カテゴリ:真珠まりこ( 26 )

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Mottainai World in Bologna /文:真珠まりこ

2013年3月27日、絵本と児童書のブックフェアが開催されていたイタリア、ボローニャにてもったいないばあさんのおはなし会とワークショップをさせていただきました。

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会場のサラ・ボルサ市立図書館は、街の中心部、マンジョーレ広場に面している中央図書館です。昔は証券取引所だった建物を改築して、図書館になったそうです。中がとっても広い!

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マンジョーレ広場

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マンジョーレ広場噴水

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図書館玄関
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図書館内部

“Mottainai World in Bologna”のページ at サラ・ボルサ市立図書館↑イベントのサイトでは、こんな風にご紹介いただいています↓
Mottainai e’ una parola giapponese che si traduce in varie maniere, per esempio: un peccato, uno spreco, soldi buttati, immeritato, esagerato, eccessivo e ci guida in qualche modo verso termini come ridurre, riutilizzare, rispettare, risparmiare.Il laboratorio con l’autrice e illustratrice Mariko Shinju porta alla scoperta dell’universo di significato della parola ed è un’occasione per leggere insieme alcuni libri dell’autrice.

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「もったいない」という日本語をイタリア語にすると、いろいろな訳し方ができます。たとえば、残念、無駄遣い、浪費、ふさわしくない、大げさな、過大な・・・。これらの言葉は、何かしらの方法でゆっくりと私たちを以下のような言葉へと導きます:適合させる、縮小する、再使用する、敬意を持って守る、節約する。ラボでは、作者であり画家でもある、真珠まりこさんと共にこの言葉の意味が持つ広大な世界を探ります。そして作者に彼女の作品をいくつか読んでいただきましょう。

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17時〜 子どもたちが、ぼちぼち集まってきました。ワークショップの参加定員は、4〜10歳までの子どもたち20名+保護者のみなさんの約40名。通訳をしてくださったのは、日本人家族会「まねきねこ会」の清水希美さんです。図書館との交渉から何から何まで、大変お世話になりました。

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それでは始めます。まずはイタリア語でごあいさつ。ボンジョルノ トゥッティ コメスターテ

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そして「もったいないばあさん」を読みました。
「どんなことをしていたら、もったいないばあさんがやってきた?みんな、もったいないっていうコトバの意味、わかったかな?」
もったいないばあさんがくるよ!」「もったいないことしてないかい?」「もったいないばあさん まほうのくにへ」を抜粋して読んだあと、「もったいないばあさんと考えよう世界のこと」のお話もちょこっとして、

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ワークショップの始まり。もったいないばあさんの絵描き歌で、怒った顔、笑った顔も♪いろんな顔を、あっという間に描いて見せてくれる子どもたち。

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「これはもったいない!って思うことも絵に描いてみてね」
みんな絵がとっても上手。ボローニャの小学校では、絵を描く機会が多いのだそうです。こちらの図書館では水が使えずできなかったのだけど、この子たちと大きい絵を描くようなワークショップができたら、おもしろかっただろうなあと思いました。
まんがにして描いてくれた女の子もいました。だけどみんなあまりもったいないことしないんだって… ほんとかな?給食の食べ残しが多いって聞いたよ。大事な食べもの、のこさないように食べようね。
「もったいないばあさんのいただきます」も読み、命をいただくということ、自然のめぐみや、作ってくれた人に感謝することなどをお話しました。
みんながいろんなもったいないばあさんの絵をいっぱい描いてくれて、とってもうれしかったです。もったいないことしないように、覚えててね。
   by mottainai-lab | 2013-04-16 16:13 | 真珠まりこ | Comments(0)   

もったいないばあさんと考えよう世界のこと~生物多様性リーダーに/文:真珠まりこ

「生物多様性」ということばを御存知でしょうか?

