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photo by Fujimi Toyoizumi 知り合いの女性カメラマン、豊泉富士美ちゃんから、 「ほんのおすそわけ」とのメッセージ付きで小さな小包が。 開けてみると、現地の新聞にくるまれたエチオピアのコーヒー。 年明け早々に訪れていたので、お土産とのこと。 コーヒー中毒のわたし(笑)を思っての嬉しいサプライズ。 この旅行、エチオピアの文化を研究する人類学者のダンナさまのリサーチにあわせて、なんと生まれたばかりのファーストベイビーを連れての子連れ旅行。 「だいじょーぶ?」と思ったものの、この子はある意味、エチオピアの大地が産んだ命でもあるのです。 彼女と、彼が知り合ったのがエチオピア。 それぞれ、写真撮影、学問の研究と目的は異なってはいたものの、エチオピアに魅了された日本人が出会い、人生の伴侶となった。 そして誕生したのがこの子。 だから、エチオピアが存在しなければこの小さな命も誕生しなかったはず。 小包の中に一緒に入っていたのが、この写真。 その「エチオピアの子供」を抱いて微笑むのは機織り名人のドルゼ人のおばあちゃん、との説明付き。 彼女の表情は、まさしく孫をあやす祖母のもの。 無垢な赤ん坊が与えてくれる幸福感は、世界共通、誰もが感じるものなのでしょう。 とても幸せな気分になる、おだやかで温かな写真です。 心を揺さぶり、人生を劇的に変えてしまう魂の出会い。 はるか彼方、 エチオピアの大地がつむぎ出すものは、香り豊かなコーヒーだけではないようです。
by naoko_terada
| 2007-05-27 03:28
| その他
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Comments(2)
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hiyoko
at 2007-05-27 20:11
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とても素敵な写真!!
光と影がまるでレンブラントの絵画のよう。 すべてがまるで映画のセットのようなのに、これが日常の風景なんですよね。 そして、寺田さんの文章が素晴しくて、思わずこの絵画のような世界に引き込まれてしまいました。
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naoko_terada at 2007-05-29 23:39
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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