カテゴリ:滝田明日香

  • ケニア便り/文:滝田明日香
    [ 2009-01-20 15:42 ]
  • ケニアもオバマ・フィーバー/文:滝田明日香
    [ 2008-12-02 12:49 ]
  • ディクディクの赤ちゃん/文:滝田明日香
    [ 2008-11-18 12:03 ]
  • チーターの赤ちゃんを子育て中/文:滝田明日香
    [ 2008-11-11 15:48 ]
  • マラ・コンサーバンシーの感謝祭/文:滝田明日香
    [ 2008-10-27 11:44 ]
  • マサイマラでの観光違反者ランキング/文:滝田明日香
    [ 2008-10-09 14:12 ]
  • サイモン・トレバー(映像カメラマン)のアフリカ環境教育/文:滝田明日香
    [ 2008-07-28 11:40 ]
  • レンジャーのナイトイ君/文:滝田明日香
    [ 2008-07-16 01:30 ]
  • ケニア・サファリ観光のルール/文:滝田明日香
    [ 2008-06-30 13:30 ]
  • MOTTAINAIから連想すること/文:滝田明日香
    [ 2008-06-18 10:34 ]
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ケニア便り/文:滝田明日香

最近ワクチン・キャンペーン以外にも、家畜が肉食獣による被害受けないように、トルコからの牧羊犬を使って、どれだけヒョウとライオンによる家畜の被害を防ぐことが出来るか、というプロジェクトをやっています。(アメリカのシーワールドブッシュガーデン財団から資金いただいて、このプロジェクトは進んでいます)
肉食獣による家畜の被害を防ぐことで、マサイがライオンやらヒョウを害獣として殺さないようにするのが目的。うちらのエリアでは、たぶん2000年から推定300頭ほどのライオンやヒョウやハイエナが、害獣として毒殺されている。いかに肉食獣と地域住民(と家畜)が衝突しないようにするか、それが肉食獣を守る上で一番大切なこと。

トルコで羊を守る為に何千年も使われてきた大型牧羊犬。

8月にセミナー受けに行ったナミビアのチーター保護団体では、この牧羊犬を使って家畜をチーターから守ることで、農家の人がチーターを害獣として殺さないようにしてきました。過去14年間にこの団体から300匹の牧羊犬が家畜を守る為のツールとして、ナミビアの農民の手に渡されています。コラボレーションという形で、今回ナミビアからやって来たリズは、うちらのプロジェクトに最初の牧羊犬の子犬イセイヤ君を連れてきてくれました。今、マサイと羊の群れと一緒に、子犬のイセイヤ君はいっぱしの牧羊犬になる為にトレーニング中です(イセイヤ=マサイ語で「背の高い水草」(うちらのレンジャーポストの名前でもある))。

サバンナを眺めるイセイヤ。

そしてこの3週間ずっとうちでバイトしていてくれた青年のテディーの仕事は、イセイヤと羊の群れが住むボーマ(集落)を作ること。この建物は肉食獣が侵入しにくい造りで建てられていて、今後コミュニティーを対象とした「デモンストレーション・ボーマ」として使われます。簡単に言えば、どうやって肉食獣による被害が少ない建物を作れるか習いにくる場所。その中で、牧羊犬のトレーニングや、家畜の損害賠償についてのミーティングなどもする予定で、いろいろな意味で今後のコミュニティーワークのセンターポイントとなる施設です。



ここまで出来上がるのに、テディーの助けがなかったら本当に出来なかった。土地使用料を30倍にふっかけられサイト変更すること1回、トラック使用量を10倍ふっかけられること2回、大工に仕事ボイコットされること2日。昼休み3時間とる大工を探しまわって連れ帰すこと毎日、契約した金額を増やされ交渉を一から始めること毎日、前借り要求を断ること毎日。酔っぱらいの村長に怒鳴られること1回、森から木材を運ぶこと50回以上、オロロロゲートから刈った草を運ぶの往復15回。本当なら、私が毎日ブチ切れながらやらなきゃいけなかった仕事っす。ホント、助かった。っていうか、テディー、君は救世主です。
それにしても、とんでもない仕事量のなか、ごうつくばりのうちの隣人たち相手に本当によく頑張ってくれました。それでも、「マラ生活楽しかったよ!また仕事があったらすぐ呼んでね!」と元気いっぱいの笑顔でマラを去って行った、テディー。
本当にありがとう!!