生物多様性という言葉を知っている人はどれだけいるかという調査では、
約半分の人が「聞いたことがある」「知っている」という結果だったそうです。

もったいないばあさんのワールドレポート展・生きものがきえる」では、
「生物多様性とは、いろいろな生きものたちがつながりあっていること、
そして、すべての生きものたちの間にちがいがあること」とお話しています。
地球が豊かな星なのはいろいろな生きものがいるからこそ。
その生きものたちの多くが次々と姿をけして、地球上のゆたかな生物多様性が失われようとしている問題…

この問題をより多くの方々にお伝えするために、
環境省の地球生きもの応援団メンバー
そしてこのたび、国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)生物多様性リーダーとして活動させていただくことになり、
11/3任命書をいただきました。

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横浜市で開催された第2回生物多様性 全国ミーティングにて、
任命してくださったのは、国連生物多様性の10年日本委員会の涌井志郎さんでした。

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この日は他にも、横浜市の林文子市長からヨコハマが取り組む生物多様性キャンペーンについてや、
IUCN-Jの道家哲平氏より、もったいないばあさんのワールドレポート展も参加している「にじゅうまるプロジェクト」について、
各団体の活動発表などを伺いました。
ステージ左にいるのは、UNDB-Jキャラクターのタヨちゃんサトくん&横浜市水環境キャラクターのだいちゃんです。

いま地球で起きている問題はすべて、命を一番に考えていたら起きなかったと思うことばかり。
「もったいないばあさんのワールドレポート展」は、
地球で起きている問題と私たちの暮らしとのつながりを伝える展示会です。
命の大切さを伝える「もったいない」という言葉のメッセージとともに
パート1は「地球の問題の全体像」をお伝えし、
パート2は「生きものたちが次々と姿を消して、生物多様性が失われている問題」を特集しています。
これからも
子どもたちにもわかりやすく、地球で起きている問題と私たちの暮らしとのつながりを伝えていきたいと思います。

本とDVDもありますので、よかったら見てみてください。

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   by mottainai-lab | 2012-12-20 17:42 | 真珠まりこ | Comments(0)   

マータイさんのことば / 文:真珠まりこ

マータイさんがなくなられたこと、

本当に悲しくてショックで、残念です。

来日された際にお目にかかり、対談させていただく機会もありました。

もったいないばあさんの新しい絵本やワールドレポート展の活動や
広がりなどを、いつもよろこんでくださり、
「あなたもMottainai Grandmaもよくがんばっているわね」
とはげましてくださって…
もったいないばあさんの絵本をいろいろなところでご紹介くださいました。

マータイさんに会えるとうれしくて、
いつも前向きになんでもできるような幸せな気持ちになりました。

ご自身が推奨される3R(Reduce,Reuse,Recycle)を
一 言で言い表すことばとしてMOTTAINAIを提唱されていましたが、
3R 以外に、MOTTAINAIには4つ目のR「Respect」が 含まれていて、
だからこそ、MOTTAINAIは世界平和につながる 言葉なのだとも言っておられました。

私も「もったいない」には愛があって&自然や他の人、
他の命に感 謝と思いやリを もつことが大事と思うんですと言うと、
「そ う、それと同じことね」と 笑ってよろこんでくださったマータイさん。
日本人ではないマータイさんが、もったいないの心の部分、
コンセプトまでも深く理解して提唱されていることにも感銘をうけました。

これから、あなたもMottainai Grandmaも、いろいろな国に行って、
それぞれの文化でもったいないをみつけるでしょう。
どの国や地域に行ってもそれぞれのもったいないがあり、
ものを大切にする文化があります。
それこそ、私がもっともすばらしい、大切にすべきだと考えているものです。
だからこそ、もったいないはユニバーサルな言葉なのです

と言われた言葉が心に残っています。

ノーベル平和賞を受賞され、国連平和大使に就任されてから、
ますますお忙しいスケジュールになっても笑顔をたやさず、
精力的 に各地をまわって 多くの人々に感動をあたえてこられたマータイさん。
やさしくてあったかくて、愛情あふれる大きなお母さんのような方でした。

地球を緑にというグリーンベルト運動も、MOTTAINAIの活動も、
その心、コンセプトまでしっかりとつないで、
続けていくことができますように、 願っています。
ご冥福を心からお祈りしています。


2006/2/21対談時にマータイさんが話しておられたことの
一部をここに書きます。皆さんと共有したい言葉でした。

「私がなぜ平和の大使として、
 『もったいない』という考え方を広げる活動をしているのか、
 その理由のひとつは、平和は、私たちが、
 限られた資源をどうやって平等に分配し、仲良く暮らしていけるかに
 かかっていると思うからです。

 もしも、限られた資源が平等に分配されなければ、
 人びとは、他の人々を排除しようとして戦いになるでしょうし、
 人びとが資源を浪費して感謝しなければ、遅かれ早かれ
 結局戦争が起きることになります。
 
