和菓紙「春昼」/永田哲也

福岡市では桜が開花したそうですね。

1953年の観測開始以降最も早いとか。

春ですね・・・・!

そんな、春風にのって、永田さんからお知らせをいただきました☆


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和菓紙三昧は、和紙という素材・和菓子というモチーフ、

その制作の工程に至るまで全て自然美との融合が基となっております。

自然の中に美しく佇む強羅花壇にて展覧会を開催致します。

春分の日の日差しの下、白く軽く麗らかな作品をご堪能ください。


■ 永田 哲也展 和菓紙「春昼(しゅんちゅう)」
■ 日時 / 2009年3月21日(土)~29日(日)9時~18時
■ 場所 / 強羅花壇
 
※3月22日(日)のみ大広間「富士」での展示あります。
別途強羅花壇主催の昼食会の申込が必要となります。
 くわしくは、コチラまで。


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永田さんの作品をMOTTAINAI SHOPで見ることができます!
是非見てみてください☆⇒コチラから!

*MOTTAINAI Labスタッフ*

   by mottainai-lab | 2009-03-13 18:52 | 永田哲也 | Comments(0)   

おめでた尽くしのインスタレーション

明けましておめでとうございます。

和紙アーティストの永田哲也さんから
おめでたいインスタレーションのお知らせを頂きました。

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■おめでた尽くし 日の出波

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大きな円形の波形とその中央を日の出を連想させる空をイメージした作品です。

1月7日まで箱根国際温泉旅館・[強羅花壇]正面入り口にて
お正月飾りインスタレーションを展開中です。


■ 永田哲也展「日本の記憶」2009 春風

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2009.1.6(火)~1.11(日)
GALLERY le bain にて

ギャラリー ル・べインの事始めは、永田哲也さんの和菓紙三昧です。
春風に乗せてパテオには凧が舞い、ギャラリーでは白く、軽く、清浄な
作品が揃い踏みます。小箱や壁飾り、ぽち袋など、新作の小物たちを取り揃え、
お待ちしています。

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■ 「NIKKEI DESIGN」1月号

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発売中の「NIKKEI DESIGN」1月号の表紙には
永田さんの作品が掲載されています。

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お正月気分満点の、永田さんの作品を間近でみるチャンスです!
ぜひ足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

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2009年も、MOTTAINAI Lab研究員ブログを
どうぞよろしくお願いいたします!

                          *Labスタッフ*
   by mottainai-lab | 2009-01-02 16:26 | 永田哲也 | Comments(1)   

もうすぐお正月/文:永田哲也

12月24日(水)までオリエンタルホテル広島で開催されている
みたてもの展~もうすぐお正月~』という展覧会に作品を出品しています。

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●『みたてもの展~もうすぐお正月~
開催場所:オリエンタルホテル広島『オリエンタルデザインギャラリー』
開催期間:12月24日(水)まで
入場無料
   by mottainai-lab | 2008-12-08 16:24 | 永田哲也 | Comments(1)   

■鯛や鮃の舞い踊り/文:永田哲也

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写真の鯛や鮃(ひらめ)の舞い踊りは、昨年11月に赤坂の虎屋ギャラリーで開催された「和菓子アート展」に参加させていただいたときのインスタレーション作品です。

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もったいない和菓子の菓子木型をたくさん使用しました。自分で持っていた木型に新たに収集したもの、お菓子屋さんに協力していただいたもの、虎屋さんの木型もお借りして制作に入りました。気がついたら500丁以上の種類の木型から重複のないように和紙で型取って構成するという、もっとも贅沢な見せ方を選んだのです。

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すべてが昔使用されていまはもう使われなくなった木型たちです。日本人が彫って菓子にして家族で祝って食べた。そんな記憶で成立した初めてのジオラマ風景の完成でした。

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時代も場所も飛び越えて一つの空間にとけ込んで新たな風景として存在する。これは、まぎれもない我々日本人の臭いのようでカタチのない、それでいてリアルな姿だと思います。

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   by mottainai-lab | 2007-11-30 15:15 | 永田哲也 | Comments(0)   

房州団扇/文:永田哲也

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もはや暦上では小雪だが、今年の夏はとても暑かったことを覚えています。今夏はアトリエのエアコンがとうとう動かなくなってしまい新たに購入しました。夏といえば、昔は団扇(うちわ)がつき物。私のアトリエはいまでも団扇です。とはいっても、涼をとるためではなく、団扇を制作しているのですが……。

