母の日に東北のお花を贈ろうキャンペーン

こんにちは、MOTTAINAIキャンペーン事務局の安保です。

MOTTAINAIキャンペーンでは、今年も東日本大震災の復興支援のため、「母の日に東北のお花を贈ろうキャンペーン」を実施しています(現在は第2弾の実施中です)。「母の日に東北のお花を贈ろうキャンペーン」は、東日本大震災で生産設備に大きな被害を受けた東北地方の花生産農家の支援と、販売ルートの提供を目的として実施してきたものです。

今年の実施にあたっては、震災から4年たった今出来る支援は何だろう?という視点で情報を収集し、第1弾はひと月早く母の日のお花を贈ることで、カーネーションの生産農家の流通支援を行う企画を行いました。
現在実施中の第2弾は、仮設住宅に住む女性たちのハンドメイドによるプリザーブドフラワーのアレンジメントを通じて、仮設住宅周辺を彩る花壇への支援になる商品の販売をおこなっています。

そして先日、宮城県で実際に製作を行っている現場と、カーネーションを生産する農家さんを訪問して来ました。
プリザーブドフラワーのアレンジメントはこちらです。



とってもかわいいアレンジメントです!
このフラワーアレンジメントを製作いただいているのは、宮城県仙台市宮城野区の仮設住宅に暮らす「岡田西町たんぽぽの会」の皆様です。



作業中は細かいホコリなどが飛ぶそうで、みなさまマスク着用の上、台座へお花を固定するためのワイヤーを通す作業、アレンジメントの下に敷くモスのゴミを取り除く作業、台座にお花や備品を差していく作業などを分担して製作しています。バラのプリザーブドフラワーにワイヤーを通す作業、とっても繊細です。



ちなみにプリザーブドフラワーとは、ドライフラワーや造花とは全く異なる新しい加工花で、生花のうちに色素を抜き、オーガニック染料を吸わせることで、色鮮やかな美しさとソフトな風合いを数年間にわたって保ちます。生花ではないため、水やりの必要はありません。直射日光、高温多湿を避けて飾って、楽しんでいただくことができます。

岡田西町たんぽぽの会の皆様からは、このプリザーブドフラワーのアレンジメントを作る作業はとても楽しい、というお話も聞かせていただきました。作りながら、“お昼御飯を何食べるか、家族のお話・・等々”楽しそうに団らんされています。震災前は顔見知り程度だった人もこうしてすっかり仲良しになり、仮設住宅に入らなかったらこうはならなかったねぇ、なんてお話も。



今回のプリザーブドフラワーのアレンジメントは、1個購入で美田園仮設住宅の周辺を彩る花壇の支援に、花苗が1鉢贈られる形になります。(花壇への植え付け作業は6月を予定しています。)
お花の力で、仮設住宅にお住まいの皆様が気持ちも明るく過ごすことができればと思っています。



「岡田西町たんぽぽの会」プリザーブドフラワーアレンジメント「まごころ」の購入についてはこちら


次に、第一弾の企画で実施したカーネーションを生産する農家を訪問するため、名取市へ向かいました。その道中、海沿いのエリアでは嵩上げ工事が進められていましたが、まだ被害のあった家屋がそのまま残っていたり、家の基礎だけが残っていたりという状況を見て、改めて津波の被害を実感しました。





名取市の日和山にも立ち寄りました。震災から三ヶ月後に立ち寄った際は、仮設の湊神社と富主姫神社が置かれているだけの状態でしたが、今日まで様々な方の支援により、綺麗に整備され、スイセンなど春のお花が彩りを添えていました。



頂上から見る景色は、がれきも綺麗に片付いた状態ですが、現在では、週末を中心に実施されている、ゆりあげ港朝市が大人気だそうです。今度は週末に行ってみたいと思います。




続いて、名取市でカーネーションを生産する、農家さんのビニールハウスへ訪問させて頂きました。栽培されている状態のカーネーションを初めてみましたが、思ったよりもずっと丈が長く、スッと伸びていました。品種によって丈の長さや、日光を浴びる日中は頭の方が”しなる”ものなど、様々な違いがあるそうです。



そして栽培には芽かき(不要な芽や葉などを取り除くこと)の作業など、とても手がかかるものだというお話も伺いました。



尚、名取市の小塚原地区と高柳地区は、花き栽培がたいへん盛んな地域で、「名取のカーネーション」としてブランド化され、東北一の生産量を誇っていたそうです。しかし津波により、海沿いの小塚原地区にあった園芸用ハウスの3分の1が全壊するという被害にあいました。名取市のカーネーション栽培が震災前の状態に戻るためには、まだまだ多くの支援が必要。MOTTAINAIキャンペーンでも継続した支援企画を行っていく必要があることを強く実感しました。



第1弾企画で、名取市のカーネーションをご注文いただいた皆様、有難うございました。宮城県名取市は、MOTTAINAIキャンペーンが東日本大震災後に集めた支援物資をお届けした思い入れの強い場所でもあります。来年も継続して、「ひと月早い母の日」で名取市の花生産農家を支援する企画は続ける予定です!