 人びとは過去にも戦ってきましたし、
 これからも戦い続けていくでしょう。
 国の境がなくなってきているために、
 遠く離れた隣人とも、もっと簡単に争うようになりました。
 
 皆で平和に暮らしていくために、私たちが同じ星に住むファミリーとして、
 どのように政府を持ち、どのように資源を分配するか、
 対立を抑えるために何をすればいいのか、
 もう一度考え直す必要があります。

 『もったいない』は、そのメッセージを伝える言葉だと思います。
 このことは、環境への人びとの注意を促すために、
 2004年に国連でもお話しました。

 環境問題は、平和を脅かしている最も重大な懸念のひとつです。

 尊敬と感謝の気持ちをもって資源を使いましょう、
 無駄に使うことをやめましょう、再利用し、リサイクルしましょう。
 そして、争いをやめ、対立を抑えるために努力をしましょう……。
 
 私は、世界の人々がこのメッセージを受け取ってくれることを願っています。」


(対談の内容全文はこちらから)

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写真:2010/2/17 国連平和大使になられたこと、旭日大綬章を受賞されたこと&
MOTTAINAIキャンペーン5周年のお祝いのパーティーにて
   by mottainai-lab | 2011-09-30 20:37 | 真珠まりこ | Comments(0)   

もったいないばあさんから伝えたいメッセージ/文:真珠まりこ

3/11から、ひと月と少しがたちました。
震災で被害にあわれた皆さんが、安心して暮らせる日が一日も早く戻ってきますように、心から願っています。
「自分さえよければと思わず、分け合う気持ちがあれば、平和な世界がかならずできる。できることをやらないなんて、もっ たいない」というのは、もったいないばあさんのワールドレポート展でお伝えしてきた大事なメッセージのひとつですが、震災以降、「自分にできることをしたい」と思っている人が、日本だけでなく、世界中にたくさんいらっしゃることがわかりました。
ささえあって、分けあって、いっしょに生きて行こうという思いやりのある人たちがたくさんいると、そこは、あったかくて住み心地のいい場所になります。
子どもたちが安心して笑顔で暮らせるようなところ。
日本は、これからもっといい国に変わることができるし、世界ももっとあったかい世界に、地球は、子どもたちの笑顔がもっとあふれる星になれると思います。できるのにやらないなんて、もったいない。
どうしたらみんなで幸せに平和に暮らしていけるかを考えて、いっしょに生きていきましょう。
私も、もったいないばあさんの絵本を通して、愛と思いやりの心、もったいないのメッセージを伝える活動をこれからも続けていきたいと思います。

この春、『もったいないばあさんといっしょにあそぼう!』という新しいシリーズの絵本が2冊できました。
この2冊を含むもったいないばあさんの絵本は、絵本を送る活動を しているさまざまな団体を通じて、被災地にもたくさん届けていただいています。
また、収益の一部を義援金とさせていただいています。
大変な状況の中にいる子どもたちが、絵本を読んだりお話をきいたりすることで、気分をかえたり、ほっとしたりできる時間を、少しでももってくれたらいいなと思います。

そして、いま、この時代に、もったいないばあさんだからこそ伝えられる メッセージをと思いたち、ツイッターを始めました。どうぞよろしくお願いいたします。
http://twitter.com/#!/mottainaibaasan



*それでは最後に、新しい絵本2冊をご紹介させていただきます。
よかったら読んでみてくださいね。*

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「もったいないばあさん もりへいく」
真珠まりこ/作・絵  講談社

春の森にやってきたもったいないばあさん。野原でいっぱいあそばないのはもったいない。
草花で、かみかざりや笹舟を作ったり、おままごとをしたり、音遊びをしたり…
もったいないばあさんが、昔ながらの野あそびの仕方をおしえてくれます。
秋の森には、おちばがいっぱい。あそばないのはもったいない。
どんぐりや色とりどりの葉っぱでも、いっしょにあそんでみましょう。


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「もったいないばあさん まほうのくにへ」  
真珠まりこ/作・絵  大友剛/マジック監修  講談社