   by mottainai-lab | 2009-01-20 15:42 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(0)  

ケニアもオバマ・フィーバー/文:滝田明日香

ケニアは、オバマ・フィーバーがモトモト(熱い)です。

「OBAMA NI YETU(オバマはオレらのだ)」と書かれた、オバマ・シャツが国民の平均収入が月3000シリング(約40ドル)というケニアでは高額の800シリング(約10ドル)で販売されてたり。特に、オバマ氏の父の部族・ルオー族が住む西部のキスムという町では特にオバマ・フィーバーがすごく、久しぶりに活気に満ちていましたよ。
オバマ氏の父が生まれ育った「コゲロ」という小さな村では大統領選挙が近くなると、世界中からのメディアが押し寄せて、選挙当日になると、キスムの市民は選挙結果が待ちきれなくなったのか、キスムの町の真ん中で「OBAMA」とマーカーペンで大きく書かれたダンボール箱を抱えて、選挙ごっこまで始める始末。100人以上の住民が長い列に並び、真剣な顔をしながらダンボール箱にオバマと書かれた紙切れを入れている姿がケニアのニュースで流れていました・・・。せ、選挙ごっこかいっ?!

そして、ついにオバマの当選!!スピーチを聞いて、私も感動でジーンと来てしまいましたよ。その15分後、ニュースで流れたケニア政府関係者からのスピーチを聞いて、ガックリ・・・。「オバマが大統領になったことをどう感じますか?」という質問に対して、

「Now, Kenya and the United States are friends. Friends do not put travel restriction to each other.」

 早々とビザ免除の要求し、この先4年間アフリカ諸国の大統領がオバマ氏の足を引っ張るだろうことを予感させる発言。そして、多くのケニア人が、真剣にビザが簡単に取れるようになると信じ、「これから、アメリカに移住だ!」と騒ぎまくり。「アメリカ人女性が、第二のアメリカ大統領を作る為、これからケニアにぞくぞくとやってくるに違いない!」と、ケニア人男性群も興奮しております。2009年、アフリカ諸国が、オバマの足をおおいに引っ張りまくるに違いないって感じです・・・(汗)。

そんなこんなで、11月6日は「オバマ・デー」となり、祝日になっちゃったケニア。
なんで、アメリカも祝日になっちゃいないのに、ケニアが祝日なんじゃ?!
相変わらず冗談みたいな国だな~と思いきや、よく聞いてみると他のアフリカの国々でも、それぞれ「オバマ・デー」の名の祝日が急遽出来たらしい。
ケニアは祝日1日だけだけど、タンザニアは2日、ガーナは4日も休みになったみたい。っていうか、アンタたち、関係ないだろ~がっ?!(ケニアはオバマ氏の亡き父がケニア出身だったからある程度関係があるが、タンザニアもガーナは何も関係ないような気がするのだが・・・。)
ケニアはお祝いに浮かれすぎたのか、拙宅付近では三日間も停電が続いたそう。
アフリカはいつまでたっても、アフリカよね・・・。

ちなみに・・・「バラック・オバマ」という道がモンバサにできたそうっすよ。

日本に帰国したときに見つけた、オバマまんじゅう。
   by mottainai-lab | 2008-12-02 12:49 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(1)  

ディクディクの赤ちゃん/文:滝田明日香

ある日、家から庭に出てみると、なんか、見慣れない動物が敷地内をヒョコヒョコ歩いているのを発見。

あなた、誰?

どうやら近所のマサイの子供が、犬に殺されるところだったレイヨウ類の赤ちゃんを助けたらしいが、面倒を見れないで監禁しているようだったので、レシンゴが連れて帰って来たらしい。「いつから、この子いるの?」と聞くと、「今日で、2日目かな」って、家の主の私はなんも知らんっす。ミルクもレシンゴがやっているとか。
オスとメスって色が違うので、よう分からないんだけど、ブッシュバックのオスみたいっす。私が普段見慣れているのはメスだし、オスなんてほとんど見たことないかも。もう少し大きくなったら、もっと分かるかもしれない。なんか最近みんなうちがワイルドライフ・レスキュー化しています。まぁ、撫で撫で攻撃でグッタリしているディクディクとか、子供になぶられたブッシュバックとかじゃなくて、元気にミルク飲んでくれる赤ちゃんだから、いいけどさぁ。連れて来られたら、断れない私・・・。