今回現地をお伺いしたことで、東京に居ては分からない情報に触れることが出来ました。今後もMOTTAINAIキャンペーンでは被災地の一日も早い復興を願って、様々な活動を通じて被災地の支援を行っていきます。



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散歩道の風景

キャンペーン事務局の山口です。
先日、西武新宿線中井駅から下落合駅にいたる妙正寺川沿いを歩きました。色鮮やかな布地が128反架け渡され、水面に影が優雅な曲線を描きます。









あちらこちらには着物姿の若者や親子連れ。染色業者を中心とした町おこしイベント「染めの小道」の一コマです。

神田川と妙正寺川が落ち合う「落合」は、江戸時代からホタルの名所だったといいます。明治・大正になると、神田紺屋町などからきれいな水を求めて多くの染色職人が集まります。

昭和30年代まで川で染め物を水洗いする光景は、地元の風物詩でした。イベントはその当時の記憶を現代によみがえらそうという試みです。

「染の里 二葉苑」では、この日も工房を一般公開。下の写真は、秋のイベントの際に撮影したものですが、そのときは職人の方が細かい文様を手書きしていました。



伝統の「江戸小紋」は遠目からは無地に見える細かい文様が特長です。型紙を布地にのせ、文様の隙間から防染糊を落としていく。刷毛で地色を染め、型紙をずらして作業を繰り返します。

むらなく染めるには、同じ力で刷毛を運ばなくてはなりません。環境に配慮し、洗い場は工房の中にあります。苑のスタッフが丁寧に説明してくれます。下の写真は、型紙をモチーフに作られたカードです。



イベント期間中は町全体がギャラリー。プロの作品のほか、川にはプロを目指す大学生や専門学校生、近くの小学生らの作品も。障害者支援施設では、車いすの車輪で布地を染めるなど、カラフルでハッピーな作品がそろいました。



道の左右に並ぶ店舗ののれんもダルマあり、自転車ガールありで、ユニークです。これらは制作者がお店と相談しながら染めたオリジナル作品です。





落合からそう遠くないところに、おとめ山公園があります。かつては徳川家の狩猟地で、立ち入り禁止だったことから「御留山」と呼ばれたそうです。園内の湧き水でホタルを育てています。毎年7月には鑑賞会が開催されているのは知っていたのですが、今回のイベントで、それも納得です。

きれいな水がはぐくんだホタルと染め物文化。そんな地元の歴史を知らずに通り過ぎるのは「MOTTAINAI」ですね。

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北陸新幹線で「ノトキリシマツツジ」の花旅を

前回のブログ(1月22日)で紹介した毎日メディアカフェで先日、「北陸新幹線金沢開業記念~能登半島の旅と『のとキリシマツツジ』」と題するシンポジウムを開きました。

企画を持ち込んだ関係者は「のとキリシマツツジ」だけを演題にしたいと言って来たので、その花を見たこともなかった私は「それだけでは人は集まらない」と思い、「能登半島の旅」をテーマに加えてもらいました。

のとキリシマツツジとは、能登にあるキリシマツツジのことです。ツツジなんてそう珍しいものでもない。それだけでテーマになるわけがない。そう思いつつ現地の写真を見せてもらって驚きました。趣のある老木に咲き誇る「深紅の花」、山陰の澄み渡る空と赤のコントラスト……。こんなみごとな花々が、能登の農村で普通にみられるのだそうです。



一度見たら忘れられない景色と色彩。恥ずかしながら、のとキリシマツツジは、それを育む能登に深く根ざした存在であり、能登の象徴そのものだということがわかったのです。

キリシマツツジはもともと、「江戸霧島」という園芸品種で江戸時代に作り出されました。これは、原産地の霧島山から「本霧島」の品種が入った1656年以降、品種改良され日本中で大流行しました。能登には1730年代に能登へ伝来し、他の地域で花木が消滅していくなかで、能登半島だけはキリシマツツジの日本一の集積地となりました。現在も、樹齢100年以上の古木が500本以上点在しているということです。



なぜ、これほどまで残っているのかというと、「この花の美しさを無くしてしまうのはMOTTAINAI!」と地元の人たちが子々孫々に受け継ぎつつ、大切に守り育ててきたからです。

成長がとても遅い木であるのにもかかわらず、山のような大木がたくさん残っているのは、能登の人々が施肥から剪定、水やり、コケの除去にいたるまで、手間をいとわず、粘り強くキリシマツツジを守ってきたことを物語っています。

毎日メディアカフェのシンポでは、写真家の中乃波木(のはぎ)さんが撮影した千枚田や日本海をスライドで流し、NPO法人「のとキリシマツツジの郷」の水木由一副理事長、政田成利事務局長が「都会から失われた日本の原風景が能登には残っています。先祖代々大切に育ててきたツツジはその象徴」と説明してくれました。

中さんは「長い冬が終わり、5月に10日間ほど心が躍るような赤い花が咲きます。映画の中にいるようなこの風景を伝えたいと写真家を目指しました。能登は自分の五感が働きだす場所です」と魅力を語ってくれました。



中さんの話にあるように、のとキリシマツツジの花期は5月上旬~中旬が見頃です。桜と同じように、能登半島を南部から北部へ、海沿いから山間部へ順々に咲いていきます。

しかも、それぞれの花木の満開は5日間、見頃は10日間、適期は14日ほどしかないとのことです。花言葉はその色のとおり、「燃え上がる愛」。皆さんも開通したばかりの北陸新幹線で、燃え上がる花の競演と、能登人の奥ゆかしい人情に触れてみてはいかがでしょうか。

【MOTTAINAIキャンペーン事務局長 七井辰男】

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