もったいないばあさんは、いろいろなところにあそびに行きますが、今度は、まほうのくにへやってきました。
ここではじゅもんをとなえると、何でもパッと、あっという間に早変わり。
捨てられるものがなくて、もったいないこともないみたい。
私たちの世界でも、ちゃんと分けて出しさえすれば、再利用されたり、新しいものに生まれ変わったり、また生かすことができるものがあります。
それがごみとしてただ捨てられてしまうのは、もったいない。
後半では、まほうのくにで出会った、魔法使い修行中のマジシャン、マジマジさんがみんなにマジックをおしえてくれます。
分別マジックができるように、空き缶、ペットボトル、紙、プラの絵が描いてあるオリジナルトランプもついています。
ものを最後まで生かしきること、3Rのことも、楽しく遊びながら伝えられたらいいなと思って作りました。
「まほうのくにへ」ではマジックで、「もりへいく」では野あそびで、もったいないばあさんといっしょにあそびましょう。
   by mottainai-lab | 2011-04-25 16:57 | 真珠まりこ | Comments(0)   

七草がゆ/文:真珠まりこ

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

1月7日に七草がゆを作りました。
が、家人より「今日は飲み会」というメールが。。
もったいないなあ。

春の七草=セリ、ナズナ、ごぎょう(ハハコグザ)、ハコベ、ほと けのざ(コオニタビラコ)、すずな(カブ)、すずしろ(ダイコン)のおかゆを食べると、邪気 が払われて病気にならないと言われています。

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今、もったいないばあさんの新しい絵本を作っているのですが、その本の見返しに「春の七草」「秋の七草」を載せることになり、 絵を描きました。
いざ描くとなると、ナズナ(ぺんぺん草)やハコベなど、道ばたで 見慣れているつもりの草でも、「葉っぱは交互についてたっけ?上向き?下向き?」など、細かいところがわからなくて、あちこち調べながらの作業になりました。
調べているうちに、「ナズナはどうしてぺんぺん草っていうのだろ う?」とか、「コオニタビラコをホトケノザっていうはなぜ?仏の座って草が別 にあるのに?」とか、新たな疑問がわいてきて、作業は膨らむばかり。
でもそんなこんなを考えながら歩いていると、道ばたの草を見るの も楽しくなります。

ナズナ(ぺんぺん草)のぺんぺんは、三味線の音のことで、葉っぱが三味線のバチの形をしているので、その名がついた…と一説には言われているそうです。
てっきり、おててのような葉っぱ同士があたって、ぱちぱち拍手し ているみたいにぺんぺん音がなるからだと思い込んでいましたが、ぺんぺん草の音を出す遊びは、種がはいっている葉っぱをつまんで下にさげてくるくる回すと、しゃらしゃら~と言う音が出るんですね。
私も子どもの頃には遊んでいたのに、すっかり忘れていました。

この春2月の新刊絵本「もったいないばあさん もりへいく」の中で、昔ながらのいろんな野遊びをご紹介しますので、よかったらぜひ、見てください。^^/


*「もったいないばあさん日記」は毎日新聞で連載中(毎月第4水曜日掲載)です。
引き続きどうぞよろしくお願いします*
   by mottainai-lab | 2011-01-11 12:14 | 真珠まりこ | Comments(0)   

もったいないばあさん日記『森の集まり』/絵&文:真珠まりこ

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森の生きものたちの集まりをのぞいてきたよ。
木のテーブルの上に、みんなで持ちよった松ぼっくりやどんぐりなど、
いろいろな木の実が並べられていた。


「今年はどんぐりが少ないね。あちこちさがし回っちゃった」

「私も遠くまで行きました」

「前はこの辺にもっと大きな木がたくさんあって、木の実の種類も多かったって、おばあちゃんが言ってたよ」

「どうして今はないの?」

「切られちゃったから。あと、病気で枯れたり」

「それに今年はすごく暑かったし、実が少ないみたい」

「向こうの森にまだ大きな木があるんだって」

「でも、木がなくなって柵ができて行けなくなっちゃったでしょう?」

「つっきって行こうか」

「あぶないですよ」

「つかまえられたら大変」

「なんのために森の木を切るのかしら?」

「さあ、人間のやることはわからない。僕たちが困らないように、森も木も残しておいてくれたらいいのに」


ひとしきりおしゃべりの後、みんなで木の実を食べた。


「クマさんは大きいからたくさんどうぞ」

「ありがとう」

「このかわいい実は鳥さんに、どうぞ」

「ありがとう」

「サルさんもイノシシさんもすきなのをどうぞ」

「ありがとう」

「ありがとう」

「リスさんそれだけでいいの?」

「私はこれでもうじゅうぶん。おなかいっぱい。ありがとう」


みんなで分けあって食べる。
自分が必要な分だけもらう。
食べ残しもなし。

もったいないことなくていいね。
人間同士の話も、こんなだったらいいのにね。


==============

生物多様性条約第10回締約国会議の特別企画として、名古屋市東山動植物園で「もったいないばあさんのワールドレポート展・生きものがきえる」を11月7日まで開催。
詳しくはこちらまで。
   by mottainai-lab | 2010-11-04 14:32 | 真珠まりこ | Comments(0)   

