カテゴリ:安藤美冬( 40 )

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安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.39

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20代までは紅茶派だったのに、30代になってすっかりコーヒー派に転身した私。とはいうものの、仕事や雑事に追われて、自宅ではNespressoマシンを購入して様々な味のカプセルを試したり、ドリップコーヒーで済ませたりと、なかなか手の込んだものは飲めずにいます。大事な仕事前や移動中にサクッと飲むのにお気に入りなのは、セブンイレブンと紀伊国屋のコーヒー。いずれも一杯ずつドリップで淹れたてを飲めて、100円、150円という価格に対して満足度が高いのも気に入っています。

そんなコーヒー派の私にとって楽しみなのは、飛行機で移動中のコーヒー。JALの機内で提供されるコーヒーは、「マイベストコーヒー」とも呼べるほど、雑味もなく飲みやすくて本当に美味しいのです!実はこのJALコーヒー、以前はビジネスクラスでしか飲めなかったものを、エコノミークラスでも飲めるようになっていて、その美味しさの秘訣は、「コーヒーハンター」と称される川島良彰さんがセレクトした上質なコーヒー豆にあります。1970年代に当時の世界最高峰と言われたエルサルバドル国立コーヒー研究所で学んだ川島さんは、以降、世界各地をまわりながらコーヒー農園を渡り歩き、選りすぐった豆だけを仕入れています。丁寧にドリップされたコーヒーは、本当に「美味しい!」の一言。そんな川島さんは、数店舗、カフェ「ミカフェート」(http://www.mi-cafeto.com/)を経営されていて、私がたびたび足を運ぶのは表参道の閑静な住宅地にある小さなお店。数坪ほどの広さに、ぎっしりと豆が展示され、販売されています。

川島さんのコーヒーへの情熱が感じられるお店です。ぜひ極上のコーヒーをどうぞ。
   by mottainai-lab | 2015-10-05 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.38

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ふと思い立って、家系図をつくることにしました。最近、私の周囲で家系図を作成したり、蔵から発見したりというエピソードが相次いでいて、自分の先祖やルーツを知ることに興味を持ったからです。

自分で戸籍謄本を取り寄せていくのはかなり手間がかかるため、「家系図作成専門」の司法書士さんを友人から紹介してもらい、父方、母方に加えて父方の祖母、母方の祖母の合計4家系の家系図作成を依頼したところです。遡れるだけ遡っていくため、作成には一ヶ月半ほどを要します。私が知っているのは、せいぜい両親の実家がある山形で暮らしていた、3・4代くらい前です。以前母方の先祖には上杉鷹山の家老であった吉田大八(食えない武士のために、将棋の駒の内職をつくった。現在天童市の名産品として知られる)がいたと聞いた時は、嬉しくなったものです。コミュニティのために仕事をつくっていくという考え方が、このご先祖様から自分に遺伝したのかなと思うことがあります。

先日、「家系図を作成中!」とFacebookに投稿したところ、思わぬ反響がありました。「実はうちも、実家のお寺から家系図が見つかって…」「どんな人がご先祖にいるのか私も知りたい」「司法書士に依頼って、いくらかかるの?」数々のコメントやメッセージを読むにつれ、多くの人が興味を持っていることを知りました。現在、数代前まで遡れているのですが、この中のひとりでも欠けていたら今の私は存在していなかったのだと思うと、今ここに自分が生きていることが奇跡なのだという実感が湧いてきます。

自分のルーツを辿る旅のはじまりです。
   by mottainai-lab | 2015-09-28 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.37

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先日、素敵な絵本と出会いました。『クマヤマダさんとわたし』という作品です。タリーズコーヒーが発行している絵本で、今は絶版となっているようです。友人がAmazonで新品同様の中古品を見つけてくれ、プレゼントしてくれました。

人と関わって傷つくのが怖くて、いつもひとりぼっちで過ごしている少女のもとに、ある日、大きな贈り物が届きました。開けてみると、なんとそこには生きているクマが!「クマヤマダ」と名乗るクマさんは、その日から少女の家に居候するという、不思議な生活が始まりました。

