昨年2013年は伊勢神宮と出雲大社が揃って遷宮を迎えるという稀な年で、私もきれいに社殿が修復された出雲大社へ出かけました。
また、伊勢神宮は式年遷宮の翌年を「おかげ年」と言って、特別なご利益が増す年と言われていますので、今年中に伊勢神宮への参拝が叶えば良いなと思っています。
もし伊勢神宮への参拝に出かけるなら、滋賀県の「多賀大社」への参拝も忘れてはMOTTAINAIのです!
多賀大社は滋賀県の多賀町にあり、滋賀県第一の神社です。多賀大社駅前には、とても大きな鳥居がそびえます。
駅から多賀大社までは、のんびりした街並みと、門前町のレトロな風景が続きます。
境内入口の鳥居も立派です。
そして、境内に入ると先ず目に入るのが、渡ることを躊躇してしまいそうな、石で出来た立派なそり橋です。
多賀大社は豊臣秀吉からの信仰が篤く、母大政所の延命を祈願して叶ったことから、米一万石を寄進しており、その一万石で、このそり橋などが造営されたとのこと。よってこの橋は「太閤橋」と呼ばれています。
当時の一万石とは、すごい価値だったことが想像されますね。また、秀吉だけでなく、武田信玄も25歳の厄年の際に、黄金2枚を寄進して厄除け祈願を行っているそうです。
橋の奥には御神門があり、広い敷地の中の拝殿と続きます。
境内はとても広く、沢山の末社・摂社や建造物があり、ゆっくり見て楽しめると思います。
多賀大社の御祭神は、神代の昔に沢山の国生み、神生みを行った二柱ですから、豊臣秀吉や武田信玄が、この神社に延命長寿や厄除けを祈願した気持ちが分かります。
伊邪那岐命(イザナギノミコト)
伊邪那美命(イザナミノミコト)
さて、何故、伊勢神宮に参拝する際に多賀大社にも参拝しないとMOTTAINAIかというと・・・
日本列島や自然や元素を表す神々も生み出した伊邪那岐命・伊邪那美命は、伊勢神宮の内宮に祭られている天照大神(アマテラスオオミカミ)の親神にあたります。
古来から地元では「お伊勢参らば お多賀へまいれ 伊勢お多賀の子でござる」と歌い継がれており、伊勢神宮の参拝の際には、多賀大社にも参拝する「親子神様詣り」というものがあって、大変縁起が良いそうなのです!
今年も残り二ヵ月程になってきましたが、おかげ年にあたる今年、伊勢神宮への参拝にお出かけの際は、多賀大社にも足を運んでいただけたら、更なる御縁をいただけるのではないでしょうか。
多賀大社公式サイト
行かないともったいないvol.1榛名神社
行かないともったいないvol.2 石上神宮