|
![]() オーストラリアにかかわる者として、いつか、お会いしたいと思っていた人。 それが、保苅(ほかり) 実さん。 先住民族アボリジニの歴史文化研究をライフワークにし、 2004年5月、わずか32歳で早世したパワフルにして心優しき歴史学者。 遺作となった、著書「ラディカル・オーラル・ヒストリー」の中で独自の視点で捉えたアボリジニの世界観は、生きる意味を見失いつつある、 我々へのメッセージとして強く心に響きます。 また、闘病メッセージからあふれる生命力には胸打たれます。 その保苅さんの訳書が出版社の意向で、一部断裁されることになりました。 そこで、お姉さまである由紀さんとご家族が買い取りをし、定価の8割で販売しています。 以下はお姉さまのメッセージです。 購入希望の方は、下記にある由紀さんのアドレスに連絡をしてください。 その際、このブログを見た、と言っていただければ話が早いかと思います。 転送メール、TBでの購入呼びかけもぜひ、お願いいたします。 文章を書く人間として、力を注いだ書籍が裁断されるのは実にしのびないことです。 どうぞご協力、よろしくお願いいたします。 32歳で他界した歴史学者・保苅実の姉、由紀です。このたび、至急のお願いがあって、ご連絡申し上げています。 先日、平凡社から、刊行後2年を過ぎた弟の翻訳書二冊の在庫調整で、「生命の大地」在庫510冊のうち86冊、「ホワイトネイション」在庫717冊のうち327冊が断裁(処分)されることになる、という連絡がきました。断裁は、専門書にはよくある運命だそうですが、弟が本という形で遺した三冊は、できるだけ多くの方の目に触れてほしい、というのが私たち家族の願いですので、「生命の大地」はすべて私たちで買い取ることにしました。時間をかけて図書館などに購入依頼していくつもりです。「ホワイトネイション」はあまりにも冊数が多いので、共訳者と相談の結果、それぞれ無理のない範囲で対応ということになりました。私自身は、各方面に呼びかけて需要を把握した上で、必要部数をまとめて平凡社から購入するつもりです。 そこで、断裁分を、私達家族から著者割引(定価の80%、「生命」は定価2200円を1760円、「ホワイト」は定価3800円を3040円)で買っていただければ、売り上げの一部をANUの保苅実記念奨学基金に寄付させていただきますので、ご協力願えませんでしょうか?郵送料や消費税はいただきません。 「生命の大地」はアボリジニの入門書として、「ラディカル」と合わせて読んでいただける一冊です。「ホワイトネイション」は専門書で少々難しいですが、海外に暮らした経験のある方や差別に関心のある方はとても楽しめると思います。「生命の大地」は特に急ぎませんが、「ホワイトネイション」のほうはできるだけ早く、ご連絡いただけると助かります。支払い方法は、銀行・郵便局口座への振込みか、現金書留になります。 また、大学やお近くの図書館に購入依頼を出していただけると助かります。この場合、以下の点に留意してください。 * お勤めの大学の図書館、お近くの市町村図書館で、二冊が蔵書されているかを確認の上、利用者として「購入依頼」を出してください。話によると、私達遺族から依頼するよりも、利用者からの依頼のほうが聞き届けられる可能性がずっと高いそうです。 * 図書館から、私宛(yuki@akuta.net)に注文いただければ、著者割引(郵送料、消費税はいただきません)=定価の80%で購入でき、売り上げの一部をオーストラリア国立大学・保苅実記念奨学基金に寄付、ということを、図書館にお伝えください。 * 図書館が、出入りの書店もしくは平凡社に直接注文する場合は、断裁分からの販売にならず、著者割引にもなりません。が、本になった弟の仕事が大勢の人々の目にとまる機会を創り出すことこそが大義なので、それでもまったく構いません。 このメールを、お知り合いの方、もしくはご自身で運営なさっているMLなどに流してくださっても結構です。ご協力いただけると嬉しいです。 ご連絡お待ちしております。 保苅由紀 yuki@akuta.net 保苅 実サイトBeing Connected with HOKARI MINORU ※このブログはトラックバック承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
タイトル : 本 保刈 実さんの著書・・・アボリジニ について
オーストラリアの先住民、アボリジニの歴史文化研究をされていた 保刈 実(ほかり みのる)さん という方の、 出版社の在庫調整のため 処分されることになった翻訳書2種を、 お姉さまの由紀さん・ご家族が買い取り、定価の8割で販売されているそうです。 ・個人での購入 ・大学や市町村の図書館への購入依頼 についての案内が、お姉さまの連絡先と共に記されています。 詳細は、↑寺田直子さんのブログ「ハッピー・トラベルデイズ」の「Being Connected - 若くして逝った歴史学者のために」/......more
タイトル : 保苅実
