北陸新幹線で「ノトキリシマツツジ」の花旅を

前回のブログ(1月22日)で紹介した毎日メディアカフェで先日、「北陸新幹線金沢開業記念~能登半島の旅と『のとキリシマツツジ』」と題するシンポジウムを開きました。

企画を持ち込んだ関係者は「のとキリシマツツジ」だけを演題にしたいと言って来たので、その花を見たこともなかった私は「それだけでは人は集まらない」と思い、「能登半島の旅」をテーマに加えてもらいました。

のとキリシマツツジとは、能登にあるキリシマツツジのことです。ツツジなんてそう珍しいものでもない。それだけでテーマになるわけがない。そう思いつつ現地の写真を見せてもらって驚きました。趣のある老木に咲き誇る「深紅の花」、山陰の澄み渡る空と赤のコントラスト……。こんなみごとな花々が、能登の農村で普通にみられるのだそうです。



一度見たら忘れられない景色と色彩。恥ずかしながら、のとキリシマツツジは、それを育む能登に深く根ざした存在であり、能登の象徴そのものだということがわかったのです。

キリシマツツジはもともと、「江戸霧島」という園芸品種で江戸時代に作り出されました。これは、原産地の霧島山から「本霧島」の品種が入った1656年以降、品種改良され日本中で大流行しました。能登には1730年代に能登へ伝来し、他の地域で花木が消滅していくなかで、能登半島だけはキリシマツツジの日本一の集積地となりました。現在も、樹齢100年以上の古木が500本以上点在しているということです。



なぜ、これほどまで残っているのかというと、「この花の美しさを無くしてしまうのはMOTTAINAI!」と地元の人たちが子々孫々に受け継ぎつつ、大切に守り育ててきたからです。

成長がとても遅い木であるのにもかかわらず、山のような大木がたくさん残っているのは、能登の人々が施肥から剪定、水やり、コケの除去にいたるまで、手間をいとわず、粘り強くキリシマツツジを守ってきたことを物語っています。

毎日メディアカフェのシンポでは、写真家の中乃波木(のはぎ)さんが撮影した千枚田や日本海をスライドで流し、NPO法人「のとキリシマツツジの郷」の水木由一副理事長、政田成利事務局長が「都会から失われた日本の原風景が能登には残っています。先祖代々大切に育ててきたツツジはその象徴」と説明してくれました。

中さんは「長い冬が終わり、5月に10日間ほど心が躍るような赤い花が咲きます。映画の中にいるようなこの風景を伝えたいと写真家を目指しました。能登は自分の五感が働きだす場所です」と魅力を語ってくれました。



中さんの話にあるように、のとキリシマツツジの花期は5月上旬~中旬が見頃です。桜と同じように、能登半島を南部から北部へ、海沿いから山間部へ順々に咲いていきます。

しかも、それぞれの花木の満開は5日間、見頃は10日間、適期は14日ほどしかないとのことです。花言葉はその色のとおり、「燃え上がる愛」。皆さんも開通したばかりの北陸新幹線で、燃え上がる花の競演と、能登人の奥ゆかしい人情に触れてみてはいかがでしょうか。

【MOTTAINAIキャンペーン事務局長 七井辰男】

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孤児たちに命の大切さを学ぶ

インターン生のIです。

9月から約半年間の毎日新聞社でのインターンシップは、私にとってとても貴重な時間となり、MOTTAINAIキャンペーンをはじめとして多くのことを学ぶことができました。

記事を書かせてもらい、訂正部分や表現の仕方などをアドバイスしていただき、実際に記事になった時の喜びを知ったことで、改めて伝えることの大切さや難しさを実感しました。

今回のブログでは一番記憶に残っているタイの福祉施設、バーンロムサイの取材で学んだことについて書きたいと思います。



2014年12月に伊藤忠青山アートスクエアで開かれた「バーンロムサイの物語」の展示会へ行き、バーンロムサイ代表の名取美和さん、長女の美穂さんへ取材しました。初めての取材だったので少し緊張しましたが、名取さんたちが素敵な笑顔で語ってくれたので話しやすく、いい取材が出来ました。

