま歩きバリ」(実業之日本社)などがある。 ◆連載中サイト OPENERS 旅賢人の麗しきホテル選び AB-ROAD エアライン・空港ガイド 大島ナビ 東京アイランダー気分で 問い合わせメール happytraveldays@aol.com ![]() ↑ツイッター、始めてみました ブログパーツ
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