ちょっと前にも、孤児のディクディクの赤ちゃんの世話していました。へその緒がついていて、産まれて2日ぐらいの赤ちゃん。私がナイロビにいる間に見つかって、ずっとマークのレンジャーたちが世話していたらしいんだけど、そこいら辺のマサイも小さい赤ちゃんが珍しいらしく、干渉しまくってめちゃくちゃ弱ってた・・・。



溺愛して、抱っこしまくり・・・。

撫でまくり・・・(疲れて目が死んでる)。

いれかわり立ち代わりマサイが来て、まるで小さい子供に子犬をあげたように、赤ちゃんを抱っこして、寝ても無理矢理起こして触って・・・。おまけに夕方には雨の中でビショビショの濡れネズミ。週末に家に帰るので、連れて帰ってうちでゆっくり世話してあげようと思ったんだけど、受け取った時点でもうすでにびしょ濡れで自力では体温がもう戻らない状態・・・(汗)。
人工呼吸と心臓マッサージとか、いろいろサポートケアしてあげたけど、どんどん心音が弱くなり結局うちについても体温が元に戻らないまま、天国へ行ってしまいました(涙)。明らかにマサイたちが触り過ぎてストレス与え過ぎたのと、雨の中に放置されたのが原因なのは分かっているんだけど、やっぱり最後に関わってしまったので気分悪いわ・・・。
朝になって検死してみれば、何も食べていないし、固い糞が直腸を完全閉鎖している状態。赤ちゃんを私のところに預けるのはいいけど、まじで触らないで、新生児にストレス与えると弱るから。ミルクも無理矢理やらないで、肺に入って肺炎になるから。見つけたら、すぐに私に届けてくれ、ホント・・・。


=============================
●マサイマラの野生動物を守るレンジャーをサポートしてあげて下さい●

★★★日本からマラコンサーバンシーに寄せられた募金額★★★

* 2008年10月1日現在の延べ寄付金額 ・・・・ 12,507,552円

* 第1回目の募金(2008年2月25日)・・・・2,535,758円

* 第2回目の募金(2008年3月31日)・・・・2,586,250円

* 第3回目の募金(2008年5月15日)・・・・2,003,599円

* 第4回目の募金(2008年7月7日)・・・・2,515,269円

* 第5回目の募金(2008年8月20日)・・・・2,458,854円

* 目標金額(約半年間の活動資金)・・・・15,000,000円 

* 皆様のご協力のお陰で目標金額達成に近づけていることに、とても感謝しております(現在までの募金者リスト)。これからもご支援宜しくお願いいたします!

●銀行口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
三菱東京UFJ銀行 
大森支店 普通預金
口座番号: 1299787

●郵便振替口座:
「マサイマラ巡回家畜診療プロジェクト」
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   by mottainai-lab | 2008-11-18 12:03 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(0)  

チーターの赤ちゃんを子育て中/文:滝田明日香

近くの農家が、チーターを射殺したそう(ナミビアでは害獣として射殺するのは違法じゃありません)。そしたら、そのチーターが妊娠していて、お腹を開いたら産まれる寸前の胎児が出て来たそう。その胎児がCCFに運ばれて来ました。私の胎児猫の福ちゃんは産まれる1週間ちょっと前でたいして毛も生えていなく、乳を吸い込むリフレックスもなかったし、エイリアンみたいにえぐい状態でした。でも、このチーターの胎児たちは、産まれる2-3日前っぽく、産まれたばかりの状態と何も変わらない。ちゃんとした介護とやる気があれば、育て上げることにはそんなに困難なことではない。