もったいないばあさん日記『おはぎ』/絵&文:真珠まりこ

「おはぎの作り方おしえてもらえませんか?」と若い奥さんに頼まれた。

お彼岸に自分で作ってお供えするのかと思い、「えらいねえ」と言うと、
子どもが学校の宿題で調べてて、昔のことを思い出したんです…と話してくれた。

その人の田舎では、子どものころ、お彼岸に親戚(しんせき)が
おはぎを持って集まっていたそうじゃ。
おはぎは、作る人によってさまざまで、それはまるで、おはぎの博覧会。
大きくぼてっとしたの、ちっちゃくてころっとしたの、すごく甘いの甘くないの、
お豆の煮方もにぎりかたもいろいろ、あんこだけじゃなくて、きなこあり、
黒ごまあり、青のりあり、それぞれの家に代々伝わる作り方があった。
食卓いっぱいに並んだおはぎを囲んで、みんなで話をしながら食べるのも、
いろいろなおはぎを食べあうのも楽しかった。
でも自分は早くに結婚して、作り方をおそわらないうちに、
お母さんが他界してしまい、親戚で集まる機会もなくなった。
子どもはおはぎを食べたことがない。
なんだか申し訳ない気もち。
スーパーで買うのじゃなくて、作ってあげたい。
できれば母が作ってくれたようなのを教わりたい……ということじゃった。

そりゃひと肌ぬがせてもらわないともったいない。
私でよかったら、お母さんのおはぎがどんなだったか聞きながら、いっしょに作ってみよう。

おはぎの作り方も、ご先祖様を思う気持ちや習慣も、子どもたちに伝えていけたらいいね。
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<真珠まりこさんからお知らせ>
【もったいないばあさんのワールドレポート展「生きものがきえる」】が開催されます。

地球がゆたかな星なのは、いろいろな生きものがいるからこそ。
その生きものたちの多くが、すごいスピードで絶滅しているなんて……
なぜそんなことが起きているのでしょう?
そして、このままではどうなってしまうのでしょうか?
生きものたちが絶滅し、生物の多様性が失われる問題について、
世界中の人たちが共に考え話し合う国際会議 COP10。
会場に隣接する交流フェア会場と名古屋市東山動植物園にて
もったいないばあさんのワールドレポート展「生きものがきえる」を開催し、トークイベントを行います。
ぜひご来場ください。もったいないばあさんといっしょに、考えていきましょう。

(1)東山公園秋まつり COP10特別企画
◎開催日:2010年10月2日(土)~11月7日(日)
◎会場:名古屋市 東山動植物園 動物会館
◎問合せ先:東山動植物公園 TEL 052-782-2111 (月休)

★2010年10月24日(日)13:30~
 会場にて 真珠まりこによるギャラリートーク
 動物園入園料が必要です・ギャラリートークの参加は無料・予約不要
 展示は小さなお子さまからご覧いただけますが、トークイベントは、
 内容をご理解いただきたいことから小学生以上対象とさせていただきます。


(2)生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)交流フェアにて
◎開催日:2010年10月11日(月・祝)~10月15日(金)平日/祝日9:30~18:30 
◎会場:白鳥地区(COP10会場隣接)熱田神宮公園 フェスティバルゾーン 特設ブース
◎入場無料
◎問合せ:COP10支援実行委員会事務局交流フェア係
       TEL052-972-7782 FAX:052-972-7822
http://www.cop10.jp/fair/

★2010年10/11(月・祝)13:30~14:30 
 同会場特設ステージにて 真珠まりこトークイベント

   by mottainai-lab | 2010-10-05 15:19 | 真珠まりこ | Comments(0)   

もったいないばあさん日記『生ゴミ』/文:真珠まりこ

「夏は部屋がくさくてたまらない」という人がいて、
「みんな生ゴミどうしてる?」という話になった。

たしかにこう暑くては、2日も置くと、ゴミ箱からくさったようなにおいがしてくるね。
フタ付きでもどこからかもれて、じわじわと部屋中に広がるし、冷房をつけて閉め切っていると、さらにこもって濃くなって、次の収集日までがまんするのはきついかもしれない。

