例えば、会社の受付ってそもそも「もったいない」存在ですよね。会社の顔に当たる部分ですが、お客さんを出迎えるだけしか機能を果たしていない。
うちの会社で受付を作るときに、受付は欲しいけれどわざわざそのために受付嬢を雇うのが「もったいない」。しかも、うちくらいの小さな規模だと応募もなかなか集まらない。どうしたらいいのかと考えた結果、お金を稼ぐ受付があってもいいんじゃないかと思って。
この街はいつもランチ難民があふれている。それだったら受付を兼ねたパン屋さんをやってみようと思ったんです。そうすれば会社の存在が街の人たちに喜ばれるし、街のアイコンになるから道案内をするときの目印になる。自分たちもお腹がすいたときにパンを食べられる。受付をパン屋さんにすることでいろんな問題をクリアできて、しかもみんながハッピーになれる。うちの受付嬢は社内では店長と呼ばれてますよ(笑)。
パンを買いにきたお客さんが見たら不思議に思いますよね。パン屋なのにいろんな人たちが受付を通って中に入っていく。「いったいこのパン屋は何だろう?」って。だから、受付を通るときに隠れ家バーに入るようなメンバーシップ感も味わえてしまう。
最近は受付を簡略化して電話だけを置いている会社も多いじゃないですか。それもどこか寂しい。会社の顔である受付が、受付以外の機能を持ったら世の中がもっとハッピーになると思うんです。

受付がパン屋さんを兼ねている小山さんの会社「オレンジ・アンド・パートナーズ」
*****************************
<Labスタッフからのお知らせ>
小山さんが脚本を手がけた映画「おくりびと」が全国絶賛公開中です!!
●「おくりびと」公式サイト
出演:本木雅弘、広末涼子、山崎努ほか
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
音楽:久石譲



