まるで産まれたばかりのチーターの赤ちゃんたち。

おかげでこの二晩、CCFのスタッフでもないのにほぼ徹夜でミルクやりと排便の手伝いをさせられてます。
浣腸やったり、ウンコまみれ。赤ちゃんたちは、まだ産まれたばっかりの状態なので、親が赤ちゃんのお尻を舐めないとウンコもオシッコも出来ない。なので、あったかい濡れコットンでお尻を拭いてあげて、排便排尿させているのさ。そこで、何が違うのか分からんが、私がお尻拭いてあげると、必ずすご~いサイズのウンコがっ!他の人だとウンコしないでグズる赤ちゃんも、私の手にかかるとすぐウンコしてくれる、ブリブリと・・・。ウンコは健康のバロメーターと言うけれど、回りに「マスター・プーパー」(ウンコさせ師匠)とか呼ばれるのは、納得いかない(笑)。福ちゃん育児の時にウンコさせ方をヤマト(うちの犬)に教えてもらってマスターしたからか、それとも、私に触られると便意を催すのかは分からんが、私のマジックハンドのおかげでチーターさんたち快便ですわ♪
昼間は講義に出ているので、めちゃくちゃ眠い・・・。ただでさえ施設に50頭以上の野生に戻せないチーターを抱えて、毎日ロバ2頭もの食費がかかっているのに、これ以上抱え込んでどうするのか?という疑問も多少はあるけど、それはうちの団体じゃないので黙っていることにする。ナミビアにいるチーターは3000頭。ほとんどが農家の土地に住んでいて、保護されたチーターをリリースする場所も少ない。動物保護の陰には、いろいろな問題がいっぱいよね・・・。

目が開いた赤ちゃんと記念写真撮ってみました(ウンコさせる前)。

何はともあれ、一度は助けられた命だ。頑張って、元気に成長してね!

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◎2008年2月から始めたマラコンサーバンシーのレンジャーをサポートする、「マサイマラ基金」にご協力ください!!

◆日本の寄付口座◆
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※必ず「Mara Conservancy」と記入して下さい。


マサイマラ国立保護区を守る為のキャンペーンや資金集めに協力してくださる団体があったら、マラコンサーバンシーまで連絡ください。
Mara Conservancy
P O Box 63457
Muthaiga 00619
Nairobi, Kenya
Tel : +254 20 3749 632/6, 3749655/1/4/6/8
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   by mottainai-lab | 2008-11-11 15:48 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(0)  

マラ・コンサーバンシーの感謝祭/文:滝田明日香

ナミビア出張、ロンドン休暇、キャンプ生活1ヶ月出張・・・と、最近、ホント、自分の時間が全く持てておらず、8月くらいから一日くらいしか家でゆっくりしていない。家にいても誰かが「話があるんだけど」とかやってくるし、外にいても「こういう問題があるんだけど」。外にいても家にいても、ゴタゴタ問題いっぱいです。そんな中、こんな嬉しい出来事もありました。

9月上旬マラ・コンサーバンシーのパーティーに出席して来ました♪呼ばれた時は、「密猟者1000人逮捕のお祝い」(コンサーバンシーでは密猟者100人逮捕するとレンジャーのモチベーションを上げる為にパーティーが開かれる)と聞いていたのだけど、行ってみたら違った。ボスのスピーチが始まると、びっくり!なんと私と日本からレンジャー基金に寄付してくれた方たちに対する、感謝祭だったの!

↑マラコンサーバンシーのレンジャーたち、全員集合。

↑牛1頭分の肉料理のオンパレード。5種類あったけど、全部肉ずくし。


ボスからレンジャーたちに向けてのスピーチは、以下のような内容でした。

「選挙後の暴動のせいで、私達マラコンサーバンシーは活動資金、および、レンジャーの給料が支払えない状況に陥りました。通常ならコンサーバンシーの活動費は、すべて観光客からの公園費によって賄われていました。私達は、今まで政府のサポートやドナーのお金に頼り続けることなく、観光業からの利益だけで野生動物保護区を守っていけていたことに誇りを持っていました。でも、今年の始めからは、私達の活動はすべて世界中のいろいろな人の助けによって支えられて来たのです。ネットやメディアを通しての呼びかけに答えてくれた海外の人のサポートには、本当に感謝しています。彼らのサポートがなければ、今日まで密猟対策を続けてくることも出来なかったし、今日ここにいる全員が働き続けることも出来なかったでしょう。
観光業にたずさっている会社や団体の中で、この波乱の半年間の中で解雇や無給休暇で家に帰された人は星の数ほどいます。そんな中、レンジャー基金が始まってからは、私達は正規スタッフを一人も解雇することなく運営を続けて来る事が出来ました。君たちが今日まで仕事を続けられているのは、ここに座っている明日香と、彼女を通してサポートしてくれた日本の方たちのおかげなのを絶対に忘れてはいけません。私達が今出来ることは、マラトライアングルを密猟者から守り続けることです。2ヶ月間ほど戻って来た観光客も、残念ながら10月に入ったらまたいなくなってしまうとロッジなどのブッキングからは予想されます。今年いっぱいは、まだまだ私達にとって大変な日々が続くでしょう。でも、密猟者1100人逮捕まで、後3人。また明日から気合いを入れて、マラトライアングルを守っていきましょう!」

