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クレジットカードでおなじみの、 MasterCard(マスターカード)と、独特の美学を持ったホテルブランドであるコモホテルズアンドリゾートが地域社会貢献プログラムを行っています。 これは、MasterCard Purchase with Purpose(マスターカード・パーチェス・ウィズ・パーパス)と名付けられたマスターカードのチャリティプログラムの一環で、コモのホテルに滞在したゲストがマスターカードで支払いをすると、そのたびにマスターカードから各ホテルやリゾートのある地域の福祉団体などに30米ドル寄付されるというもの。 対象となるのは、バリ、ブータン、タイ、モルディブにあるコモのホテルとリゾート。 期間は、2010年10月1日から12月31日までです。 プログラムで集められた資金は、各地域に根ざした教育・福祉活動の支援に充当されます。具体的には、学校の教室や図書館の備品の購入、生活必需品の配布、栄養や衛生状態の改善などに活用されます。 このPurchase with Purposeプログラムの取材のため、バンコク経由でブータンへ。 バンコクでの滞在は、コモのホテルであるメトロポリタン バンコクです。 スタイリッシュなデザインホテルとして人気で、 以前、取材したときにはタイの有名女優がプールサイドで遊んでいました。 併設のMet Barはホテルのゲストとメンバーオンリーのナイトスポットで、バンコクにいる欧米パーティピープルに大人気です。 ザ・メトロポリタン バンコクでも、同プログラムを施行。 バンコクでは、アユタヤ県にあるWat Bangploeng Schoolという学校の衛生・調理施設の充実が図られる予定です。 ゲストルームには、プログラムを紹介したメッセージが置かれていました。 ゲストルームは、「コ」の字型になった建物に。 すっきりとミニマルなスタイルが、このホテルの特徴。 ロンドンのデザインホテル、ザ・ハルキンもコモのホテルのひとつですが、同じDNAを感じさせるコンテンポラリーさです。 バスルームもやはり、ミニマル。 バスタブは広めのビューバスで、横にシャワーブースが備わります。 アメニティの種類はシンプルですが、コモといえば「コモ・シャンバラ」と名付けられたウェルビーイング施設とオリジナルのトリートメントメニューとスパプロダクトが有名。 コモのホテルとリゾートのゲストルームには、必ずこのオリジナルのシャンプー、コンディショナー、バスジェルなどが置かれています。 上質なナチュラル素材を使用するプロダクトは、使い心地もとてもよく好き。併設のスパでも購入できますが、今回は旅の途中なのでバスルームで残った小さなボトルのみを持ち帰ります。 夕方になり、赤とダークブラウンのカラースキームが際立つフロントへ。 今回はわずか1泊の短い滞在ですが、 その中で一番楽しみにしていたのが、今年7月に新しく誕生したレストラン「Nahm(ナーム)」でのディナーです。 「Nahm(ナーム)」は、ロンドンのザ・ハルキンにあるタイレストランで、ヨーロッパで初めてタイ料理でミシュランの星を獲得したレストラン。 意外にも、シェフはオーストラリア人のデビット・トンプソン氏。シドニーの「セイラーズ・タイ」などで大成功し、「ナーム」を開業。満を持して本場、バンコクへ進出です。 遅めの予約だったのですが、レストラン内は満席! ほとんどが欧米人。 さすがですね。 料理はアラカルトもありますが、一番の人気だというセットメニューをオーダー。 ひとり1500バーツ。 なかなかのお値段です。 セットですがスープ、メイン、カレーなど好みのものをアラカルトの中から注文するスタイルで、前菜の後は、それが人数分のボリュームで一気にテーブルに出てきます。 「ナーム」の特徴は、辛いものはしっかり辛く、という欧米人好みの味にしていないところ。たぶん、そこがヨーロッパでは受けたのでしょうね。 たしかに「スパイシー」と説明されたものはかなり辛い。 他民族国家オーストラリアで、アジアの味になじんでいたシェフですし、パートナーはタイ人とのこと。妥協のない味が成功のキーポイントでしょう。 もちろん本場バンコクですから街に出ればおいしいタイレストランは数多くありますが、そういった店はタイの民族衣装を身に付けたスタッフがいるトラディショナルな雰囲気のものが主流。「ナーム」のようなスタイリッシュさを持った本格的なタイレストランは少ないように思います。 スタッフは「コムデギャルソン」のユニフォームで、おしゃれ! そういう意味でとてもおもしろいレストランです。 刺激的なタイ料理をゆっくりと味わい、そのまま自分の部屋へ直行。 滞在ホテルのダイニングはこれができるから嬉しい。 明日は、4時起きで空港へ向かいます。
by naoko_terada
| 2010-11-06 15:32
| ホテル&リゾート
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筆者のプロフィール
寺田直子(てらだなおこ)
トラベルジャーナリスト。旅歴30年。訪れた国は90ヶ国超え。女性誌、旅行サイト、新聞、週刊誌などで紀行文、旅情報などを執筆。独自の視点とトレンドを考えた斬新な切り口には定評あり。日本の観光活性化にも尽力。著書に「ホテルブランド物語」(角川書店)」、「泣くために旅に出よう」(実業之日本社)、「フランスの美しい村を歩く」(東海教育研究所)など。 問い合わせメール happytraveldays@aol.com インスタグラム Happy Travel Days 寺田直子 ツイッター ブログパーツ
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