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がんと生きる

日本イーライリリー株式会社が主催する

「第7回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」の授賞式が開かれ、

取材してきました。

がんと診断された人、その家族、友人が対象で、

「がんと生きる、わたしの物語。」をテーマに、絵画、写真、絵手紙を募るコンテストです。


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(SNSで使用できる写真が限られているため、開会前の会場のようす)


受賞された方の作品からはそれぞれの“がんと生きる”思いが伝わってきます。

野生の鹿がまっすぐに、ただただ優しい眼差しを向ける写真を撮影された方は、

肺がんを治療された67歳の男性。

息苦しい中でもカメラを持って歩き回り、

この鹿との出会いが、抗がん剤の副作用やその後の日々を癒してくれたと言います。

「ウインクしているわたしのおっぱい」という絵手紙を書いた女性は52歳。

乳房を摘出したあとの横一直線の傷を見るのが辛かったけれど、

「左のおっぱいはウィンクしてるんだ」と思うと気持ちが楽になった、と。

「わたしの左のおっぱいは先に神様のもとへ行きました。

次に会うときは“あなたが居なくてもわたしは生き抜いた”と笑顔で伝えたい」

という言葉からは、がんと生きる力強さと、

「落ち込んだりクヨクヨするのが面倒なくらい、めんどくさがり」と本人が話す通り、

前だけを見て元気に進むパワーが感じられます。

他にも、乳がんのお母さんに見てもらいたいという思いで撮影した北海道の風景や、


一緒に出かけた靴屋さんで

「もう歩くこともないから、新しい靴はいらんから」

と落ち込まれていた大腸がんのお母様が最近元気になり、

「靴を買いに行こう」と言っている。

その、“いま歩くことができるしあわせ”を絵手紙にした、という作品など、

受賞作品にはたくさんの“生きる”が溢れていました。


病気でも、健康でも、大切なのは“どう生きるか”だということをつくづく感じます。


自分のいのちと向き合うとき、たいせつなひとのいのちと向き合うとき、

それが不安や悲しみや苦しみだけの日々になるか、

生きがいを持ったその人らしい日々となるかで、本人や周りの人生は大きく変わります。


とはいえ、がんはやはり大変な病気でもあり、

何度もがん治療している私の父を間近で見ていても、そう思います。

家族の心もざわつく病気です。

こうした作品を見ることで、多くの人が、多くの人の“がんと生きる思い”を共有し、

それを支えていける社会になれたら、と、

受賞者の作品とメッセージを通して強く思いました。

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「リリー・オンコロジー・オン・キャンバス」の作品が掲載されています。

ホームページ → こちら

facebookページ → こちら


(主催:日本イーライリリー株式会社)


by mori-mado | 2017-07-10 18:05 | 医療キャスターのおしごと | Comments(0)

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