今日のお祝いには、レンジャーのジェーンとレシンゴも同行していたんだけど、二人ともボスの言葉にかなり感動していたようです。なんか、帰りの車の中で二人で熱く語ってました。

マラコンサーバンシーのHPにも、この日のことが載ってました!
レンジャーをサポートし続けてくれている日本の大勢の方たちへ、マサイマラのレンジャー、そして、私、滝田明日香から感謝の言葉を送りたいと思います。

アサンテ・サーナ!!

そんな中観光客がまた9月末から少なくなり、レンジャーたちの資金もまた少なくなって来てしまっています。10月からはまた観光客からの収入には見込みが出来そうもない状態。彼らの活動をサポートする為、日本から6回目の送金が出来ることを願っています。私がワクチン打ちで保護区に顔を出せない間にも、レンジャーたちが昼も夜もパトロールを続けていけるよう、より多くの人が彼らをサポートし続けてくれると、私もとっても嬉しいです!!
レンジャーたちの活動は、マラコンサーバンシーのHPに毎日アップされています。レンジャーたちによるブログ以外にも、マラトライアングルの歴史、公園の規則、公園費、キャンプサイトのブッキングなど、いろいろな情報が載っていますので、ぜひぜひHPに遊びに来てくださいね!
   by mottainai-lab | 2008-10-27 11:44 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(0)  

マサイマラでの観光違反者ランキング/文:滝田明日香

8月になって観光業が2ヶ月ほど戻っているマサイマラですが、まだほとんどのロッジでは通常の60%から80%のブッキング状況です。そして、ブッキングは9月に入ったら、またドーンと落ちてしまう始末。観光業が戻っている8月も、道路の工事、増加したヌーを狙う密猟者の逮捕と、ワイヤー罠の回収、そして、保護区でやりたい放題にアニマルハラスメントをする観光客の取り締まり、と、レンジャーたちは目が回るほど忙しい毎日を送っているのが現状。日本のみなさんからのサポートは、彼らの毎日を支えています。本当にありがとうございます!!日本のみなさんからのサポートがなかったら、彼らもここまで頑張って来れなかったです!

↑観光客が規則違犯しない為の「オフロード禁止」のサインを立てる。


レンジャーたちの話を聞くと、今年のハイシーズンも観光客とツアードライバーの違反のオンパレードみたい。

<今年のとんでもない違反者ランキング5>
1. ヘリコプターの低空飛行で、河を渡って来たヌーをまた反対岸に追い返す♪
2. 野生動物がいっぱいいるエリアで、お客対ガイドのラグビー・マッチ開始♪
3. 勝手にマラ河の近くに下りて、ワニに奇声を発しながら石を投げつける♪
4. チーターの横で、車から下りて記念撮影♪
5. 「下車はヤメてください」のサインの横で、ピクニックランチ♪

他にも、「レンジャーに注意をされて、逆切れして「お前の死ぬ日にちは決まったからな」や、「規則違犯のチケットを切られるなら、ゲームドライブに行くのをボイコットする」など、気分悪いことやっているドライバーたちも健在。レンジャーのキモジノは、今月から密猟対策のセクションに移動され(半年に一回全ステーションの移動がある)、ドライバーたちの嫌がらせからにかなり疲れていたようなので、仕事内容が半年変わったことに少しホッとしているよう。去年は、「スピード違反でトピのひき殺し」なんつ~のもありましたが、今年もとんでもないことやっている観光客がいっぱいのマサイマラです・・・。


↑野生動物に近寄りすぎるのはヤメましょう・・・(注意・絶対に野生のチーターではやらないように!)