その団扇は、和菓紙団扇といって和菓子の木型を和紙で型取って骨に貼ってこしらえたもの。大きな跳ね鯛や海老、日の出松、鶴、亀、松竹梅のほかに、四季折々の花や果物などをモチーフとし、反立体の形状がぼっこり出っ張った飾り団扇なのです。

これは房州団扇といって、千葉県館山市を産地とし、京都、丸亀(香川)と並ぶ日本三大団扇の一つ。しかし、技術継承の衰退に歯止めがかからず、いまでは2、3軒を残すのみとなっています。こんな団扇は世界中探しても珍しく貴重な存在でなくなるともったいないものです。当然、型を取るための菓子木型はもったいないですが、この団扇の竹の骨ももったいない。

房州団扇は、土地特有の弾力のある丈夫な丸竹を細かくさいて広げて骨とする。これは京都や丸亀とはまったく違う骨なのです。最近は中国産の同じ形の骨が安く大量に出回っていて汚れもなく艶があり日本産よりもよく見えたりします。

でも、中国産はしなる強さがなく、制作段階で煮てしまうので一発で折れてしまいます。いつも骨を作っていただいている浦崎さんの作業場でこの光景を目の当たりにして以来、少々荒々しくしてもやはり日本産(本物)は違うと確信が持てました。

その浦崎さんに以前『日経デザイン』という雑誌の記事で私の和菓紙団扇のページを見てもらいました。それは見開きで左が団扇の写真、右にはエアコンの写真。この両者で現代日本のデザインの姿を表現したものでした。

浦崎さんの口から何十軒とあった団扇製造業者の衰退の歴史が語られました。衰退のきっかけは扇風機、そしてエアコンの普及でした。私は何か歴史がグルーッと一回りしたような錯覚を覚えました。

「現実的には間に合っている、なのにどうしようもないのか」

そんな独りごとを心の奥のほうで言っていました。今年、団扇職人がまた一人亡くなられたそうです。

ともあれ私は、今年もなんとか和菓紙団扇を制作することができました。そしてたくさんの人のご協力でさまざまな人に出会い、団扇たちが新しい歴史を刻んでいることと祈っています。皆様に感謝。


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   by mottainai-lab | 2007-11-26 14:05 | 永田哲也 | Comments(0)   

跳鯛/文:永田哲也

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写真の和菓紙団扇(うちわ)の鯛の木型は、ある職人さんが晩年に彫ったものです。仕事がなくしょんぼりしているご主人のために、奥様がほかの人に依頼されたと偽って注文したとのこと。

久しぶりの大きな鯛の仕事。木型を見るといまにも飛び跳ねていってしまいそうな力強さと躍動感があります。しかも緻密で繊細な仕上がりも見逃せません。これは、木型職人の家系に生まれた渡邉俊夫さんの仕事です。

代々、虎屋をはじめ老舗の和菓子屋の木型を彫ってきた渡邊家の仕事は、江戸時代から続き日本全土に広がった和菓子木型の歴史そのものではないかと思います。常に王道(中心)を進みオリジナリティーを追求してきた渡邉家。その姿勢はいつの時代も人々の心に影響を与え続けています。

ちなみに、いまも渡邉さんの木型で打ったお菓子が赤坂の虎屋さんの店頭を飾っているのです。この跳ね鯛の木型も虎屋さんに保存されています。私はもったいない一心から展覧会のための型としてお借りしました。そして、この夏数本の団扇に仕上げたのです。

今回、MOTTAINAI Shopのご協力もいただき皆様に紹介します。よろしかったらぜひ皆様のこれからの生活にお役立てください。



MOTTAINAI Shop 永田哲也作品
   by mottainai-lab | 2007-11-20 12:41 | 永田哲也 | Comments(0)   

五感でアート展の「もったいない展示空間」/文:永田哲也

写真は現在、長野信濃美術館で開催されている展覧会「五感でアート展」でのインスタレーションです。
私は、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚の五感のうち、味覚のコーナーを担当しています。