一緒に川遊びをしたり、ごはんを食べたりしているうちに、少女は少しずつ心を開いていきます。誰かと一緒にいることは、こんなに楽しい。しかしながら、そんな時間は長く続きませんでした。突然訪れた、クマヤマダさんとのお別れ。「だから私は、誰とも一緒にいたくないんだ。せっかく心を開いたのにまた、こうやって傷ついてしまうから」。再びひとりぼっちになってしまった少女でしたが、そこにある出来事が起きて……。

『クマヤマダさんとわたし』を読みながら、なぜだか号泣するのをとめられませんでした。どうしても読んでもらいたかった、という友人の気持ちが嬉しかったのもあります。大人になるにつれ、人との関わりも増え、歩く世界も広がり、いつしか器用に生きられるようになるものです。それでも、どんな人の中にも、本当に人とつながること、心の底から人に心を開くことを、強く怖れる気持ちがあります。この絵本を読み進めていくと、胸の奥にそっと閉まっていた「痛み」が、次第にやわらかくほぐれていくようでした。

子どもはもちろん、大人が読んでも深く癒される作品です。ぜひ親子一緒に読んでみてください。
   by mottainai-lab | 2015-09-15 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.36

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7月下旬の24日〜26日の三日間、新潟県越後湯沢で開催された「Fuji Rock Festival 2015」に行ってきました! フリーランスとして独立して以降、なかなか気持ち的にもスケジュール的にも余裕がなかったのもあって、5年ぶりに念願かなっての参加でした。

ギター一本で90分を盛り上げた奥田民生さん、世界的ピアニスト上原ひろみさん、スウェーデンの楽団rafven、英国ロックバンドのmuseなど素晴らしい演奏の数々を楽しむ一方で、今回も関心させられたのは、徹底的とも言えるほどのフェスの運営状況でした。

「Fuji Rock Festival」は、“世界一クリーンなロックフェス”と呼ばれています。国際青年団体A SEED JAPANの協力のもと、毎年ゴミ袋が会場入り口で配布され、また会場内のいたるところに資源ごみやプラスチックゴミなど7つの区分に分別できるゴミステーションが設置され、多くのボランティアの方々の管理のもと、リサイクル事業に力を入れています。回収された紙ゴミはトイレットペーパーに、ペットボトルはゴミ袋にと、排出されたゴミは、毎年フェスで利用されるグッズへと変貌していくのです。

こうしたクリーンなフェスということもあって、会場には親子連れの人も多く見かけました。親子そろって芝生でビニールシートを敷いて、良質な音楽に耳を傾ける時間は側から見ていても微笑ましいものです。

近年は来場者も増え、「世界一」の称号が他に奪われつつある「Fuji Rock Festival」ですが、MOTTAINAIの精神に根付いた日本の心をもって、この素敵な伝統がいつまでも続くといいなと思います。
   by mottainai-lab | 2015-08-24 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.35

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ロンドンから帰国したその日、成田空港から直行して向かったのが、北参道にある幻冬舎セミナールーム。出版社である幻冬舎さんとはこれまで何度か仕事をしてきていて、雑誌『DRESS』に創刊当初から連載したり、起業・独立を目指す女性のためのスクール型コミュニティ「DRESS自立塾」塾長を務めたりしています。今回は、その「DRESS自立塾」一期生(卒業生)の皆さんが主催したセミナーにて登壇させてもらいました。

20代から50代まで幅広い年代の女性たち40名にお集まりいただき、「自分らしい働き方をかなえよう」というテーマで1時間半、10代の夢、20代の会社員時代、抑うつとして休職した半年間のこと、30歳で独立するまでに何をしたか、出版、大学講師、テレビのコメンテーター、海外取材など独立してからこれまでの5年間に夢をどうかなえていったかまで、赤裸々な失敗談も含めて講演をさせていただきました。途中に簡単なワークを入れながら、質疑応答も含めると本当にあっという間でしたが、最後は「楽しかった!」「新しいことに踏み出すパワーをもらいました」と、たくさんの感想をいただけてとても嬉しかったです。中には親子で参加されている方もいて、私も胸がいっぱいになりました。

こちらの写真は、講演終了後に参加者のみなさんと一緒に撮影した一枚。みなさん、とっても素敵な笑顔です!