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   by mottainai-lab | 2008-10-09 14:12 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(0)  

サイモン・トレバー(映像カメラマン)のアフリカ環境教育/文:滝田明日香

この1ヶ月ほど、サイモン・トレバーというカメラマンがマラトライアングル内の野生動物やレンジャーの活動などを撮影している。サイモンは、African Environmental Film Foundation (AEFF) という団体を立ち上げ、映像を通してアフリカの環境問題を現地の人に理解してもらうとしている人である。

サイモンはもう40年以上もアフリカ内で撮影をしていて、元々はアイザック・ディネーソンの「アフリカの日々」や「愛な霧のかなたに」などの映画撮影などにも関わっていたりして、普通のメディアワークをしていた人間である。しかし、10年前に映画関係の仕事から離れ、アフリカ各地で問題視されている象牙密猟を始めとして、森林伐採、水資源の汚染など様々な環境問題を映像を通して現地の人に問題の重大さを伝えることを目的としたAEFFを立ち上げた。

近年のアフリカの子供達の大半は、「野生動物との接触」=「害獣」というシチュエーションでしか野生動物との関わりがないことが非常に多い。田舎の子供達は、保護区の中の動物を見に行くこともなければ、テレビなどで野生動物の映像を見る機会もない。彼らの中では、「ゾウ」は「トウモロコシ畑を荒らす害獣」であり、「ライオン」は「家畜を襲う害獣」ととらえられることがほとんどである。
森林を計画なしで畑にする為に伐採し、乾いた土地に大量の家畜を放牧することが、将来的にどのような環境破壊に繋がるのか?毎日を一生懸命生きている彼らに、「未来の投資」としてなぜ環境を保護しないといけないかなどは、頭に浮かばない。炭を作る為に木を切り倒し、畑を広げる為に森林を伐採する。そして、5年後なぜ禿げ山になってしまった土地に作物が昔みたいに実らないのか、なぜ土壌が流れ出してしまうのか、なぜ雨があまり降らなくなってしまったのか、などが「森林伐採」と繋がっているとは夢にも思わない。

サイモンが撮るのは、ケニア内で彼が40年間に渡って見て来た環境破壊の原因となる出来事と、それがどのような未来を導くのか、それをどうやって止めることが出来るかである。そして、そのナレーションは英語、スワヒリ語、そして、その問題が重視されているエリアに住む部族の言葉である。大自然と隣り合わせに強く生きているアフリカ人に、アフリカの環境問題を理解して欲しい。そして、小さいながらも彼ら一人一人の日常的な努力を通して環境破壊を止めたい。そんなサイモンの思いが込められた映像は、野生動物保護区や森林保護区の回りにある学校や集会所を始めとして、ケニア全国の学校などでいろいろな言語で放映されている。

ハイビジョンの映像には比べ物にならないが、ほとんどの子供たちにとって自分たちの理解出来る言語で自分たちの土地で起きている問題を映像で見るのは初めてである。電気のない場所での放映がほとんどなので、彼のモバイルフィルムのスタッフは車にプロジェクターや発電機を詰め込んでケニア各地を走り回り、毎回1000人近くの人がモバイル映画館に何キロも歩いてやってくる。

なぜ環境破壊が起きるのか?なぜ今やっていることが10年後に問題を起こすのか?サイモンが「環境保護を理解して欲しい」と願う人たちは、田舎で暮らしながら小学校までの教育を受ければまともなエリアに住む住民がほとんど。そんな彼らにとってサイモンの映像での説明は、脳裏に焼き付き、様々な疑問を問いかける。一人でも多くのアフリカ人にアフリカの環境を守る努力をして欲しいと、大きなビデオカメラを抱えて、サバンナを駆け回るサイモン。熱く「映像を通した環境教育」を語りながら、大声で冗談を言いながら大笑いが大好きな、元気なおじいちゃん。今、マラトライアングルで、みんなに愛されている存在である。


サイモン・トレバー氏

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レンジャーのナイトイ君/文:滝田明日香

いっつもいっつも、規則違反したドライバー相手に嫌な思いをしないといけないキモジノとナイトイ(アンチハラスメントのチーム)は、大変だと思う。アンチハラスメントのチームは、おとなしい性格の人材が多い。なぜなら、お客相手の仕事だから。
血の気立った密猟対策チームと違って、ドライバーたちに違反を言い渡す時も強い口調など使わないよう指示されていて、後でお客をロッジに下ろしてから罰金を支払いにオフィスに来るように言われる(密猟対策チームだったら、その場で即罰金支払わせてしまうでしょう)。
キモジノとナイトイによく同行している友達のウィルは、「彼らは規則違反しているドライバーに遠慮しすぎている」、「ドライバーが注意された後にひどい口調で文句言うのも黙って聞いているし、おとなしすぎる!」とイライラしているよう。