他の人たちにどうしてるか聞いてみると、「生ゴミはできるだけ水気を切って新聞紙にくるんで捨てて、その上に重曹をふりかけてる」とか、「におい消しに、コーヒーのかすやお茶の出がらしといっしょに捨てる」とか、いろいろ工夫をしているそうじゃ。
困った時こそ知恵の出しどころ。
いい知恵を出し合って、くさいにおいを乗りきろう。

もったいないばあさんは?って聞かれたが、うちではそもそもゴミがあまり出ないんじゃ。
野菜や果物は、皮も実も種も丸ごと食べたり使ったりするし、食べられる量を考えて作るから残さないし、余ってくさらせることもない。もったいないからね。

「ゴミが出ないようにすればええんじゃよ」と言うと、皆困ったような顔をしていたけど……、そんなに難しいことではないんじゃよ。

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   by mottainai-lab | 2010-09-06 15:52 | 真珠まりこ | Comments(1)   

海のゴミ/文&絵:真珠まりこ

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海辺のゴミ拾いに参加した。

砂浜の上には、あき缶やペットボトル、お菓子の袋やレジャーシートなど、さまざまなものが落ちていた。
海に遊びにきた人たちに置き去りにされたものもあれば、遠くから流れてきて浜辺に打ち上げられたものもある。

波にもまれているうちに流木や海草や泥が入りこんだり、ごみ同士がからまりあってしまったものは、分別するのが難しいし、くぎや針などの危ないものもたくさんある。
粉々になったプラスチックなんかは拾いにくいうえに、自然に返らないから厄介じゃ。
ちゃんと分けて捨てさえすれば再利用できるものが、ただゴミとして迷惑がられてしまうなんてもったいない。

波打ち際には、たばこのフィルターがたくさん集まっていた。
海で一服した人のだけでなく、街でポイ捨てされたたばこも、排水溝から川を通って運ばれてくるそうじゃ。
捨てた人は、それがどうなるかなんて考えもしないのだろうけど、その行き先は海。
海がゴミのふきだまりになるなんて、あまりにももったいない。
自分のゴミはちゃんと自分で片付けよう。
海でも街でも、どこでもね。

おそうじボランティアの人に、「皆さん大変ですね」と言うと、
「いやあ、この後のビールは最高ですよ。それに、そうじしながらこういうの集めてるんで」と、
ちょっと恥ずかそうに、小さな貝殻を見せてくれた。
きれいでかわいかったよ。

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   by mottainai-lab | 2010-08-03 13:38 | 真珠まりこ | Comments(0)   

もったいないばあさん日記『梅』/文&絵:真珠まりこ


梅仕事を終えてほっと一息。

毎年、梅でいろいろなものを作るけど、今年はひとつ、こんな失敗をしたんじゃよ。


梅のエキスを作るのは手間のかかる仕事でね、

100個ほどの青梅をひとつひとつすりおろして、

布でこして、しぼって、その汁を煮詰めていく。

すごく大変なんじゃ。

でも、すっている時も、汁をじゅわーっとしぼり出す時にも、

梅のさわやかな香りが広がって、清々と気持ちがいい。それが楽しみ。

梅の種としぼった後の実も、しょうゆにつけこんだり、

ごはんといっしょに炊いたりして、ちゃんといただくよ。


すりおろした実のしぼり汁は、土鍋に入れて、アクをとりながら、

とろとろとろとろ、ゆっくりゆっくり弱火で煮る。

あとは時々まぜるだけ。

と、ついそこで、読みかけの本を開いてしまった。

しばらくして、なにやらこげ臭い匂(にお)いに気づいて鍋を見ると……

真っ黒こげになっとった……。

残ったエキスは、ちっちゃいおさじ1杯分。

しかも、こげくさい。山盛りあった梅が、あんなに手間ひまかけて、

こんなになったかと思うと、もう情けなくて……。

最後のちょっとの油断から、もったいないことしちゃったよ。

煮上がる時はあっという間。気をつけよう。


この話をしたら、こう言われる。

「もったいないばあさんでもそんな失敗するんですね」

まあ私も、人間だからね。

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   by mottainai-lab | 2010-06-23 16:36 | 真珠まりこ | Comments(0)   

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