また、直接話すことで資料だけでは分からないことや、表情、声のトーンなどを感じることができ、伝えるべきことは何なのかが明確になったと感じました。

パーンロムサイはタイ北部のチェンマイにあるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に母子感染した孤児たちの生活施設です。展示会では、子供たちが描いた絵や工芸品が販売されており、色鮮やかな物から白黒の物、個性あふれる作品が並んでいました。



販売された収益は、バーンロムサイの経営費に使われるそうです。
子どもたちは絵を描くことで笑顔になり、免疫力の向上に繋がります。

実際に、幼くして亡くなった子どもたちの話を聞いたことで、自分自身が今、こうして生活できていることを大切にしなければならないと思いました。
また、笑顔には人々の心を動かす、大きな力があることも改めて学びました。

他人に対して笑顔で話すことはもちろん
辛いことがあっても笑顔になることで気分が晴れることもあると思いました。
命を大切にすることこそがMOTTAINAI精神につながると実感した体験でした。

この半年で経験し学んだことをこれから生かしていき、笑顔で生活できるよう心がけたいと思います。お世話になった皆さん、ありがとうございました!





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「MOTTAINAIキャンペーン10周年 植樹体験」の会場視察に行ってきました。

みなさまこんにちは。MOTTAINAIキャンペーン事務局のYです。

先日、3月22日(日)に実施する「MOTTAINAIキャンペーン10周年 植樹体験」の会場視察に行ってきました。

会場となるのは海の森(うみのもり)。
ここは、昭和48年から昭和62年にかけて23区内で発生した1,230万トンのゴミで埋め立てられた、東京港の中心にある中央防波堤内側埋立地に建設中の公園予定地で、MOTTAINAIの提唱者であるワンガリ・マータイさんも2008年の来日時に植樹したこともある場所です。

では早速、中にはいってみましょう。(ヘルメットの名前は関係ありません)
※中に入るには許可が必要です。



本当に絶賛工事中です。



中に進めば進むほどその公園の広さに驚かされます。海の森の地中には、なんと30メートルもの深さまでごみが埋まっているようです。
ここに、新しい資源循環型の森づくりを目指して、ゴミ層の上に木が育ちやすい土(この土もリサイクル!)を入れ、苗木を植え育てています。

2016年度の一部開園に向けて、整備が進んでいます。また2020年の東京オリンピックの際には、馬術競技、カヌー競技、ボート競技、自転車競技の会場として利用される予定もあるとのこと!

2007年から本格的に植樹を開始し、30年をかけて公園を完成させる予定で、その面積はなんと約88ヘクタールもあり、日比谷公園の約5.5倍になる予定です。

ちなみにこれは何でしょう?





なんと地底のゴミから出るメタンガスを、こうしてこのパイプを通して運んでいるんです。海の森はゴミで埋め立てられているため、生ゴミが分解される過程でメタンガスが発生する箇所もあります。このメタンガスも燃焼されて発電に利用されているんですね。



市民による植樹が進められているエリアは「海の森」の外周部分で、潮風に対する耐性が高いシイやタブノキ、クロマツなどの常緑種が主体にとなりますが、オオシマザクラやヤマモモ、ヤブツバキなど多様な種類の樹木も混ぜて植えられています。

MOTTAINAIキャンペーンが10周年を迎えたことを記念して実施されるこのイベント。
視察ではまだまだ整備真っ只中でしたが、イベント当日には植樹が出来るようになります。

そして自分達で植えた木々がやがて時代と共に育っていくように、MOTTAINAIキャンペーンも今後、より一層力強く取り組んで参ります。

海の森の視察を通じて初心に戻る大切さを改めて感じた、そんな一日になりました♪



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ワンガリ・マータイさんが提唱する環境キャンペーン。
この言葉には資源有効活動3R+Respectが込められています。
「MOTTAINAI」はさまざまな活動を通してマータイさんの植林活動「グリーンベルト運動」を支援しています。

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