ナイトイは元々は観光客がサファリに行く時に通る「オロロロ・ゲート」で、観光客のレコードを取っている人だった。自分の暇な時間を見つけては、動物や鳥の図鑑を眺めて、「いつかレンジャーになりたいんだ」と言っていた。
1年後、ナイトイがゲートからいなくなったので、私はてっきり仕事をやめたのかと思っていた。なんと彼は念願のレンジャーになる為、マサイマラからちょっと離れた場所にある「コイヤキ・ガイディング・スクール」という動植物や運転を習う専門学校に1年間通っているとのこと!そして、1年後、無事に卒業をしてレンジャーの仲間入りしたのである。元々おとなしい性格のナイトイは、密猟対策チームではなく、キモジノの下で観光客相手のアンチハラスメント・チームに入れられたのである。

おとといもナイトイが、規則違反したドライバーに罰金を言い渡した途端、セレナのマネージャーが飛んで来て、「うちに泊まっている客にお宅のレンジャーのナイトイが嫌がらせしている。規則違反を取りやめにしてくれ」ってボスに抗議をしだした。
心配そうな顔をしてオフィスの外で待っているナイトイ。ボスに「その証拠写真を見せてみろ」と言われ、そのドライバーの規則違反の現場の写真を見せるナイトイ。その写真を見せられると、マネージャーはすごすご帰って行った。ボスから「心配するな。自分の仕事をちゃんと実行しているなら、ドライバーやロッジがどんなにいちゃもんつけてきても、コンサーバンシーは100%レンジャーをサポートするから」と言われてポンっと背中を叩いかれた後、ナイトイはいつものはにかみ笑いに戻っていた。


密猟チームと合流するナイトイ(右から2番目)。

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ケニア・サファリ観光のルール/文:滝田明日香

マサイマラ国立保護区の510平方キロメートルを締める「マラトライアングル」を管理する施設、マラコンサーバンシーがUK Travel Foundationと一緒に、マラトライアングル内にあるロッジのサファリドライバー相手の研修クラスを開いた。
その名も、「Responsible Guiding Workshop」。
観光客がただ単に「ビッグファイブ」を見るだけではなく、マサイマラのすべての動物、鳥、昆虫、植物、気候、そして地質までちゃんと観光客に詳しく説明出来るようになる為のクラスである。

南ア、ジンバブエ、ナミビアなどの南部アフリカの国のサファリガイドの知識レベルはとても高いことで有名である。サファリ・ガイドになる勉強も大変だし、実際に試験に通っても下積み時代を何年か過ごさないといけない。
その反面、ケニアのサファリガイドの知識レベルは、驚くほど低い(と私は思う)。
ワークショップでレクチャーをしたのはザンビアのトップガイドのムヴゥラさん(ザンビアのガイドはウォーキングサファリがメインのところが多いので、知識も半端じゃない)。
彼の知識レベルと我がケニアンガイドの知識レベルは比べ物にならなかった。
「シマウマについて5分ほどおもしろい話を聞かせてくれないか?」という彼のリクエストに答えられるケニア人はほとんどいなかったのに対して、ムヴゥラさんさんはシマウマの一般的な説明以外にも、南部アフリカのシマウマにまつわる民話から、過去から現在までの動物学や行動学の興味深い研究などにいたるまで知識の深いこと!(ケニア人、唖然)。
その後に聞かれた「ソーセージツリーについて5分間ほど語ってくれ」のリクエストには、ケニア人、全滅(涙)。ケニアのサファリガイド試験のシルバーレベル持っているガイドも足下にも及ばない、ムヴゥラさんの素晴らしい動植物の知識に脱帽である。