女性ひとりひとりが、自分で選んだ生き方で最大限に輝けるような時代を、一緒につくっていけたらどんなに素敵なことだろうと夢みています。
   by mottainai-lab | 2015-08-17 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.34

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7月中旬に、ロンドンへ行ってきました。滞在3日半と短い間でしたが、古い倉庫街をリノベーションして小さなカフェやショップが立ち並ぶエリアを散策したり、老舗のデパートを巡ったり、念願のストーンヘンジを訪れたり、ミュージカル「Wicked」を観劇したりと、久しぶりにリラックスできる休日を過ごしてきました。

普段モノを買わない私にも楽しめる、ロンドン市内でのショッピング。その中でも、私たち日本人にはあまり見慣れない形態のお店があります。それが、「チャリティショップ」です。

リサイクルショップは営利目的で運営される一方、「チャリティショップ」とは、NPOなどの非営利団体が福祉などの慈善活動のために運営しているお店を指します。さらには、店員もボランティアでまかなわれていて、店内で販売されている洋服や靴、アクセサリーや雑貨類はすべて住民の寄付によるものです。チャリティショップで有名なものには、1948年にオックスフォードで設立された最古参「Oxfam」があります。この「Oxfam」だけで英国内に700店舗以上あると言われ、その数、チャリティショップ全体で6500店舗にのぼります。

売り上げからお店の維持費(地代、光熱費など)を差し引いた金額が寄付にまわされるとのことで、私もチャリティショップで買い物をしてみました。購入したのは、黒いプラスチック製のキュートなブレスレット、2ポンド(約400円)也。ジーンズやワンピースといった夏のカジュアルスタイルに合わせられそうで、気に入っています。

写真のように、ロンドンの街中のいたるところには、古着や靴の回収ボックスも設置され、住民たちの不用品から寄付活動がなされています。日本でもぜひ見習いたい取り組みですね。
   by mottainai-lab | 2015-08-10 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.33

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こんにちは、安藤美冬です。5月よりBS-TBSで放送の新番組「焼肉女子会」にレギュラー出演しています。映画コメンテーターのLilicoさんを司会に、ブロガーのはあちゅう、美容家の長谷川朋美ちゃん、モデルのステファニーさんと一緒に繰り広げるトーク番組です(次回は6月27日放送予定)。こうしてテレビや雑誌などにたびたび出させていただくのですが、毎回頭を悩ませていたのが衣装でした。同じ服を何度も着るわけにはいかないものの、出演が決まるたびに買うのはMOTTAINAI。かといって、懇意にしている洋服のブランドさんに毎回衣装を借りに行く手間も惜しい...。

こうしてメディアに出る出ないに関わらず、オフィス服や普段着、結婚式の二次会やパーティーなどTPOに合わせたワードローブに頭を抱える女性たちは多いと思います。そんな私たちに、格好のサービスが最近誕生しています。それは、「洋服のレンタルサービス」です。

月額わずか数千円で、洋服が借り放題。しかも、クリーニング不要と聞いたら、飛びついてしまいませんか?私はもともとミニマムでシンプルな暮らしを信条としているため、数年前からマイルールとして「年間で着る洋服は30着、靴は6足」と決めています。洋服はまめにクリーニングに出したり、修復をしながら大切に使い続けることでMOTTAINAIの精神を実践中なのです。そのため、以前からパーティードレスを中心としたレンタルドレスショップ(店舗)は頻繁に利用していたのですが、「レンタル一着1万円以上」の値段がずっとひっかかっていました。ドレスを1回借りるだけで1万円以上だなんて、よっぽど買ったほうがいい…そう考えて、レンタルではなく購入を選択する女性も多かったと思います。

今では「洋服 レンタル」などと検索をすれば、複数のサービスがネットで一目瞭然です。人気のサービスは、登録から実際に利用できるまでに半年以上待たなくてはいけないとか。それだけ人気の洋服のレンタルサービスを、近々冒頭のレギュラー出演中のテレビ番組「焼肉女子会」にて取材させてもらうことになりました!地球環境にもお財布にも女性にも優しいサービスを取材させてもらうのが今からワクワク&ドキドキです。
   by mottainai-lab | 2015-07-03 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.32

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今回はフィリピンのセブ島より原稿をお届けします!