Being Connected - 若くして逝った歴史学者のために ハッピートラベルディズの保苅実さんの記事にトラックバックです。 保苅実さんの記事を読んでいると、歴史の研究者とは、職種ではなく、時代の代弁者ということを強く感じる。 私自身、論文を書くスキルも、自分では自信がないし、学力試験とか、競争社会とかいった世界の頂点に研究者が君臨するなら、私はそんな世界で研究なんかしたくないと思っている(研究者の中には、封建主義的な考えを持つ人もいる)。 だけど、保苅実さんは、歴史学の中を自由に泳......more 図書館に確認してみます。 寺田さんが力を入れていらっしゃるんだから、いい本なんでしょう。 amamori120サマ ほんの数十年前までは、「白豪主義」を実践していたオーストラリア。 その人種的偏見と、対極にあるのがアニミズムに近いアボリジニたちの思想、人生観。 両書とも訳書ですが、存在価値の高い書籍だと思っています。 また、保苅さんの著書「ラディカル・オーラル・ヒストリー」はさらに、彼独自の観点でアボリジニの世界観を表現したもので、非常におもしろいです。文章もとてもわかりやすく、ユーモアもあふれている。 池澤夏樹氏など、数多くの知識人の方々も書評で取り上げていますので、ご興味あればぜひ、手にとってみてください。 知られざるオーストラリアの素顔が見えてきますよ。 たった今、こちらの記事を読ませていただいたばかりなのですが、いてもたってもいられなくなり、自分のブログにも掲載させて頂きました。一部に通った文面がありますが、どうかご了承ください。 saikoサマ はじめまして。 ありがとうございます。ひとりでも多く、保苅さんのしてきた事を知ってもらうことができれば。 それが、being connected、つながっていくことだと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 力強いコメントありがとうございます!何気なくではありますが、寺田さんのページに辿り着き、オーストラリアの本・保苅さんとの出会い、とても不思議に思います。しかしこれも何かのご縁だと思っています。本が手元に届く日を楽しみに、そして1冊でも多くの方に本が渡ることを願ってやみません。 寺田さん、 こんにちは。保苅さんのこと、そして寺田さんのブログのことを、私のブログで紹介させていただきました。保苅さんのHPも拝見させていただきましたが、私もあのアボリジニの大地で不思議な体験をしたので、保苅さんの言葉がとても強く印象に残り、(saikoさんも上で書かれていますが)いてもたってもいられず・・・。ご了解を得る前にごめんなさい。 また、お姉さまの由紀さんのメッセージも勝手に転用させていただいてしまいました。もし問題があればすぐに削除しますのでどうぞ仰ってください。 saikoサマ コメントありがとうございます。 出会いの不思議さ、ありますね。 これからもどうぞ、立ち寄ってくださいませ。 本、ちょっと難しいかもしれませんが、楽しんでみてください。 zonnebloemサマ はじめまして。 ご協力、ありがとうございます。 ウルルでの体験。 わかります。あそこは確かにパワーのある場所。 アボリジニの人たちが言うように、登る必要は一切ない。 「感じる」ことができる場所です。 このブログの記事の転用は一切、問題ありません。 どうぞ利用してくださいませ。 よろしくお願いいたします。 寺田さん、 記事転用のお許しをいただき、ありがとうございます。 またブログの方にもコメントをいただき、嬉しいです。ありがとうございました。 ウルルでのこと、分かると言っていただけて嬉しいです。 あの体験を言い表すのに、保苅さんの「大地の声」というフレーズがあまりにぴったりでなんともいえない気持ちになりました。あの声を感じていた人が他にもいたことを知り、不思議と安らいだ気持ちになりました。 「ホワイトネイション」わたしも読んでみます。 またこちらにもこさせていただきます! 機会があればわたしのブログの方にもまたいらして下さいね。 zonnebloemサマ ウルルの岩肌にさわると、ものすごくパワーを感じます。 大地とつながる感じですね。 また、ブログにも寄らせていただきます。 どうぞよろしく。 アボリジニの方々のこと、 感じること・思うことはありつつも、詳しくは知らなかったので、 私も読ませていただきます。 私は、一昨年 ウルルーへ登った(登ってしまった)のですが、 そのことについても少し書き、TBさせていただきました。 たくさんの方が、身近に感じ・考えるよう、私も願っています。 stutiyiサマ ウルルに登るか、登らないか。 アボリジニの権利など。 問題は複雑ですが、そういったことを考えるひとつのきっかけになれば、 嬉しいです。 区内図書館には揃っているようです。 amamori129サマ
わざわざ調べていただき、ありがとうございます。 お姉さまの由紀さんからメールがあり、5、6人の方が購入してくださったようです。 ありがたいです。
|
筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ) トラベルジャーナリスト。年間150日は海外ホテル暮らし。オーストラリア、アジアリゾート、ヨーロッパなど訪れた国は60ヶ国ほど。主に雑誌、週刊誌、新聞などに寄稿。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)、「ロンドン美食ガイド」(日経BP社 共著)、「イギリス庭園紀行」(日経BP企画社、共著)、プロデュースに「わがまま歩きバリ」(実業之日本社)などがある。 ◆連載中サイト OPENERS 旅賢人の麗しきホテル選び AB-ROAD エアライン・空港ガイド 大島ナビ 東京アイランダー気分で 問い合わせメール happytraveldays@aol.com ![]() ↑ツイッター、始めてみました ネームカード
ブログパーツ
最新のコメント
最新のトラックバック
以前の記事
カテゴリ
タグ
ファン
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|