ケニアのサファリの最中のドライバーのマナーも見ていられないほどひどい。
チーターのハンティングのライン(チーターと獲物の間の線)をカットしてしまったり、ブッシュの中にいるヒョウを見る為にブッシュに突っ込んでいく車など、多くてびっくりするよ!
そして、その原因となるのは、動物をより近くで見れることに対して、ドライバー相手にチップをはずむ観光客であることを忘れてはいけません。ドライバーたちはより多くのチップを求め、動物達に無神経に近づいていっているのだから。
ちゃんと動物の生態について説明出来ることより、より近くで動物の写真を撮るように接近することに対して払われる、間違ったチップ。
ドライバーに対する研修クラスも必要だと思うけど、ロッジ内で観光客にどのようなことをして良いか、どのようなことが動物に対するマナー違反かなどをちゃんとお客に説明しないといけないと思う。

レンジャーのキモジノのメインの仕事は、「アンチ・ハラスメント」である。
彼の仕事は密猟者を逮捕するチームとは違い、動物に対してハラスメント行為をする観光客やドライバー相手の仕事。観光客が保護区の規則を守っているか、近づき過ぎることで肉食獣のハンティングやヌーの河渡りを邪魔していないか、などを毎日チェックしている。
一日中サファリカーに追い回されているチーターやライオンたちに対して、車は5台以上は近寄らない(規則がないエリアでは20台以上接近したりすることもある)、25メートル以内に近寄らないなど、キモジノの仕事はハイシーズンになるとてんてこ舞いである。
まだまだハイシーズンではないが、先月ですでに8件の規則違反(指定範囲以外でのオフロードと動物に近寄り過ぎ)でドライバーが捕まっている。


レンジャーのキモジノ。
彼の毎日を綴るブログは、http://maratriangle.wildlifedirect.org

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◎2008年2月から始めたマラコンサーバンシーのレンジャーをサポートする、「マサイマラ基金」にご協力ください!!

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※必ず「Mara Conservancy」と記入して下さい。


マサイマラ国立保護区を守る為のキャンペーンや資金集めに協力してくださる団体があったら、マラコンサーバンシーまで連絡ください。
Mara Conservancy
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Nairobi, Kenya
Tel : +254 20 3749 632/6, 3749655/1/4/6/8
Fax : +254 20 3749636/3740754/3740721
Email: mara@triad.co.ke
<http://www.maraconservancy.com/>
   by mottainai-lab | 2008-06-30 13:30 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(0)  

MOTTAINAIから連想すること/文:滝田明日香

「Mottainai」について、アフリカから書いて欲しいとの依頼。

う〜ん・・・。「もったいない」は、毎回先進国を訪れる度に感じます。一番感じるのは、自然のリソースが無駄に使われているのを見た時かな。水とか、電気とか。

特に、水。

日本人の水の使い方は、見ていて涙が出そうなほど、もったいない。

歯を磨きながら水を流しっぱなしにしたり、お風呂を何度も入れ替えたり、トイレの音を隠すために何度も水を流したり。流しっぱなしの水を見るのは、見ていて辛い。なぜなら、うちは雨水に頼った生活なので、そんなことは絶対に出来ないから。雨が来るのは、3〜4ヶ月ごと。しかも、雨期は雨期でも、ちゃんと貯水タンクに水が溜まる勢いの雨が降るとは限らない。軽い雨だと、一晩中降っても大して雨水は溜まらない。タンク二つで9000リットルの水が溜めれるが、それで、私、ワーカーさん3人、ガードマン2人、犬6匹、猫4匹、バッファロー1頭の生活を約4ヶ月支えないといけない。お風呂もバケツ行水、料理も溜め水を使用。無駄な水の使い方は、一切していない。

蛇口をひねってすぐ水が出ていると、水が「もったいない」など考えもしないと思う。でも、ヒィヒィ言いながら水を家の中に運び込んで来て、その水を使うとなると、そう簡単に無駄使いなど出来ない。水を流しっぱなしにしている人は、一度、70リットルの水タンクに何度も往復して水を運んでみるといいかもしれない。この重労働は7回ほどトイレを流すとすぐなくなってしまうのである。

電気はなけれど生活はしていけるが、水がないと生活は出来ないのである。

みんな、もっと地球の水を大切に使って欲しいと願う。


↑雨水を溜める、我が家の雨どいと貯水タンク。

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   by mottainai-lab | 2008-06-18 10:34 | 滝田明日香 | Trackback | Comments(1)  

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