この半年間で3回目の滞在となるセブ島。2014年12月、2015年4月、そして6月と立て続けに訪れている理由は二つあります。ひとつは、日本でも近年じわじわと認知度&人気が上がってきている「英語留学」(フィリピンの公用語は英語であり、世界で三番目に英語が話されている国なのです)。そしてその英語留学の体験記を、東洋経済新報社より出版するための「取材」です。

朝6時頃に起床して、語学学校「QQ ENGLISH」にて8時から17時まで50分×8コマの授業(マンツーマンレッスン6コマ、グループレッスン2コマ)を受けて、夕方からはスパ、レストラン、カフェ、観光地などを取材。セブ島の炎天下、へとへとになるまで頑張っています。

先日、近所で開かれているオーガニックマーケットに行ってきました。もともとフィリピンはバナナやマンゴーなどフルーツから「奇跡の食物」と呼ばれる野菜モリンガまで、豊富な農産物がありますが、近年世界的に高まっている健康意識から、セブ島でもここ数年、こうしたオーガニックマーケットが開かれるようになりました。フルーツ、野菜、焼きたてのマフィンやパンなどがブースごとにところせましと並べられていましたが、特に気に入ったのが写真のココナッツオイルです。

女優ミランダ・カーが美容のために愛飲していることから、いまやアメリカや日本でも大ブームとなっているココナッツオイル。スプーンですくってそのまま飲んでも良し、ハーブティーやパスタ、ヨーグルトなどに混ぜても良し、肌に塗っても良しと、何かと使えるココナッツオイル。日本では2000円~3000円程度のものが平均的ですが、ここは物価の安いフィリピン。130ペソ(約350円)程度でオーガニックなココナッツオイルが手に入るのです! 私ももちろん購入。最近はまっているのは、2回のシャンプーの合間にココナッツオイルを髪の毛のすみずみまで浸透させて、ヘアパックのように使用すること。ドライヤーで乾かしたあと、ツヤツヤ&すべりの良い髪になるので本当におすすめです!ココナッツオイル一本で、美容も健康も癒しもかなえられて一石三鳥なのです。
   by mottainai-lab | 2015-06-26 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.31

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こんにちは、安藤美冬です。ただいま私は、空の上にいます。タイ国際航空にてバンコクに向かう機内の中で、この原稿を書いています。今回の出張の最終目的地は、ブータン。1970年にGNH(幸福度指数)というものを独自に打ち出したことで知られる国です。今回は旅行代理店である株式会社PINKさんとのコラボ企画で実現し、数名の参加者と一緒にバンコクで一泊、ブータンで3泊を過ごしてきます。この旅については次の更新にて報告いたしますね。

さて、皆様は先月のゴールデンウィークをいかがお過ごしでしたか? 私はアメリカのセドナで連休を過ごしたのち、ゴールデンウィーク明け早々5月11日、12日の一泊二日を新潟で過ごしてきました。3年に一度開催されるアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」という現代アートイベントが、今年7月26日~9月13日まで開催されます。2000年にスタートして今年で6回目を迎える本イベントは、新潟県十日町市を中心とした越後妻有地域という農村地帯×現代美術による地方創生の成功例として、最近は各方面から注目されています。私はオイシックス高島社長にお声がけいただき、元陸上選手の為末大さん、ジャーナリストの津田大介さんらと一緒にこの大地の芸術祭のオフィシャルサポーターとして、本イベントとこの地域にひとりでも多くの人に足を運んでもらうべく、広報活動のお手伝いをさせてもらっています。その広報活動の一環として1泊二日で行ったのが、「メディアツアー」です。テレビ、雑誌、ウェブなど複数の媒体社をお招きし、総合ディレクター北川フラム氏の講演からアート鑑賞、温泉、里山散策など様々なアクティビティを行いました。