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今回は特別に全国の和菓子木型に加えて、長野県のお菓子屋さんに協力を依頼し、この土地特有の木型を型取らせていただきました。
長野のお店にお借りした菓子型の合計は数百と、どこも制作意図をご理解いただき快く貸してくださいました。感謝いたします。

諏訪周辺では、諏訪大社のお菓子型や御柱祭りの菓子型、岡谷では昔の製糸業をしのばせる製紙会社の繭玉の形のお菓子や安全第一などの標語が彫られた木型もあります。

また、栗落雁などで有名な小布施では信州を中心に栄えた観光地巡りの菓子型といったものもありました。それらは広大な長野県の厳しさや人々の生活との関係が伺えるものたちでした。

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写真のお店は、岡谷の精良軒さんのおかみさんと若旦那さん、美術館の学芸員の足立さん、スタッフの町野君と数百丁の菓子型を選ばせていただいたあとに記念撮影したものです。

ちなみに感謝の菓子型はここのものです。ありがとうございました。さまざまな人々のご協力のもと貴重な機会が“もったいない展示空間”を成立させています。

皆様もお誘い合わせのうえ、善光寺参りのついでにご高覧頂ければ幸いです。

五感でアート展
   by mottainai-lab | 2007-11-10 18:10 | 永田哲也 | Comments(0)   

金魚鯛 / 文:永田哲也

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写真のコロコロとした鯛は、和菓子の木型から型取った私の作品です。
平らな台や手の平の上に乗せて揺すると・・・・ビクビクと活きているように動きます。
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「ビクビク金魚鯛」と名付けています。
金魚サイズの鯛なので「ビクビク金魚鯛」。隣は同じく手のひらの上で動く「ビクビッ栗」。

今では使われなくなった昔の和菓子の世界のお話で、
何処かの和菓子屋さんが雛祭りのお祝いに女の子の成長と親の願いを込めて一生懸命創っていた金華糖(※1)の鯛。
その木型に込められた日本人の記憶。

型はすり減り今ではひびも入っていますが、
どれほどの年月、どれだけの子ども達の心とおなかを満たしてきたことか、
今となっては木型から想像するのみです。
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我々の食文化の中でお菓子は欠かせない楽しみのひとつ。
そんな世界をもっともっと楽しもうと様々な意匠が考案され、伝えられ、日本全土に広がりました。
こんな日本人の記憶を蘇らせて再び現代、私達が使って楽しむ。
そんなコンセプトでkiokugami和菓紙三昧(※2)は生まれました。

素材や見え方は変わっても日本人の祝いの気持ちや人生観、自然の取り込み方や感性はいき続けています。
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[画:永田哲也]


註1)金華糖・・・鯛や野菜、果物などを型取った砂糖菓子。節句などのお祝い事の際に用いられ、以前は日本の各地で作られていましたが、最近ではほとんど見られなくなっています。

註2)“日本の祝いの形“を和菓子の木型から和紙に型取った永田さんのシリーズ作品。

   by mottainai-lab | 2007-06-15 17:45 | 永田哲也 | Comments(3)   

MOTTAINAIで連想すること・・・

文/永田哲也

1.身体の大切な部分の丸い玉。
  しっかりと掴んでおかないと両の手から滑り落ちてしまう玉。
2.手中にあるときは気にならず、手放すと無性に悔やまれる記憶。
3.子供の頃はアイスクリーム。
  大人になると絶好のチャンスなどに化ける。

他に親の愛、妻の存在など。
持体内とも書く。

永田哲也
   by mottainai-lab | 2006-11-15 19:09 | 永田哲也 | Comments(2)   

プロフィール

● 永田哲也(ナガタ テツヤ) 和紙アーティスト

a0083222_0511923.jpg1959年大阪府生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。主に和紙という素材を駆使して「時間」、「空間」をテーマにものごとの現実的な表皮の採集から視覚的、触覚的な記憶イメージへの関係を三次元の立体もしくはエンボス作品で表現、展開している。最近は活動の場を「日本の記憶」をテーマにインテリアやギフト、ファッションなど日常の生活空間への展開を試みている。第8回現代美術今立紙展佳作賞、エンバ賞美術展新人賞、第3回INO紙のことば展、チバアートNOW94、玉川高島屋アートウォール、他。現在、東京造形大学非常勤教員を務める。
   by mottainai-lab | 2006-10-31 12:00 | 永田哲也   

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