「世界で最も有人の多い豪雪地帯」として知られるこの辺りは、冬場になると3メートル以上もの積雪があり、暮らすには大変厳しい場所である一方で、全国から観光客を集める美しい棚田の田園風景に代表される豊富な土壌と水に恵まれ、魚沼産コシヒカリ、日本酒や山菜など全国に誇るものがいっぱいあります。この写真は、アート作品のひとつであり、古民家を改装した「うぶすなの家」にて、地元の集落の女性たちの手でつくられた山菜を中心とした家庭料理です。お米も、山菜も、野菜もすべて自分たちで育てたり、辺りに自生しているものばかり。採れたての新鮮なままいただく「地産地消」の原点を垣間見た気がします。深夜でも煌々と明かりが灯り、少しでも賞味期限を延ばすために大量の添加物が投じられているコンビニ食品と違って、一粒一粒のお米の味が優しくて、濃厚で、平らげたあとの満足感が全然違いました。地元で採れたてのものをシンプルにいただく暮らしは、大量生産・大量消費・大量破棄を前提とするコンビニ食品の反対側にあって、MOTTAINAIの精神に通じるものがあるな~としみじみ感じました。

これらの料理はアートイベント会期中に「うぶすなの家」にて食べることができます。ぜひ、足を運んでみてください。
   by mottainai-lab | 2015-06-19 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

安藤美冬のMOTTAINAIブログ vol.30

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この写真は一体なんでしょう?? 

4月頭から1週間滞在したフィリピンのセブ島。滞在の目的は、英語学校「QQ ENGLISH」からいただいたお仕事。もっと女性に英語を学びに来て欲しいということで、ビーチ沿いにオープンした語学学校に付帯する企画を色々と考えています。平日朝9時~17時までみっちりマンツーマンレッスンを受けたあと、女性たちが喜んで出かけたいと思うようなショップやレストランを開拓したり、土日で遊べるアクティビティなどを企画するべく、毎日早朝から夜遅くまで、女性スタッフと一緒に足が棒になるまで歩き回ってセブを開拓してきました。

そうしているうちに、面白い場所を見つけました。それが、写真の場所です。実はこれ、洋服をオーダーメイドでつくってくれる工房。住宅街の真ん中にあり、街の中心部から離れていることもあって、普通の観光客では滅多に見つけられない穴場中の穴場です。偶然、語学学校のスーパーバイザーの女性(フィリピン人)と会話している中で得た情報からここを見つけるにいたりました。

この工房では、工房にところ狭しと積まれた大量の布の中からお気に入りを見つけて、好きなデザインを選択(雑誌など切り抜き、あるいはサンプルから選ぶ)、サイズなどをはかった上でどんな洋服でもつくってくれます。シャツ、ブラウス、ワンピースなどはもちろん、水着まで! なんと100ペソ(280円)程度からオーダーできるので、超ローカル価格。日本人にとっては驚きの安さです。そして、新規で制作するのはもちろんのこと、サイズが変われば手直しができ、交渉によっては着られなくなった洋服の布をバラして、別の洋服に作り変えることも可能です。

工房には、40代~60代くらいのベテランの女性たちが、ひっきりなしにやってくる女性たちのサイズを手際よくはかり、ちゃっちゃとミシンをかけて洋服を仕上げる様子を見学できました。思えば、かつての日本もこうした町のアトリエのような小さな洋品店が軒を連ね、まるで町医者のように、自分にとってぴったりの洋服や、気に入った洋服のメンテナンスを請け負ってくれていたのですよね。

既製品の洋服にあふれる現代。めまぐるしく変わっていく「トレンド」の波の中で、一体どれだけの服が一度も袖に通されないまま破棄されているのか。そんなことを考えると、あまりにもったいないと、めまいを覚えずにはいられません。私自身は、年間30着と所有する洋服を最小限まで絞りこんで、何度もクリーニングや修繕に出しながら大切に着るようにすることで、この疑問への答えにしたいと思っていますし、最近では洋服をレンタルできるサービスも出始めています。月額1万円以内で、毎月何点でも洋服を選べるとあって、人気のサービスはなんと数ヶ月待ちだそうですが、「所有」から「共有、シェア」へとシフトしていくうえでの、現代的でとても使い勝手のいいサービスだと思います。

古き良き生活が色濃く残るフィリピンはセブ島から考えた、「もったいない」のお話でした。
   by mottainai-lab | 2015-05-25 11:00 | 安藤美冬 | Comments(0)   

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